映画「幸福のアリバイ~Picture~」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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・葬儀屋が取り仕切ることになったのは実はヤクザの葬儀だった。何やら揉める故人の家族たち、遺言が残されていなかったのか?故人を偲ぶ為に通夜に集まった親分や部下たちは…。
・プロのカメラマンを目指す女は無職の男と同棲している。彼女に父親から宅配便が届いた。中にはお見合い相手の写真と経歴が入っていた。その相手とは開業医…。女は男に気付かれない様に見合い写真を隠すのだが…。
・成人式に特攻服と派手な原チャリで出かけようとした息子を止めた母親。スーツを着させようにも大学の入学式のために作ったスーツは売り払ったという息子。母親は何とかしようとしている間、父親と話す息子。父親はチョッピリ勇気を出して息子に聞いてみた。
“彼女はいるのか?”
・田舎町に電車でやって来た父親。父親が乗ったのは一人娘を妊娠させた若者の車だった。今にも産まれそうな赤ちゃんと彼女のために、義父となる男を呼び寄せた若者。“順番が違う!”と怒る義父と会話が続かない車中。若者がかけた音楽は、妊娠した彼女が目指していた、アイドルとしてのデビュー曲となるハズの曲だった。
・今、流行の代理友人。新郎の友人として出席した男はその代理友人として出席。元モデルで芸能プロダクション経営の美人女性が出席していて、彼女に惚れてしまい俳優と名乗ってしまう男。だがソコにはプロ野球で首位打者となった現役選手も来ており、元モデルとは大学時代の友人だった。盛り上がるプロ野球選手と元モデル、周りは選手にサイン攻め。
俳優と名乗った男は元モデルの心を掴むために、無謀にも一球入魂の野球勝負をプロ野球選手に申し込んでしまう!
超個性派俳優の陣内孝則にとっての劇場用長編映画3作品目の監督作品は、それぞれのエピソードから人生の節目を描いたヒューマンドラマ&コメディ。
陣内自身が原案を考え、それを「桐島、部活やめるってよ」の脚本を担当した喜安浩平が映画用に脚本を書き上げた。
そして陣内監督の元に集まったのは中井貴一、柳葉敏郎、大地康雄といった盟友&名優陣に木村多江や佐藤二朗、山崎樹範といった実力者に、木南晴夏や浅利陽介など若手実力派俳優たち。
ネタバレをしてしまうと、どれも俳優陣はそれぞれのイメージ通りと言える役柄。奇をてらう事はしていないのにクスッと笑わせて、ホンワカな気持ちにさせてくれた、ありがとう!
toikunにとっては「雨女」、「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」に続く今年3作品目となった清野菜名は歌手としても魅せてくれているので、そちらの方もお楽しみに☆
公式サイトは8月27日時点で“Coming Soon”が多いが素敵な予告編が見られるので是非!
公開は11月18日(金)より全国でロードショー!
足利市の皆さんは地元で観られるのかなぁ…ボソッ。(意味深×2)
配給:東映
なお、本作では顔を観ることが出来ないので、俳優としての陣内孝則ファンの皆さんは11月25日公開の「イタズラなKiss THE MOVIE~ハイスクール編~」をお待ち下さいマッセー☆
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ストーリー・ネタバレ
葬式
Last Request
ヤクザの大物、松田という男が死んだ。今日は通夜の日だ。一足先に集まったのは近年府中刑務所に入っていた男と強面の男の2人で、どちらも現役の幹部だ。遺影を前にする2人だが喪主や家族たちは裏で揉めていてなかなか挨拶に来ない。2人の男は何で揉めているのか考えてみると、“死んだ松田さんは遺言を残さなかった”で一致するが答えは違っていた。
今、ある組を取り仕切る親分も駆け付けたところで喪主が出てきて、揉めている理由を明かした。その理由を聞いた親分や幹部たち。ドスを抜くまでに発展するが何とか場は収まった。故人である父親の遺言に従いたい喪主。一部賛成、一部反対の現役ヤクザ。
ヤクザの葬式だと知らずに取り仕切ることになった葬儀屋も驚きの“遺言”とは…!?
[ストーリーは導入のみ]
見合い
Gift
全財産:財布とスマホ。職業:無職。これがサカキ・シンタという男の全てだ。同棲して彼を養っているのはカメラマンのアシスタントのアシスタント…つまりカメラマン見習い的な女性サラだ。
昼からの仕事に向けメイクをしているところで宅配便がやって来た。シンタはシャワーを浴びているので出られないのでサラが荷物を受け取った。その荷物は彼女の父親からであり、中身は見合い写真と男の経歴が書かれた履歴書、そして父親の手紙がしたためられていた。
写真を見てみると…ソッと閉じてしまう程の外見…だが履歴書を見ると男は開業医で年収も想像できない様な数字が書かれていた!
