映画「ニュートン・ボーイズ」あらすじ,ネタバレ,レビュー

　1919年、ニュートン兄弟の長男ウィリスは無実の罪で服役して出所してきた。三男のドックはまだ服役している。ウィリスは実入りの悪い仕事に嫌気がさし、刑務所仲間のグラスコックらと銀行強盗をする。しかし人数が少ないのでウィリスは弟のジェスとジョーを強盗に誘った。ジェスは乗り気だが、純粋なジョーはあまり乗り気でなかった。しかしウィリス達に巧くかつがれ、参加する。ウィリスら兄弟とグラスコックは、ニトロを使って金庫を爆破するという手口で次々と銀行から大金を盗んでいった。ドックも戻ってきて1920年代も、ますます大金を稼ぎまくるニュートン兄弟。また、ウィリスはルイスという美しい女性に恋をし、偽名を使い石油投資家として彼女の心をつかんでいく。だが、まもなく彼女に名のった名前が本名でないことがバレ、銀行強盗だと告白するウィリス。ルイスは、それでもウィリスを愛していたので彼の背景を受け容れ、いずれはやめてくれればと思う。

　ニュートン兄弟とグラスコックはメキシコにまで足を伸ばし、大金を手にする。彼らは足を洗おうと、石油の発掘に金をつぎ込んだが失敗、再び金がなくなってしまったのだ。このまま堅気になるのは余りにしがない。ウィリスは兄弟とグラスコックを誘ってシカゴに行く。シカゴでは友人が良い”仕事”を用意しているからだ。その仕事とは現金輸送列車を襲って大金を頂くというもの。これは郵便局の内部の人間の手引きで計画されたものだった。ニュートン兄弟とグラスコックは綿密な計画を立てて、列車を襲うことにする。しっかり足を洗ったと思っていたルイスは、ウィリスの計画を知り激怒するが、成功を祈る。

　いよいよ決行の日。計画どおり順調に進んでいるように思えた。しかし、ここで大きなアクシデントが起きた。大金は手に入れたのだが、グラスコックが誤ってドックを撃ってしまうのだ。数発の弾丸を受け、瀕死のドック。ウィリス達は彼を医者のところに連れていく。しかし、FBIにかぎつけられて、兄弟達のグラスコックは次々と捕まっていった。ニュートン兄弟は仲間は決して売らない、その信念を貫いていたが、このままでは罪状が重くなってしまうために、ウィリスは仕方なく取引をして、郵便局の人間ら計画の親玉達の名前を裁判で言って、ニュートン兄弟とグラスコックは刑期の短い判決を受けるのだった。