映画「彼岸島 デラックス」あらすじ,ネタバレ,レビュー
(C) 2016「彼岸島」製作委員会
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あらすじ
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訪れた者は生きて帰れない、そんな不吉な形容を欲しいままにする彼岸島。
雅と呼ばれるリーダー率いる吸血鬼が島を支配する中、僅かに生き残った人間たちはレジスタンス活動を行い吸血鬼を倒そうとする。
人間たちの救世主的な男・宮本明と仮面の大男・師匠を中心として吸血鬼、吸血鬼が暴力的に進化した邪鬼(おに)と戦う人間たち。そして人間から吸血鬼になってしまいながらも、人間を助けるケン…。
彼らを驚異に感じた雅は、吸血鬼となり彼の軍門に下った宮本篤に、彼の弟である宮本明の抹殺と自身を破滅に導く501ワクチンの探索・破壊を命じた。
“来るな、お前は人間、オレは吸血鬼だ。もう二度と交わることはない…”
そう話す兄・宮本篤と弟・宮本明が再び交わることになった、お互いに向けた彼らの剣が!明と篤、彼らの戦いの先に待ち受けるのは…!?
松本光司によって週間ヤングマガジン誌で連載された大ヒット漫画が原作。
2010年には石黒英雄主演版の映画「彼岸島」が公開。2013年には本作のキャストとほぼ同じ俳優たちが出演したテレビドラマシリーズ『彼岸島』が放映。そして本年9月~テレビドラマシリーズ『彼岸島 Love is over』が放映予定で、本作に繋がる。
なんというリアリティ溢れるVFXと凄まじい俳優たちのアクションであろうか?俳優たちが肉体改造をして挑んだことが容易に想像できる。
そしてホラー要素も、下記、予告編にあるように邪鬼(おに)たちに身の毛がよだつ。劇中の説明で、吸血鬼が血を摂取しないと邪鬼(おに)か亡者になるとある。つまり、彼らは吸血鬼が暴力的進化を遂げた姿なのだ。
その邪鬼(おに)を操るのが栗原類演じる雅。何と言う適役…。
W主演の2人を語ろう。弟の明にテレビドラマと映画の「仮面ライダー」シリーズの白石隼也、兄の篤に愛すべき変態仮面@「HK 変態仮面」の鈴木亮平。本作では本気で戦うことになる兄弟。果たしてどちらが勝つのであろうか?それは劇場で。
そして本作の結末とは…?
前述したが本作公開直前に『彼岸島 Love is over』が放映されるなど多分にメディアミックスされているので、是非『彼岸島 Love is over』を観てから劇場へ足を運ぼう!
10月15日(土)、新宿ピカデリー他にて全国ロードショー!
なお公式サイトでは“彼岸島 デラックス計画”と銘打った30に及ぶスペシャル企画が進行中。本日9月19日時点で15/30まで公開されているゾ!行って、見て、楽しんでみよう!
配給:松竹メディア事業部
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ストーリー・ネタバレ
彼岸島。ここは吸血鬼・雅が他の吸血鬼や、吸血鬼が進化した邪鬼(おに)を統べる島。元々は人間が住んでいた島だが、人間は吸血鬼相手にレジスタンス活動を行っていた。
この彼岸島に打ち上げられた若者がいた。金髪のこの男の名は加藤。彼岸島に残り吸血鬼と戦っている仲間と一緒に歩むためにもう一度この島を訪れたのだ。彼は船にクジラでもぶつかったものと思っているが、船を沈めたのも海に棲む邪鬼(おに)であった…。
少し探しても人っ子一人見つからないので、山に分け入る加藤。方々を歩くと喉が渇いた加藤は水を求めて民家へと辿り着いた。しかし、井戸の桶を引き上げると、人間の腕が入っていた…。驚いた加藤は民家へと助けを求めると、風呂桶の様なモノから顔だけを出した男がおり、その風呂桶には蛇口が付いていた、この男の血液を出すための…。
民家には人間の血を貪る吸血鬼が大勢おり加藤は襲われる!この時、彼を助けたのはサングラスをかけてターバンのようなモノを巻いた長髪の男だった。男は敵に凄まじい攻撃を繰り出すも、如何せん、多勢に無勢。加藤を連れて民家から逃げ出すのだった。
男にお礼を言う加藤だが男は加藤のことを知っていた。
男:バーカ、オレだよ、加藤。
この口調で気付いた加藤は
加藤:ケンちゃん?
