映画「きみがくれた物語」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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獣医師の父親と同じ道を歩むトラヴィスは隣に住む医学生ギャビーと恋におちた。ギャビーには婚約者の男性ライアンがいるが、彼が出張中に愛を深める2人。ライアンが戻った後に関係がギクシャクするトラヴィスとギャビー。しかし婚約破棄をされたギャビーを追いプロポーズをしたライアン。
結婚をして子供も生まれて、2人の幸せの前に障壁など何もないと思われた。だがギャビーの乗る車が事故を起こし、彼女は意識不明となってしまった。
意識の戻らない彼女を前に“決断”=“人工呼吸器を外す”という決断の時が訪れたトラヴィスは…。
映画化された『きみに読む物語』等のベストセラー作家ニコラス・スパークスの『きみと歩く道(The Choice)』(Amazonへのリンク)を原作としたロマンス・ムービー。
監督を務めたのは名プロデューサーであり、初監督作品であるテレビ映画「TAKING CHANCE/戦場のおくりびと」はゴールデングローブ賞等で高い評価を得たロス・カッツ。
“スターの座が約束される”と言われるスパークス原作の映画。本作ではベンジャミン・ウォーカーやテリーサ・パーマー。
なお、製作を担当したピーター・サフランはこう語る、“テートで見る映画を探しているなら「きみがくれた物語」(本作)以上の作品はない。”…これは確かにそうだ。では“どの様にそうなのか?”…劇中の台詞よりアナタに。
“女なら誰でも戦う男を望んでる”
“指輪を渡すときはひざまずいて”
他にも印象的な台詞やシーンが盛り沢山のラブストーリーは8月13日(土)より渋谷シネパレス他、全国でロードショー。
公式サイトには、全てではないがパンフレットから映画を観る上で必要な知識、そして映画を観た後で理解を深める情報が記載されているので是非。
もっと深い情報=“PRODUCTION NOTE”の全てはパンフレットでドウゾ。
パートナーとの愛はより深く…。
配給:AMGエンタテインメント
なおテリーサ・パーマーだが、本作の公開(8月13日(土))より2週間後の8月27日に主演ホラー映画「ライト/オフ」がワーナー・ブラザース映画の配給で公開されたが日本は恐怖に引き攣った!
6月にはプレシディオ配給で「トリプル9 裏切りのコード」が公開されたばかりだし、2016年12月には本作の前年2015年製作の「聖杯たちの騎士」が公開され、テリーサも映画を彩る有名女優の一人として登場。2016年はテリーサ・パーマーの(既に有名だが更に)飛躍の年だ!!!
公開初日より2ヶ月の10月となりました。こんなページでも来て下さる方が多いので、いかに本作が大ヒットしている(・した)のかを肌で感じられました。現状、公式サイトから辿れる劇場情報では公開が終了した劇場が多数ですが、まだこれから公開される劇場もあるので是非チェックをして見て下さい☆
そして、邦画・洋画を問わず本作と同じように原作を基にした新作のラブ・ストーリー映画について以下の作品を記述しています。邦画では「溺れるナイフ」に「イタズラなKiss THE MOVIE~ハイスクール編~」。洋画では公開中ですが「世界一キライなあなたに」。
邦画の2作品については少女コミックが原作という事ですが劇場で観る価値のある“愛が語られている”のでT's Theaterのページを是非ご参考になさって興味を持って頂きたいです。
最後にロス・カッツが監督した「TAKING CHANCE/戦場のおくりびと」はちょくちょくスターチャンネルでやるので、コチラも是非チェックを!本作を観てロス・カッツを知ったアナタに是非観て欲しい“戦争もの”だから…。
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ストーリー・ネタバレ
アメリカ・ノースカロライナ州。
豊かな水辺を臨む事が出来るこの地に住むトラヴィス・ショウは父親シェップと同じ道を歩き獣医師をしている、父の動物病院で。母親キャサリンを14歳の時に亡くしたトラヴィス。妻を亡くした事から幾分か教会に通う回数が増えた父親とは相容れない価値観が確かにある。しかしそれが表に出る事は余りなく仕事は真面目にこなしているトラヴィス。
しかし彼の私生活は獣医師という職業の割りにマジメではない。良く連む友人2人には妻がいるがトラヴィスにはまだいないのだ。まだ昔の恋人モニカの影がちらつくトラヴィスは趣味のボートで出かけるとしきりに女性を口説こうとする。ナンパに長けるトラヴィスを友人達は“才能”と呼ぶが、確かなパートナーは“Gifted”されていない。
そんなトラヴィスがやがて人生をともにする事になる女性ギャビーと出会ったのだが、その出会いは最悪だった。トラヴィスの家の隣に住むギャビーは、トラヴィスと友人達がBBQ時に大音量でかけている音楽が気になって仕方なかった、それは勉強が手に付かなかったから、医学生であるギャビーが。夜になり一人になっても音楽をかけてイライラさせるトラヴィスに、ギャビーが文句を言いに来た。トラヴィスは彼女をベッドに誘い込もうと口説くがノらないギャビー。“嫌な女だ…。”
