映画「ニューヨークのいたずら」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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ルーイ・クリツキーは大家主の子供だ。ルーイは一軒アパートを譲ってもらったのだ。しかし、彼の父はいわゆる悪徳家主でルーイもその気質を受け継いで立派な悪徳家主になっていたのだ。だが、それもつかの間彼はアパートを修繕しなかったことを住宅局から訴えられ有罪になり自分のボロアパートにすむことになり浮かない顔になる。彼は住人とトラブルになりながら次第に…。
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説明:
ストーリー・ネタバレ
冬のアメリカ・ニューヨークの下町。
ルーイ・クリツキーの父親ルーは28棟ものビルアパートを持つ大家主!厳しい家賃の取り立てをルーイが事もの頃から見せてきた父親。彼は“住民には屈しない!”と壊れたアパートの設備を直そうともせずに財を蓄えた。“よい年齢”のルーイだが父親の財で暮らせる為に働いてはおらず恋人ヘザーを毎度一緒に住む父親の家に呼ぶという生活…。
そんなルーイが父親から1棟のボロアパートを譲り受け管理することになった。管理と言っても家賃を取り立てることしかしないのだが。そのボロアパートはいろんな設備が壊れて住民から苦情が出ていたが父親の命もありルーイは直そうとしなかった。だって、直してしまうと父親の遺言から“残り27棟のアパートをルーイに相続させる”というのが消えてしまうから…。
住民は苦情をニューヨークの住宅局に言うと、その住宅局は弁護士ナオミ・ベンシンガーを使ってルーイを訴えた!裁判で双方の申し立てを聞いた判事のスミスは、ルーイに1年の禁固刑を言い渡そうとしたが“それでは解決しない”と120日間自分の管理するボロアパートに住むこと=軟禁を言い渡した。
120日間の軟禁。住民の苦情が解決されれば120日の満了前に出られる。120日間経っても環境が改善されない場合は1年間の服役。正統な理由なくしてアパートの建物から外には出られない…。
父親ルーはナオミに対して悪態をついて上訴すると吐き捨てた。
時価100万ドルだがボロなアパートには住みたくないルーイは父に促されてアパートへ行く事になるが“電球一個かえたら遺言から削除”と厳しく言われるのであった。
深夜に愛車の真っ赤なコルベットでアパートに乗り付けたルーイは路駐をするとアパートの部屋へ入っていった。この部屋でルーイが目にしたのは“汚い部屋”、“溢れるトイレの水と流し”そして防音環境が整っていないので“隣家の騒音”も聞こえてくる。コレじゃあ刑務所の方がマシだよね!?
ベッドでは寝られずに寝袋で夜を明かしたルーイは黒人少年のティトに起こされた。階下のティトが窓から忍び込んだのだ。ティトに言われて持ち込んだステレオの電源をコンセントに挿すとステレオが壊れた…電気設備も壊れている酷い有様…。そして外に出たルーイが気付いたのは解体されたコルベットだった。防犯装置役に立ってない!そうココはスラム街でありこのアパートに住むのはティトたち貧しい黒人と同じく貧しい移民のマーロン…。
ルーイは正当な理由として買い物に出かけ恋人ヘザーを招く為にワインを購入しようとするがソレすらない。仕方なく違う酒を購入して店を出たルーイに声をかけたティト。ティトに荷物持ちをさせて欲しいと言われるルーイだがチップをやるのがいやなので持たせない。だがティトが母親がいないことを打ち明けるなどすると5ドルを渡して荷物を持たせるルーイだった。
アパートの人たちと打ち解けたいと思う…って思ってるのかアレだけど、マーロンがカード賭博を開いているのを見て、儲けたくなったルーイは賭けをするがそれはマーロンが仕組んだものであり負けてしまったルーイ…ハメられたとは思っていない!
ヘザーがやって来て彼女を部屋に招くルーイだがヘザーは部屋の汚さに驚き逃げ出してしまった…彼女とはソレっきり…。
動くことの出来ないコルベットに駐車違反のキップが貼られて怒るルーイはやって来たナオミに気付いた。ナオミが来た理由はアパートの環境が改善しているかを確かめる為。ルーイは何を考えたのかナオミを部屋に誘い“コト”を考えるが彼女は去って行った。
寂しく部屋にいるルーイをマーロンがバスケットボールに誘った。ルーイは照れ隠しをして外に出た。広場にリングがありルーイとマーロンそしてミルクマンとチームを組み相手と対戦することになった。これもマーロンが仕組んだものであり金を巻き上げられたルーイは気付かなかった…。
様子見に父親ルーがやって来たが真っ昼間なのに門灯がついていた事を怒った。そしてルーイの母親と共にバハマへのバカンスに旅立った。
深夜に繰り広げられる階下の部屋でのパーティ。ルーイは見に行くと最初はダンスに混じりたそうな顔を見せるが“止めろ”と言い渡す。だが住民はソレを聞かなかった為にいきり立ったルーイは地団駄を踏むと床が壊れ階下へ転落…。
アパート全体を温かくするボイラーも壊れ住民はカンカン!だがルーイは部屋に持ち込んだ暖房器具で暖まっていてソレをティトに見られた。ティトが部屋の外ばしごのところに居た理由は祖母と父親が不仲で喧嘩をしている為。気になったルーイはティトを追い屋上へと上がるとティトの身の上話を聞いた。そしてティトの父親がティトにプレゼントした自転車は麻薬で稼いだ金であり“パパは悪いことをした”と言い聞かせた。しかしティトに“アンタと何が違うの?”と言われてしまうのであった。
