映画「ロング・キス・グッドナイト」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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小学校教師のサマンサは8年前から記憶がない。けれども夫と子供と仲良く暮らしている。しかし、少しは気になるのかいろんな探偵に調査を依頼していた。今はミッチという探偵に頼んである。
ある日、彼女がクリスマスのパレードでテレビに紹介されたことから殺し屋に狙われることに。だが、ただの教師である彼女がそれを撃退する。そこへミッチが彼女の過去の手がかりを持って現れる。自分の過去を知るために彼女はミッチと旅にでる。果たして彼女は何者なのか?なぜ命をねらわれるのか?
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ストーリー・ネタバレ
アメリカ。
8年前にニュージャージー州の海岸で倒れていた女性サマンサ・ケインは目覚めた時には記憶を失っていた。名前は記憶喪失になって付けた“モノ”。その時に妊娠中だったサマンサは娘ケイトリンを産み、また伴侶ハルを得てペンシルベニア州で教師として8年間暮らしてきた。記憶の戻らないサマンサは少しでも過去の手がかりを得るために探偵に調査を依頼、現在は元警官のミッチ・ヘネシーに依頼していた。ミッチは職員トリンの見つけた手掛かりを持ってサマンサに会おうとしていた。
今まで度々短期記憶を失ってきたことがあったサマンサ・ケイン。クリスマス前のパーティ後に運転中に交通事故を起こした彼女は野生の鹿相手に主婦らしからぬ腕力を見せる。そして事故後帰宅すると今まで出来なかったシェフの様な包丁捌きで野菜を切ることが出来た、包丁投げも“逸品”であった…。
そんな主婦サマンサがクリスマスパレードでテレビに映った時、それを刑務所で見て驚いた男ジャック。“殺したはずなのに…”そう思った彼は刑務所を脱獄した。そしてジャックはサマンサの目の前に現れて殺そうとする!だがサマンサは殺し屋ジャックを倒してしまったのだ。
果たして彼女は一体何者なのか?手掛かりを持ってきたミッチと共に、娘ケイトリンを守るためにも自分探しの旅に出るサマンサであった。
旅に出たサマンサとミッチ、手掛かりからネイサン・ウォルドマンという男に連絡を取った。ウォルドマンが言うにはサマンサは本名を“シャーリーン・エリザベス・ボルティモア(チャーリー)”らしい。彼女の身の危険を知らせるウォルドマンとニュージャージーで会うことにした2人。その電話を盗聴している“奴ら”が居た…。
待ち合わせの駅にやって来たサマンサ達は見知らぬ男ティモシーと仲間達によって命を狙われてしまう。やって来たウォルドマンの車に乗り危機を脱する2人。車中でサマンサ=チャーリーはCIAの暗殺者で暗殺術は自分が仕込んだと告げるウォルドマン。(以降記述はチャーリーになります。)だがウォルドマンが敵を仕込んだと考えたミッチは彼を信用せず、ウォルドマンを放り出して逃走した。
2人はミッチが得た手掛かりからチャーリーの婚約者と思われる男性ルークに会いに行った。ルークは懐かしそうにチャーリーを迎えるが離れたところにいたミッチの所にウォルドマンがやって来た。そのルーク=デダラスがチャーリーの標的であるというのだ。ミッチは急いでチャーリーの元に向かうも駅で命を狙ってきたティモシーがヘリで現れてチャーリーとティモシー、ウォルドマンは捕まってしまった。
水攻めにより記憶を取り戻したチャーリー。彼女はCIAのスパイでティモシーやジャックの組織を追っていた。記憶を失ったのはジャックとの対決で崖から転落して海に落ちたせいであった。そして“ハネムーン作戦”を口にする…。再び水攻めにあったチャーリーは水中のウォルドマンの遺体から拳銃を手に入れて反撃、デダラスを倒し囚われのミッチを救出した。
“サマンサ時代”の記憶を無理に消す様に振る舞うチャーリー。サマンサとまるで違うチャーリーの振る舞いに彼女の娘ケイトリンの事を思う様に言うミッチ。
そして“デダラスの暗殺完了”の一報を“CIAの上司”パーキンスに入れるチャーリー。何故かその場にいたティモシーにパーキンスはチャーリー殺しを依頼するのであった…。
1人で街を歩いているところを再び命を狙われるチャーリー。自分の腕と駆けつけたミッチによりその場は助かった。イザコザの後2人は“チャーリーの銀行口座の大金”をゲットして逃げおおせるためにチャーリーの家に戻ることにした。
家に居るチャーリーはミッチの知らせで異変を知る。敵の魔の手が忍び寄ったのだ。その手は娘ケイトリンに向かい連れ攫われたケイトリン!
