映画「アフターマス」あらすじ,ネタバレ,レビュー
© 2016 GEORGIA FILM FUND 43, LLC
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あらすじ
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家族からも同僚からも慕われる大規模建設工事現場監督のローマン。クリスマス休暇で家族との再会を待ち望んでいたローマンだったが、妻娘の乗った飛行機が、上空で他の飛行機と衝突、妻娘は帰らぬ人となった…。
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一方、事故現場上空を管制官として見ていたコロンバス空港の民間航空管制官ジェイクは大勢の人から責任を問われた。通常、複数人で行われるオペレーションなのだが、事故当時、偶然にも同僚が離れていて“ワンオペ”となっていたからだ。
会社は事故の責任をジェイクひとりに押しつけて退職を迫る。精神を病んでいくジェイクは愛する妻と息子とも離されて、退職という名の解雇。
そして、ジェイクが手にしたのは銃だった…。
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本作は“ユーバーリンゲン空中衝突事故”という2002年に起こった大惨事を元にしている。事故の一部に関して、エンドクレジットにも出てきたが、“映画化に際して一部の人物名称や場所等をフィクショナライズ”している。
本格派アクションスターであるアーノルド・シュワルツェネッガー、知事として活躍をした後に出演した映画は、彼のバックグラウンドとなる“アクション映画”のみだった。だが、本作のシュワちゃんは“ドラマの立派な主人公”。簡単にアカデミー賞とか口にはしたくはないが、“あげたい”と思える、つまりは、監督のエリオット・レスラーも言っていることだが、本作のローマン・メルニック役はシュワルツェネッガーしかいないと、映画を観た後に理解する、(レスラーはエージェントからシュワルツェネッガー主演という事を聞かされ、また、100ページ程の脚本を読んだ後に確信したそうだが。)
この映画を観た後に、また、“過ち”と“誤り”という言葉を思い出した。“An ERROR doesn't have to become a MISTAKE, until you refuse to correct it.”(←ジョン・F・ケネディが言ったそうだが…まぁそれは知らないがアル・パチーノの訣別の街のセリフより。)
「ある殺人者の告白」(ブラッド・ピット製作総指揮)でエミー賞やゴールデングローブ賞にノミネートされた実力派監督エリオット・レスラーの手腕、見事…そして、願わくは、事故はなくなって欲しい…。
アクションスターのアーノルド・シュワルツェネッガーが挑む本格派ドラマは9月16日(土)より、シネマート新宿ほか全国順次公開。
なお、8月9日現在、下記記載のYouTube予告編はアメリカ本国のものとなっている。日本語版が制作されたら差し替えたいと思う。→→→日本語字幕版が公開されたので8月19日に差し替えた。
また、現在のところ公式サイトは寂しいところだが、コチラもよくよくチェックをして、アップがあったらT's Theaterでもお伝えしたいと思う。
配給:ファインフィルムズ
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(第二の人生としての名前パット・ディールパート)
(第二の人生としての名前パット・ディールパート)
ストーリー・ネタバレ
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これは、事実に基づく話しである。
工事現場監督:ローマン
この初老の男、ローマン・メルニックのがたいが良いのは、長年工事現場の技術者として働いてきた事を物語っているのであろう。そしてかなりウエストが出てきたのも、現場監督を短くはない期間勤めてきた事を意味するものであろう。
ローマンは、現在大規模なビル建設現場の現場監督をしている。明日はクリスマス、妊娠中の娘オレーナを気遣って彼女の元に行っていた妻ナディヤが娘と共に、この地、オハイオ州コロンバスに帰ってくる。人望のあるローマンは、同僚たちから翌日の現場への“出禁”を言い渡され早めの帰路へ着いたローマン、車のラジオからはこの時期当然のようにジングルベルが流れていた…。
帰宅をしたローマン。数ヶ月の一人暮らしが物語る家の中は些か汚いが、そんなことなど気にするローマンではない。ただ、気にするのは去年のクリスマス飾りを直すことであろう。
身なりを整えたローマンは、夜になると妻娘を迎えにコロンバス空港へと車を走らせた。2人が乗る飛行機はニューヨーク発AX112便だ。空港へと入り、到着を待っていると女性の事務員に話しかけられたローマン。IDを確認され、何も聞かされずに連れてこられたのは空港の小部屋だった。そこに空港管理会社のイヴ・サンダースという女性が現れて、ローマン・メルニックは衝撃の事実を聞かされることになる。それは…
イヴ:AX112便は事故に遭いました。こう言うタイプの事故では生存者はいないと思われます…。
この事を聞かされるとローマンは気絶してしまい、空港の医務室へと運ばれた。イヴは、ローマンを気遣ってカウンセリングなどがあるとホスピタリティな言葉をかけるものの、ローマンの耳には何も届いては来なかった…。
航空管制官:ジェイコブ
ジェイコブ、通称ジェイクは民間航空管制官として働いている。ジェイクは愛する妻クリスティーナとの間に息子サミュエルをもうけて、この日も寝床のサミュエルを気にしながらも愛を育むという、幸せの絶頂にいた。ジェイクが、側にクリスティーナがいないと眠れないと話すのは、決して、少年時代にクマのぬいぐるみ、イシュメルを抱き枕としていたのが理由ではないだろう。
