映画「ショーシャンクの空に」あらすじ,ネタバレ,レビュー
あらすじ
この映画にはtoikun以外のレビューはまだありません。
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]
- 主要登場人物配役(役名/俳優)
- アンディー・デュフレーン/ティム・ロビンズ
- ショーシャンク刑務所の調達屋レッド/モーガン・フリーマン
- ショーシャンク刑務所長ノートン/ボブ・ガントン
- ハドレー刑務主任/クランシー・ブラウン
- 刑務所仲間ヘイウッド/ウィリアム・サドラー
- 図書係ブルックス/ジェームズ・ホイットモア
- トミー/ギル・ベロウズ
受賞:なし
作品賞ノミネート: Niki Marvin
主演男優賞ノミネート: Morgan Freeman
脚色賞ノミネート: Frank Darabont
撮影賞ノミネート: Roger Deakins
編集賞ノミネート: Richard Francis-Bruce
作曲賞ノミネート: Thomas Newman
音響賞ノミネート: Robert J. Litt, Elliot Tyson, Michael Herbick, Willie D. Burton
ストーリー・ネタバレ
刑務所の所長はノートンという男で、狡猾な男だった。そして、何より受刑者達を怖がらせていたのは、暴力刑務主任ハドレーであった。
アンディーは最初は誰とも打ち解けなかった。1ヶ月が経って、やっとショーシャンクの”調達屋”である終身刑のレッドと口をきいた。そしてロックハンマーの調達を頼んだ。小さな小さなツルハシのような道具である。レッドはアンディーに、男達が犯そうと狙っていることを教えた。 アンディーは、レッドが調達したロックハンマーを受け取った。また、彼はボグズ達に犯された。抵抗したが力ずくだったので、無理だった。だが時には撃退もした。
ある年の5月には、アンディーやレッド、そして彼らの友達のヘイウッド達が野外での作業をしていた。その時見守っていたハドレーの立ち話を聞いて、銀行家だったときの知識から、税金の巧妙な抜け道を教えた。その代わりに、レッド達にビールを振る舞わせた。アンディーはビールを飲まずに、ただ微笑みを湛えていた。
アンディーは映画の人気女優リタ・ヘイワースのポスターをレッドに依頼した。
その後、またボグズが犯そうとしたが、彼らに半殺しにされた。ボグズは懲罰房に入れられたが、その後、ハドレーら刑務官に酷い暴力を受け、結果立つことができなくなり、違う刑務所へと移送され、アンディーを狙う男は居なくなった。
アンディーが怪我が回復して、自分の独房へと戻ってくると、リタ・ヘイワースのポスターが置いてあった。壁にかざるアンディー。だが刑務官達の抜き打ちの持ち物検査が行われた。アンディーの独房も対象とされた。そしてその検査にはノートン所長の姿もあった。ノートンは、アンディーの刑務所での仕事の洗濯係を、図書係へとかえた。図書係にはブルックスという1900年代に終身刑になった老人がついていた。彼の助手になったアンディーであった。
そんなアンディーの元を、刑務官が訪れ、元銀行家である彼の腕を見込んで、金の相談をしてきた。やがてショーシャンク刑務所の刑務官皆、またノートン所長、果ては他の刑務所の刑務官まで、アンディーに相談しに来た。彼の経理の腕は見込まれていた。
あるとき、ブルックスがヘイウッドの喉にナイフをあてていると聞いたアンディーとレッド。その場に行くと、確かにその状況にあった。アンディーは何とかブルックスを説得して、ヘイウッドは解放された。何故ブルックスはそんなことをしたのかというと、彼は仮出所が決まったのだ。だがもう50年も刑務所にいて、外の世界でやっていく自身がなかったのだ。
年老いたブルックスは、仮出所後、刑務所が用意した部屋に住み、用意された仕事に就いた。だが、彼は変わってしまった外の世界に付いていけなかった。そのことを、ショーシャンクのレッド達に手紙を出した。そして部屋に”ブルックスあり”と刻んで、自分の手で人生に幕を下ろしたのだった。
そのことを手紙で知ったアンディーやレッド達はとても悲しんだ。時を経て、アンディー宛に大量の本が送られてきた。彼はショーシャンクの図書をもっと多くしたくて、週に1回、州議会に手紙を書いていたのだ。それが6年経ちやっと身を結んだ。本を整理するアンディーが、「フィガロの結婚」のレコードを見つけた。アンディーは刑務官に無断でレコードをかけた。そして、刑務所中にスピーカーで流した。受刑者は一時の安らぎを得た。だが、アンディーはそのためにノートンらを怒らせて、懲罰房に2週間入れられた。
やがて毎年恒例の仮出所の判定がレッドに対して行われた。毎年繰り返されるこの営み。レッドは更正したと言うが、判定は”不可”だった。レッドの失われた30年に、アンディーはハーモニカをあげるのだった。
アンディーは前に本が届いてから、今度は週に2回、州議会に手紙を書いた。そのおかげで、本は増え、刑務所に図書館が作られた。音楽も聴くことが出来るようになった。受刑者の心は豊かになった。
ノートン所長は、画期的なことを行った。それは受刑者を、刑務所の外で働かせると言うことだった。対外的には”素晴らしいこと”と受け取られたが、ノートンの目的は違うところにあった。ノートンが仕事を入札する。受刑者を使うので、業者はノートンの入札を防げなかった。そこに目を付けたノートンは、業者から賄賂をもらい、その業者には入札できるようにした。
その賄賂の管理をアンディーがした。彼は”架空の男”を作り上げた。その男には、免許証や社会保障番号まである。外に漏れた場合は、警察はその男を追うようになるのだ。
