映画「ソフィー・マルソーのSEX,LOVE&セラピー」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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性的に奔放な女性が、夫婦や恋人のセラピストの助手に就いた!まぁセラピストも又、奔放で、その奔放さを治すために自助グループに通っているんだけどね。
そんな2人の恋愛模様は日照り続き!?or Wet?
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ストーリー・ネタバレ
ジュディットは2度目の試用期間中。その役職は営業部長職というそれまた彼女にとっては大それた身分!?ジュディットは社員の中でもトップの営業成績を上げながら使用期間中に解雇をされてしまった。それでは何故ジュディットは解雇されたのか?それは、取引相手と寝て仕事をとっていたことがバレたから。と言っても、ジュディットにとっては良い成績をあげるために寝たというワケではない。彼女ただSEXが好きだからだ…。恋愛セラピストのランベールの助手が少しの間、出張という事で離れることになった。夫婦や恋人を相手にセラピーを行うのだから、男であるランベールだけではなく助手として女性がいるべき…それが彼らの考えだ。これから新しい助手を見つけないといけないランベールがこれから出会う相棒セラピストになる女性は彼にとって幸なのか、それとも不幸なのか…。
ランベールが参加しているのは性依存症患者の自助グループ会合であった。ランベールは昔から性欲が強いという問題を抱えていたが中年になった今でも治らないでいたのだが2年間この自助グループに通い、今は10ヶ月禁欲をしているという。グループで話しているランベールは和やかに、そして少し誇らしげに感じるのだが、後見人である友人のアランに話すランベールはこの生活に不満をぶつける。アランはランベールに、“相手に会っても話しをするだけだぞ”とアドバイスをするのであった。そのアドバイス、“中年思春期”真っ只中のランベールの心に残るのであろうか?
ここでジュディットがランベールの入る夫婦療法の建物にやって来て丁度出社してきたランベールと出くわした。ランベールの話から彼も助手を募集していることを知ったジュディット。実は彼女は、ランベールのセラピー部屋の階下にある歯科医院の助手面接を受けに来たのだ。その面接をする年を召した歯科医師、彼とランベールの顔を比べると…なーんてジュディットは面接に集中できないでいた。
一人でとある一組の夫婦のセラピーを終えたランベールに、男性従業員が声を掛けた。彼の言葉を意訳すると“魅力的な女性が面接に現れた!”だろう。ランベールが行ってみると、そこにはジュディットがいた。驚いたが簡単な面接をしたランベール、ただジュディットがどの様に夫婦療法士の資格を学んだかは怪しい…。だがウェルヌ夫妻の予約時間が来てしまったので、取り敢えず正式採用は後にして、ジュディットと共に夫妻の話を聞くランベール。意外にもジュディットは上手く立ち回った。そして、午後の診療にも出ていいと話したランベール。それまで別々に休憩を取ることにした。
ランベールは昼休みの間、親友ブルーノと共にアイスホッケーの試合に興じていた。終わった後、ジュディットが助手になりそうだと言うことを話したランベール。“火をつけられた”。だが大して彼の話を聞いていないブルーノは自身の経営するナイトクラブの店長まで勧めてきた。こんな話をするランベールとブルーノ、本当に親友なのねぇ。
ジュディットの昼休み、新しい靴をゲットするために靴屋さんに出かけた。彼女の靴に関しては不満がありそうにランベールがチラチラ見ていたしなぁ。その視線を知ってか知らずか、清楚に見える靴を選んで欲しいと男性店員に頼むジュディット…しかしその店員を見る目も怪しい…。
診療所に戻ったジュディットは少し遅れたためにランベールに怒られた。次は40代のジュベール夫妻だ。夫の失業で夫婦間トラブルに発展したと言うが、何とかランベールとジュディットは場を収めた…話しは…。初日のイキナリの勤務終了後。正式に雇って欲しいと話すジュディットに、それを保留して帰って行ったランベール。ジュディットがランベールの後ろ姿を観ると、すでに彼女の意中の…イヤ、ターゲットの様に裸に見える…。その後、夜になり靴屋を又訪れたジュディットは、昼間に目をつけた店員と店の奥へと消えていくのであった…。
同性愛の男性カップルのセラピーにあたった後、外に出たランベールとジュディットの前に少し年上の…いやかなり…な女性が現れた。仲良くする女性とランベールに嫉妬したジュディットは、“お母様”と嫌みで言うが、そう彼女はランベールの母親ナディーヌだった。ナディーヌは息子を伴ってレストランへ。そして自分の性的嗜好を語るのだった。息子としてこんなことを聞くなんて、どうなんでしょうか!?
