映画「ボディガード」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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歌姫が脅迫された。周りが凄腕ボディガードを雇う。一時の迷いで関係を持つも公私混同はしたくないと突っぱね女とうまくいかないボディガード。だが敵の魔の手は確実に女に迫り女が出席したアカデミー賞授賞式で…。
90年代のとても光っていた時代のケヴィン・コスナーと今は亡き歌姫ホイットニー・ヒューストンの共演で一世を風靡したアクション・スリラー。
ホイットニーが逝った際にコスナーが葬儀に出席して感動的な弔辞を述べた。ドキュメンタリー映画「ホイットニー・ヒューストン オールウェイズ・ラヴ・ユー ~歌姫よ永遠に~」に収録されていて、レビューをしたが文字面だけではコスナーの思いは伝わらない。機会があったらレンタルして見ることをオススメする。toikunは楽天レンタルで借りた。ググって下さいね☆(不親切でスマヌ…。)
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ストーリー・ネタバレ
アメリカ大統領ロナルド・レーガンのシークレット・サービスをしていたフランク・ファーマー。自身の母親の葬式で非番にした時にレーガンが狙撃された為に責任を感じたフランクは職を辞し要人警護=ボディガードとなった…。
フランクはぬるま湯につかりたくない性分だったのかも知れない、決まった警護対象を持たず短期間で“雇用主”をかえていた。そんなフランクに声をかけたのが今をときめく歌姫兼女優のレイチェル・マロンの側近ビル・デヴァニーであった。レイチェルには彼女を脅す手紙が届いていたのだ。芸能人など今まで相手にしたことがなかったフランクはデヴァニーのオファーに難色を示すものの、1週間に3000ドルという高額報償と引き替えにボディガードを引き受けた。
レイチェルの大豪邸に行ったフランクは直ぐさまレイチェルの付き人達に危機感を持つように伝え、レイチェルの運転手であるヘンリーにはカーチェイスでのドライビングテクニックを仕込んだ。そんなフランクをレイチェルは最初は苦々しく思っていた。ファン、それも子供からのサインを求める手まで遮るのだから…。
レイチェルは彼女の古くからのボディガードのトニーを連れて勝手に買い物に行ったりした。手に負えないフランクは辞めようと思いデヴァニーにその事を言ったりする。だがレイチェル懲りずにナイトクラブへと出かける。フランクはついていくものの、ステージに立ったレイチェル。しかし思いもかけずに彼女はファン達に担がれることになり恐怖を感じる。それをフランクが救ったのだ、消火器噴射という少々荒っぽい手段であったが…。
その事からフランクの言うことを次第に聞くようになるレイチェルであった。ナイトクラブに置いていかれたトニーは怒り狂ってフランクに殴りかかるも返り討ち、格の違いを見せつけられ…だったが。
この事と前後してレイチェルの側近が黙っていた彼女への脅迫文や屋敷への不法侵入などもレイチェルの耳に入れるフランク、レイチェルは恐怖を感じるのであった。
距離が縮まったかのように思えるフランクとレイチェル。レイチェルはフランクを“デート”に誘い、映画、レストランでの食事、そしてフランクの家にまで来た。身体を重ねる2人。だが翌朝目覚めたフランクは“公私混同はしたくない”とレイチェルに恋人関係を否定した。その事に対してレイチェルは寂しさを感じ、フランクへ傾いていた思いを閉ざすのであった。
有名人はチャリティーにも参加しなければいけない。エイズチャリティーに出席して歌うレイチェル。もちろんフランクは付いていた。そこでシークレットサービス時代の仲間グレッグ・ポートマンに会ったフランク。グレッグもまたシークレット・サービスを辞めてボディガードをしているという。グレッグと話しているフランクを見たレイチェルは、フランクへの当てつけとしてグレッグを“誘う”。身体の関係はレイチェルが寸前で拒否したのでならなかったのだが…。
レイチェルには彼女の家に住む自身の息子フレッチャーと姉であるニッキーがいた。ニッキーもチョットしたシンガーであったがレイチェルの参加により彼女が目立ちはじめ歌わなくなったという。
電話などの更なる脅迫もあり、レイチェルの身を案じたフランクは、再び信用してくれたレイチェルを連れて自分の父親ハーブの所に行った。フレッチャー、ニッキーそしてヘンリーを連れて。
ひとときの団欒…それも直ぐに終わった。
雪が積もっているロッジの周りに見知らぬ足跡が…。しかもフレッチャーがやんちゃをしてボートを動かしたがそれが爆発…その寸前でフランクが助けたのだが…。電話線も切られ車も動かない…。公衆電話から脅迫の件で警察に問い合わせるフランク。だが犯人ダンは逮捕されていて手紙を送っただけ…。今回は明らかにプロである…。
翌朝歩いて戻ろうと夜通し警戒する皆。その時にフランクはニッキーから聞かされる。妹への嫉妬から見知らぬ男に犯行を頼んだこと。まさか子供であるフレッチャーにまで襲われるとは思わなかったニッキーはその罪悪感から告げたのだ。だがしかし侵入者によりニッキーは凶弾に倒れた…。
姉を失った悲劇のヒロイン、レイチェル・マロン。彼女は「夜の女王」でアカデミー主演女優賞にノミネートしていた。それには出なければならない。フランクは反対するものの周りやレイチェル自身がそれを否定する。
アカデミー賞会場で考え得る最高の警備で望むフランク。だがそこにはグレッグが居た。彼がニッキーから頼まれていたのだ。それを察知したフランクはグレッグを止めようとする!
