映画「アイデンティティー」あらすじ,ネタバレ,レビュー
あらすじ
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- 主要登場人物配役(役名/俳優)
- 元刑事でキャロラインの運転手/ジョン・キューザック
- ローズ刑事(囚人)/レイ・リオッタ
- 娼婦のパリス/アマンダ・ピート
- モーテルの主人ラリー/ジョン・ホークス
- ルー/ウィリアム・リー・スコット
- ルーと結婚したジニー/クレア・デューヴォール(-・デュヴァル)(-・デューボール)(-・デュバル)
- 囚人ロバート/ジェーク・ビジー(ジェイク・ビジー)
- 車に轢かれるアリス/レイラ・ケンズル
- アリスの夫ジョージ/ジョン・C・マッギンリー(ジョン・C・マクギンリー)
- アリスの子供ティミー/ブレット・ローア
- 女優のキャロライン/レベッカ・デモーネー(レベッカ・デモーネイ)
- 精神科医マリック/アルフレッド・モリーナ
- 解離性人格障害の死刑囚マルコム・リバース/プルット・テーラー・ヴィンス(プルット・テイラー・ヴィンス)
受賞:なし
ノミネート:なし
ストーリー・ネタバレ
ネバダ州の田舎町。いや街とも言えない簡素な場所で、モーテルが一軒あるだけだった。大雨と些細な事から、このモーテルに人々が集まることになる。几帳面そうな男ジョージが傷だらけの妻アリスを抱え込んできた。口を聞くことができないアリスの子ティミーと共に。アリスは交通事故に遭ってしまったのだ。轢いてしまった運転手のエドが一緒に駆け込んできた。モーテルの主人ラリーに電話で救急車を頼むが、生憎の天気のせいか、電話は普通であった。
エドをお抱えにしているわがまま女優キャロラインが文句をたれているが、エドは彼女をモーテルに残して、数十キロ先の病院まで医者を呼びに出かけた。その途中、エドはどうやら娼婦らしい女性パリスが手を振っているのに気付く。車が動かなくなったらしいので、乗せて病院へ行くことにしたエド。だが、水没していた道路に気付かずにハマってしまい、立ち往生となってしまった。
そこに、ついさっき結婚したという若いカップルのルーとジニーが乗った車が通りかかった。道の先が水没していることを教え、モーテルまで戻るために乗せてもらい、モーテルまで着いた彼ら。
そしてモーテルには一台のパトカーが到着した。囚人を護送中だがどこもかしこも浸水していて通れないので、刑事ローズは泊めて欲しいと言った。
こうして、モーテルにジョージと瀕死の妻アリス、息子のティミー、アリスを轢いてしまったエドと、女優のキャロライン、若い夫婦ルーとジニー、娼婦のパリス、刑事のローズと囚人のロバートが泊まることとなった。
ロバートは凶悪な殺人犯と言うことで、トイレに手錠で繋がれることになった。他の人たちはそれぞれの部屋で思い思いに、やり切れない雷雨をしのいでいた。
ここで、事件の幕が開けた…。女優のキャロラインが何者かに襲われたのだ。キャロラインの姿が見えなくなったことを気付いたエドが辺りを探していて、洗濯室に来た。彼女はいた。正確には生首だけで洗濯機の中に放り込まれた状態で…。
戦慄を覚える人々。刑事のローズと、元刑事のエドはすぐに囚人ロバートが繋がれている部屋のトイレへと急いだが、ロバートは逃げ出したあとだった。
事件は続き、次の犠牲者はルーだった。ロバートは何とか捕まった。瀕死のアリスも目覚めた。しかし、連続殺人の犯人と思われたロバートの死が続いた。誰も犯行の時は見ていない。だが、次の”死”は皆が見ていた。ラリーがジョージを轢き殺してしまったのだ。そして目覚めたのも束の間、アリスも逝った。
この連続の死には関連性があった。死んだ人間の傍らに、モーテルの部屋のキー番号のホルダーが落ちていたのだ。死が続く度に、番号は若くなっていった。しかも、偶然の死であるジョージの元にも番号が落ちていた…。
この異常な状況下、元刑事として、囚人を逃がしてしまった失態をしたローズは信じられないと、エドは、ジニーにティミーを託して、2人だけでも車に乗せて逃がせようとした。
だが、2人が乗ったとされる車は爆発炎上した。すぐに火を消し止める残った人々。遺体はなかった。
その時、人々は奇妙な共通点に気付く。モーテルに集まった人々全員が10日生まれだったのだ。しかも、ファミリーネームはアメリカの週に関係のある名前…。
深夜の判事の家に、遅れていた死刑囚マルコム・リバースが到着した。精神科医のマリックはマルコムの幼年期の虐待による解離性同一障害が彼の連続殺人事件の原因だと。死刑執行ではなく、措置入院をさせるべきだと主張した。そして、判事や検察官らの前でマルコムの複数の人格が現れだした。それは、エド、ローズ…と言ったモーテルの人々の人格であった。つまり、モーテルの事件のことは、マルコム・リバースの心の中の人格たちが起こしているものである。人格たちが殺し合っているのだ。
モーテル。娼婦のパリスは、ローズが刑事ではなく実は彼自身も囚人であることに気付き、それをエドたちに伝えようとした。それを察知したローズは止めさせようとする。ローズはラリーを撃ち殺した。そして、エドとレイが撃ち合いとなって両者死亡。
結末・ラスト
だがこれで終わりとはいかなかった。マルコムを病院への護送中の車内で、彼の異変を精神科医のマリックが気付いた。マルコムの中では連続殺人犯の人格は死んでいなかった。それは、子供のティミーであった。ティミーはパリスを殺し、マルコムの肉体を手に入れた。そして”ティミー”はマリックら、現実の人々を襲うのであった…。
レビュー・感想・解説・評価
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]ジョン・キューザック、レイ・リオッタが共演というと、何かブルブルと震えそうなものを感じるのはtoikunだけではないだろう。解離性人格障害を扱ったミステリー・スリラー。ホラーとも呼べるが、展開としてそのジャンルが必ずしも適当だとは言えないが、一応ホラーでもある。モーテルをロケーションとした密室劇の様相も呈するだろう、この作品。監督をしたまだ若い「コップランド」などのジェームズ・マンゴールドもちょっとこの作品には苦労しただろう。それでも、キャストやスタッフのおかげで素晴らしい作品に仕上がっている。
ハリウッド映画をちょっとご覧になる方だったら、この展開、”必ず”リオッタに視線がいくであろう。彼がいつシッポを出すかと。し・か・し、この作品、もう観客のことを読んでいる読んでいる。裏切らないんだよなぁ。まぁ、最終的な”犯人”は彼ではないのだから、そう言う意味では裏切られている。何か、言っていることがメイク・センスしていないのが申し訳ないのだが、分かっていただけるだろう。
レベッカ姉さん、1番手でしたね、殺されたのが。”andが付いたクレジット”がせめてもの救いでした。toikunにとっての。彼女が悪女というのも、とうの昔の話しか…。あぁ、これもリトル裏切られているわけか(泣)。
つーか、レイ・リオッタ卑怯だよ!彼が…グダグダすみませんでした。
あなたは、見破れましたか?それとも、ダ・マ・さ・れ・た?
2008/03/09
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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