映画「マクベイン」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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ベトナム戦争時。捕虜となっていたロバート・マクベインは救われた。18年後。コロンビア革命軍に参加し戦死した男に借りを返す為、戦争時の仲間を訪ねたマクベイン。アメリカ政府が手を出せない革命にたった数人の一個師団が参戦する。
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説明:
ストーリー・ネタバレ
1973年、南ベトナムのポレイモニュ・バレー。1月にニクソン大統領がベトナム戦争の終結を宣言した後、やっと現地部隊に撤収が伝わった。出生がコロンビアであるロベルト・サントスも仲間と共にヘリで撤収していたが、彼の部隊が捉えられているアメリカ人兵士ロバート・マクベインを発見し死の危険にさらされていた彼を助けた。礼をしたいと言うマクベインに、サントスは紙幣をちぎり割符として渡した…。
18年後。コロンビアでは大統領の圧政に苦しんでいた人民が反政府組織を整えて大統領と戦っていた。ロベルト・サントス、彼の妹クリスティーナの姿もそこにはあった。ロベルトは意を決したのか18年前の割符をクリスティーナに託し大統領府へ仲間と共に攻め入った。だが大統領は銃を突きつけられても意に介さず、彼の軍隊が見守るコロンビア国民を殺そうとした。ロベルトは降参の意志を示し拳銃を大統領に渡すと殺されてしまった。大統領府のベランダでの一連の出来事はテレビメディアにより世界各地で報道され、製鉄工として働いていたマクベインもそのニュースを見ていた。
割符を託されたクリスティーナがアメリカにやって来た。マクベインに会うと割符を見せてコロンビアでの反政府活動に協力を求めた。マクベインはベトナム戦争時の戦友に連絡を取った。金持ちになっていた戦友のフランクはよりよい返事をしなかった為、資金難もあり仕方なくマクベインはクリスティーナをコロンビアに帰す。だがマクベインは仲間と共に何とかロベルトの敵を討とうとアメリカ国内において“活動”を始める。ヤクの売人を脅して大物に辿り着くと一千万ドルを要求するのだった。
渡航の計画を練るマクベイン達をフランクが訪ねて同行を志願した。マクベインは快く受け入れる。そしてマクベイン、フランク、イーストランド、ダルトン、ギルの5人はコロンビアに向けて飛行機で飛び立った。
コロンビア。クリスティーナが兄の意志を継ぎ反政府活動を行っていた。マクベイン達がやって来ることを知ったクリスティーナは彼らの乗る飛行機を受け入れる為に軍の仕切る空港に攻め入り制圧した。機上のマクベイン達はと言うとパイロットのベリーの乗る戦闘機に助けられてクリスティーナが解放した空港へ着陸した。
ロバート・“ボビー”・マクベイン中尉、ベトナム戦争時代の階級で呼ばれるマクベイン。彼らは大統領率いる軍隊に徹底抗戦を試みる。
アメリカ国内ではマスコミがコロンビアに対して参戦すべきかを報道していた。意見を求められた米国大統領は“アメリカ人に危害が及ばない限り何も出来ない”と言うだけだった。
アメリカが介入しないことを知る大統領ボホルケズ、そして彼を“操る”麻薬の売人エスコバール。コロンビア解放軍に対してより一層厳しい攻撃を浴びせる。
マクベインを筆頭としたアメリカからの一個師団はそれに反撃する。ベリーの身を犠牲にした活躍もあり大統領府の固く閉ざされた門扉は開いた。なだれ込む解放軍と民衆。大統領府の軍は彼らに発砲する!コロンビアに自分たちの居場所はないと去ろうとするエスコバールは解放軍によって捉えられた。
結末・ラスト
大統領府。執務室に立てこもるボホルケズ大統領をマクベインはやっつけた!持っていた割符を大統領の亡骸にくれてやったマクベイン。かつてロベルトが殺されたベランダに立ち大統領の軍帽を手にしたマクベインにコロンビア国民は盛大な歓声を浴びせた。
軍部も味方につけ飛来した軍のヘリコプターはコロンビア解放軍についた。兄ロベルトの成し得なかったコロンビア解放をクリスティーナがやり遂げた。彼女の振り上げる腕の先に居るのは…。
レビュー・感想・解説・評価
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ジャッキー・チェン主演の「プロテクター」、「エクスタミネーター」などのジェームズ・グリッケンハウスが監督した戦争ドラマ。コロンビア革命軍に関しては左のWikiPediaをご覧頂きたい。何処まで今作が史実を描こうとしたかは無知なtoikunには分からないが、今作はフィクション映画である。
・「ディア・ハンター」のオスカーウィナー、クリストファー・ウォーケンがタイトルロールのマクベインを演じる。彼は後の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」でもオスカーにノミネートしている。toikunの好きな個性派俳優の2012年の作品「ミッドナイト・ガイズ」、「25年目の弦楽四重奏」では彼の良い年の取り方を観た。「ニック・オブ・タイム」、「デンバーに死す時」では“怖い顔”を魅せている。
・革命に身を投じる女性クリスティーナに扮するはキューバ生まれの女優マリア・コンチータ・アロンゾ。「ダブルボーダー」という作品をレビューしているが、他に見た作品は「カラーズ 天使の消えた街」、「プレデター2」くらいかな。今作の最後で魅せる笑顔が素敵だった。
・お金持ちになった戦友を演じていたのは本当によく見るマイケル・アイアンサイド。「トップガン」、「フリー・ウィリー」、「ダブルボーダー」など。ハゲ具合の格好良さ、勇ましい…そして羨ましい…。
・マクベイン達がアメリカ国内で脅していた麻薬売人にはルイス・ガスマン。この人も本当によく見る。「ファミリービジネス」、「スネーク・アイズ」をレビューしている。
さて、と1998年の記述。あぁまだT's Theaterオープン前で記事を書きためていた頃か…。
レジスタンス活動とはこういうものなのかなと感心してまた、アジアの某国を思う。それはいいとしてとてもいい映画だ。人がいっぱい出てくると感動を覚える。また自己犠牲シーンには胸を痛め泣けてくるのである。
しかし、ウォーケンが何せ素晴らしい。toikunは彼の悪役には今のところ良いとは思わない。何か彼の表情に複雑なものを感じるからだ。「トゥルー・ロマンス」なんかの凶悪犯はいまいち感動を覚えない。まあコワイけどね。
1998/09/17
2016年レビューをプチ追記。
作風として、1991年製作と知っているせいか時代を感じるものがある。昔に見た時は果たして時代を感じたのかなぁ?忘れちゃった。多分テレ東の木曜ゴールデンの枠で見たような?交戦での火花の飛び散り方にも時代を見ることが出来る。
音楽・撮影などに関しては印象的なものは無かったが、今作で印象に残るのは2人の自己犠牲。コロンビア人女性が戦車の砲身に爆弾を入れ込むのと、若いアメリカ軍人が大統領府の門扉に突っ込むところ。“安易なシーン”と取れなくもないがtoikunは普通に胸を痛めた。
“割符”ってのが良いよねぇ。週刊少年誌の某漫画にも出てくるけどさぁ…←←←将棋の駒を半分に割ったもの(強引だよね?普通は割れない…)。割符とその割符で借りを返す行為…男性諸氏の心をくすぐる要素では無いだろうか?
8/10という高評価は変わらずに見ることが出来た。
2016/03/16
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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