と懐かしげに聞いた。
ケン:ここは吸血鬼の島だ。人間は殆ど残っちゃあいない。
加藤:じゃあ、明はどうしたんだ?
ケン:明は戦っている、吸血鬼とな。
ケンは少し前の明たちの事について語り出した…。
宮本明は大勢の吸血鬼と戦っていた。彼と共に戦う仮面をつけた大男は“師匠”。明は剣で戦い、師匠は大木を武器にして自在に操る。修行で身につけた身体能力で敵を翻弄する明。だがこの時、邪鬼(おに)が現れた。
邪鬼(おに)とは吸血鬼の成れの果て、最悪の化け物!
仲間のユキと西山が心配する。
西山:あんなの勝てるのかぁ?
劣勢の明だったが師匠の協力もあり何とか邪鬼(おに)=太郎を倒した!だが、吸血鬼の親玉である雅が現れた。
雅:太郎を倒すとは随分強くなったな。太郎を倒した褒美だ、来い!
雅は邪鬼(おに)である痩身型3体を呼び寄せた!痩身型はアクロバティックな動きで明を襲う!この時、ユキが雅の隙を突いて弓を放った!しかし躱されると雅はユキをその手に捉え、彼女の首に噛みついた!
そして明v.s.雅!お互い一太刀を入れた中で雅はこう言い放った。
雅:忘れたか。私が不死身だと言うことを!お前も私と同じ吸血鬼になれる。血を入れろ!
危なくなった明を助けたケンだったが、彼が明たちの前に現れることはなかった…。
この様に加藤に話したケンだったが、何故か彼の息が上がっている!瞳が赤くなったケンは加藤に側から離れるように言った。口を開けたケンには吸血鬼と同じ八重歯が生えていた…つまりケンも吸血鬼…。だから明の前に現れることが出来なかったのだ…。
今、明はユキや西山と共にv.s.吸血鬼のトレーニングをしていた。と、師匠が現れて明にこう言った。
師匠:明よ、501を見つけたぞ。501ワクチンは雅から力を奪う唯一の手段だ!
吸血鬼の館にいる雅は、まるで島で話す人々の声が全て聞こえるように、師匠が話した501ワクチンについて語る。
雅:501がまだ残っていたか…。お前に任すぞ!
雅がこう声を掛けたのは他でもない、ふすまの外で話しを聞いていた、あの男だった…。
宮本明と共に、雅を倒そうと彼岸島で強さを磨いていた男、宮本篤。篤は明の実の兄である。篤は愛する女性・涼子と共に、ある集落で暮らしていた。涼子のお腹は心なしかふっくらしているように見える。幸せそうな篤と涼子の愛の巣へ、村の男が駆け込んできた。同じ集落のマツキチが暴れているので助けて欲しいとやって来たのだ。篤は剣を手に取るとマツキチの家へと急ぐ!襲われた篤が見たのは、邪鬼(おに)になったマツキチだった。マツキチは人間から吸血鬼となってしまったが、人間のプライドを保ち続け人の血を飲むことをせず、結果、邪鬼(おに)になってしまったのだ。篤は有無を言わせずマツキチの首を落とした…。
村民に結果を話していた篤が人間の存在に気付いた。ケンの元から逃げ出した加藤だった。加藤が挨拶をすると思い出した篤。そして吸血鬼の性質について語った。
篤:吸血鬼に血を入れないと、邪鬼(おに)か、亡者になってしまう。
ここで周りを見た加藤は驚くべき事実に気付く。
加藤:篤さん、ヤバイ!みんな、吸血鬼ですよ!
宮本篤は驚くべき事実を語った。
篤:そうだ、オレもな…。
[ストーリーは導入のみ]
・やっとの思いで501ワクチンを探し出した明の前に、ある男が現れ戦いに!
篤:来るな。お前は人間、オレは吸血鬼だ。もう二度と交わることはない!