移動中にティモシーから連絡が入った。指定の場所には時間が無くて行く事が出来ないので電話局を襲って“指定場所の電話”を取ったチャーリー。電話局の“逆探知”によりティモシーの居場所を知った2人はケイトリンを助けるために向かった。
ナイアガラ。そこでチャーリーはパーキンスがティモシーと一緒に居るのを見た。
忍び込むチャーリーとミッチは捉えられパーキンスは真相を口にした。
その真相とはこうだ。CIAは予算が削減されたために狙っていたティモシーの組織と結託。彼らがテロを起こして、それをアラブ系の仕業にすることによりCIAの予算は増える…。全てはCIA諜報局長パーキンスの策略…。
“おかしな女が娘を道連れに死んだ…”そう仕組むティモシーを前に娘ケイトリンと共に聞いているチャーリー。実はこのケイトリンは敵の情報を得るためにティモシーと寝た時に出来たティモシーの娘。その事をティモシーに明かすが悪逆の限りを尽くす彼の心には響かずにチャーリーとケイトリンは閉じ込められた。仕掛けられたガソリン満載のタンクローリーの爆弾が動き出す!2人は何とか逃げ出すが、今度はケイトリンが選りに選ってタンクローリーのボックスに隠れてしまった。タンクローリーは街に向けて動き出した。敵の魔の手から逃れたミッチと共にチャーリーは娘の乗るタンクローリーを追う!
タンクローリーの敵を倒したチャーリーだったがこのまま娘を助けるだけでは街が黒焦げになってしまうので運転して郊外に行く。彼女たち2人にティモシーとCIAのタッグが迫る!
結末・ラスト
だがチャーリーは瀕死のミッチの助けもあり敵を倒して娘ケイトリン共々助かるのであった…。
大統領と電話で話すチャーリー。大統領は彼女の腕を見込んで戻って欲しいと言うがチャーリーは教師を続けると言って断った。だが彼女は一つだけ願った、ミッチのテレビ出演だ。彼の醜態…勇姿はラリー・キングの番組によって流され、それを見ていた別れた妻と息子は…。
そしてチャーリーは前の様にサマンサとして夫ハルと娘ケイトリンと暮らすのであった…。
レビュー・感想・解説・評価
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「ドライビング Miss デイジー」や主演のジーナ・デイヴィス自身が出演した「テルマ&ルイーズ」へのオマージュを感じさせる今作、18年ぶりに書き直す。まず、1998年の記述を…。
レニー・ハーリン監督が当時の妻だったジーナ・デイヴィスを主演にとったアクション映画。
アクションとしては、今のアクション映画と同じくらい派手に撮ってある。ストーリーとしても別につまらなくはない。しかし見た感じ、なんかぱっとしなかった。
この映画、漫画チックな点がいくつかみられる。序盤のサマンサを襲う殺し屋がビー玉にすってんころりと転んだり、ミッチが爆発で変な風に吹っ飛んだり。この吹っ飛ぶシーンは吹っ飛ぶ方向が違いこそすれ「ダイ・ハード2」のブルース・ウィリスが吹っ飛ぶシーンに似ている。果たしてこのようなユーモアが必要だったか疑問。ほかのユーモアがなかったものか?
