映画「英国王のスピーチ」あらすじ,ネタバレ,レビュー
あらすじ
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- 主要登場人物配役(役名/俳優)
- アルバート=ヨーク公、ジョージ6世/コリン・ファース
- 吃音症を治療するライオネル・ローグ/ジェフリー・ラッシュ
- ジョージ6世の夫人エリザベス/ヘレナ・ボナム・カーター(ヘレナ・ボナム=カーター)
- アルバートの兄デイヴィッド、エドワード8世/ガイ・ピアース
- 英国教会大主教コスモ・ラング/デレク・ヤコビ
- ジョージ5世/マイケル・ガンボン
監督賞受賞: Tom Hooper
作品賞受賞: Iain Canning, Emile Sherman, Gareth Unwin
主演男優賞受賞: Colin Firth
脚本賞受賞: David Seidler
美術賞ノミネート: (製作監督)Eve Stewart, (装置)Judy Farr
撮影賞ノミネート: Danny Cohen
衣装デザイン賞ノミネート: Jenny Beavan
編集賞ノミネート: Tariq Anwar
作曲賞ノミネート: Alexandre Desplat
録音賞ノミネート: Paul Hamblin , Martin Jensen, John Midgley
助演男優賞ノミネート: Geoffrey Rush
助演女優賞ノミネート: Helena Bonham Carter
ストーリー・ネタバレ
幼少期より吃音症のヨーク公=アルバート。様々な医師に診断を請うも直らなかった。父王ジョージ5世の言葉を預かりながらもラジオにも流れる公衆の面前で巧くスピーチが出来ず予てからの癇癪持ちということもあり苛立っていた。それを見かねた夫人は、専門家のススメでハーレー街の”言語障害専門”のライオネル・ローグを独りで訪ねた。実はアルバートの事であると内緒で来た夫人であったが、ローグは患者本人がいなければ対処できないと連れてくるようにと言ったため正直にアルバートの事であると打ち明けた。それでもローグは”対等な関係が必要”と、連れてくる様に夫人に言った。少し風変わりな面立ちのローグであったが何かしらの希望を抱いた夫人はヨーク公を連れて再び訪れた。
アルバートを診るローグ。吃音など色々な事を尋ねるローグに怒りを覚えながらも答えるアルバート。そしてローグはアメリカ製の最新の録音機を持ち出し、ヘッドフォンをアルバートに差し出した。ヘッドフォンには大音量のクラシックがかかっていたため怒ったアルバートであるが、”大音量の音楽を聴きながら喋ってみては?”とのローグの言葉に、ヘッドフォンをして本を読み出した。だが、途中で苛立ち帰ってしまうアルバートがいた。ローグはアルバートに録音したレコードを渡した。
ジョージ5世か自らアルバートに”スピーチのやり方”を説いた。しかし案の定話せないアルバートであった。ジョージ5世はアルバートの兄であるデイヴィッドに王位を継がせるのが嫌だった。ジョージ5世自身の病状もあるのだがデイヴィッドは他人の妻にうつつを抜かす人格であったため英国王室の行く末を案じていたのだ。そのためにデイヴィッドではなくアルバートが相応しいと考えていた。
ふと音楽を聴いていたアルバートがローグからもらったレコードを聴いてみた。スピーカーから流れたのは、どもる事の無い流暢なシェークスピアの本を喋るアルバートの声であった。それを聞いたアルバートはもとより、夫人も驚くのであった。
再びローグを訪ねるアルバートと夫人。とても奇抜な方法を試みるローグだが、その手腕を信じて日々通い続けるアルバートと夫人がいた。
ある日、飛行機で帰ってきたデイヴィッドを出迎えたアルバートがいた。仲の良い二人が戻った先は、父王ジョージ5世の元であった。病状のために既に王位を続けられない状態であったジョージ5世は退位のサインをすることとなった。その後、王位を継ぐデイヴィッドの女癖を直す様に言ったアルバート。しかし、デイヴィッドは直す気は無いと言った。やがてジョージ5世は逝去、ラジオにより人々にも直ぐに知られる様になった。
アルバートは治療という意味ではなくローグを訪ねた。父を亡くした悲しみか、兄への失望か…。2人の関係は何時しか友人へとなっていた。酒を飲む2人であった。
デイヴィッドのパーティに呼ばれたアルバートと夫人。迎えたのはデイヴィッドが惚れるウォレス”夫人”であった。良くは思わない2人。彼女は離婚届を出したという。だが、英国教会は離婚歴のある女性が王室に入る事は出来ない規則であった。デイヴィッドに知っているハズのそのことを説くも聞き入れない彼。あげく吃音を煽る。言い返せないアルバートであった。
