映画「ヒーロー 靴をなくした天使」あらすじ,ネタバレ,レビュー

　小悪党のバーニー・ラプラントは世界中の不運を一人で背負い込んでいると思っている。そんな彼が目の前に墜落した旅客機から乗客たちを救い出した。そして名も告げず立ち去った。そのさい靴を片方なくしてしまった。野心的なTVリポーターのゲイル・ゲーリーも救われた一人だった。彼女は自分を助けたバーニーを探すが、なにせ手がかりは、現場で見つかったバーニーがなくした片方の靴だけ。もちろん顔も名前もわからない。一方、バーニーはホームレスのジョン・バーバーにこの話をうち明け、靴の片方をガソリン代にはなるだろうと彼にあげた。そのことで騒動が持ち上がる。ゲイルのTV会社が、”ヒーロー”に名乗り出たら100万ドルを提供すると言った。事情を知っているジョンは偽って名乗り出て一躍、時の人になる。そのことを知ったバーニーは腹が立つ。やがて罪悪感を感じたバーバーは自殺しようとホテルのはりにでる。そこへゲイルにつれてこられたバーニーがやってくる。彼はバーバーに、自分は有名にはなりたくないから賞金の少しをくれるだけでいいと、説得する。