と、そこでシンタがシャワーから出てきた。サラは見合い写真を気付かれない様に隠す…。シンタは見合い写真のことなどつゆ知らず、朝っぱらからサラの身体を求めてきた!ヤリたくないサラは思わず言ってしまった。
“3年、ずっと我慢してきた…。”
定職に就かないシンタ。最近はお腹もスゴク出てきた。お尻も落ちている。
それを聞いたシンタは流石に落ち込んで、外の風に当たりに出て行った。
一人になったサラは詳しく見合い相手の履歴書を見てみることにした。“37才かぁ…。”
と、シンタがイキナリ戻って来た!財布と携帯を忘れたと言って。そこでシンタはサラが履歴書を持っていることに気付いた。最初はサラが転職するものだと思ったシンタは“夢を諦めるな!”と励ますのだが…。
[ストーリーは導入のみ]
成人
Suits
日々沢家。
息子ムツキは今日成人式を迎えて会場に行くところだった。それを止めたのがムツキの母親だった。だってムツキの格好は特攻服だし、乗り物はヘッドライトが沢山付いて他にもド派手な原チャリだったのだから。
妻に言われて新聞から目を上げたムツキの父親は一言。
“よく売ってたな、そんな服。”
母親は息子に大学の入学式で買ってあげたスーツを着させようと家を探し回ることになり、一先ず2人だけになる父と子。成人祝いにコーヒーを煎れてやろうとする父親だが、“コーヒーは苦くて飲めない”と言う息子を思わず笑ってしまう父。また若い頃はプロのギタリストを目指していたことを初めて息子に告白する父親。
そんなこんなで母親が戻ってくると、ムツキがスーツを売り払ってしまったことが分かった。母親は取り敢えず息子が出かけられないように草履を手に取り再び部屋中をかけずり回ることに…。
再び2人きりになった父子。父親は勇気を出して息子に聞いた。
“彼女いるの?”
[ストーリーは導入のみ]
誕生
Father in Law
いかにも気難しそうな男が電車でやって来たのは栃木県足利市。
駅で男を出迎えたのはいかにも今風の若者だ。若者は男の一人娘ヒロミと付き合っていたが、妊娠をさせてしまった。今にもヒロミは病院で赤ん坊を産むかもしれない。彼女は若者に父を呼ぶ様に頼んだのだ。
若者の左ハンドルの車の助手席に乗り込む男。中は骸骨などのアクセサリーで酷い有様だ。平仮名の“とちぎナンバー”の外車は男を乗せて走り出した。
最初はイライラして一言も話さない男だが陣痛が始まってどれくらい経ったのかを尋ねた。若者が答えるに“2~3時間”…。
男は若者に怒った“順番を間違えた!”…それは勿論、結婚と妊娠の順番だ。
話の続かない男と若者。そこで若者は一枚のCDを取り出した。
“音楽でも聞きますか?ヒロミの曲なんです。ヒロミのデビュー曲だったハズの曲です。”
“パパはヒーロー♪”
男はCDのケースを手に取るとジャケット写真に目を落とした。その写真は…。
[ストーリーは導入のみ]
結婚
Wedding March
男が仕事でやって来たのはとある結婚式場だ。その仕事というのは“代理友人”というやつで、結婚式などで“友人が多くいる”と見せる為の今流行の仕事だ。
友人達の派手な演出のダンスの中心に登場した新郎新婦。男は派手に声を掛けて式を盛り上げようとするが、ふと倒れてしまう。そんな男に手を差し伸べた女性がいた。彼女の名前はイチジョウ・シズコ、元モデルで今は芸能プロダクションを経営しているとある人物から教えられた男。男は彼女の外見と差し出した腕に惚れ、俳優として彼女の事務所に所属することを画策。“あわよくばシズコさんと付き合えれば…。”
今、シズコはハンサムで体格のよい男と話している。この男はブシザワ・マサルというプロ野球で首位打者のタイトルをとった現役選手だと教えられた男。ブシザワに気付くと結婚式の出席者は彼に近づき一様にサインを求める。サインをしながらもブシザワはシズコとの会話が途切れない。2人は大学時代の同級生だったのだ。
なかなか2人の間に入る隙のない男だが、“この結婚式に出席しているのは、俳優と、プロ野球選手と、元モデル”と無謀にも自分をアピールする。ブシザワからは出演作品や出演CMなどを尋ねられるが答えない男。
時間はそろそろ二次会…となり、参加するというブシザワとシズコ。男はシズコと仲良くなるためにモチロン出席!
