映画「ネフュー」あらすじ,ネタバレ,レビュー
あらすじ
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- 主要登場人物配役(役名/俳優)
- カレンの兄トニー・イーガン/ドナル・マッキャン
- カレンの息子チャド・E・ワシントン/ヒル・ハーパー
- ジョー・ブレイディ/ピアース・ブロスナン
- ジョーの娘アイシュリン/アイシュリン・マガッキン
- カレンの親友ブレンダ・オボイス/シニード・キューザック
- ブレンダの息子ピーター/ルーク・グリフィン
受賞:なし
ノミネート:なし
ストーリー・ネタバレ
そんなチャドがトニーに連れられて町の人の葬式に行く。そこではカレンの親友だったブレンダなどから温かい歓迎を受ける。また葬式には見かけた美しい女性アイシュリンがいた。お互いすぐに好感を持った。やがて二人は友達…友達以上と進んでいく。しかしそんな2人の交際は全く順調ではなかったのだ。トニーとアイシュリンの父であるジョーが犬猿の仲だったのだ。チャドとアイシュリンの交際を知ったトニーとジョーは、会うなと言う。トニーとジョーの関係は、どうも死んだカレンが関わっている様なのだ。チャドはトニーに過去に何があったのかを尋ねるが、なかなか答えようとしないトニー。しかしやっと過去の一端を口にした。ジョーとカレンが付き合っていたのだという。カレンの親代わりであったトニーにしてははらわたが煮えくり返ることだった。一方アイシュリンは、「チャドと会うな」というジョーからの愛を感じなくなっていた。
またブレンダの息子ピーターもアイシュリンのことを密かに思っており、アイシュリンと仲良くするチャドに内心穏やかではなかった。そんなことはかまわず親交を深めていくチャドとアイシュリン。ふとあるとき、カレンがジョーに宛てた数通の手紙を家で見つけるチャド。それはトニーが取ってしまってジョーには配達されなかった手紙だった。
ある夜、チャドがトニーが話してくれない”過去”のことを聞きにブレンダの家を尋ねる。彼女は全てを答えてくれた。ジョーは当時未成年だったカレンを妊娠させてしまったのだ。ただでさえ婚前交渉は御法度なのに妊娠させてしまったのでトニーはジョーを憎んだのだ。流産してしまって生まれなかったものの、トニーは妹であるカレンを追い出してしまった。そして彼女はアメリカに行ったのだと。また、ピーターの父親は実はトニーであり、彼はピーターのことを認知していなかったことも。
全てを知ったチャドが家に帰るとトニーがすごい剣幕をしていた。チャドが想像で描いたアイシュリンの裸のスケッチをピーターが見つけ、それをジョーのところに持っていった。娘と性交渉をしたと思ったジョーが怒ってトニーの家に怒鳴り込み、チャドが帰ったら話をさせろと言ったのだ。想像で描いたことを知ったとはいえ、妹と同じく無鉄砲なチャドにひどく怒るトニー。チャドも、”家族”と言うものを大切に考えていないトニーに怒りを覚える。そしてトニーはとうとうチャドに「出ていけ!」と言ってしまう。この島に自分がいる場所はないと考えたチャドは島を出ることを決意。その夜すぐ家を出た。そしてアイシュリンに島を出ることを告げ、船の出る朝まで取りあえず野宿をするチャド。
朝起きると、ジョーがやってきた。「娘と何をしたんだ」と尋ねるジョーだが、何もないと正直に答えるチャド。そして彼は、ジョーには届かなかったカレンの手紙をジョーに見せる。忘れられたと思っていたカレンが、忘れられずにジョーのことを思っていたのを知って悲しみにくれる。そしてジョーはすぐさまブレンダと一緒にいたトニーのところに行き、「おまえは冷たい人間だ」と怒りの全てをぶつけ、チャドに最後の挨拶に行っているアイシュリンを向かえに行く。
その時チャドは、「一緒に行く」というアイシュリンに最後の別れを告げていた。そこへジョーがやってきていよいよ船に乗り込んだチャド。この時、ブレンダが「このままチャドを行かしていいのか?」とトニーのことを説得していた。頑固なトニーだったが、自分の過ちを悟り港へ急ぐ。途中、ジョーのメルセデスが道をふさいでいて進めなかったが、急いで必死のジョーを見てトニーはなんと車に彼を乗せて港へと急いだのだ。
結末・ラスト
レビュー・感想・解説・評価
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]圧倒的な有名どころはブロスナンだけだが、彼はここではただ一人の普通の俳優として、他の俳優達と共に複雑な人間関係を織りなしていく。何にしても巧いのが主人公の一人であるトニーを演じるマッキャンだ。この人がまあ、堅物なのだ。「オレはこんなやつとは違うぞー!」などと思いながら、少し共通点を見つけてしまうなど、これがまた映画の良いところなのである。しかも、普通なら起伏がなくなりそうなドラマを、チャドという人物を”閉鎖的な島における、異種な存在”という設定をつけることによって、ユーモアを含めアクセントを加えることになっている。
また、オープニングと言い、劇中と言い、音楽がまた雄大で素晴らしいのである。思わずサントラを手にしてみたくなるとはこの映画のことを言うのではないか。アイルランド特有の音楽って感じで物語に重厚さを付け加えている。にもかかわらず、「ミュージックボックス」のように、”重さ”にはなっておらず、取っつきやすい作品となっている。もちろん”重さ”と”良さ”には関係はないことを付け加えておこう。
この映画、ミーハー的な気分持たなければ、ぜひ見て欲しい映画である。
2000/08/18
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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