その後、またカウンセリングの後で、ランベールとジュディットはバーへ。誘いの眼差しをあびせるジュディットだが、ランベールは自制心でなんとかする。そして彼が語ったのは、母親のアルコール問題で父親が愛想を尽かして、“男を求めて”出ていったと言うこと…。そんな話をした後で外に出た2人は思わずキスをしてしまう!だがランベールは何とか自分を取り戻してそれだけで済ますと、後見人アランに会って相談をした。アランのアドバイスは、最初は禁欲だけれども、仲良くなったら…と言うものWOW!
こんなランベールとジュディットは、ランベールの診療所ではセラピーを行うものの、何と2人でセラピストの元に通い始めた!彼らが相談すること、やりとり、それはまさしく彼らの診療所で対象のカップルや夫婦が話す言葉と同じ!ミイラ取りがミイラになる…とはちょっと違うか!?
ある日のカウンセリングの後、ジュディットが誘ってきたのでランベールも応じようとするが、彼の言葉がジュディットを怒らせた!“君を助けたいからする”という上からの言葉に怒ったジュディットは、次のカウンセリングが終わると直ぐに外に出るが、ランベールが呼び止めて2人でブルーノのところへやって来た。
ブルーノにはダフネという女性がいるが、ランベールはダフネが元スチュワーデスという事まで知っている、つまりは関係があったのだ。他の友人たちも合流して食事をした後、ランベールとブルーノの会話はデンジャラス…!?そして食事後は軽いキスで帰途に着いた2人だった。
ジュディットは叔父ミシェルの家に帰宅した。叔父とは父の弟のことである。ジュディットの父もミシェルも、ジュディットの母親に惚れたという。ミシェルはジュディットの面倒をみながら、彼女の性癖が治って真面目に働いて暮らさないものか…と思っている。さぁ、どうなるんでしょ!?
次のランベールたちのカウンセリング相手は未だ若いカップルであった。彼らの性的な嗜好を、女性同士、男性同士で聞いたランベールとジュディット。セラピー後は盛り上がると思われたが、何も起きなかった。
ランベールは母親と約束があったがブルーノの頼みで彼に付き合うことになった。ジュディットに自分の代わりに母親のところへと行ってもらうランベール。母ナディーヌはやって来たジュディットに出会い系サイトの登録をやらせた(汗)そしてまた、ランベールの父親は性転換手術を受けて女性として暮らしていると話したナディーヌ、息子には言えないそうだ。でも、ランベールは“父は男のために出ていった”って言ったしなぁ。そこにランベールが合流した。彼には“叔父を安心させるために一芝居をうって、婚約者のフリをして欲しい”と頼んだ。
叔父ミシェルの家。ランベールはやって来るがミシェルは婚約者だと信じ込み、子供のことなど将来のことを尋ねる。ロールプレイはさすがセラピスト、バッチOKだったのだが、会食後に性について話しをすると喧嘩になってしまう2人…。
その後、彼らは特急に乗り遠くの講演会に出向いた。2人で質問を受けて話すという講演スタイルなのに、直ぐに喧嘩となり途中退席。ジュディットを追ったランベールだが、彼女のでまかせの過去などを調べたというランベール。ジュディットは激怒して別れを告げた、それは療法士としても…。
結末・ラスト
ランベールは禁欲の誓いを破り、ベルギーまで足を伸ばして娼婦と関係を持ってしまった。ジュディットはと言うと、バーでジャン=ピエール・マリエールに似ている人物と話す。実はご本人なのだが。そして少し酔っ払って、マリエールが去った後は妄想でリス男と話し、その後の男との話しもあり、ランベールへの真の愛を抱えていることに気付いたジュディットは、バーを飛び出しランベールの元へと走った。
ジュディットがやって来たランベールの家にはブルーノと喧嘩したダフネがおり、ジュディットは勘違いをして怒って出ていった。だが直ぐにランベールが追いかけると、彼女はブルーノと関係を持ったことを知る。
