映画「パフューム ある人殺しの物語」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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受賞:なし
ノミネート:なし
ストーリー・ネタバレ
ジャン=バティストは1738年7月17日にフランス・パリの魚市場で生まれた。彼の母親は、子供を産んでは捨てて見殺しにし、ジャン=バティストは4、5人目の子供であった。多分に漏れず、彼も生まれてきたものの、魚市場の一角に捨てられた。だが、幸か不幸か、彼は他の人々に見つけられた。母親は死刑となり、ジャン=バティストはマダム・ガイヤールに引き取られた。
マダムは孤児を引き取っては、その世話を見る事で金をもらって生活をしていた。孤児たちにとっては、マダムの家での生活は酷いものであった。金にしか執着をしないマダム。そんな生活の中、ジャン=バティストは自分の奇妙にはない能力に気がついた。様々な匂いをかぎ分ける事ができるという能力に。それは世界に2人といない能力であった…。
ジャン=バティストは、13歳になった。食い扶持がかかり嫌気がさしたのか、マダムはジャン=バティストを皮なめし業の親方グリマルに売り払った。金をもらって帰る途中マダムは強盗にあって、殺された…。
皮なめし業はとても過酷だった。何年も耐えられる人はそうはいなかった。だが、ジャン=バティストは1日に15~6時間も働きながらも、なんとか生きていた。
そんなジャン=バティストが、ある日親方と街に出かけた。その街で何とも言えない香りを嗅いだのだ。香水の店をジッと見つめるジャン=バティストがいた。彼はその中でも、格段にいい匂いをまとった女性に気がついた。果物売りの貧民の女性。ジャン=バティストはその女性の後を、匂いに誘われるがごとくついていった。そして女性に気付かれると、ジャン=バティストは手を取り、無心に香りを嗅いだ。そんな彼を怖く思った女性は逃げ去るが、女性の残りがをたどったジャン=バティストは、女性の居る家にたどりつき、再び香りを嗅いだ。女性に気付かれ、大声を上げられそうになるが、口を塞ぐジャン=バティスト。他の家人はそれに気付かずに出かけた。ジャン=バティストが女性を見ると、彼女は死んでいた。ジャン=バティストは殺してしまったのだった。
親方の家に戻ったジャン=バティストは、親方に、勝手に自分の側を離れた事を激しく叱りつけられた。
ある日、親方になめし革を届ける用を言いつけられるジャン=バティスト。なめし革を持っていったのは、かつて香水の作成で財をなした、イタリア人のジョゼッペ・バルディーニのところであった。今ではバルディーニの店には客はなく、かつての面影は見る影もないが…。そのバティストの香水研究室になめし革を運び込んだジャン=バティストは、バルディーニが研究していた他人作成の香水の成分を全て言った。それに驚くバルディーニ。ジャン=バティストに何かを思ったのか、バルディーニは調合してみろと言った。ジャン=バティストはその香水の調合までしてしまった。ただただ驚くバルディーニ。そしてジャン=バティストは、その今一番流行の香水よりも、更にいい香りの香水を作れると言って、作成した。バルディーニは匂いを嗅がずに、ジャン=バティストを帰した。その後、その香水の匂いを嗅いだバルディーニは、最高の気分を味わった。
バルディーニは、その後、雇って欲しいとその時に言っていたジャン=バティストを雇い入れた。彼を売った親方は死んだ…。
ジャン=バティストを雇い、バルディーニは自分のノウハウをジャン=バティストに教え、彼が作った香水によって再び活況を呈すバルディーニの店。
ジャン=バティストは、”香りの保存方法”にとても興味を持っていた。 そんな彼が真夜中に香りを保存する事を実験していたとき嘆いた。どんな匂いでも保存できると言っていたバルディーニの言葉に嘘を感じたからだ。その後、ジャン=バティストは病に伏せるが回復した。全ての匂いの保存方法をバルディーニに聞くが、彼にはただ冷浸(れいしん)法という言葉しか知らず、それでも香水調合士の都であるグラースへ行けば分かるのではないかと教えた。
