映画「ミザリー」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
この映画にはtoikun以外のレビューはまだありません。
人気シリーズを完結させた小説家。新しい作品に挑むが書き終わると自動車事故で大ケガ。彼を救ったのは人気シリーズの大ファンの女だった。女は男を看病するがシリーズが終了した事を知り…。
スティーヴン・キングの原作小説を映画化した今作はキャシー・ベイツの十八番とも言える(toikunは言いたい!)サイコな役柄、今作でマフィア小説家ジェームズ・カーンを追いつめる!
州警察署長役でチョイ役出演した故J・T・ウォルシュに気付いたウォルシュファンのアナタ(とtoikun)。「グリフターズ/詐欺師たち」では普段見られないウォルシュの満面の笑みが見られて嬉しかったtoikunでした☆
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説明:
(名脇役!)
ストーリー・ネタバレ
アメリカ。人気小説シリーズ“ミザリー”の作者であるポール・シェルダンは新しい物語を書きたいが為に新作で“主人公ミザリーを殺し”て“ミザリーシリーズ”を終わらせた。出版エージェントのマーシャに会ったポールはその事を惜しまれるが後悔はなかった。そして新作の為にいつも通りコロラド州シルヴァー・クリークに“籠もった”。
新作が書き終わったポールは、何時ものようにドン・ペリニヨンで乾杯して、止めたいたタバコを1本だけ吸った。そんなポールが新作の原稿を持って車で移動中に、タイヤを雪に滑らせた。制御を失った車は林道脇に転落した…。
即死か!?凄まじいケガだったのもの何とかポールは一命を取り留めるものの、寒波が来ているこの状況で通る車はない。死を覚悟したポール。だが“運悪く”1台の車が通りかかりポールを助けた。
ポールを助けた人物とはアニー・ウィルクスという看護婦の女性だった。寒波の雪によって道が閉ざされている為に自分の家に連れて行き懸命の看護をしたのだ。助かったポールは礼を言った。
道が開通するまでアニーの家で看護される事になったポール。両足は骨折で歩く事は出来ないし、上半身も自由とは言えない。アニーは下の世話も含めて“献身的”に尽くす。
ある時、アニーが言った。“アナタはポール・シェリダンでしょ?“ミザリー”の大ファンよ。実はアナタが来ている事を知っていたから付けていたの。”
驚くポールだったがアニーは命の恩人。要求されるがママに新作の原稿を渡して読む事を許した…。
時間はたっぷりある。
アニーは新作を読むと、言葉が汚いと言い放った。そして自分の愛車チェロキーを駆って出て行くと、ミザリーの最新刊を買ってきた。
読み終えたアニーはポールに激怒する。ミザリーに出てくる主人公はアニーにとって掛け替えのないものであったから。彼女はポールにまだ未発表の新作原稿を焼くように命令、アニーの凶暴性に怒ったポールはそうするしかなかった・
アニーは変わった。タイプライターを買ってきたと思ったらポールに、“新しい作品を作ってミザリーを生き返らせろ”と無理難題を吹っかけた。ポールは“ミザリーシリーズの新作”を書き始めた…。
新作を書き終えたはずのポールから連絡が一向にないと、マーシャはシルヴァー・クリークの保安官バスターに電話をする。そして老保安官バスターはポールの行方を調べ始める…。
偶にアニーは家から出かける。車イスのポールは鍵のかけられた部屋から抜け出し逃げる術とアニーの素性を知ろうとする。彼女のスクラップブックを見ると、彼女の夫も含めてこの街では数人が死んでいる事が分かった。アニーの病院の新生児もいて結果アニーは逮捕された、証拠不十分で有罪にはならなかったが…。
アニーを怒らせないように、そして彼女の意向に添うように物語を書き進めるポール。アニーはポールが部屋から出た事に激高するものの、ポールは上手にアニーをかわした。
ポールの行方を捜していたバスターは転落していたポールの車を発見する。保安官のポールと一緒に捜査していたコロラド州警察のダグラス署長は状況からポールは死んだものとマスコミに発表した…だがバスターはそうは思わず捜査を続ける…。
ある時、アニーの街での“癇癪”を目撃したバスターは、彼女がポールの大ファンである事を知り“ミザリーシリーズ”を揃えてアニーを調べるようになる。
アニーに対して何をか感じたバスターは彼女の家を訪ねる。だがそれに気付いたアニーはポールを“隠した”。家の中に立ち入るバスターだったが何も発見できない。だが家を出たところでポールがたてた物音に気付いて家に戻るとポールを発見した!
これでポールは助かるのか!?