ショーシャンク刑務所に、窃盗の罪で2年の刑を言い渡されたトミーがやってきた。彼には学がなかった。しかし外で待っている妻と子供のために高校の卒業資格が取りたいと、アンディーに相談しに来た。アンディーは今まで受刑者数人を教え、資格を取らせていたのだ。アンディーは、アルファベットからトミーに教えた。そして、刑務所内で試験を受けたトミー。だが制限時間が過ぎ、あまりの出来の悪さにトミーは解答用紙を丸めてゴミ箱に投げ捨てた。
あるとき、トミーはレッドとアンディーに昔の刑務所仲間のことを話した。その男が言うに、押し入った家の男と浮気をしていた女を殺したが、銀行家である女の亭主が逮捕されたのだ。アンディーはそれを聞き、自分の無実を証明するチャンスと、ノートン所長に相談しに行った。だがノートンは聞くわけがなかった。ノートンはアンディーを懲罰房へと入れた。
その間、トミーに手紙が来た。高校卒業の証明書だった。アンディーはトミーが捨てた解答用紙を機関に送っていたのだ。晴れて学を得たトミー。出所まであと少しという時になって、ノートンに呼び出された。ノートンは刑務所の外にトミーを呼び出した。そしてハドレー刑務主任に、撃ち殺させた。”脱獄”ということで。ノートンは、金の管理をさせているアンディーが万が一にも刑務所が出ると言うことを恐れていた。だからトミーを殺した。そのことが懲罰房のアンディーにも伝えられるのであった。
2ヶ月にも渡る長い懲罰房での生活。そこから出てきたアンディーに話しかけたレッドは、彼の違和感を感じた。アンディーはレッドに、刑務所を出たら、ある牧草地に行って、”もの”を探せと言って独房へと戻った。
レッドは、アンディーの違和感を自殺するのではないかと受け取っていた。だから、その夜は彼の人生にとって一番長い夜になった。夜が明けて点呼である。けたたましい刑務官の声。受刑者は一斉に独房から出てくる。アンディーを除いて。刑務官がアンディーの独房に行くと、彼は居なかった。夜の点呼では確かにアンディーは居た。だが1晩にして彼は消えていた。ノートン所長は、アンディーと一番親しかったレッドを、呼びつけ、いったいどういうことかと訪ねた。だがレッドも分からなかった。そして、ノートン達は、アンディーの独房のポスターの裏に穴を見つける。人一人が通れるだけの狭い穴だった。そこからアンディーは脱獄した。レッドが感じたアンディーの違和感は、脱獄のことだったのだ。
ノートンは警察に脱獄のことを伝え、外は半ば厳戒態勢のようになった。だが、見つかったのはアンディーの囚人服と、ロックハンマーだけであった。
アンディーは、ノートンの靴やスーツ、果ては賄賂を管理する通帳を持って脱獄した。巧妙に。そして自分が仕立てた、”この世にいない男”に成り済まして、銀行を訪れ口座を解約大金を手に入れた。また、ノートン所長の賄賂のこと、ハドレー刑務主任の殺人のことを新聞にリークして、ハドレーは逮捕され、次はノートンというところになって、ノートンは自殺をした。
このショーシャンク刑務所の出来事は、レッドや彼の仲間たちによって語り継がれた。だがレッドは、アンディーが居ないことに寂しさも感じていた。そんな彼に定例の仮出所判定の時期が訪れた。彼はいつものとおり、それに出るが、言った言葉は違っていた。そんな彼の意図とは違って、仮出所が認められた。
レッドにとって40年ぶりの外の世界である。レッドは刑務所が用意した家に住み、また与えられた仕事をした。だが、ブルックスと同じように外の世界についてはいけなかった。
結末・ラスト
レッドはアンディーの言っていた、メキシコのジワタネホという街へと行った。そして海岸でアンディーを見つけた。抱き合う2人。
初めて見る太平洋は、レッドにとって、とても青く、綺麗であった。
レビュー・感想・解説・評価
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]映画好きの人でこの作品を知らない人はいないであろう。また、映画好きでない普通の人も知っているだろう。それだけ有名で、その素晴らしさで有名である。何の否定も出来ない出来の良さ、オスカーを逃したのがとてもとても不思議な作品である。キリスト教で禁止されている自殺が描かれていることが、何か影響でも及ぼしたのか…。
フリーマンの”主演賞”ノミネートは、彼のナレーションなどにより主演とされたのであろう。このなんて言うのであろう、人間くさい男レッド、とても巧いフリーマンが居る。他の助演も皆、それぞれの持ち味を発揮して作品を彩っている。
ふぅ、ここまで書いてきたが、今さらこの作品の紹介も必要ないだろうな。これだけ周知されているのだから。この作品、「ペイ・フォワード 可能の王国」や「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」と同様に、toikunの中ではある意味神格化されている。そして、ある期間を過ぎると必ず見たくなる作品だ。それくらい何度も見ている。今回は、そういう状態ではなかったが、たまたま手元に来たので、見てみて、紹介してみた。
「フライトプラン」で紹介した言葉は、この作品のものであった。それくらいインパクトがあり、また何回も見ているということになろう。何回も見ているが、見る度に原題の”redemption”を考える。”償い”と訳すのが良いのか。償いと訳すとしたら、誰の何に対する償いなのか。アンディーの妻を不倫に走らせたことか。あなたはどんな解釈をしますか?
ありがとう、映画。そして、ありがとう「ショーシャンクの空に」。この映画に出会っていなければ、とても不幸であった。ありがとう。
2007/05/10
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
ホームページ
コメント:
(コメントをどうぞ。)
T's Theaterへのお問い合わせフォームはコチラ(別ページで開きます)