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映画『Alfred Hitchcock's "Strangers On A Train"』「見知らぬ乗客」<1951年:アメリカ>

ATTENTION:T's Theaterでは映画作品のあらすじだけでなくストーリーのネタバレを結末まで記載しています。映画レビューはストーリーの下方にあるので映画をご覧になっていない方はお気を付け下さい。

映画「見知らぬ乗客」あらすじ,ネタバレ,レビュー

作品データ

IMG from Amazon

原題:

Alfred Hitchcock's "Strangers On A Train"

邦題:

見知らぬ乗客

原題訳:

アルフレッド・ヒッチコックの列車の中の見知らぬ乗客

製作年:

1951年

製作国:

アメリカ

上映時間:

ジャンル:

スリラー ドラマ 犯罪もの

監督:

アルフレッド・ヒッチコック

主演:

ファーリー・グレンジャー ロバート・ウォーカー

あらすじ

この映画にはtoikun以外のレビューはまだありません。

テニス・プレーヤーのガイ・ヘインズは列車でブルーノ・アントニーという男に話しかけられる。アントニーはガイのことをいろいろ知っていて、離婚に難航していることも知っていた。そして、上院議員の娘と愛し合っていることも。そこで、ブルーノは自分がガイの妻を殺すから、自分の父親を殺してほしいと交換殺人を持ちかける。

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詳細作品データ[写真画像付き]IMGs' COPYRIGHT notations

主要登場人物

Main Cast:メインキャスト:役名:
Farley Grangerファーリー・グレンジャーアマチュア、テニス・プレイヤーのガイ・ヘインズ
Robert Walkerロバート・ウォーカー交換殺人を持ちかける電車の見知らぬ乗客ブルーノ・アントニー
Ruth Romanルース・ローマンガイの恋人でモートン上院議員の長女アン・モートン
Laura Elliottケイシー・ロジャース(ローラ・エリオット)ガイの妻ミリアム・ジョイス・ヘインズ

アカデミー賞

Winner:受賞:
Noneなし
Best Cinematography, Black and White Nominee:撮影賞(白黒)ノミネート:
Robert Burksロバート・バークス

スタッフ(製作・監督・脚本・撮影・音楽)

Producer:製作:
(--表記なし--)(--表記なし--)
Director:監督:
Alfred Hitchcockアルフレッド・ヒッチコック
Writers:脚本:
Raymond Chandlerレイモンド・チャンドラー
Czenzi Ormondeチェンツイ・オルモンド
Cinematographer:撮影:
Robert Burksロバート・バークス
Original Music:音楽:
Dimitri Tiomkinディミトリ・ティオムキン

キャスト・出演者

Cast:キャスト:役名:
Farley Grangerファーリー・グレンジャーアマチュア、テニス・プレイヤーのガイ・ヘインズ
Ruth Romanルース・ローマンガイの恋人でモートン上院議員の長女アン・モートン
Robert Walkerロバート・ウォーカー交換殺人を持ちかける電車の見知らぬ乗客ブルーノ・アントニー
Leo G. Carrollレオ・G・キャロルモートン上院議員
Patricia Hitchcockパトリシア・ヒッチコックモートン上院議員の次女バーバラ・モートン
Laura Elliottケイシー・ロジャース(ローラ・エリオット)ガイの妻ミリアム・ジョイス・ヘインズ
Marion Lorneマリオン・ローンブルーノの母親ミセス・アントニー
Jonathan Haleジョナサン・ヘイルブルーノの父親ミスター・アントニー
Howard St. Johnハワード・セント・ジョン事件捜査を指揮するターリー警部
John Brownジョン・ブラウンデラウェア大の数学の教授コリンズ
Norma Vardenノーマ・ヴァーデンパーティでブルーノに首を絞められる女性カニンガム夫人
Robert Gistロバート・ジストガイを監視する刑事レスリー・ヘネシー

注目俳優(カメオ出演or下積み時代)

Cast:キャスト:役名:
説明:
Alfred Hitchcockアルフレッド・ヒッチコックファーリー・グレンジャーが列車から下車する時に入れ替わりに乗車するコントラバスを持った男
本作の監督
「見知らぬ乗客」トレーラー