そこへ行くには”職人証明書”が必要だった。バルディーニはそれをジャン=バティストに書くかわりに、100の香水の調合方法を聞き出した。
証明書を持ち、グラースに向け旅立つジャン=バティスト。彼の離れたバルディーニの家は崩れ、バルディーニは死んだ…。
グラースへ向かう途中の野宿。ジャン=バティストは自分には体臭がない事に気がついた。それは彼にとって、彼のこの世の存在証明がないことに等しかった。ジャン=バティストは、グラースへの行く目的を抱えながらも、自分の存在を証明する方法も考えていった…。
ジャン=バティストはグラースに到着した。そこで下働きをしながら、美しい女性の匂いを集めていった。女性たちを殺して邪魔をされないようにして…。
殺人事件が続き、グラースの街も穏やかではなかった。街の実力者で香水製造業の長リシも、街一番の美貌を持つ娘ローラがいるために気が気ではなかった。街で会議を開き、パリの警察に捜査を協力しようとも他のものに言った。
そんな中、犯人が捕まり自白したという知らせがリシの元に届いた。グラースの人々はとても安心した。だがリシは違っていた。これは警察による、拷問の結果で嘘だと信じていた。事実、ジャン=バティストが捕まったわけではなかった。
リシは、ローラと共にグラースの街を出て宿に泊まった。次の日に、修道院に行かせて、その後、ローラを愛する実力者に嫁がせて、彼女を守るためだった。ジャン=バティストは、ローラの香りがグラースからなくなったのにすぐに気がついた。彼はすぐさま残り香を追った。
夜になり、リシはローラの部屋にカギをかけて、床についた。朝。リシがローラのいる部屋のカギを開けると、そこには無惨なローラの遺体があった。とても嘆くリシであった。リシはすぐさま他の人々と共に、犯人、ジャン=バティストを探し当てた。
捕まったジャン=バティストは、匂いが欲しかったと犯行を認め、リシは死刑が待つ事を言った。
世間を騒がせた大量殺人犯の公開死刑。老いも若きも大勢の人々が集まった。キリスト教会の人も。投獄されているジャン=バティストが死刑場に向かうとき、彼は隠し持っていた香水をそっと自分にかけた。刑務官の様子が変わった…。
ジャン=バティストが死刑場についた。とてもその身分に添わない格好。彼にかかった香水の香りに近くの人々は、”酔った”。そして死刑台にあがったジャン=バティストは、ハンカチに香水をつけ、ハンカチを集まった人々に向けて放った。人々はみるみる”酔い”、ジャン=バティストを無実、そして天使と言い、服を脱ぎ他者と愛し合った。それを見ていたリシは、自らジャン=バティストに手を下すために、彼に近づいたが、リシもまた酔ったのであった。
ジャン=バティストはそこから姿を消した。彼の存在の夢のように忘れた人々は殺人犯を、ジャン=バティストを雇っていた男ドリュオーと決めつけ、その男は死刑となった…。
結末・ラスト
翌日。残されたのはジャン=バティストの衣服、そして香水のビンだけであった。時に1966年6月25日のことであった…。
レビュー・感想・解説・評価
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]パフューム=香水である。これがどんな殺人につながるのか関心があった。それが香水を作る過程=匂い集めでこうなるとはね、うん、おもしろかった。”唯一無二の嗅覚の才能”以上のちょっと異常な”嗅覚レーダー”なんかは、一瞬しかマイナスにならなかった。よくよく考えれば、突飛なんだけどね。
シーンとして、序盤、プチグロシーン、そして、全般にわたり、性的な感情は沸かなかったが、女性のヌードがあるのでペアレンタル・ガイドは必要だが、若い人も含めて皆にお勧めしていい映画である。
問題の?大勢のエキストラのヌードのシーンは、確かに圧巻。数々の映画を見てきたが、こんなシーンは初めてだった。
最後に、他のこの映画のレビューを見ていないので、言うのもあれだが、ダスティン・ホフマンは、その鼻の大きさによって、この今作の香水調合士の役に選ばれた…そう思いたい(笑)。
2007/09/12
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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