レニーのジーナを主演に持ってきた前作「カットスロート・アイランド」に続き興行的に失敗し、それが原因で離婚に至ったといわれる。
1998/08/23
以下、2016年のレビューを。
大ヒットアクション映画「ダイ・ハード」の2作目「ダイ・ハード2」をジョン・マクティアナンから引き継いで監督して成功に収めたレニー・ハーリン監督作品。ハーリンは大作「カットスロート・アイランド」に引き続き妻ジーナ・デイヴィスを主演に添えた。
以下、チョイとキャストを紹介。
・そのジーナ・デイヴィスが記憶を失った女性サマンサ=チャーリーを演じる。ジーナは「偶然の旅行者」のオスカーウィナー、「テルマ&ルイーズ」で共演したスーザン・サランドンと同じアカデミー主演賞を競ったが2人とも受賞はならなかった。「ヒーロー 靴をなくした天使」など。
・「ダイ・ハード3」でブルース・ウィリスの相棒を務めたサミュエル・L・ジャクソンが今作でも相棒役。ジャクソンは「パルプ・フィクション」のオスカーノミニー。最近レビューしたのは「キングスマン」、おバカ=社長=敵のボスだった。他に「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」じゃあクレジットはあるがカメオ的出演だった。
・敵さんティモシーを演じるのはジョニー・デップのおバカ映画「ラスベガスをやっつけろ」等のクレイグ・ビアーコ。ちなみに同作はデップの最新作「ブラック・スキャンダル」と同じように彼の禿げ頭が見られる。
・途中で殺されちゃったけども博士を演じたのは当時50前後のブライアン・コックス。以前今作を見た時は意識をすることさえなかったが、「ボーン・アイデンティティー」、「ボーン・スプレマシー」を見てtoikunの心に火を灯して意識する様になった。「RED/レッド」と続編「REDリターンズ」の“愛のある”元KGB役は印象的!その後に見た「ハサミを持って突っ走る」の精神科医役も面白くて作品自体がtoikunの心に残った。なお出演はないがブラッド・ピットが製作をしており、彼の元カノグウィネス・パルトローが彼と別れた後でも出演しているので興味深い。同作の主要テーマの1つに男性同士の同性愛があるが、主演のアネット・ベニングが4度目のアカデミー賞にノミネートした「キッズ・オールライト」では「アリスのままで」でのアカデミー賞女優ジュリアン・ムーアとレズカップルを演じている。ちなみに「ハサミを持って突っ走る」と「アリスのままで」、どちらもアネットとジュリアンの夫を演じているのは大好きアレック・ボールドウィンである…。どーでもいい蛇足ではあるが、未見の方は是非手にとって下さいな。
・恋人だか何だかの話が出て簡単にジーナに殺られちゃったデヴィッド・モースは「ザ・ロック」などのイカした助演俳優!(思わず書くの忘れちゃってたよ…。)
・他に「15ミニッツ」で殺されちゃうロバート・デ・ニーロの恋人役を演じたメリーナ・カナカレデスが探偵事務所職員役で出演している。同作も“非常”に話題となった映画、“非情”にも殺されるデ・ニーロ。面白いですよ!
さて感想・レビューを少しだけ…。
確かに前述の通りハデに撮ってあるんだけれども、炎など“SF色”ギラギラであり“今”を知ってしまうと辛いかも。そして飛ぶわ、飛ぶわ、良く死なないなぁなど苦笑いしちゃう。それでもアクションのツボは押さえているのだからドキドキワクワク出来るよね!