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時間は真夜中。スーツに着替えたジェイクは空港管制塔へと出勤した。管制官にとっては眠気は大敵である。コーヒーを持って管制室へと入ると、1人いた同僚は、コーヒーのカフェインからトイレに立ち、“ワンオペ状態”となったジェイク。通常、ワンオペは禁止されている事項なのだが、常態化していたのであろう。
この時、2人の男が電話のメンテナンスへとやって来た。それからワンオペ状態下のジェイクに非常事態が訪れることになった。コロンバス空港に着陸するAX112便には1万フィートまで降下の要求をするジェイク。だがもう一便、連絡を取らなければいけない飛行機があったのだが、無線が通じないのだ。連絡が取れているAX112便には更に降下の指示を出すジェイク。だが連絡の取れない便が無断で6000フィートまで降下を始めた!両機の高度が9000フィートを指したところで、管制塔のモニターから両機が消えたのであった。ニュースでは両機の乗員乗客271名の死亡を伝えていた…。
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イヴはローマンの心を少しでも慰めようとサポートセンターを紹介するも、ローマンはそれを頼りにならないと考えたのか、一人墜落現場へと車を走らせて、IDを偽りボランティアのフリをして現場に入り、妻や娘、そして彼女たちの持ち物を探した。そして、見つけたのは娘に与えたネックレス。家族の遺体を見つけたローマンはそっと抱きしめ、周りを囲んだ人々がかけられる声は何一つなかった…。
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[ストーリーは導入のみ]
・ジェイクの家の壁には“Killer”、“Murderer”の落書きがされ、精神的に追い詰められていくジェイク、そして愛する妻と息子とは…。
・銃砲店に向かったジェイクは銃を手に入れた…。
・ただ航空会社に謝って欲しいローマンは、弁護士を雇わずに一人で会社を訴えた…。
???:やり残したことがある、それを終わらせなければ。
クリスティーナ:このままじゃあお互いに傷つけ合うだけ、修復不可能になる程に…。
・ジェイクは医師のところへ向かう、求めるものは、ただ“Fuckin' Pills”!
・衝撃の展開と結末が貴方を待つ!!!
・読めない部分のストーリー展開に納得できる点
・ドラマというジャンルに忠実に、真正面からぶつかったアーノルド・シュワルツェネッガーという“演技派俳優”の演技力
・そして、もはや人間が関与すること自体が事故が無くならない理由と思えるが、“事故”を忘れないためにも見て欲しい!
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レビュー・感想・解説・評価
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“Aftermath”という単語を知らなくて、“大規模災害の後”の様なことを知ったら、“math”じゃあなくて、“massively(大規模な)”から“Aftermass”と誤解をしてしまったtoikun…それはさておき映画のことを。
デヴィッド・オイェロウォ主演と言うことで是非とも観たいと思っていた「ある殺人者の告白」の監督エリオット・レスラーが描くスリラー要素の交じったドラマ。監督自身はプレスシートのインタビューで、“自らは脚本を書ける才能はないが、読み解く能力がある”と語っている。上述したが、エージェントの話しもありアーノルド・シュワルツェネッガー以外を主演には考えられなくなったそうだ。
キャストを。
・世界一のアクション俳優と言っても過言ではないこの人アーノルド・シュワルツェネッガーがローマン・メルニックという難しい役どころを“初挑戦的に”演じる。これもプレスからだが、「私は世界一のアクションスターとして、そして知事として忙しく過ごし、こういう役を演じる機会がなかった。だからやろうと思ったのさ。」と語る。確かにここまでドラマ的な作品はなかったなぁ、特に本作のラストは考えさせられた。なお、シュワちゃんの出演作品としては「ターミネーター2」や「ラスト・アクション・ヒーロー」などを紹介している。
・もう一人の主人公と言っていい管制官ジェイコブの役に「アルゴ」などのスクート・マクネイリー。このページでは意味深な風にストーリーを書きましたが…。マクネイリーの演技にもコチラが心、痛くなる程に魅了される。
・そしてジェイコブの妻クリスティーナに扮するのは2016年に日本で公開された「きみがくれた物語」などのマギー・グレイス。夫を支える妻を好演している。
さて。
ドラマ・ドラマ言っていて、少しはシュワちゃんの“バチコーン”が見られるかなぁ!?なんて思っていたけれど、こうなるとはねぇ。
でもまぁ、“BASED ON A TRUE STORY”には触れないでおきましょうね。
こんなに楽しいなぁと(映画は悲しいけど)思えたシュワちゃん映画は「ラスト・アクション・ヒーロー」以来かもしれない。SFだのアクションだの“づいていた”からねぇ。今からこう言う役どころを中心にやっていくのも面白いのではないだろうか。
まぁ、何でしょうか、すごいことが起こりますので、それは期待をしてください☆
シュワルツェネッガーの演技力を本作で是非楽しんでみて下さいネ!
なお、オープニングロールでの原題は全て小文字の『aftermath』だが、エンドロールでの原題は全て大文字の『AFTERMATH』となっている。
2017/08/09
2017/08/19
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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