映画「グッド・シェパード」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
1人の映画ファンの口コミ・レビューがあります。(クリックすると下方のユーザーレビューに移動)
CIAの起ち上げの話そしてボーンズマン。CIAで活躍するようになる男は長官の金銭問題での辞任から中心人物となっていく…。
ロバート・デ・ニーロが監督しマット・デイモンが巧く演じる。華を添えるはアンジェリーナ・ジョリー。
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- 主要登場人物配役(役名/俳優)
受賞:なし
(美術監督)Jeannine Claudia Oppewall, (装置)Gretchen Rau, (装置)Leslie E. Rollins
ストーリー・ネタバレ
時は遡り、第二次世界大戦の対ドイツの火ぶたが切って落とされようとしていた1939年。イェール大の優等生だったエドワードがミュラック捜査官に出会ったときもこの頃であった。エドワードが専攻する詩文学のフレデリック博士がナチスであることを調べていたミュラックは、エドワードに近づき、あるメンバーリストを調べるようにと言ってきた。スパイはできないと最初は断ったエドワードだったが、それを受けてミュラックに渡した。それに起因するかのように、博士は教職を追われた。
エドワードは”ボーンズマン”の会員であるほど優秀なことなどから、アメリカ軍のサリバン将軍に目をかけられ、”国のために働いてみないか?”と言われ、海外でのスパイ活動を頼まれた。
この頃、エドワードは学校の図書館で耳の不自由な女性ローラと知り合う事になる。ハンデという障壁がありながらも、次第に距離を縮め恋人関係になる。だが、一方で友人の妹マーガレットからアプローチがあり、肉体関係を持ってしまう。これはローラと肉体関係をうまく築き上げられないせいなのか、それとも他の不満か、マーガレットの良さか…。マーガレットの妊娠を知ったエドワードは、ローラとの関係を絶ち、マーガレットと結婚する事にした。
結婚式の後の自宅でのパーティの時、サリバン将軍の使者が来た。1週間後に海外に赴任して欲しいと手紙にあった。それを受け入れるエドワード。
ヨーロッパの任務。上司に就いたフィリップ・アレンや、ナチス信仰のために教職を追われたが諜報任務に就いていたフレデリックから指導を受け、またイギリスなどのノウハウを学んで”スパイ”として実力をつけていったエドワード。しかし諜報活動には色々な面があった。ソ連側のスパイ・ユリシーズとの折衝、裏切り、買収…
様々な経験を積み、また祖国アメリカの為の仕事をして、アメリカに戻ったのは1946年の事であった。生まれた息子エドワード・ジュニアは既に齢6歳となっていた。
1946年に立ち上がったアメリカの諜報機関、アメリカ中央情報局=CIA長官アレンの元、中心となって活動したエドワード。冷戦下の対ソ連に対する諜報活動で活躍した反面、妻マーガレットやジュニアの事にはほとんど”タッチ”する事はなかった。この事で妻とは大きな軋轢が生まれていた。
エドワードは偶然からローラと再会する。妻子を持つエドワードに対して、子猫1匹が家族のローラ。10数年の時の隔たりは残酷だったのか…。エドワードはローラと一晩の関係をもってしまった。後に何者かからそのことを写真に撮ったものがマーガレットに送られ、激怒する彼女。最早関係は修復できるようなものではなく、別居という形となる。以降、ローラと会う事はなかったエドワード。
そして1961年現在。何者からか送られた写真とテープを分析したCIAは、それがコンゴで撮られたことが分かった。コンゴを訪ねるエドワード。問題の部屋へと訪れると、彼の目の前に現れたのはユリシーズであった。テープのオリジナルを聞かせ、事の顛末を話した。”エドワード・ジュニアが、エドワードの話す作戦の事が聞こえていた。ジュニアには愛する人ができた。その女性はスパイであり、作戦の事を話したために、バレた”と。祖国の安全か、それとも息子の安全どちらをとるかを尋ねるユリシーズ。エドワードには答えは出なく、ただジュニアをかえすようにと言ったエドワード。
ジュニアと会ったエドワード。ジュニアの婚約者の女性はスパイである事を言うが、ジュニアは信じない。これまでの家族に対する接し方を見れば当然であった。
結末・ラスト
エドワードは、幼い頃に自殺した父の今まで未開封にしていた遺書を読んだのだった。その後、金銭問題でアレン長官がCIAを去り、新しい上司の下で、CIAの更なる中心に座るエドワードがいるのであった。
レビュー・感想・解説・評価
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]とても楽しみに試写を待っていた。実は「ブロンクス物語」は未見なのでデニーロの監督としての腕は分からないのであるが、名優である事は間違いないし、このそうそうたるキャストであるし、期待しないわけがないであろう。
内容は実に重かった。「JFK」や「13デイズ」の様な史実を背負った作品に共通な感じ。重くて1回試写しただけでは内容を掴めなかったので、正式に公開されてからか、DVDまで待つ事になるが、もどかしい。
出てくる人物はほぼ仮想と言っていいのかな?仮想というか仮名というか。
デーモンがほとんど始終眼鏡をかけている。これは”世間に対するフィルタ”といった演出と考えるのがいいのか。また抑えられた演技、魅せてくれた。アンジーは物語の都合上、ただの飾りであった。大好きなボールドウィンは「ディパーテッド」と大して変わらず恰幅のいい助演に成り下がっているだけだった。悲しいかな。
劇中で”ボーンズマン”と出てくる。これはボーンズマンについてのGoogle検索の結果や米国ウィキペディアを参照していただこう。とても興味深かった。
アメリカ対ソ連と言ったことから、多分に陰謀論が散りばめられるが、結局のところ、1つのところに終着する作品である。
演出をもうちょっと注文つけたかったのは、約20年を隔てた役を演じる俳優たちの”年の重み”が感じられなかった事。もったいない。
劇場公開楽しみだ。
なお、以下のページでマット・デーモンの最新主演作である「ボーン・アルティメイタム」を紹介している。
2007/09/05
by toikun.
映画ファンの口コミ・レビュー
No.1 Tiger さん
レビュー日時:2018/05/03 12:06:50
評価:9点/10点満点中(最低点1点)
★★★★★★★★★☆
素晴らしい評論だと思います。ご指摘のとおり20年間の役の重さが混乱を招く原因かと思いました。
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『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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