映画「クラッシュ」(2004)あらすじ,ネタバレ,レビュー
あらすじ
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- 主要登場人物配役(役名/俳優)
- グラハム・ウォーターズ刑事/ドン・チードル
- グラハムの弟で悪に走るピーター/ラレンツ・テイト
- ピーターの悪友アンソニー/クリス・”リュダクリス”・ブリッジス
- グラハムの恋人リア刑事/ジェニファー・エスポジト
- 映像監督キャメロン/テレンス・ハワード
- キャメロンの妻クリスティン/サンディー・ニュートン(サンディ・ニュートン)
- 店を営むファーハド/ショーン・トーブ
- ファーハドの娘で看護師のドリ/バハー・スーメク
- リック・キャボット検事/ブレンダン・フレーザー(ブレンダン・フレイザー)
- リックの妻ジーン/サンドラ・ブロック
- ジョン巡査/マット・ディロン
- トム巡査/ライアン・フィリップ
- 鍵の修理屋ダニエル/マイケル・ペーニャ(マイケル・ペニャ)
作品賞受賞: Paul Haggis, Cathy Schulman
脚本賞受賞: Paul Haggis, Bobby Moresco
編集賞受賞: Hughes Winborne
監督賞ノミネート: Paul Haggis
助演男優賞ノミネート: Matt Dillon
オリジナル歌曲賞ノミネート: Kathleen York, Michael Becker
ストーリー・ネタバレ
ライアン巡査は、若手のトミー巡査とパトロールに出た。そこである車を見つけて職務質問をした。運転していたのは映像監督のキャメロン、そして同乗者は彼の妻クリスティン。ライアンは持ち物検査のフリをしてクリスティンの身体を弄んだ。嫌がるクリスティンだったが、 相手は巡査である。手を出せない。キャメロンも身を殺して場を収めた。それを見ていてトミーは嫌がった。トミーは上司に掛け合い、一人でパトロールに出る許可をもらった。
次の日、ライアンがパトロールに出たとき交通事故にそう宇遇した。車にはクリスティンが乗っていた。ひっくり返った車でシートベルトにより身動きが出来ない彼女。ガソリンに火が付き焼け死にそうになったときに、ライアンは必死で彼女を助け出した。
事故に遭う前のクリスティンは、仕事中のキャメロンに会いに行った。彼は俳優の黒人のことで、スーパーバイザーから難癖を付けられ嫌になっていた。
そんなキャメロンが車を運転しているときに一時停止、その時、アンソニーとピーターという男に、車を奪われそうになる。ムシャクシャしていたキャメロンは、ピーターを追い払うが、アンソニーが助手席に乗って、キャメロンを脅してきた。それを一人でパトロールに出たトミーら警官が発見して車を止めた。アンソニーは隠れているが、なんとキャメロンだけが出てきた。昨日見た彼を覚えていたトミー。無茶苦茶に強気に責めてくるキャメロンに警官達は銃口を向けた。だがその場を何とか収めたトミーであった。そしてキャメロンはアンソニーを警察に突き出さず解放した。その後アンソニーは新たなバン型の車を盗み、売りさばきに行こうとした。車の工場に着いてバンを開けると、後ろには多数のアジア系の人たちが閉じこめられていた。工場主は人々を”売り”さばこうとしたが、アンソニーはロサンゼルスの街に解放した。
その後、トミーが任務を終えて自分の車で帰っているときに、トミーをヒッチハイクをしていたピーターが止めた。街の外まで連れて行ってくれるように頼むピーター。しばらくドライブをするが、ピーターの言動に怒りがこみ上げるトミー。そして車を出るように言うが言い争いになる。そんなトミーはピーターが拳銃を持っているのではないかと、直感する。ピーターがポケットに手を突っ込んだとき、トミーは身の危険を感じて、ピーターを射殺。ピーターが出したのは拳銃ではなく人形であった。トミーは自分の立場が危うくなると、郊外にトミーを捨てる。そして自分の車を焼く。その車を取り囲み火で遊ぶ人たちがいた。そこを通りかかったキャメロンも遊ぶのであった。
ピーターは死ぬ前、キャメロンの車を襲う前に、アンソニーと車を襲っていた。車の持ち主は検事のリック、そして妻のジーンがいた。ピーター達は銃でリック達を脅して、車を得た。売りさばきに行こうとした矢先、人をひいてしまった。まだ息のある男を彼らは病院の前に置き、車を処分しに行った。
強盗に車を盗まれたことに、かなり過敏になっていたジーンは、自宅のカギの替えに来ていたダニエルの入れ墨を見て、ダニエルが合い鍵を他の悪い奴に売りさばくのではと感じ、リックに自分でカギを替えるように頼む。
カギの交換の仕事をしているダニエルが店を営むファーハドの、店のカギを替えに呼ばれた。だが、ドア自体が壊れていて、ドアを交換するように言うが、ファーハドはドアの交換を渋った。次の日、店は泥棒に入られて散々な状況であった。保険に入っていたために、保険会社の調査員を呼ぶが、ドア交換を渋ったために保険は下りなかった。それに怒りを感じたファーハド。看護師である娘のドリと一緒に買いに行った銃を持ち、ダニエルの家に行き、ダニエルの帰りを待った。そしてダニエルが帰ってきた。彼に銃口を向けるファーハド。それを見ていたダニエルの娘が家から出てきて、父を守ろうと父に抱きついた。そのときファーハドは引き金を引いた。娘の身を案じたダニエルだったが、弾は空砲だった。誰も傷つかなかった。ダニエルは娘と共に家に入り、ファーハドは帰って行った。
刑事であるグラハムは相棒で彼女でもあるリアと、警官が警官を撃った事件の捜査に向かった。捜査をしてそれを検事のところに報告に行くグラハム。検事と会う前に男に言われて、弟ピーターの素行の件で脅され、警察の立場が悪くならないように事件をうやむやにしろと言われる。そして、そのように検事のリックに報告した。
結末・ラスト
こうしてロサンゼルスでは、人々が”クラッシュ”し続けるのであった。
レビュー・感想・解説・評価
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]この作品の主要なところは2つある。1つに人種問題である。黒人、白人、黄色人種様々な人々が出て、差別用語などを吐き捨てる。アメリカの現実を知らないtoikunは、これが現実なのかと悲観的に感じた。もう一つの主要なところは、上にかぶるが、様々な人々が出てくるために、”彼ら一人一人の糸で布を織っている”ことである。簡単に言うと、絡み合っている。現実的に考えれば、こんなに人があふれる中で、これだけの人々が関係を持つとは、少し考えにくいとは思うが、ドラマの良さのせいか、余りそれは感じなかった。
これだけの人々が出てくるのに、2時間弱でキャストの内面を掘り下げて、仕上げた手腕は見事であり、作品賞以外のアカデミー脚本賞、編集賞受賞はうなずける。音楽も作品を彩っている。助演男優賞にマット・ディロンがノミネートされた。この作品で主演と言える人はいない、いや、言えるとしたら皆が主演である。
なお、このページでのストーリーは、作品の内容が内容であるために、とても巧く仕上げられてはいない。よって興味を持たれたら、是非、レンタルをオススメする。
2007/05/01
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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