映画「最高の人生の見つけ方」あらすじ,ネタバレ,レビュー
あらすじ
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- 主要登場人物配役(役名/俳優)
- 病院経営者エドワード・コール/ジャック・ニコルスン(ジャック・ニコルソン)
- 物知り自動車修理工カーター・チェンバース/モーガン・フリーマン
- カーターの妻ヴァージニア/ビヴァリー・トッド(ビバリー・トッド)
- エドワードの秘書トーマス(トミー)/ショーン・ヘイズ(ショーン・へイス)
- エドワードの主治医ホリンズ/ロブ・モロー(ロブ・モロウ)
受賞:なし
ノミネート:なし
ストーリー・ネタバレ
コーヒーのコピ・ルアクを愛し、若い頃からその実力か幸運か、それまた性格かで莫大な富を手にしたエドワード・コール。現在は大病院を経営している。結婚には3度失敗し、一人娘とも疎遠になったが、気にはならなかった、正確には…。
そんな性格から趣味から肌の色まで違うが、”元気な働く高齢者”という共通点では一緒の2人が出会うことになる。エドワードの病院で、2人部屋の同じ部屋で、つまりは入院することで。元気が取り柄というのも共通点ではあった今回入院するまでは。
最初は話すことさえなかったカーターとエドワード。カーターにはヴァージニアをはじめとする数々の面会人が現れるが、エドワードに面会に来るのは秘書のトーマスだけであった。別にカーターはエドワードを哀れみの目で見ていたわけでもなく、エドワードはカーターを羨んでいるわけもなかった。
だが同じ病室である。二言三言交わすと普通に会話をするようになった。彼らには共通点はもう1つ出来た。余命が持って1年という癌を患っていること。病院のドクターはそのことを当然のように本人に伝えた。2人は絶望することはなかった。
ある時、カーターは書き物をしていた。それが気になったエドワードは、何を書いているのかを聞くが、カーターは答えることはしなかった。だがある時、丸めて床に投げた紙をエドワードは見た。そこには”バケット・リスト”と題された、カーターが死ぬまでにやっておきたいことが書かれていた。エドワードは、そのリストに自分が死ぬまでにしたいことを付け加えた。それにカーターは気付いた。カーターにとっては、リストの項目は、1人では決して実現可能であったわけではないかもしれない。だが、エドワードは病院を経営するほどの大金持ちである。そのエドワードが持ちかける、”どうせ乗りかかった船、お互いに死ぬのだ。やろう!”と。
カーターの妻ヴァージニアは夫の急の行動に反対だった。急だし、何よりおかしい。”病院を出て”やりたいことをやるなんて。持ちかけたエドワードに当たった。そんなヴァージニアの反対にも、カーターは気持ちが変わることなく、エドワードと2人、”退院”する。
2人はリストに書いた死ぬまでにやりたい様々なことをやった。スカイダイビングに始まり、あこがれの車に乗ってのカーレース、もちろん、カーターは金持ちではないので、エドワードが金を出しているのだが、2人にとってはそんなの関係なかった。もはや”親友”であった。
カーターにとって、エドワードが娘に会わないのが不思議だった。仲が悪くなったとしても親子である。会うのが当然と、”バケット・リスト”に、エドワードが娘に会うことを付け加える。が、エドワードは即座に取消線を入れるのであった。
エドワードの自家用ジェット機で世界中を回るエドワードとカーター、そして2人の世話をするためのおまけのトーマス。
2人が世界を回る中で、元気でずっと回れるわけではなかった。時にカーターは吐血したりもする。余命を告げられているのである、当然だ。そんなカーターを心配してヴァージニアがエドワードに電話、エドワードもさすがに帰ろうというがカーターは首を縦には振らなかった。
本当に世界中を旅してきたエドワードとカーター。彼らはアメリカに戻った。トーマスが運転する車で帰路につく中、車はエドワードの娘が暮らす家に来た。これはカーターがトーマスにさせたものであった。どうしても死ぬまでに娘さんに会わせておきたいと。だが、エドワードは心から怒った。今さらどの面を下げてあったらいいのか、分からなかったせいもあるかもしれない。エドワードは娘には会わずに帰ってしまった。
エドワードとカーター、2人は家へ戻った。エドワードは家族に囲まれる一家団欒が待っていた。カーターには…1人で過ごす”楽しい”日々が待っていた。
だがそんな日々は長く続くわけもなかった。カーターが倒れた。エドワードの病院へと入院した。連絡が入ったエドワードもすぐに友に会いに行った。彼らは”話した”。カーターはエドワードに手紙を渡した。
手紙にはカーターのエドワードに対する思い、そして身を案じる言葉で溢れていた。その言葉に添うかのように、エドワードは娘に会った。そして幼い娘の娘、つまり孫を抱くことも出来たのであった。
結末・ラスト
そう間もおかず、エドワードも逝った。カーターと同じように、火葬され缶に入れられ、その缶は”カーターの隣”に置かれた。”バケット・リスト”の最上段の項目、”荘厳な光景を見る”という項目がチェックされ、彼らと共に置かれたのであった。幻想的な光景を目にする。
レビュー・感想・解説・評価
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]共演する2人の名優の役柄的には、彼らがそれぞれの作品で今まで見せてきたものと同じような役が見られる。ニコルスンは苦虫を噛み潰したような感じ、フリーマンはと言うと、穏やかな。何て言うかな、表現は簡単なんだよな、そういう役柄が多いから。イメージ。”一辺倒”という言葉をこの作品に送ればいいのかな、良い意味で。今まで酸いも甘いも演じてきた彼らだから出来て、彼らだから、見ている者に通じる。素晴らしい。
この2人が出ていると悪く作るのが難しい、そう言ってしまうとロブ・ライナーには申し訳ないのだが、ラストのヒマラヤ(?)に置かれるのは巧いなぁと思った。この名優をキャスティング出来て、本当に監督冥利に尽きるライナーだなと思う。
ところで、この作品中ニコルスンが演じるエドワードは、秘書のトーマスの本名を言っていない。何を言っているかというと、”トーマス”は本名ではないのである。”固い名前は変える”というのがエドワードの性格なのである。このことについて、「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」で、ウィスキーのジャック・ダニエルを”ジョン・ダニエル”とあいしょうをこめて呼んだアル・パチーノが思い浮かんだ。とても微笑ましかった。
劇中のコーヒー、コピ・ルアクについては、こちらのWikipediaをどうぞ。
大いに笑い、大いに歌う名優、ここにあり。
2008/03/08
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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