ギャビーには婚約者が居る。研修を受けている病院の医師ライアンだ。ギャビーはライアンと一緒に遊園地に出かけるとトラヴィスとバッタリ!“嫌な感じ…。”
手前がギャビーの飼い犬モリー奥がトラヴィスの飼い犬モビー
こんな2人が互いを思うようになったのは、彼らそれぞれが飼っている犬のお陰かもしれない。トラヴィスはモビーというオーストラリアン・シェパードとセントバーナードのミックスである雄犬を飼っていて、ギャビーはゴールデンレトリバーの雌犬モリーを飼っている。トラヴィスはモビーを放し飼いにしており、モリーが妊娠した事をモビーのせいにするギャビー。でもモビーは去勢手術を施されており誤解は解ける。そして真夜中にトラヴィスを訪ねたギャビー、それはモリーが産気づいていたから。子犬が産まれるも、モリーの子宮が腫れているからと真夜中なのに検査に連れて行こうとするトラヴィス。この時、ギャビーは初めてトラヴィスの名前を呼んだ。
“Thank you Travis.”
恋人ライアンが出張中に愛を育むようになるギャビーとトラヴィス。トラヴィスはギャビーがライアンとそこまで深い関係だとは知らなかった。だが帰京したライアンが自分の両親にギャビーを会わせている店に偶然いたことから知ってしまう。自分とギャビーの関係をライアンに告白しようとするトラヴィスだが彼女はそうしなかった。トラヴィスとギャビーは別れ…。
しかしギャビーがライアンから婚約を破棄された事を知ったトラヴィスは彼女に猛アタック!
結婚して、3人目の子供が産まれ、幸せの絶頂を迎えたトラヴィスとギャビー。
しかし悲劇が訪れる。ギャビーが交通事故により意識不明になってしまったのだ。人工呼吸器をつけるギャビーの見舞いを欠かさないトラヴィス。偶に“青春の思い出・初恋”等を花言葉に持つライラックを持ってきたつもりでいたが、それはデルフィニウムであり、それでも“色のない”病室に飾るトラヴィス…。
ギャビーの意識が戻る日を信じるトラヴィスだが、主治医であるライアンからこんなことを告げられてしまう。
ギャビーは生前に“蘇生拒否措置指示”を記載していた。
通常、意識不明のまま9日目を超えると意識が戻る確率は1%以下だ
決断を…。
トラヴィスが執る決断は…
[ストーリーは導入と補足のみ]
2人の愛と、映像美、そしてユーモアの数々…
・最悪な出会いだったトラヴィスとギャビーがどの様に愛を育むのか?
・現代の物語で、その舞台はガチャガチャしていない田舎町。これにより紡ぎ出される綺麗なラブストーリー。
・動物病院の受付嬢(おばさん)コーラの存在自体がユーモアなど、様々な場面で顔がほころぶ。
・前述したがデートムービーに良い。
・恋人が居ようが居まいが、男だろうが女だろうが、愛の育み方を教えてくれる。
・そして若い人にはバイブルだし、お年を召した方には“思い出のアルバム”を見ているように感じる…。
7月4日現在、渋谷シネパレス他、全国12の“厳選された劇場”で公開…。と年が明けて2017年になったが本作の快進撃は止まらない。横浜のミニシアターシネマ・ジャック&ベティでは1月20日まで1週間の限定上映が決定している。なお、まだ他の劇場でも公開があるのかもしれないので公式サイトの劇場一覧で最寄りの劇場を検索してみて下さい。
レビュー・感想・解説・評価
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幾分か重複となるが、まずは本作のスタッフやキャスト紹介を。
「きみに読む物語」や「メッセージ・イン・ア・ボトル」など、映画化された原作は合計で7億5千万ドル以上の興行成績を挙げているというニコラス・スパークスの小説。本作は『きみと歩く道(The Choice)』(Amazonへのリンク)を基にした映画であり、スパークスの原作を映画化した最新作だ。
メガホンをとったのは製作した「ロスト・イン・トランスレーション」と「イン・ザ・ベッドルーム」でアカデミー作品賞にノミネートをしている名プロデューサーのロス・カッツ。監督に乗り出したカッツは初監督作品のテレビ映画「TAKING CHANCE/戦場のおくりびと」がゴールデングローブ賞を受賞するなど高評価を得た。toikunも魅了された一人だ。日本では同作のソフトは現在のところ発売・レンタルはされておらず(Amazonでは英語版DVDだが手に入れる事は出来る)、スターチャンネルで偶に観る事が出来る。
撮影監督のアラー・キヴィロや作曲のマーセロ・ザーボスもまた「TAKING CHANCE/戦場のおくりびと」でカッツと組んだスタッフだ。
キャストを紹介する。
・主人公の一人、愛を求めるが不器用と感じる男トラヴィスを演じるのは「リンカーン/秘密の書」でリンカーン大統領を演じたベンジャミン・ウォーカー。名だたるスターと共演の公開待機作が控えるのだからファンにとっては嬉しいところ。アメリカ人俳優のウォーカーの顔立ちはリーアム・ニーソンとコリン・ファースを足した感じ。と言う事はアクションスタートしても期待大か?
