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映画『LUCKY NUMBER SLEVIN』「ラッキーナンバー7」<2006年:ドイツ,アメリカ>

ATTENTION:T's Theaterでは映画作品のあらすじだけでなくストーリーのネタバレを結末まで記載しています。映画レビューはストーリーの下方にあるので映画をご覧になっていない方はお気を付け下さい。

映画「ラッキーナンバー7」あらすじ,ネタバレ,レビュー

作品データ

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原題:

LUCKY NUMBER SLEVIN

邦題:

ラッキーナンバー7

製作年:

2006年

製作国:

ドイツ アメリカ

上映時間:

ジャンル:

ドラマ 犯罪もの

あらすじ

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詳細作品データ

主要登場人物

    主要登場人物配役(役名俳優)
  • スレヴン・ケレブラジョッシュ・ハートネット
  • 殺し屋ミスター・グッドキャットブルース・ウィリス
  • ニック・フィッシャーの”隣人”で監察医のリンジールーシー・リュー
  • ギャングのボスの”ボス”モーガン・フリーマン
  • ボスの敵対する組織のボスのラビベン・キングズリー
  • ブリコウスキー刑事スタンリー・トゥッチ
  • ニック・フィッシャーサム・イエガー

アカデミー賞

受賞:なし

ノミネート:なし

スタッフ(製作・監督・脚本・撮影・音楽)

Producer:Christopher Eberts, Kia Jam, Andy Grosch, Chris Roberts, Anthony Rhulen, Tyler Mitchell, Robert S. Kravis
製作:
Director:Paul McGuigan
監督:
Writer:Jason Smilovic
脚本:
Cinematographer:Peter Sova
撮影:
Original Music:J. Ralph
音楽:

キャスト・出演者

Cast:Josh Hartnett, Morgan Freeman, Sir Ben Kingsley, Lucy Liu, Stanley Tucci,Bruce Willis,Mykelti Williamson, Danny Aiello, Kevin Chamberlin, Sam Jaeger, Dorian Missick, Peter Outerbridge,Corey Stoll
出演:

ストーリー・ネタバレ

 アメリカ・ニューヨーク。4半世紀ほど前の話。競馬の八百長が行われると知ったマックスは、息子と共に競馬場に行った。八百長で勝つはずだった馬に、借金をしてまで賭けたマックス。しかし、賭けた馬はレースの途中で足を折ってレースには勝てなかった。彼は金を借りたギャングに捕まり殺された。息子も妻さえも。

 現在。スレヴン・ケレブラは、職を失い、家をシロアリに食われ、彼女の家に行ったが、彼女が浮気をしていて、友人のニック・フィッシャーを頼ってニューヨークに来たが、強盗に襲われ荷物や金を取られて、ニックの家にやってきた。ニックは家には居ず、ドアが開いていたため一人で家にいたスレヴン。そんな彼をニックの隣人リンジーが訪ねてきた。彼女は砂糖を借りに来た。ニックが居なかったこと、自分がニックを訪ねてきたことなどをリンジーに話したスレヴン。リンジーはニックを探そうといい、また訪ねると家を出た。

 今度は黒人の男2人が訪ねてきた。ギャングの彼らは、自分たちの”ボス”のところにスレヴンを連れて行った。男達は”ニックを連れてこい”と命令されていて、スレヴンは自分はニックではないと言ったが無理矢理だった。ボスはスレヴンに、「金をかしているから返せ、さもなくば敵対するギャングのボスのラビの息子を殺せ」と言った。

 スレヴンがニックの家に戻ると、リンジーが来た。少し話したところでリンジーはまた帰る。その後に今度はユダヤ人の男2人が訪ねてきた。そしてスレヴンはまた無理矢理連れて行かれ、今度はラビのところに来た。ラビはスレヴンに「金を返せ」と言って家に帰した。

 スレヴンが家に戻ったところリンジーが来た。そして自分なりに色々調べたことをスレヴンに話した。スレヴンは自分にあったことを話した。ニックに間違えられて酷い目に遭っている事を。