ストーリー・ネタバレ

この映画を未見の方へ:[ストーリーは最期まで表示されています]
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アマチュア・テニス・プレイヤーのガイ・ヘインズはテレビ中継などでそれなりに名を知られる男である。ガイには妻ミリアムがいるが離婚協議中であること、そしてモートン上院議員の娘アンという彼女が居るという事も世間が知る“ゴシップ”だ。

そんなガイが列車で移動中に見知らぬ乗客の男ブルーノ・アントニーに話しかけられた。少し話して列車の個室に移ったガイとブルーノ。ここでガイはブルーノから思わぬ申し出を受けることになる。それは交換殺人…。ブルーノは父親のことを殺したい程に嫌っていたのだ。ただ関係のある自分が殺してしまえば足がつく。それはガイが妻ミリアムを直接自分の手で殺しても同じ事。だからお互いの殺したい相手とはトータル・ストレンジャーであるものが殺せば足がつかないと言った。ガイは妻のことを殺したいとは思っていないのだが…。承諾はモチロンせずに列車を降りたガイは車内にライターを忘れてしまった。(ここでアルフレッド・ヒッチコックがカメオ出演)それを見つけポケットに入れたブルーノだった…。

ミリアムが店員として働く店にやって来たガイ。離婚についてミリアムと話すのだが今さらながら別れないと告げたミリアム。彼女のお腹の中には浮気相手の子供が宿っているのだが、ガイの子供として育てると言う。そして恋人アンとの仲についてもなじってきたミリアム。ガイは激怒してミリアムと喧嘩になるのだった…。

一方ブルーノは母親と蜜月関係と言っても良い程の親子関係であり父への怒りを語ると、その後にガイに電話を入れた…ガイの離婚が不可能になったことについて…。そしてメトカフ(Metcalf)にやって来てミリアムの住所を調べたガイは家の前で待ち伏せると、ミリアムが2人の男とバスに乗ろうとするところを見て彼も飛び乗った。

ミリアム達がやって来たのは郊外の遊園地。ブルーノはつけているとミリアムに気付かせるように彼女の後を追うとボートで行く孤島でミリアムの首を絞めて殺した。その際に落ちてしまったガイのライターを大事そうにしまうブルーノだった…。

ちょうどこの頃ガイは汽車に乗っていてデラウェア大の教授コリンズに話しかけられたのだが、コリンズは実は泥酔していた…。

列車を降りて自宅の前までやって来たガイに見張っていたブルーノが話しかけミリアムを殺したことを告げて彼女がかけていた眼鏡を見せた。そして父親を殺してくれと頼むブルーノを“頭がオカシイ”とガイは突っぱねた。そしてアンに連絡をして彼女の家にやって来たガイ。モートン上院議員やアンの妹バーバラなどは事件のことを既に知っておりガイを心配した。だがガイには列車に乗っていたというアリバイがあり話した教授が証人である。ガイはその事を告げるのだった。

ガイはメトカフ署へやってきて事件捜査を指揮するターリー警部に事情を話した。そこにはコリンズ教授もいたのだがターリーが話しを聞くと教授は何も覚えていなかった…泥酔していたのだから…。

モートン家に“帰宅”したガイには彼を見張る刑事ヘネシーがついていた…。

父親を殺させる為に執拗につきまとうブルーノ。ガイとアンが一緒にいる時にも現れるがこの時にアンはブルーノに何かを感じたがそれは“彼が犯人”という確証ではなかった。またガイはブルーノから自宅の合い鍵を郵便で渡された…。

更に執拗なブルーノはガイがテニスを練習するコートにも現れてガイの知り合いに自分をアピールした。この時にブルーノはミリアムと似たような眼鏡をかけたバーバラを見て何かの思いがよぎった…。

ブルーノはガイやモートン上院議員らが参加した上流階級のパーティにまで現れた。この時にカニンガム夫人の首に手を回して絞め殺すという“戯れ”をしたブルーノだったが、バーバラの顔を見るとそれが“戯れ”ではなくなり夫人は倒れてしまった。そしてブルーノも気を失ってしまう。ガイは怪しまれないようにブルーノを見送った。

その後にガイはアンにブルーノのことを打ち明けることになった。バーバラが抱いた不信感をアンが聞いてブルーノのことをおかしいと思った為。正直に明かした為にアンの気持ちはガイから離れることはなかった。