考えが変わったルーイはアパートの住人に暖房器具を仕入れて無料で手渡す。訪れたナオミはルーイを見直すが父親ルーがやって来てルーイをいさめた。だがルーイは“その考えはおかしい”と口答えすると父親ルーは“住民に洗脳された…”と言って帰っていった。
今夜も繰り広げられるパーティ。自分の部屋で一人聞こえる音楽に合わせて身体を踊らせるルーイをマーロンが訪ねた。マーロンは真にパーティに誘いに来たのだ。ダンスパーティに参加しアパートの住人と共に楽しく身体を揺らすルーイ。最中にナオミに電話をして“来て欲しい”と頼むがナオミは“一日中法廷で疲れていて行けない”と言った。
パーティ後に父親ルーが静かにルーイを訪ねた。父に寄れば軟禁が解かれて“保釈”になったらしい。ティトの祖母レオタにティトへの別れを告げて欲しいと言い、名残惜しそうにアパートを後にしようとするルーイだったが父の言葉がつじつまが合っていないと気付いた。父が話したというナオミは今日は法廷にいたのだから。
結末・ラスト
父ルーは息子を思って金を使って男を雇いアパートの屋上に放火をさせようとしていたのだ。ルーイはそれを聞いて屋上へ急ぐと男がいた。説得しようとするが男は聞かない。だが気付いた住人達がやって来て彼らによって事なきを得る。そして父親ルーを説得するルーイは自分がおかしいことを納得した父に“ありがとう”と感謝されるのであった。
本当に変わったルーイによってボロアパートは綺麗になった。軟禁が解かれたルーイは自分の“綺麗な金”で自転車をティトに買い与え、マーロンをアパートの管理人にして自分はただの大家になった。住民に感謝され送り出されるルーイの目の前には解体されたコルベットが元通りの姿で鎮座する光景。“住民達が金を出し合いコルベットを元に戻した”と言うマーロン。ルーイは皆に感謝してコルベットに乗り去って行った…。
ただこのコルベットは他人の車で持ち主が怒ると住民みんなでルーイが去った方角を指さしたけどね…チャンチャン。
レビュー・感想・解説・評価
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「ロング・キス・グッドナイト」、「シルバラード」、「スナイパー/狙撃」なんかに引き続き18年ぶりのリレビュー。当時1998年はT's Theaterオープンに備え記事を書きためていた時…。
まずは1998年の紹介!
アカデミー賞俳優のジョー・ペシー主演のハートフルコメディ。
次第に住民の心をわかってくるという心が温まる映画だ。なんといってもコメディの軽さが最高。最後の住民が一斉に指を指す場面はもうすごすぎる。しかし本当に彼の演技はいいなぁ。彼といい、ダニー・デヴィートーといい背の低い俳優はコメディに向いているのかな。しかも巧いし。
1998/08/02
2016年のレビューを監督・キャスト紹介も含めて!
監督を務めるのは「K-9/友情に輝く星」や「ベートーベン2」などコメディを得意とするロッド・ダニエル。
キャストです。
・主人公ルーイを演じるのは「グッドフェローズ」でアカデミー助演男優賞を受賞したジョー・ペシ。「レイジング・ブル」でもアカデミー賞にノミネートしているペシだが、ファンが一番に彼を思い浮かべるのは「ホーム・アローン」だろう…泥棒さんだ!メル・ギブソンとダニー・グローヴァーのヒットシリーズ「リーサル・ウェポン」には「リーサル・ウェポン2/炎の約束」から参加している。「リーサル・ウェポン3」をレビューしているが同作でもペシはコミカルだ。他にロバート・デ・ニーロとなじみ深いペシは「グッド・シェパード」に出演するがそれ以降日本公開作品はない。
・ティトを演じた当時子役のケニー・ブランクはテレビアニメシリーズ「ジンジャーの青春日記」で活躍した。
・変な風に堅物な父親に扮するのは「バング・ザ・ドラム」と「月の輝く夜に」でアカデミー助演男優賞にノミネートした故ヴィンセント・ガーディニア。チャールズ・ブロンソンの「デス・ウィッシュ」シリーズの第一作「狼よさらば」など。なお本作がガーディニアの遺作となっている。
・弁護士ナオミに扮したのは「アーバン・カウボーイ」や「殺しのリハーサル」のマドリン・スミス=オズボーン。顔つきがとても印象に残る美人女優さんだ。
・彼女ヘザーに扮した金髪さんはステイシー・トラヴィス。「バンディッツ」や「ディック&ジェーン 復讐は最高!」のステイシー・トラヴィス。
・そして最初は主人公をハメていたマーロンを演じているのはルーベン・ブラデス。先日レビューした「デビル」ではブラッド・ピットの相棒として強烈な印象を残している。
さて。
うーんジョー・ペシの独壇場やホームポジションとも言えるコメディは本当に魅せてくれて楽しい!寝袋で寝る姿なんて夜なのも相まってドラキュラだよね!これ絶対意識したはず!
舞台はスラム街という事だがリアリティ溢れているように思う…ってtoikunはアメリカに行ったことないし映画を数々観てきてのイメージだけどね☆
2回マーロンはルーイをハメたのに3度目は本当にパーティに誘ってくれるしそういう脇役の人たちのキャラ描写も忘れていなくて素晴らしいと思う。
ただね、長編好きのtoikunは86分は短いと感じてしまい、ルーイとティトの触れ合いなどをもっと見せて欲しいと思った。ティト=ケニー・ブランクをもっと観たいんだ!!!
サクセスストーリーではなく“人生の”サクセスストーリーと形容しよう。逸品の映画だ、ありがとう!
2016/05/29
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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