映画「グラスハープ 草の竪琴」あらすじ,ネタバレ,レビュー

　コリン少年は母親を亡くし、父のいとこ姉妹に引き取られた。父も母親の死を嘆き自殺した。コリンは姉妹の姉ドリーに惹かれていった。この姉妹は年齢もけっこう取っていて独身だった。妹のヴェレーナはやり手の実業家の女性で、なにかと姉やメイドのキャサリンに指図していた。キャサリンはドリーと仲良しだった。コリンもすくすくと育っていったとき、ドリーは妹の言動などに耐えられなくなって、キャサリンとコリンを連れて家出、秘密の”樹の家”に住むようになる。心配なヴェレーナは街の保安官に探せと頼むも、当のドリー達は悠々自適、妻を亡くし老いの楽しみのないチャーリー判事や、ライリー青年も仲間に加わる。チャーリーとドリーは恋に落ち、彼女にプロポーズをしたり、キャサリンが逮捕されたりもする。だが、そんな生活も長く続くはずもなく、連れ戻しに来た保安官の誤った発砲によりコリンは肩を撃たれ、家出も終了。ヴェレーナは素直に自分の寂しさを告げ、姉妹は仲直りをする。そのことでチャーリーとドリーの結婚はなくなった。

　コリンの肩も治り、キャサリンも帰ってきてまた幸せな生活が続くと思えたハロウィーンを控えたある日、ドリーは脳卒中で倒れそのまま…。一家は、特にコリンは悲しみに暮れる。だが、時が悲しみを癒してくれる。コリンは作家を目指して、都会へと旅立つ事を決意。一家は慣れ親しんだ草むらへと出向き”草の竪琴”に耳を傾けるのだった。