結末・ラスト
しかしホストによってレイチェルの主演女優賞受賞のスピーチがありレイチェルが舞台に…グレッグの凶弾が彼女を…だがフランクが飛び込み身体を張ってレイチェルを守った!瀕死のフランクだったがグレッグを撃ち殺しレイチェルの危機は去った…。
横たわるフランクを抱き寄せて案じるレイチェル…フランクは…。
時が経ち怪我も癒えつつあったフランクはレイチェルに自身ではないボディガードを紹介した。そこで抱きしめ合いキスをするフランクとレイチェルがいた…。
ボディガード、フランク・ファーマー。彼は違う警護対象の元で目を光らせている…。
レビュー・感想・解説・評価
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「理由なき発砲」や後の「ボルケーノ」のミック・ジャクソンが描くアクション・スリラー。
脚本と共に製作を務めるのは大作西部劇「シルバラード」で監督・脚本を務めたローレンス・カスダン。同作ではカスダンの妻や子供たちもキャストとして姿を見せる。
主演のボディガードと歌姫を演じるのは90年代当時ノリに乗っていたケヴィン・コスナーとホイットニー・ヒューストン。
ケヴィン・コスナーは監督にも乗り出していて「ダンス・ウィズ・ウルブズ」という“長くて”素晴らしい作品でアカデミー作品賞・監督賞を受賞、主演男優賞にもノミネートしている。“長い”という意味は、文字通り上映時間が長いと言うこと。90年代ビデオ全盛の時コスナーの作品をレンタルする時は“あぁ、また2巻作品か…”などと良く思ったものだ。確か4~5作は2巻借りたが別にtoikunが長い作品を苦手なわけでは勿論ない。古い思い出は置いておいて、T's Theaterで紹介しているのは「シルバラード」、「さよならゲーム」、「パーフェクト・ワールド」、「13デイズ」、「カンパニー・メン」、「エージェント:ライアン」など。あ、2014年の作品「ドラフト・デイ」もレビューしました。植毛?出演作の羅列になっちゃうけど「Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼」もまた良作品と思ったtoikun。
ホイットニー・ヒューストンにとっては今作が劇場用長編映画初出演・初主演映画である。彼女は後に「ため息つかせて」、「天使の贈り物」といった作品に出演している。
・他に助演としてファンを楽しませてくれるビル・コッブス。最近は「デンバーに死す時」をレビューしたが非常に存在感があった。
・敵としてボディガードを演じるトーマス・アラナ。「レッド・オクトーバーを追え!」(コックだけれども潜水艦を爆発させようとな敵さん)や「ウディ・アレンの影と霧」、「L.A.コンフィデンシャル」など。
・今作では“大きなクレジット”では表れなかったが主要登場人物としてtoikunはストーカーを演じたトニー・ピアースを挙げている。
・最初は大きな顔をする太っちょボディガードさんに扮したマイク・スターは「7月4日に生まれて」で駆け出し時代の姿を見ることが出来る。
なお、ケヴィン・コスナーは製作のクレジットもある。
いやぁ、当時は本当にスゴかったコスナーとホイットニー。と言ってもtoikunが本当に映画に目覚めたのは1995年、今作の公開時のフィーバーなどは体験していないのだが、後に日テレやテレ朝の洋画劇場で放映されまくっていたのを思い出す。それだけ話題性があってまたそれに伴った評価がある作品だと思う。
実はホイットニーの出演はコスナーが推し進めたものである。この辺に関しては後にレビューするつもりだが「ホイットニー・ヒューストン オールウェイズ・ラヴ・ユー ~歌姫よ永遠に~」に出てくる。周りは明には“白人を…”とは言わなかったものの暗に“この女優(白人)はどうだ?”等と薦めてきたという。これは今作にはロマンスという側面があり当時は白人と黒人のロマンスというのは…なものだった。キスシーンなんて驚きな出来事に思う。
それに「ホイットニー・ヒューストン オールウェイズ・ラヴ・ユー ~歌姫よ永遠に~」にも出てくるが、今作のポスターではホイットニーは顔を隠している。これ、印象弱める為。日本人としてイロイロと分からないものがあるが、この辺の文化、どうなんでしょうね?そして今の時代の映画はどうなのか…。
演技や演出に関しては“非の打ち所がない”という表現は過ぎるが、特段ダメなところは無くスリラーとして最期まで見せてくれる。
日本の映画、あれは「用心棒」だよね、映されてまた妙な形ではあるが“刀”が登場、日本文化を良い風に描いているのでは無いか。刀に関して、ストール(だよね?)を刀に落としてスパって切れるシーンはとても良いなぁって思った。
故ホイットニー・ヒューストン。歌姫よ、アチラでもきっと貴女は上手く歌えるよ!ありがとう、ホイットニー!
2015/11/20
2015/12/18
2016/03/28
2016/06/06
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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