映画「はじまりはヒップホップ」あらすじ,ネタバレ,レビュー
(c) 2014 Rise And Shine World Sales / Inkubator Limited / photo_Ida LarssonAll Rights Reserved.
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あらすじ
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ラスベガスで開かれるヒップホップダンス大会に出たいって?それも平均年齢83歳の高齢者の方たちが?
ニュージーランドの小さな島で繰り広げられる高齢者のパフォーマンスがラスベガスの主催者の目に留まり特別参加が決まるのだが、飛行機の旅に身体が耐えられるのか?そもそも旅費をどうやって捻出するのか?スポンサーって集まるの?
振付師ビリーには難問山積だが高齢者が好きだから彼らの為に動くビリー。だって、彼女、子供の時にお婆さんに優しくされ、その記憶が残っているから…。
平均年齢83歳、最高齢のスターダンサーは94歳。果たして彼らはラスベガスでヒップホップダンスを踊り、観衆を沸かせることが出来るのか?
“心躍る、身体踊る”、高齢者の素敵なダンス・ドキュメンタリーが、高齢化が進む日本にとうとうやって来るよ!
ヒップホップダンスだからと言って、最初から参加者の高齢者は“ファンキー”なカンジではないんだ。若い頃にオペレッタ歌手をやっていたり、趣味でダンスを踊っていた人たちもいるけど、みな素人だ。
そんな彼らを指導するのが、これまた指導者としては素人の女性ビリー。“YouTubeで学んで…”なんてビリーの台詞も出てくるが、この素人集団、どうなっちゃうのさ?
でも心配ご無用、“感動は織り込み済み”だから☆
「リービング・ラスベガス」なんて題名の、アカデミー賞を受賞したアメリカ映画はとても感動的だったけれども、本作を言い換えれば『Reaching Las Vegas』(?)であり、“感動的という言葉は本作でも満載で言い換えられない”。
日本の全年齢の方々、劇場へ足を運んで、身体を動かし、チョッピリ涙して、家族を思って、また生活を変えてみませんか?
本作の公開は今のところ全国7つの劇場で予定されています。公式サイトに公開劇場一覧と、公開日の一覧がありますが、8月27日(土)よりの公開はシネスイッチ銀座のみ。各劇場では“「風を起こそう!オリジナル扇子」先着でプレゼント!(前売特典・限定数あり)”なんてキャンペーンもやっているので要チェックですよ!
ここで判明している公開日を各劇場のホームページから記載しておきます。as of 8月3日。
ディノスシネマズ札幌劇場:2016年9月公開予定
シネスイッチ銀座:2016年8月27日(土)公開
シネマジャック/ベティ:公開予定:2016年~
伏見ミリオン座:9月10日(土)公開
京都シネマ:【公開予定作品】として未定
シネマート心斎橋:10月1日(土)よりロードショー
KBCシネマ:10/1(土)公開
最後に、93歳のテリー・ウールモア=グッドウィンの台詞より。
“マイケル・ジャクソンがダンスで股間を持った時、不快に感じたけれど、今じゃ私もやるわ!”
配給:ポニーキャニオン
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(a.k.a.クイックシルバー)
(a.k.a.2セント)
(a.k.a.カーラ・バン・バン)
(a.k.a.ディヴァ・ミスティック)
(a.k.a.ミッシー・ロー=ヨー)
(a.k.a.ビリー・J・バズ)
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(a.k.a.ディヴァ・ミスティック)
(a.k.a.ミッシー・ロー=ヨー)
(a.k.a.ビリー・J・バズ)
ストーリー・ネタバレ
ニュージーランド、オークランドの東方にある小さな島ワイヘキ島には8000人の住民が住んでいる。この島の高齢者を纏めるのはビリー・ジョーダンという女性だ。そんなビリーが何時もの様にモーラ公民館に高齢者を集めると、ヒップホップダンス大会について話し出した。
この事より前、ビリーはヒップホップ・インターナショナルというニュージーランドで開かれるヒップホップダンス大会の運営者に電話をしていた。ビリーは高齢者にヒップホップダンスを教えて、ヒップホップ・インターナショナルに参加させたいと考えていたのだ。それを電話で尋ねたビリーは、“高齢者が参加する”と言う事が前例になかった為か、改めてメールで出席が可能かどうかを尋ねる事になった。
モーラ公民館。ニュージーランドの大会で好成績を収めるか、若しくは話題となれば、アメリカ・ラスベガスで開かれるヒップホップ世界大会に出場できる。もうビリーの“思い”は皆に伝わっている。“目標はラスベガス”と書かれた横断幕まで作られていた。そして彼らのダンスユニット名は“ヒップ・オペレーション・クルー”と決まっていた。皆が“ヒップ=腰”の“手術=オペレーション”をしていたから…。
老人達にヒップホップダンスを教えるビリーは指導者としては初心者である。だから“YouTube”を観て勉強をして、まずは“ゴースト”という動きを教えた。少しずつヒップホップを覚えていく高齢者の方々、目に見えて上達しているのだ。
だが、ラスベガス行きが決まっても大きな問題がある。それはラスベガスに行くには金が掛かるのだが、蓄えのある老人もいれば、蓄えのない老人もいる。ビリーはラスベガス行きの資金を作る為にスポンサーを募ることを考える。だがラスベガスでの世界大会の8月に向け、他にも同じ様なスポンサーを募る申し出が来ているという。ラスベガスへ行きたいのは若者のヒップホップグループも同じであり、彼らの中にも金が無いものもいる。果たしてビリーは資金を集められるのか?
