映画「エグゼクティブ・デシジョン」あらすじ,ネタバレ,レビュー

　ナジ・ハッサン率いるイタリア系テロ組織がアメリカ行きジャンボジェット機をハイジャックした。彼らはアメリカに捕らえられている組織のボスの開放を要求してきた。アメリカ情報部のデーヴィッド・グラントは、テロリスト達は強力な殺傷能力を持つ神経ガスのDZ-5を持ち込んでいると予想。うかつに手を出せない状況になった。そこでテロ対策チームのトラヴィス中佐は部下を率いてグラント共に飛行中の機にテロリストに知られずに秘密裏に乗り移ろうと計画。すぐさま行動を起こすが、乱気流の影響によりトラヴィスはグラントにアメリカの運命を託して空の藻屑となる。

　乗り移ったグラント達はテロリストの人数を把握する共にDZ-5を発見、解体を進める。一方、アメリカ国内の上層部は機から連絡がないことから作戦は失敗と判断、組織のボスを釈放する。だが、ハッサンの目的はそれだけでなく、この毒ガスを使ってアメリカ東海岸の壊滅にあったのだ。それを知った上層部は大統領に、乗客もろとも機の破壊を提案、最悪の大統領決定が下された。

　機の中ではスチュワーデスのジーンの協力などにより着々とテロ対策網がはられる。だが、それを上層部は知らないためになんとか知らせなくてはならない。モールス信号を使って時間が欲しいと知らせる。そしていよいよ突入、ガスが作動されようとするも間一髪でそれを阻止。そしてなんとかテロ一味を倒して機を制圧するも、パイロットの2人は撃ち殺されてしまう。そこでグラントはジーンといっしょになんとか無事に機を着陸させるのであった。