映画「クリーピー 偽りの隣人」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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刑事を辞めた犯罪心理学者が失踪事件の謎に迫る…その時、隣人は静かに笑っているかもしれない…。
前川裕の原作小説「クリーピー」を黒沢清監督が映画化。
“あなたは、隣に住む人が“何者”か知っていますか?”
というキャッチコピー、“何”を感じるだろうか?
公式サイトには様々な画像・紹介があるので是非!そして楽しんだら下にある画像ギャラリーもドウゾ!
6月18日より全国ロードショー。衝撃の展開は劇場で!
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元刑事の高倉
刑事時代の高倉の後輩 野上
元刑事の高倉
刑事時代の高倉の後輩 野上
ストーリー・ネタバレ
警察署の取調室で殺人犯=シリアル・キラーの松岡を取り調べる男の口調はどこか学者染みていてそれによって精神的余裕があるように感じられる。この刑事の名は高倉。後輩刑事の野上は“唯一犯罪心理学を身につけている刑事”と評価・尊敬している。その高倉が松岡から事件の真相を聞き出そうとしたのだが時間が足らずに松岡は拘置所移送となってしまう。しかし刑事たちが目を離した隙に松岡は取調室から姿を消した。署内で緊急配備がかけられると直ぐに見つかる松岡、女性の首にフォークを突き立てている姿が…。
高倉は署内でピストルを持った警官に囲まれた松岡を説得しようと近づく。精神病質者=サイコパスの松岡に。だが刺すハズがないと余裕を持って背中を見せたところで背中を刺される高倉。松岡は女性も傷つけると警官達は発砲し松岡は倒れた。この事件が契機となり高倉は警察を辞めた。1年後の高倉は“大丈夫、分かってる、自分が刑事に向いていないって”と話すが、この時の高倉は自分のことをどの様に思っていたのだろうか…。
1年後。
犯罪心理学の教授としてトウラク大学で教鞭を執るようになった高倉が新居に越してきた。妻の康子と雄犬のマックスとの新生活。康子の手作りチョコレートを引越祝いのプレゼントとして隣人の住む家を訪ねる高倉と康子。しかし康子が期待していた新生活も田中家と西野家の人々と言葉を交わす事により“期待の上昇ベクトル”はなだらかなものになってしまった。田中家の中年女性は近所付き合いをしたがらない。不在の為に康子が一人でもう一度訪れた西野家の主人は受け答えが変。受け答えが噛み合わないのだ。こんな隣人達ではこの先思いやられる…。
講義の合間の高倉が助手の大川に話しかけ彼が作っている“凶悪事件の分類一覧”に興味を持った。特に高倉が気になったのは6年前に日野市で起こった“一家失踪事件”。父母と長男が失踪して中学3年生の娘が一人残されたこの一件を事件と呼ぶにはどうかと思う高倉。残された娘の証言はコロコロ変わり3人がただ出て行ってしまっただけで事件性はないかもしれない。大川に誘われて現場に行く事にした。
日野市の失踪事件現場を訪れた高倉だが失踪した本田一家の家に入ることを避ける。“これ以上介入すべきでない…”
高倉が日野市の現場を訪れたことを知った高倉の刑事時代の後輩 野上が大学を訪れ、高倉に失踪した本田家の娘 早紀に会ってみないかと言ってきた。高倉の手腕を高く買っている野上が分析を依頼してきたのだ。
もう一度日野市の現場に行く高倉と野上がその現場で見たのは本田家の長女 早紀だった。この“初対面”での会話は巧くはいかなかったものの高倉は早紀が身を寄せる彼女の祖母のアパートを訪ねて早紀に話しを聞く。
前後の記憶がハッキリしない
最近記憶が蘇ってくる
こう話す早紀に自分を信頼するようにと高倉は語り、早紀に記憶を取り戻させて事件の真相を知ろうとする高倉と野上。早紀の頭の奥底に隠された記憶は一体どの様な記憶であるのだろうか?
高倉は早紀から事件の話しを聞き“おもしろい”と話すが、妻の康子が送る生活は“おもしろい”ものではないようだ。悩みの種は隣人の西野である。シチューのお裾分けに行った康子だが西野から“家に上がっていきませんか?”と不自然な程に勧められるし、ともかく西野は“変”なのだ。それは高倉も思っていることである。それは高倉の娘・澪にこう告白されたことでも感じた。
あの人、お父さんじゃありません。
全然知らない人です。
でもこんな言葉は思春期の娘であれば誰でも父親を煙たがり言ってしまいそうな言葉であるが。この言葉を発した直ぐ後の澪に対する西野の接し方は娘を愛する父親にしか見えないのだが…。
“変な隣人”である西野と接することを思い悩む康子を放って、“趣味だから、でも本気”と犯罪心理学者として事件に向き合っていく夫の高倉。康子の想いとは…。
[ストーリーは導入のみ]
ギャラリー。劇場公開までコチラでお楽しみ下さい。
レビュー・感想・解説・評価
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第15回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕の原作小説“クリーピー”を「CURE」、「回路」の黒沢清監督が映画化。このサスペンス・スリラーは月並みな表現だが衝撃的。
キャストを。
・元刑事の犯罪心理学者に「ニンゲン合格」、「蟲たちの家」、「LOFT ロフト」に続く4度目の黒沢清監督作への出演となる西島秀俊。近年はWOWOWとTBSが製作したドラマシリーズとその劇場版「MOZU」で楽しませてくれた。ずっとしかめっ面だったかな?
・学者の妻役に竹内結子。映画版「チーム・バチスタの栄光」の精神科医役やドラマと映画の「ストロベリーナイト」で武田鉄矢から“姫”って呼ばれる刑事役が印象的だった。
・失踪事件の生存者に「にがくてあまい」の公開が控える川口春奈。
・事件を追う刑事役に新作「デスノート Light up the NEW world」で主演となる東出昌大。
・奇妙な隣人の役で「劇場版 MOZU」で西島秀俊と共演した香川照之。「MOZU」のスピンオフとなるテレビドラマは多分に「ボディガード」的。「MOZU」程重くなくて気楽に見られた。
・大学助手に戸田昌宏。非常によく見る俳優。
・ベテラン刑事役に笹野高史。少し前に観たドラマ「悪貨」に出演していて台湾で…な最後だった。「悪貨」はスゴク面白かった。
ストーリー記述も“触れない”様に限定的に記述したし、この“感想・レビュー欄”でも触れることが出来ないので感想を大して言えないことを謝ります…。
幾度かの高倉と康子、2人の食卓のシーンが不自然だなぁと感じたのだが、これがきっとあの展開・関係への布石だったのであろう。この食卓シーン、演技が変なのか変なカメラの位置と切り替えなのかで本当に疑問に思ってしまった。
それと隣人に限らず、結構、みんな変。主人公の高倉がズカズカと早紀に近づいていったり“おもしろい”と言ったり。これが“本作の主人公”。
原作に出てくるかは知らないがともかく展開は衝撃的なのでゾッとして下さい、どんなに想像してもこんなの思い浮かばないから。
色々言えなくてゴメンなさい。6月18日まであと少し待ってみよう!…と公開から約2週間が経ちましたが大ヒットしていますね!
“怪しい隣人さん”の映画に興味を持ったら、「隣人」、「隣人は静かに笑う」、「パシフィック・ハイツ」などをご覧になってみて下さいね、怖い恐い…。
2016/05/12
2016/06/30
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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