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映画『CHILDREN OF MEN』「トゥモロー・ワールド」<2006年:日本,イギリス,アメリカ>

ATTENTION:T's Theaterでは映画作品のあらすじだけでなくストーリーのネタバレを結末まで記載しています。映画レビューはストーリーの下方にあるので映画をご覧になっていない方はお気を付け下さい。

映画「トゥモロー・ワールド」あらすじ,ネタバレ,レビュー

作品データ

IMG from Amazon

原題:

CHILDREN OF MEN

邦題:

トゥモロー・ワールド

製作年:

2006年

製作国:

日本 イギリス アメリカ

上映時間:

ジャンル:

ドラマ 戦争もの

あらすじ

この映画にはtoikun以外のレビューはまだありません。

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詳細作品データ

主要登場人物

    主要登場人物配役(役名俳優)
  • セオ・ファロンクライヴ・オーウェン
  • テロ組織フィッシュのリーダー・ジュリアンジュリアン・ムーア
  • セオの友人ジャスパーマイケル・ケーン
  • 奇跡の妊娠をするキークレア・ホープ・アシティ
  • キーを支えるミリアムパム・フェリス
  • フィッシュの副リーダー的存在リュークキウェテル・イジョフォー

アカデミー賞

受賞:なし

脚色賞ノミネート: Alfonso Cuarón, Timothy J. Sexton, David Arata, Mark Fergus, Hawk Ostby

撮影賞ノミネート: Emmanuel Lubezki

編集賞ノミネート: Alfonso Cuarón, Alex Rodríguez

スタッフ(製作・監督・脚本・撮影・音楽)

Producer:Hilary Shor, Iain Smith, Tony Smith, Marc Abraham, Eric Newman
製作:
Director:Alfonso Cuarón
監督:
Writer:Alfonso Cuarón, Timothy J. Sexton, David Arata, Mark Fergus, Hawk Ostby
脚本:
Cinematographer:Emmanuel Lubezki
撮影:
Original Music:John Tavener
音楽:

キャスト・出演者

Cast:Clive Owen, Julianne Moore, Chiwetel Ejiofor, Charlie Hunnam, Clare-Hope Ashitey, Pam Ferris,Danny Huston, Peter Mullan, Michael Caine, Oana Pellea, Paul Sharma, Jacek Koman
出演:

ストーリー・ネタバレ

 2027年。世界のあらゆる都市は崩壊していた、イギリスを除いては。だが、そのイギリスも戦火とは無縁ではなく、テロ組織”フィッシュ”と抗争は続いていた。そして世界中の人々が、戦火少ないイギリスに不法に上陸していて、政府はことごとく不法入国者を拘束していた。フィッシュは不法入国者の人権を主張していた。

 また、何らかの原因で女性は妊娠しなくなり、18年前にディエゴが生まれたのが最後であった。

 ロンドンに住む男セオ・ファロンの身も安全というわけではなかった。彼が行ったコーヒーショップが爆破され、危うく難を逃れたのだ。セオは森林に隠れ家を持つ友人のジャスパーと会って、束の間の平和を感じていた。

 そんなセオが街に出たとき、誘拐された。誘拐したのはジュリアン女史率いるフィッシュであった。セオとジュリアンとは、20年前に一緒に活動していたつながりがあった。ジュリアンは、セオの親戚である文化大臣を通じて、イギリスを合法的に歩ける通行証を手に入れろと要求た。お金を使って。フィッシュとしてはある女性に通行証を渡したかったのだ。

 解放されたセオは大臣に会って、通行証を手に入れた。その後セオはジュリアンに会い、フィッシュのメンバーのリューク、ミリアム、そしてフィッシュが通行証を渡したがった女性キーに会った。5人で車に乗って出かけた。彼らが襲われたのは、森林道を走っている途中だった。ジュリアンが頭を撃たれて死んだ。何者かを何とか退けるセオ達。その後、パトカーに見つかり、制止を求められて止まったセオ達。だが、リュークが警官を撃ち殺してしまった。その後、彼らはフィッシュのアジトへと行った。

 セオはアジトの農場の納屋に呼ばれた。呼んだのはキーであった。彼女は服を脱ぎ自分の裸を見せた。彼女はなんと妊娠していたのだ。フィッシュの中では、キーの妊娠について激しい議論が続けられていた。あるものは政治的に利用しようとも考えていた。だが、セオはこれを公表するべきだと言った。リュークは、キーに自分で選択しろと言い、キーはここで生むと言った。