・もう一人の主人公、ギャビーを演じるのは「明日、君がいない」等のオーストラリア人俳優のテリーサ・パーマー。2016年6月には評価の高かったオールスター映画「トリプル9 裏切りのコード」が公開され、そして8月には見応えのあるラブストーリーの本作。そして本作公開の2週間後8月27日にはホラー映画「ライト/オフ」の主役を飾るなど、スター街道爆進中な彼女、まだまだ公開待機作が多数だぞ!その一つの「聖杯たちの騎士」は2016年12月公開でテリーサは主人公のクリスチャン・ベイルが出会う女性の一人として映画を盛り上げる。
・トラヴィスの妹ステフはギャビー(=テリーサ・パーマー)と並ぶと異様に背が高く、本作では“彼女と彼氏の妹”というよりは、演出もあり友人のように感じた。そんなステフを演じるのは「96時間」シリーズのマギー・グレイス。「ナイト&デイ」や2017年の「アフターマス」など。ギャビーに“トラヴィスの彼女では?”思われたり非常に面白い役柄だ。
・ギャビーと恋仲にあった医師ライアンを演じたのはTVシリーズ「ヤング・スーパーマン」のトム・ウェリング。「ドラフト・デイ」では期待されていたが負傷してしまうアメフト選手で魅せてくれた。予告編にもあるがトラヴィス(=ベンジャミン・ウォーカー)を殴るシーンがある。その後にトム・ウィルキンソンの台詞が予告編では続いているが、本編ではそんなことはなく、予告編編集の素晴らしさを感じたtoikunがいた。
・トラヴィスとヨリを戻すのかどうか…な女性モニカを演じたのはアレクサンドラ・ダダリオ。コメディ映画「ホール・パス/帰ってきた夢の独身生活<1週間限定>」などを記述しているが、とても魅力的なフェイスを持つ女優だ。
・トラヴィスの父親を演じたのは「イン・ザ・ベッドルーム」と「フィクサー」でアカデミー賞にノミネートしているトム・ウィルキンソン。アカデミー賞授賞式の歌曲賞のパフォーマンスが見事で泣いてしまった「グローリー/明日への行進」ではリンドン・ジョンソン大統領を演じて魅せてくれた。他に「ワルキューレ」など。少しだけPRODUCTION NOTEから記載をすると、父親シェップは小説では重要な人物ではなかったそうだ。映画では主要登場人物であるし色々と笑わせたりもしてくれるぞ。
toikunは原作小説を読んではいないので、映画と小説の違い等は他サイトに譲る。少しだけ感想を。
本作の結末は人によって良し悪しが別れると感じた。toikunはコッチじゃない方を予想していた。でも、思い出してよくよく考えると必然性もあるし納得は出来る。
で、本当に“愛のバイブル”だと感じた、特に“for メンズ”。結婚を考えている男性は本作を一人で観に行って勉強して、その後に彼女ともう一度観た後にプロポーズ…なんて人がいるだろうなぁと勝手に想像して微笑んでいる。
そうしてご覧なさい☆
「きみに読む物語」ファンの人、ニコラス・スパークスのコアなファンの人、そうでない人も、あと少しだけ公式サイトをご覧になって待って下さいね。
2016/07/04
2016/07/28
2016/10/11
2016/11/14
2017/01/13
2017/08/21
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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