ローグの所に向かったアルバート。王室の色々な愚痴を叩く。ローグは散歩に誘った。郊外を歩く2人。しかしローグの”兄にかわって相応しい王になっては?”との言葉に激しい怒りを覚え、”治療は終わりだ”とローグの元を去るアルバートであった。
既にエドワード8世として王位を継承していたデイヴィッドであったが、その”女性関係”について英国首相公邸を訪ねるアルバートがいた。首相はどうにかならないかと進言したのだ。だがしかしどうにもならなかった…。
やがて世界情勢が変化し、ドイツではヒトラー総統が台頭し戦争になるかもしれない状況となっていた。英国王室、エドワード8世は女性関係などから退位の決意をアルバートに打ち明けた。アルバートは引き留めるが、ウォレスへの愛が強かったのか頑なに断り退位した。やがてエドワード8世は退位のサインをし、アルバートはジョージ6世として即位をするサインをしたのだった。
戴冠式へと時は流れてゆく。ジョージ6世は英国民、そして世界へスピーチをしなければならない。エリザベス夫人へ”王としての素質がない”と涙ながらに言うジョージ6世。だが夫人は懸命に彼を支えるのであった。
かつて袂を分かったローグの家へ夫人と共にやってきたジョージ6世。素直に自分の非を謝る。そしてローグへ再び治療を請うのであった。そこに出かけていたローグの夫人であるマーティが戻ってきた。マーティに事を打ち明けてなかったローグ。とても驚くローグ夫人がいた。
いよいよ戴冠式の式場も整ってきた。ジョージ6世はローグを連れ訪問、英国教会の人々に”戴冠式ではローグを家族の席へ連れる”と言った。驚く教会の人は吃音症に役に立つ”専門医”を紹介すると言うが、ジョージ6世は断った。そればかりかジョージ6世は”ローグが医者ではない”という事を知っていたのだ。ローグはそれを打ち明けてはおらず、また自らを”ドクター”と決して呼んでいなかった。ジョージ6世の周りの人が調べたのだ。医者ではないローグに治療を請う、そのジョージ5世の姿に自らの事を話し始めるローグ。ローグは劇団員であった。そして彼はかつてオーストラリア人として戦争に出ていた。戦場から戻る時に言葉が不自由になった仲間を治す事が出来たという経験から英国で”言語障害専門”として門を構えていたのだ。決して”ドクター”とは付けず…。そしていい年をした今でも劇団員になろうとしていた事も…。
ローグの治療により戴冠式を乗り切り、映写機により家族で自らの姿を見るジョージ6世がいた。だがその映像の後に流れるのはヒトラー率いるドイツであった…。首相がジョージ6世を訪ね、ヒトラーを見極められなかった責任をとって退任するという事を告げた。
時はやがてドイツへの戦争へ…。ジョージ6世が国民へ”英国王のスピーチ”をしなければならなくなったのだ。戴冠式でのスピーチの成功の自信もどこかへ行きジョージ6世はローグを呼んだ。政府が差し出したスピーチはとても長い。ジョージ6世はローグの方法を試して予行演習。
結末・ラスト
レビュー・感想・解説・評価
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]うん、久しぶりの映画、イイ作品だった。といってもアカデミー作品賞・主演男優賞等の評価は分かっていて見たのだが。コリン・ファースはもちろんイイのだが、ジェフリー・ラッシュが本当にイイのである。劇中オーストラリア人と触れられる事があるのだが、訛りはtoikunにとっては訛っているとしか分からず、何処訛りかワカラン。「パイレーツ・オブ・カリビアン」前の演技を知っていて「パイレーツ~」を見てビックリ&ニンマリしたtoikunがいて、それで「パイレーツ~」から映画に入った若い人たちには、この作品に出会って『『ホエ~』って思うだろう』って思うとニンマリ。それに追加してイギリス系の俳優達がしっかりと普通に居るし、”取るべくして取った作品”なんじゃないかな。
取って付けと思えるガイ・ピアースは役不足といってはエドワード8世に失礼だが、ファンとしてはそう言えるだろう。
なお原題はオープニング及びエンディングで表示されるが、エンディングではアルファベットの表記は全て大文字である。
2012/09/03
by toikun.
映画ファンの口コミ・レビュー
No.1 ともちん さん
レビュー日時:投稿日時:2016/08/15 17:22:52
評価:9点/10点満点中(最低点1点)
★★★★★★★★★☆
こんにちは!ジェフリー・ラッシュさんの英国風ジョークが良かったですね~( ̄▽ ̄)嫁様の内助の功も目立ちました。いい人間関係だなぁと思いました。ナチは嫌いです?
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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