“対処”するためにガイは行動に移すことにした。ブルーノに電話を入れて“父親を殺しに行く”と言ったのだ。拳銃と合鍵を持ちアントニー家に侵入したガイは一目散にブルーノの父親のベッドにやって来ると“ブルーノはオカシイ”と告げようとしたが、それは“感づいた”ブルーノであった。ブルーノは怒っていたがここでガイを殺してしまえばアウトなので彼をリリースした。

明くる日にガイの為を思いアンがアントニー家にやって来てブルーノの母親に“ブルーノがミリアムを殺した”と話すが母親は信じず、ブルーノは“ライター”を仄めかしてアンを脅した…。

結末・ラスト

この日はガイの試合。アンは“ブルーノがライターをミリアムが殺された島に置きに行く”と告げた。ここでテニスをほっぽり出しては警察の心証が悪いのでなるべく早く勝つことを目標としたガイ。試合に勝ったガイはアンやバーバラを協力を得て尾行するヘネシー等警察を欺いてミリアムが殺された遊園地に向かう!

ブルーノはライターを路肩の水受けに落としてしまうハプニングはあったものの、ライターを取り戻すと遊園地へやって来てボート乗り場からボートを使って島に渡りライターを置こうとするが、ガイが尾行の警察官も連れてやって来た為にそれが出来なかった。

回転木馬=メリーゴーランドで取っ組み合いになるガイとブルーノ!アクシデントによりブルーノは死んでしまい彼の自白をとることは出来なかったが、ブルーノの手からライターが発見されたことによりガイは無実を証明することが出来たのだった…。

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レビュー・感想・解説・評価

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見知らぬ乗客
toikunの評価:6/10★★★★★★☆☆☆☆

“18年ぶりシリーズ”というワケじゃあないけど“17年”ぶりの鑑賞!まずは前の感想☆

ファーリー・グレンジャーがヘインズ、ロバート・ウォーカーがアントニーを演じるスリラー。

この映画は良い映画です。先がどうなるのかハラハラドキドキなのです。人物もアントニーの内面がよく描かれていると思います。ただ、遊園地でライターを落とすシーンにはちょっと驚いた。こんなシーンあり?目がテンになりました。

グレンジャーがウォーカーと電車で出会ってその電車から降りたときにヒッチコック監督がダブルベースバイオリンを抱えて乗り込んでいます。どうもそれらしそうで、しかもそれなりに長くカメラを回しているから調べてみたらやっぱり。

1999/01/08

“遊園地で鍵を落とすシーン”と書いていました。ゴメンなさい。では2016年の!

サスペンスの神様アルフレッド・ヒッチコックによるスリラー。本作の犯人さんはどこか「サイコ」のモーテルの彼に似ている…“サイコな悪役”…。現在ヒッチコック作品でレビューしているのは前述「サイコ」「ダイヤルMを廻せ!」「疑惑の影」のみ。記述はないが観ている作品は多いんだけど…頑張るゾ!

この時代のキャストについては殆ど知らないのだが主要キャストを紹介!

・脅されるガイに扮するはファーリー・グレンジャー。現状彼の他の出演作品は観たことがありません…orz。

・本作の製作は1951年だが同年に32歳という若さで死去したロバート・ウォーカーが「サイコ」の犯人のような恐ろしさを魅せる。彼の映画出演作品「キュリー夫人」は超有名!

・とても美しい女性アンに「遠い国」のルース・ローマン。

さて。

ブルーノ・アントニー=ロバート・ウォーカーがライターを路側帯の水受けに落とした…これ必要あったのかなぁ?細かな絵的なもので言うと“あそこまで腕は入らないでしょ?”なんて変な見方は出来たんだけど…。まぁ警察or行政or業者呼んで時間が掛かっちゃったらダメだからねぇ。で、“そもそも論”の必要であったのか?に至ったワケ。

“ライター”がキーになると言うことは“列車にライターを忘れた”というシーンと“ミリアムを殺す時にライターを落としてしまった”という2つの布石で十分観客に分からせてくれた。やはりヒッチコックってスゴイよね←toikun単純。

本当に昔の映画って言う音楽が流れて、昔の映画って言う細かな描写をしないシーンも多々ある。そしてtoikunは余り昔の映画の女優の顔を区別が出来ないのだが、アン・モートンは区別でき綺麗だった!

うむー、ヒッチコックの映画シリーズとして観まくるかな!本当に面白い作品を残してくれたありがとう!

2016/06/01

by .

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『映画ファン』さんのレビュー・評価

投稿日時:20??/??/?? 15:59:46

4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆

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