それと女性と子供との人間ドラマを見てみると…。これ鏡のシーンなどで主人公の二面性など分かる。また確かに作品では“記憶を失っていた”のだが、チャーリー登場後“アレはサマンサ…”とか言って見る者を混乱させる。子供への“サマンサではなくチャーリーの思い”を演出したかったんだけれども、アンマリ直接の愛は描かれないよね。ライフルスコープで娘と夫を除いても表情がイマイチだしさ。これを“愛を知らないチャーリーの不器用さ”って言ったら…って言えないよね。
おバカ、ぶっ飛び、“ハネムーン作戦”。toikun日本人だしCIA=Central Intelligence Agency(高校時代に必死に覚えた!受検には全く関係ない!)知らんし。でも作戦て前述「ボーン・アイデンティティー」、「ボーン・スプレマシー」そして第3作「ボーン・アルティメイタム」でトレッド・ストーン作戦、ブラック・ブライアー作戦て立て続けに出てきたけど、FBI、CIA、NSAが苦手な洋画ファンには辛いですよね!
彼女の映画チョイス、“FBI、CIAは止めてね…”ですもの…。
以下、大いなる蛇足につき読み飛ばしも推奨!?
・FBI、CIA…って来ると彼らの対立を描いている「マーシャル・ロー」っていう映画があります。FBI=デンゼル・ワシントン、CIA=アネット・ベニング、そして同作の対立軸にはアメリカ軍が加わわっております。指揮するのは将軍デヴロー=ブルース・ウィリス。こんだけ権力を持った組織が対立するのも珍しい?
・で、“将軍”で思い出す映画は「将軍の娘 エリザベス・キャンベル」。エリザベス・キャンベルという人が殺されちゃうんですが、そのお父さん=将軍を演じるのはジェームズ・クロムウェルなんですね。
・ジェームズ・クロムウェルさん、「ベイブ」というオーストラリアの映画でアカデミー助演男優賞にノミネートしています。何で助演賞かって?豚さんが主役だから…。
1マス戻る…。
・そんで「マーシャル・ロー」のアネット・ベニングは「アメリカン・プレジデント」という映画で、マイケル・ダグラス演じるヤモメ大統領と恋仲になっています。
・今現在アメリカでは大統領選挙について盛り上がっているようですが、もしヒラリー・クリントンが大統領になることがあったら、そしてヒラリーに関しての映画が作られるなら誰よりアネット・ベニングを推薦したいと思っているんです、toikunは。シワも目立つし…。で、ヒラリー・クリントンをアネット・ベニングが演じるとしたら、旦那さん元大統領ウィリアム・ジェファーソン・クリントン(“It was not appropriate.(不適切な関係でした)”って大陪審かなんかで言っておりましたが)、彼を演じる俳優として適切な人と言えば「パーフェクト・カップル」で大統領選を戦っていたジョン・トラヴォルタだと思います。同作はビル・クリントンをモチーフにしたと言われております。
・で、「パーフェクト・カップル」でジョン・トラヴォルタの奥さんを演じていたのがエマ・トンプソンですね。彼女、実の母親フィリダ・ロウと母娘役で共演した「ウィンター・ゲスト」という作品があります。2016年1月14日に死去したtoikunが凄く大好きな俳優アラン・リックマンの初監督作品です。追悼レビューしました。
・そのアラン・リックマンは「大統領の執事の涙」という映画でロナルド・レーガン大統領を演じています。同作は様々なスターが大統領を演じていて映画ファンとしてとても見応えがありますよ。
・And more、アラン・リックマンの作品でtoikunの“青春の1ページ”となった作品「愛しい人が眠るまで」、やっとこさレビューすることが出来て嬉しいのです。ただこれもまた追悼レビューでしたが…。
クライマックスです。
toikunが好きなアーティストの1組がB'zです。市販のCDシングル・アルバムは全部持ってます。(もう1組はTM NETWORK…市販のCDシングル・アルバム以下略…)アルバム通常版とかはスルーしてましたが。前回のアルバム『EPIC DAY』は通常版以外の3種類全部買いました。レコードも含めて1万数千円!で、そのB'zの初期のシングルに『愛しい人よGood Night...』という名盤があります。
はい。
・映画「愛しい人が眠るまで」→楽曲『愛しい人よGood Night...』→映画「ロング・キス・グッドナイト」…。
See you next time☆
2016/02/03
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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