 2つのギャングの組織にはミスター・グッドキャットという殺し屋が出入りしていた。どちらのボスにも、相手を倒すと言っていた。スレヴンを使って。

 警察は2つのギャング組織を見張っていた。その過程で、組織に出入りするスレヴンが何者かを調べる事にした。

 スレヴンとリンジーはディナーに行った。そこにはスレヴンがボスから言われていた、殺して欲しい男が食事を取っていた。様子を見ながら食事をするスレヴン。そんなスレヴン達を警察も様子をうかがっていた。

 食事が終わり家で愛し合ったスレヴンとリンジー。夜が明けて出かけたスレヴンにブリコウスキー刑事らが接触してきた。何者かを直接問いただしたのだ。だがスレヴンは特別な事はないと言った。

 スレヴンはディナーの時に会う約束をしたラビの息子に会いに行った。そしてスレヴンは殺した。そこへグッドキャットがやってきた。彼はスレヴンを逃がし、敵の手下らの後始末をした。そしてグッドキャットは、ニック・フィッシャーの遺体をその場に置いた。場所を去る2人の後ろでは仕掛けた爆弾が爆発した。

 ボスを訪ねるグッドキャット、ラビを訪ねるスレヴンが居た。

 ボスとラビが目を覚ますと、2人は同じ部屋にイスに縛り付けられていた。背中越しに話すボスとラビ。そこへスレヴンがやってきた。スレヴンは事の真相を2人に告げた。ボスとラビの組織の対立のトリガーを引いたのは自分とグッドキャットである事、ニックに間違えられるように、スレヴンはわざとしていたこと、そして2つの組織に近づいたことなど。

 さらに4半世紀ほど前のマックスのことも話した。スレヴンは、マックスの息子だった。マックスと彼の家族を殺そうとしたのはボスとラビ達であり、その仕事を引き受けたのがグッドキャット。だがグッドキャットはスレヴンは殺せなかった。殺さないで育てたのだ。

 スレヴンは、父の敵を取るために、ボスとラビを殺した。そして当時マックスの妻を殺したブリコウスキー刑事も殺したスレヴンであった。グッドキャットはというと、自分らの正体に気づいたであろうリンジーを撃った。

結末・ラスト

 スレヴンはとある駅にいた。そして、側にはグッドキャットに殺されたはずのリンジーが居た。スレヴンは、リンジーを助けるべく、事を教え、防弾チョッキなどによって死を偽装するように言っていた。抱き合うスレヴンとリンジー。そこにグッドキャットが現れた。最高の殺し屋であるグッドキャットは、自分が目をかけたスレヴンがそうするであろうことを分かっていた。マックスの形見の時計をスレヴンに届け、去るグッドキャット。

 かくして、家族の敵を取ったスレヴンであった。

レビュー・感想・解説・評価

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 オールスターキャストで彩られた犯罪もののドラマ。「ホワイト・ライズ」を監督したポール・マクギガンがメガホンをとり、同作でも一緒だったジョッシュ・ハートネットが”間違えられた男”スレヴンを演じる。他にブルース・ウィリスが殺し屋ミスター・グッドキャットを、アカデミー賞俳優のモーガン・フリーマンとベン・キングズリーが、それぞれ対立するギャング組織のボスを演じ、「ターミナル」のスタンリー・トゥッチがブリコウスキー刑事を演じ、「チャーリーズ・エンジェル」などのルーシー・リューがスレヴンと愛し合うリンジーを演じる。

 序盤を見ると、「ダイ・ハード」の運の悪いとき、運の悪いところにいる、運の悪い男”であるジョン・マクレーンを演じたウィリスのお株を奪うような”運の悪い男”になっているハートネット。だがそんな展開から予想もしない復讐劇になり、良い意味で裏切られた。序盤だけだと本当にどんな展開になるのかと心配してしまう。だからこそ、”良い裏切り”なのである。

 ”何も関係ないようなところを糸にして、反物を織っている”そんな表現が似合う映画。非常に良くできている。

 また、興味深いカメラワーク、編集をしているのがよい。

 キャスト、そしてそのキャストの豪華さ、展開にタランティーノ・テイストを感じたtoikunであった。

by .

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『映画ファン』さんのレビュー・評価

投稿日時:20??/??/?? 15:59:46

4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆

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