「DIE HARD」(ダイ・ハード)シリーズの紹介「ダイ・ハード」「ダイ・ハード2」「ダイ・ハード3」「ダイ・ハード4.0」
☆「DIE HARD」(ダイ・ハード)<1988:アメリカ>
☆「DIE HARD 2」(ダイ・ハード2)<1990:アメリカ>
☆「DIE HARD WITH A VENGEANCE」(ダイ・ハード3)<1995:アメリカ>
☆「DIE HARD 4.0《aka Live Free Or Die Hard》」(ダイ・ハード4.0)<2007:イギリス、アメリカ>
ダイ・ハード | ダイ・ハード2 | ダイ・ハード3 | ダイ・ハード4.0 | |
監督 | ジョン・マクティアナン | レニー・ハーリン | ジョン・マクティアナン | レン・ワイズマン |
監督の 代表作 | 「プレデター」 | 「クリフハンガー」 | 「プレデター」 | 「アンダーワールド」 |
悪役 (親玉) | ハンス・グルーバー | スチュアート大佐 | (ハンスの兄)サイモン・グルーバー | トーマス・ガブリエル |
悪役を 演じる 俳優 | アラン・リックマン | ウィリアム・サドラー | ジェレミー・アイアンズ | ティモシー・オリファント |
敵の 目的 | ナカトミ・ビルのお金の強奪 | 他国から護送されて来るエスペランザ将軍の奪還 | 連邦準備銀行の金塊強奪 | アメリカの銀行、政府の金の強奪 |
舞台 | アメリカロサンゼルスナカトミ・ビル | アメリカワシントンダレス国際空港 | アメリカニューヨーク | アメリカ東部各州 |
toikunの 評価 | ★★★★★ 5.0点/5点満点 | ★★★★☆ 4.5点/5点満点 | ★★★★ 4.0点/5点満点 | ★★★★☆ 4.5/5点満点 |
”ダイ・ハード”とは”なかなか死なない”の意。その、なかなか死なない男どころか、ぜったい死なない男、ジョン・マクレーン刑事が主人公の大ヒットアクションシリーズだ。マクレーンを演じるのは、 このシリーズでスターダムにのし上がったブルース・ウィリス。
1作目の監督はジョン・マクティアナン。2作目はレニー・ハーリン。1作目に負けないような素晴らしい演出を見せてくれた。そして3作目はまたマクティアナンに戻った。12年後の4作目では、新鋭のレン・ワイズマンになった。
シリーズのキャッチフレーズの様なものは”世界一ついてない男”である。ジョン・マクレーンのこと。いつもいつも”運の悪いときに、運の悪い場所にいる、運の悪い男”だが、結局は生き残るので”世界一ついてない男”と呼ぶには議論の余地があるだろう。
シリーズの主人公について述べよう。主人公はジョン・マクレーン刑事。”1”の感想の欄にも書いたことだが、このアクション映画シリーズの主人公=ジョン・マクレーンは決してヒーローではない。アーノルド・シュワルツェネッガーや、シルヴェスター・スタローン達が主演するアクション映画の様に、格好いいヒーローが登場するわけではない。ブルース・ウィリスが演じるジョン・マクレーンは、格好よくはないのである。敵達と闘いながら、何かというと悪態をつく。「何でオレばっかり…。」、「何でオレなんだ…。」このようなセリフを吐くのだ。またアル中だったり、妻のホリーとの関係が巧くいっていなかったり。このシリーズの認知度からか、後のウィリスが出演するアクション映画でも、同様なイメージを残す。
魅力的なアクション映画は魅力的な悪役がつきもの。さて、その悪役をあげていこう。”1”はハンス・グルーバー、イギリスのアラン・リックマンが演じている。劇場用長編映画デビュー作だが、その存在感は素晴らしい。アッという間にtoikunをとりこにしてしまった。”2”ではウィリアム・サドラー。スチュアート大佐の役だ。シリーズ中ではけっこう小振りな悪役ではないだろうか。それでもなかなか渋いところを魅せてくれるが。「ショーシャンクの空に」などでいい顔を魅せている。”3”ではとうとうアカデミー賞俳優が登場。そう、ジェレミー・アイアンズだ。彼もイギリス人。1作目のハンス・グルーバーの兄貴、サイモン・グルーバーの役である。彼は、とかくたるみがちなシリーズものを、しっかりと重厚なものにしている。なお、実年齢ではリックマンの方がアイアンズよりも年上なのである。そして”4”では、ティモシー・オリファントが演じた。まだまだ若手のオリファントだが、ストーリー上、好ましい判断だった。
シリーズでの、マクレーンの決めゼリフは「Yippee-ki-yea, mother fucker」である。日本語にすれば”やったぜこの野郎”ぐらいの意味であるが、とてもきれいな言葉とは言えないだろう。”1”では、ハンスとの無線のやりとりの時、”2”では、敵の乗った飛行機を爆発させたとき、”3”では、サイモンの乗ったヘリを墜落させたときに言う。そして”4”では、自分を羽交い締めにして銃を突きつけるガブリエルに、自分を撃って貫通した銃弾でガブリエルをやっつけるときに言う。
なお、この「Yippee-ki-yea」だが映画や海外ドラマなどで良く事が出来る。例示としてあげたいが海外のエンターテイメント番組で、釣れたマグロの総売価を競う一攫千金!巨大マグロ漁」シーズン6・第12話「争いの決着」25分33秒辺りで、ウィキッド・ピサー号のデイブがマグロがかかった時に言っている(…ヤラセも多々あるよね!?この番組…(笑))。
ダイ・ハード | ダイ・ハード2 | ダイ・ハード3 | ダイ・ハード4.0 | ||
ジョンの妻ホリー役 ボニー・ベデリア | 出演 | 出演 | 出演なし | 顔写真出演 | |
アル・パウエル巡査役 レジナルド・ベルジョンスン | 出演 | 出演 | 出演なし | 出演なし | |
TVリポーターソーンバーグ役 ウィリアム・アザートン | 出演 | 出演 | 出演なし | 出演なし | |
ジョンの娘ルーシー役 | テーラー・フライ | 出演 | 出演なし | 出演なし | 出演なし |
メーリー・エリザベス・ウィンステッド | 出演なし | 出演なし | 出演なし | 出演 |
上記のように出演者もかわった。”1”と”2”でマクレーンの奥さんを演じたボニー・ベデリア、粋なアフリカ系アメリカ人の警官を演じたレジナルド・ベルジョンスン、うざったいTVリポーターを演じたウィリアム・アザートンらが”3”では顔を見せていない。
2007年、最新作「ダイ・ハード4.0」が公開された。4000万ドルをもオファーされたとかという噂もあった続編。最先端の”デジタル”機器であるコンピュータを扱う敵に、”アナログの代表格”であるジョン・マクレーンが挑んだ。ジョン・マクレーンの勇姿も、今作が最後か?
20??.??.??
2019.10.23