だがしかしアニーは散弾銃でバスターを撃ち殺した…。
絶望したポールだがいよいよ新作のミザリーを完成させた。それに喜ぶアニー、と共に“殺さなくてはいけない”と“悲しそう”に語った。
ポールは一緒に自分の癖である、新作を書き終えた時の“ドン・ペリニヨンと1本だけのタバコ”を要求、アニーは応じるものの、彼女の目の前で“新作の原稿”を燃やした!
結末・ラスト
床の原稿は燃え上がりアニーは狼狽、ポールは襲いかかる!格闘の末にアニーを倒して助かるポールがいた。アニーにより“惨めにも”捕らえられていたポール。そして“苦しみ”アニーは息絶えた…。
18ヶ月後。何とか杖を使って歩けるようになったポールはマーシャに会って自分の新作の批評を聞く。彼女からは素晴らしい評価の旨を伝えられるも、“アニーとの出来事”を書かないかと勧められるポール。
幻覚まで見るようになったポールは、それに関して書かない事を告げるのであった…。
レビュー・感想・解説・評価
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スティーヴン・キングの同名小説“ミザリー”を「ア・フュー・グッドメン」のオスカー作品賞ノミニーのロブ・ライナーが映像化した今作。
小説家に扮するは「ゴッドファーザー」のオスカーノミニー、ジェームズ・カーン。
そして怖い怖い女を“十八番的に”演じるのは今作でアカデミー主演女優賞を受賞したキャシー・ベイツ。
他に…。
・保安官役に後の「ストレイト・ストーリー」で素晴らしい演技を魅せてアカデミー賞に初ノミネートを果たした故リチャード・ファーンズワース。
・保安官の面白い奥さん役にフランシス・スターンハーゲン。
・出版エージェント役には「マンハッタン・ラプソディ」でオスカーノミネート、第82回アカデミー賞で名誉賞を受賞したローレン・バコール。
・州警察署長としてマスコミ発表をするのは故J・T・ウォルシュ、クレジットは無かったなぁ。名脇役なウォルシュでしたが“腹黒い役柄”ってのが多かったですよね!「交渉人」なんて悪い奴から金をむしり取る更に悪い奴、途中で殺されちゃいましたが。“あらすじ欄”にも書きましたが「グリフターズ/詐欺師たち」での彼の笑顔はtoikunにとって新鮮でした、合掌。
・リチャード・ファーンズワースと共に何度が写るヘリコプターのパイロット役として監督であるロブ・ライナーがカメオ出演している。ライナーの俳優としての演技を見たい方はベストスクリーンカップルであるトム・ハンクスとメグ・ライアン共演作「めぐり逢えたら」なんて如何?
T's Theaterでキャシーの出演作品をレビューする度に挙げていた今作。やっとレビューできて嬉しい。20年経っても色あせておらず、見る者を恐怖で包んでくれている。
キャシーは本当に適役だと改めて思った。でも、得てして“適役”などを得てしまうとイメージが凝り固まってしまうもの。例を挙げればジェームズ・ボンド役の影がずっとついて回ったショーン・コネリーなど。toikunにとってのキャシーは今作で凝り固まった。
“怖い怖い”。「母の贈りもの」のお母さん役でも怒った時はtoikunは怖く感じる。他の作品もそう。キャシーはこのイメージがくっついているのかなぁ!?他の皆さんの意見をお伺いしたいが…。
そうそう、カーンとキャシーは「ディック・トレイシー」で一応共演している。同じシーンはないのだが…。それにキャシーは薄暗い警察署の取調室の中で犯罪者の言葉をメモる人でカメオだった。同作をご覧になったキャシーファンの方、気付かれました?
う~む、今作の印象として、同じスティーヴン・キングの原作を映画化した「シャイニング」と同じ匂いがある。キングはスタンリー・キューブリックの「シャイニング」の出来映えが気に入らなくて後年に自分で監督しているが。今作はどうだったのかなぁ!?(…「シャイニング」はファンタジックなホラーで良かったよね!?)
鍵をガチャガチャと弄るシーンなどを他のシーンと重ねて魅せている事にも演出として好感を持たせる。ヒッチコック映画を彷彿とさせるかも。
なお、今作のストーリー欄では、アニーがハンマーでポールの足を打ち砕くシーンなど所々省いている。だって怖いんだもの…。そして記述に前後があるので悪しからず!
それとアニーの車がチェロキーと書いてあるが、登場する車のロゴをそのまま書いたものだ。
なお原作者スティーヴン・キングの喋っている姿は「サイダーハウス・ルール」の特典映像に収録されていた。同作の原作・脚本を担当したジョン・アーヴィングについて語っている。
2015/11/12
2016/03/04
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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