翌日、アイスホッケー中のブルーノをぶっ倒したランベールだが、彼の方からは元サヤに戻る事が出来ずに再び性依存患者の自助グループへと通い出した。ジュディットはと言うと、一人で患者のセラピーを受け持った後に、ランベールの居場所を教えられて向かった。
ジュディットも加わった自助グループ。ランベールは皆に正直に全てのことを語った。それを聞いたジュディットは彼の思いに感動!これが終わると、2人で愛の語りと行動を起こすのだった…。
レビュー・感想・解説・評価
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先日、初めてWOWOWのジャパン・プレミアというシリーズを観て、それが「サスペクツ・ダイアリー すり替えられた記憶」というまぁまぁの佳作だったので予告編で流れていた本作を観ようと思ったtoikun。ちなみに先日大好評の末に終了したカリコレ2016で公開された「おとなのワケあり恋愛講座」もこのシリーズだったのねぇ。同作は色々な場面画像を用いて紹介しているので、お時間がある時に…。
フランスの至宝ソフィー・マルソーを主演に迎えたエロティック・ラブコメ。
メガホンをとるのは女性監督のトニー・マーシャル。トニーの監督作は「逢いたくて」や「男と女と男」など。
キャストを。
・性に奔放な女性ジュディットを演じるのはフランスだけでなくハリウッド作品でも活躍をするソフィー・マルソー。「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」ではボンドガールを務めていたが今は昔。メル・ギブソンの「ブレイブハート」も良かったなぁ。ソフィーのフランス映画、もっと観たいゾ!
・性に奔放な自分を治そうと自助グループに通うセラピストのランベールを演じるのはパトリック・ブリュエル。ホームグラウンドがフランス映画でどうやらハリウッドなど英語圏の作品には出ていないよう?で初見となった。おお、映画の神さまゴメンなさい、良い俳優さんじゃあないの!
・本人役…というよりジュディットは信じなかったよね!?な、ジャン=ピエール・マリエールご本人が登場。ハリウッド作品「ダ・ヴィンチ・コード」は大ヒットしたので覚えている。フランス映画の大御所さんだ。
・患者役の1人として登場したスカリ・デルペラト。まぁ失業により関係が悪くなるのはよくあるんだろうけど…、11月公開のフランス映画「ブルゴーニュで会いましょう」が公開。
さてさて。
オープニングの映像から言って、エロティックな映画でビックリ!特に局部露出なんかはなかったのだが、ジュディットの妄想で裸になっちゃう男たちは、まるで「神様メール」でセルジュ・ラリヴィエールが演じた性依存の男が、スーパーマーケットで見かける女性を裸と思う…ってのが思い出された、逆ね。
性的なものをあまり好ましいとは思わないtoikunだったけど、感動作である「神様メール」は泣いちゃって、で、じゃあラブコメの本作はどうかというと、可もなく不可もなく…と言ったところ。嫌いと言っておきながら、ロマーヌ・ボーランジェ的な深いエロさの方がもしかしたら良かったカモと思っちゃうくらいだった。
まぁ、軽い。
この映画さぁ、ランベールはマザコンな感じに見えたんだけど…?
あと、性的な要素を詰め込みまくっているよねぇ、軽いノリだけど人によっては辟易する程多い。
良かったのは久しぶりにソフィーを見られた事かなぁ…。って、このWOWOWのシリーズ面白いじゃん!まだDVDとかも出ていないんでしょ?これからもチェックするぜ!そして、ランベールやジュディットには、少しチャックをして欲しいぞ、ズボンのね!
2016/09/25
2016/10/02
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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