人間にとって、吸血鬼が敵であるように、吸血鬼にとっても人間は敵!
・もう二度と交わることはないと言った篤と明が再び交わることに…お互いに刃を向けて…。
・それは予告編にもあるように、明と篤の兄弟対決!それぞれ複雑な事情を抱えるが、勝つのはどっちだ!?
・栗原類が演じる吸血鬼・雅はカリスマ性に富み、敵としての魅力が十分!
・種々の邪鬼(おに)の美麗なVFXに、ふ・る・え・る・!
・インディ・ジョーンズもビックリの“仕掛け”にワクワクドキドキ!
公開まで1ヶ月を切る本作に待てない方は多いだろう。そんな方は公式サイトの“彼岸島 デラックス計画”を毎日見てみて下さい。
また10月15日公開より一足早い10月4日に新宿ピカデリーにて、プレミア完成披露上映会の開催が決定!コチラに関しても公式サイトから辿れるので是非チェックしてみて下さい!
ハァハァしながら、公開を待とう!
レビュー・感想・解説・評価
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松本光司の漫画から始まりテレビゲーム、テレビドラマ、映画と様々なメディアでファンを楽しませてくれた『彼岸島』が“デラックス”になって劇場に帰ってくる!
本作の監督を務めるのは愛知県出身の渡辺武。「凶銃ルガーP08」で監督デビュー後、「岸和田少年野球団」や「猫侍 南の島へ行く」などを監督してきた。
キャストを。
・本作はW主演という形を取るが、その中でもトップクレジットなのは宮本明を演じる白石隼也。『仮面ライダーウィザード』シリーズで注目を集め、以降、「ストレイヤーズ・クロニクル」、「鏡の中の笑顔たち」などで大活躍の若手俳優だ。明は弟だが、兄に勝てるのか!?
・もう一人の主演、宮本篤を演じるのは2016年声優として「ルドルフとイッパイアッテナ」でファンを楽しませた鈴木亮平。12月には「海賊とよばれた男」が公開されるなど、その実力と人気は止まることを知らない!大人の篤を演じる鈴木の演技はモチロンだが、本編には篤の少年時代のシーンが出てくる。鈴木亮平とは関係ないが、この子供の篤にも注目!
・吸血鬼の親玉・雅を演じるのはバラエティ番組でも楽しませる栗原類。11月5日には「インターン!」が公開されるなど大活躍。“雅”という名前のキャラクター、名前だけでも栗原類にピッタリで、その口調や動きもどこか気品に溢れていて本当に適役だ!
・原作の人気キャラクターだという師匠の“声”を演じるのは名優・石橋蓮司。近年はドラマ『悪貨』の台湾人役に驚いたtoikun。本作の声は若干エフェクトが強いように感じたので、全く初めての人で情報がない人は気付かないかも知れないので、教えてあげて下さいな。
さて。
『彼岸島』については、何もかも初めてだったtoikun。だから何故この人間たちは島に辿り着いたのか?明とユキ、西山などは友人関係だったのか?などの、“前”を知らないと分からないところがあったので大変だった。本編の一番最初に、少しだけ過去からの流れの紹介があったが、全く知らない人には不十分だ。ただ、これは公式サイトのメニュー:“彼岸島 デラックス計画 10/30”に紹介がある、MBS・TBS他にて放映予定のテレビドラマ『彼岸島 Love is over』で、描かれるのでは?と思うので是非テレビで観て欲しい!
映画としてはVFXアクション要素が非常に派手で目をひく。殺陣も普通に見事だし、邪鬼(おに)の痩身型3体は空中をクルクルと慣性の法則を無視して攻撃してくるし!インディ・ジョーンズのハリソン・フォードとショーン・コネリーパパが驚いちゃう様な、映画ファンなら思い出して垂涎となるシーンも見どころ。
本作は白石隼也と鈴木亮平が戦うところが一番の山だが、これに至るまでに本編がここまで盛り上がったのは、偏に栗原類演じる雅あってのモノだと思う。彼をキャスティングした方を賞賛する!!!
さぁ、盛り上がってハァハァしましょう、皆さん!(でも、夜道でハァハァはしないでね☆)
2016/09/19
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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