映画「乱気流 グランド・コントロール」あらすじ,ネタバレ,レビュー

　元管制官のジャック・ハリスは、5年前に自分が担当していた機が着陸に失敗して乗員乗客全員が死亡したということに、彼には責任はないのだが、大きな責任を感じ、トラウマとなっていた。そんな彼に元同僚のTCが忙しいクリスマス休暇だけ、応援に来て欲しいと訪れた。一度は断るが、TCのたっての願いと管制官の仕事を忘れられない彼は管制室を訪れる。だが、ほとんどの管制官は彼を歓迎はしなかった。

　ただでさえ忙しいのに、ポイント取りの管制室長がよそから多くの飛行機をこの空港に回したために空と管制室では以上に混乱していた。さらに、システムの老朽化によりコントロールの限界に来ていた。

　ジャックは久しぶりの仕事に喜びを感じていたが、事故当日の状況が頭をよぎり集中できない。だがなんとか忙しい状況を乗り切り、もう大丈夫だろうと思えたとき、最大の危険が訪れていた。一機のジャンボジェット機の計器が故障し、文字どうりの盲目状態。着陸成功の確率はほとんどゼロに近かった。このトラブルにジャックは過去のあの事故の状況を重ね、なんとか着陸させようと他の管制官と共に努力し、無事ジャンボ機を地上へと戻すのだった。