大会を前にして、“ヒップ・オペレーション・クルー”の練習会場にはテレビカメラが来ている。盛り上がるビリーやダンサー達は考えた。“ダンスが認められずに特別出演も叶わなかったら、ラスベガスでフラッシュモブを行おう!”
みな、ポジティブ☆
なお、このニュージーランドでのヒップホップ・インターナショナルの大会規則では、出場出来るのは18歳以上のみ。みな、クリアだ!
練習を続けるヒップ・オペレーション・クルーはお揃いの黒い衣装を纏い、見かけはバッチリだ。だが肝心のダンスはと言うと、指導者であるビリー自身が初心者である為に限界はある。そこでビリーは“デザイア・ダンス・アカデミー”と呼ばれる、オークランドにあるダンスアカデミーを招いた。デザイア・ダンス・アカデミーはヒップホップダンスにおいては相当の実力者であり、彼らに指導を受けるヒップ・オペレーション・クルー。また、ヒップ・オペレーション・クルーはデザイア・ダンス・アカデミーに“人生とは何なのか”を教える。
こうして実力も身につけた平均年齢83歳の“ヒップ・オペレーション・クルー”は、ニュージーランドのヒップホップ・インターナショナルの会場へとやって来ると、若者ばかりの出演者と観客から大きな拍手が贈られる…!!!
[ストーリーは導入のみ]
・ユーモアたっぷりの出演者の表情、時に弱気に、時にファンキーなメイクをして悲喜交々して、感情移入をさせてくれます!
・ヒップ・オペレーション・クルーの中には車イスのダンサーも居ますが、彼女も含め皆のパフォーマンスは圧巻の一言!
・ラスベガスへ行く為に“大きな壁”が出来ますが、それをどうやって乗り越えるのでしょうか!?
そして
年を取っても、オレも踊っていたい
と話す若者にアナタは…
高齢化が進む日本でも起こるかもしれないヒップホップブーム、劇場で一足お先に体験して、アナタも流行の最先端へ!
8月27日より順次、全国公開されるのでご期待下さい!
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2014年ニュージーランド製作の本作は“第30回サンタバーバラ国際映画祭 観客賞”、“2014年ニュージーランド映画祭 3部門受賞(監督賞、撮影賞、ドキュメンタリー賞)”など数々の映画賞に輝き、数々の映画祭・国際映画祭に正式出品されるなど、とても高い評価を受けたドキュメンタリー。
監督、そして脚本を執筆したのはブリン・エヴァンス。フォトジャーナリストから、ドキュメンタリーのプロデューサー兼ディレクターになったエヴァンスは、2008年に初の長編ドキュメンタリー『FROM STREET TO SKY(原題)』を発表、各国の映画祭に招かれ知名度を上げたそうだ。なお本作「はじまりはヒップホップ」がエヴァンスの劇場用長編映画監督デビュー作品だ。
何時もの様にキャストを紹介…と言いたいところだが、それは全て公式サイトにお譲りを致します。公式サイトには、メイニー・トンプソン、テリー・ウールモア=グッドウィン、カーラ・キット・ネルソン、アイリーン・エヴァンス、ローズマリー・マッケンジー、そして指導役のビリー・ジョーダンの6人の事に加え、デザイア・ダンス・アカデミーについても紹介されている、顔写真付きで。是非、ドウゾ!
これだけでは、余り紹介にはならないので公式サイトのプロダクションノートにはない、資料からのプロダクションノートより少しだけ記載する。
・いざ、ラスベガスへ~ラスベガスの世界大会は2013年8月開催予定だったが、6月末の時点でビリーに連絡がなかった。撮影班も心配していたが、ビリーへサプライズの電話があった。
・音楽について~オリジナルテーマ曲「LIFE IS FOR LIVING」はサウンド・ルーム社が製作。歌はキングドン・チャップル=ウィルソン(キングス)とハンナ・リーによるもの。
(なお同楽曲を含めた本作のサントラ、『Hip Hop-Eration (Original Motion Picture Soundtrack)』はこちらのAmazonよりMP3の形で購入できるのでドウゾ。)
[2020/05/10に上記Amazonのリンクを確認致しましたが、MP3商品はリンク切れとなっており、またCDを含めたサントラ盤も日本Amazonでは見つかりませんでした。]本当に泣いて、笑って家族を思える本作、公開される劇場は少ないが、是非足を運んでみて下さい。
以下、蛇足です…。チョットした映画で英語。
公式サイトの『登場人物ページ』や、当ページの“a.k.a”は“also known as”という英熟語の略で“~として知られる”という意味。ファンキーなダンサーネームが紹介されているが、関係ない映画で「ジェイソン・ボーン」シリーズの「ボーン・アイデンティティー」、「ボーン・スプレマシー」、「ボーン・アルティメイタム」のどれかの作品でも“also known as”は使われる程よく聞く。
確か、“David Webb also known as Jason Bourne”だったかな。蛇足でした。
2016/08/03
2020/05/10
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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