 夜、目が覚めたセオ。リューク達が話している内容を盗み聞いた。それによって、ジュリアンを殺したのは他ならぬフィッシュの仕業だと言うことが分かった。リューク達とジュリアンの思想が違っていったために殺したのだ。そしてセオも殺し、生まれたキーの赤ん坊を奪って利用すると話していた。セオは眠っていたキー、そしてキーの面倒を見るミリアムを起こして、一緒にアジトから逃げようとする。リューク達が気づいて邪魔をしたが何とか逃げ切ったセオ達だった。

 セオは、身の安全のために隠れ住むジャスパーを訪ねた。そこでミリアムは、キーを送り届けるヒューマン・プロジェクトと、そこへ行くための船のことを話した。ジャスパーは、不法外国人収容所に無事に入れるように手配してくれた。

 セオ達がくつろいでいるとき、隠れ家に近づく人たちを探知したアラームが鳴った。フィッシュのメンバーであった。ジャスパーはセオ達を逃がした。そしてフィッシュに撃たれて死んだ。それを隠れて見守ったセオは、ジャスパーの意志のためにも、キーを送り届けようと誓った。

 キー達は、ジャスパーが言った廃校へ着いた。そこへやってきたのはイギリス軍の男だった。キーは聞かされていた合い言葉を言って、その男に気づかせた。男は収容所向かうバスところへとやってきた。その後、セオとキー、ミリアンは収容所へ向かうバスに乗った。キーは陣痛がきていた。乗り込んだ兵隊のキーへの気をそらさせるために、ミリアンは自分の身を犠牲にした。キーとセオは収容所にやってきた。

 陣痛の間隔が短くなるキー。セオは兵隊の男から言われた女性マリカに会い、その女性から部屋を案内させられた。そこでキーは女の子を生み、セオが取り上げるのであった。人類にとって、実に18年ぶりの出産であった。

 次の日。収容所の街にフィッシュが潜入した。そしてフィッシュを叩くためにイギリス軍も、すごい武力を持ってやってきた。フィッシュの蜂起が始まった。リューク達はセオ達を発見した。そしてキーと赤ん坊をセオから離れさせた。セオにフィッシュの銃口が向いた。その時にイギリス軍の攻撃が起こり、セオは逃げ出した。

 イギリス軍とフィッシュとの攻防はすさまじいものがあった。セオはなんとかキーと赤ん坊を守り抜こうと、彼女たちを捜した。そして見つけ出した場所は、銃弾の飛び交う戦火の最前線のビルであった。セオはキーを連れ出した。途中、イギリス兵と出くわすが、赤ん坊を抱えるキーと、彼女を守るセオに手を出す兵はいなかった。

結末・ラスト

 その後、マリカのおかげで手こぎボートを授けられたセオ。彼らが目指すのは、ヒューマン・プロジェクトに向かう船、トゥモロー号であった。

 出血が見られた。赤ん坊?キー?セオであった。戦火の中でセオは腹に銃弾をくらった。キーと赤ん坊がトゥモロー号を見たのは、セオの意識が遠のき、逝ったあとであった。

レビュー・感想・解説・評価

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 P.D. ジェームズの小説を元に、「大いなる遺産」や「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」などを監督したアルフォンソ・キュアロンがメガホンをとった、近未来を舞台にしたドラマ。主人公のセオに扮するは、今もっとも波に乗るイギリス人俳優クライヴ・オーウェン。他には、4度オスカーにノミネートされたジュリアン・ムーアが、ほぼ序盤で殺されるフィッシュのリーダーのジュリアンを、オーウェンの先輩であるオスカー俳優であるイギリス人俳優のマイケル・ケーンが、セオを守る世捨て人ジャスパーを、そして”人類の子供”=奇跡の子供を授かる女性キーに扮するは、パム・フェリスなど。

 オスカー3部門にノミネートされるという、とても高い評価を得た今作である。だがtoikunには、この映画の持つ意図が汲み取れなかったのか、とても良い作品には見えなかった。頭が余りよくないtoikunにとっては、難しかったらしい。つまらなかった。

 見終わった今、思い出して無理矢理作者の意図を考えてみると、聖母マリアのようなものが描きたかったのか?もしそうなら何のために?この映画の意図が分かった方は、是非toikunに教えていただきたい。

 作中ですごいなと思ったのは、いわゆる”長回し”である。この長回しについては、wikipediaに詳細がのっているので、そちらを参照してもらおうと思うが、臨場感たっぷりである。

 wikipediaによれば、完全な長回しではなく、テイクを貼り付けたものだとある。だがこれが分からないのである。とても巧い撮影、編集だ。思わず息を呑む。

 映画の評価は人それぞれ違うので、toikunのを押しつけるつもりはない。だから見るなとは言わない。レンタルをして100分ちょっとを楽しんで欲しい。

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『映画ファン』さんのレビュー・評価

投稿日時:20??/??/?? 15:59:46

4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆

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