そしてシズコによいところを見せようと、ブシザワに野球対決を提案。“少年野球でエースピッチャーだった”と語る男に対し、ブシザワは勝負を承諾する…。
[ストーリーは導入のみ]
それぞれのエピソード、この後どうなるのでしょうか?
どのエピソードにも期待して11月18日の公開をお待ち下さい!公式サイトをご覧になりながら…。
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名優である陣内孝則にとって、「ロッカーズ」(2003)、「スマイル 聖夜の奇跡」(2007)に続く3作品目の劇場用長編映画監督作品であり、本作に彼は出演はしていない。
そして本作の脚本担当の喜安浩平については“5年程前、喜安君という才能溢れる脚本家と知り合い…”と語る陣内。本作を映画化したいと考えたそうだ。
いつも通り挙げるべきキャストを。
・映画やテレビドラマなど出演作品が途絶えることのない名優、中井貴一が日々沢家のお父さんを演じる。チョット本作では惚けていたり、コーヒーに拘りがあるところが何かを思い出させたり…。
・何か適役…頭の血管がぶち切れそうなヒロミの父親に扮するのはこれまた名優の柳葉敏郎。テレビシリーズと複数の映画化された「踊る大捜査線」シリーズが一番の有名どころと言うべきか?
・そしてヤクザの親分として登場するのは「マルサの女」や「武士の一分」などの名優、大地康雄。toikunにとってはテレビドラマも含めて久しぶりとなった。
上記の柳葉敏郎と大地康雄、そして監督陣内孝則の共通点はNHK大河ドラマ『太平記』で共演しているところ。これも含めて“ほとんどのエピソードのロケ地”である足利市について最後に語る。
・日々沢家のお母さんとして中井貴一と夫婦役を演じるのは木村多江。この秋、「金メダル男」が公開されるが楽しみなところだ。
・無職のプー太郎を演じるのは山崎樹範。あの個性派俳優も2016年2月で42才と言うことだが、いつまでも若い!でも、あの“お腹”、所謂“デ・ニーロ・アプローチ”だよね?ファンとしてそう思いたい。
・ここ5~6年くらいでは?toikunが知ってからとても大好きになった個性派の佐藤二朗が葬儀屋として出演。また、“らしい”んだよなぁ。
・佐藤がとぼけた仏様を演じていたテレビシリーズ『勇者ヨシヒコと魔王の城』の2シーズンでtoikunが知ることになった木南晴夏がカメラマン見習いとして登場。今秋公開の「グッドモーニングショー」で中井貴一と共演している。
・とてもプロ野球選手っぽかった!185cmと長身の渡辺大が嫌らしい程のハンサム選手を演じる。
・そして彼女を妊娠させちゃって柳葉敏郎と二人きりで車で走るハメになる男を演じるのは浅利陽介。深夜枠のドラマ『妄想彼女』で木南晴夏と共演していた。
さて。
“5つのエピソード”の内、一番最初のヤクザのエピソード以外はどれにも共感しちゃった。妻子なしアラフォーのtoikunですが。どれも立場は違いますが。だからどんな映画ファンでも1つは“キマス”よ!
感想はこの辺でロケ地足利市の話と『太平記』の話。
ロケ地が足利市だと気付いたのは「誕生~Father in Law~」のエピソードで。toikunの地元なもんでして…。で、宣伝担当の方に尋ねてみました。
・ほとんどのロケ地で栃木県の足利市を利用したと伺っております。
・「成人」のエピソードの一軒家も足利で撮影されたとの事でした。
だそうです。陣内監督の『太平記』での足利への愛と、同作で育んだ共演者との友情を感じました。因みにエンドロールには“足利”とつくロケ地が多数クレジットされていますので、関係者の方はご期待下さい。
唯一の心残り、それは陣内孝則という俳優を観ることが出来なかったコトだけ!
配給は東映で公開は11月18日より、全国でロードショー!場面写真をアップするかもしれないので公式サイトだけじゃなく、T's Theaterのご覧のページにもご期待下さい☆…と、場面写真もアップしました!
なお、陣内孝則監督の俳優としてのお姿にお目にかかりたい方、本作の公開より1週間後の11月25日にギャガ・プラス配給で公開される映画「イタズラなKiss THE MOVIE~ハイスクール編~」で見る事が出来るぞ!鑑賞したので記事を挙げたが同作は同名原作のファンの期待を裏切らない作品に仕上がった。陣内孝則は石塚英彦と共に主人公たちのパパさんとして登場するぞ!コミカルな陣内孝則にご・き・た・い☆
でも、すごいと思いませんか?監督作品が公開されて出演されていないからファンはウズウズしちゃうのに、その1週間後にはキチンと出演映画が公開される…よ・く・で・き・て・い・る!?
2016/08/27
2016/09/08
2016/10/01
2016/10/10
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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