映画「ローマ発、しあわせ行き」あらすじ,ネタバレ,レビュー
©2015 A SPANISH/SWEDISH CO-PRODUCTION SEZAR FILMS AIE and CHIMNEY POT.All Rights Reserved.
原題:
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あらすじ
この映画にはtoikun以外のレビューはまだありません。
休暇で娘サマーとともにイタリアを訪れたシングルマザーのマギー。この地で20年前の初恋のイタリア人ルカと再会する。マギーとルカ、20年前の別れの原因は相手にあるとずっと思ってきた様だ。娘の目の前でマギーの心の焼け木杭に火が付く…!?でもネ、ルカの隣にはとても綺麗なイタリア人女性ヴァレンティーナがいる。マギーの恋は火が付く前に水がかかっちゃった!?
そんなマギーとルカがイタリアの首都ローマへ向かう事になった、大きな問題が出て来ちゃいましたので。
その問題とは娘サマーとルカの母親カルメンがローマに向けて「テルマ&ルイーズ」ヨロシク、逃避行の旅に出たから!
サマーとカルメンの目的は?一緒に追いかけるマギーとルカにロマンスは再び芽生えるの?ロマンスが芽生えたとして、本作のロマンスは1つだけ?
とーってもロマンチックな映画が飛び込んできましたぁ!
情熱の国イタリアを舞台にしたラブコメ映画。主人公は「セックス・アンド・ザ・シティ」のサラ・ジェシカ・パーカーであり、彼女のロマンスの相手を演じるのはイタリア人俳優のラウル・ボヴァ。2人のラブロマンスと並行した形で“飛行する”もう1つのロマンスがあって、どちらかというとソチラの方が情熱的なんだ。
これぇ、ニヤケちゃうよ!…ロマンスの結果とそれに至るまでの経過にね!
本作が公開されるのは、現在のところカリコレ2016(公式ページ)のみ。
公開スケジュールは新宿シネマカリテで8月1日、5日、10日、13日の4回のみの上映。
シネ・リーブル梅田で8月16日、20日の2回のみの上映。
中川コロナシネマワールドでは8月10日、18日、23日、9月1日の4回のみの上映。
公式サイトにはサラ・ジェシカ・パーカーをはじめとした出演者や、監督エラ・レムハーゲン(「パトリックは1.5歳」)の詳しい紹介がされているのでドウゾ!
“性的な視線が礼儀なわけ”…イタリア人だったら、“ソンナ視線”も許せちゃう!?
貴女も劇場でクラクラになって!
配給:ハピネット
T's Theaterではカリコレ2016(公式ページ)上映作品を他にも特集中。
・キアヌ・リーブスとアナ・デ・アルマスの「ノック・ノック」のコンビが再共演を果たしたスリラー「エクスポーズ 暗闇の迷宮」。「エクスポーズ 暗闇の迷宮」の公式サイトはコチラ。
・「ダイヤモンド・イン・パラダイス」のピアース・ブロスナンとサルマ・ハエックの再共演作で彼らにジェシカ・アルバも加わった三角関係(?)ラブコメムービー「おとなのワケあり恋愛講座」。公式サイトはなし。
・8月20日より新宿シネマカリテ他で公開される「ハートビート」は7月31に先行上映!本当に感動できるエンタテインメント・ムービー!「ハートビート」の公式サイトはコチラ。
T's Theaterの紹介ページをご覧になって劇場へドウゾ!
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ストーリー・ネタバレ
髪の毛の色はピンク、何を思ったのかペットショップのウサギを盗んで逃がして補導される、彼氏タイラーはヤク中で服役中、そして罪の身代わりを頼んでくる彼氏の為にそうしようと考える…アメリカ人の女の子サマーは反抗期ただ中だ。彼女の母親マギーは昨年夫と離婚してシングルマザーとしてサマーを育てている。“ジャーナリストとして忙しい日々を送って来た事が娘を悪い道に引き込んだ”と思ったのかもしれない、マギーはジャーナリストを休養して大学講師となり更に休暇を貰って、娘サマーとともにイタリアを訪れた。
レンタカーを借りて2人がやって来たのは、マギーが“20年ぶり、ちっとも変わっていないわ”と話す田舎のコテージだ。マギーとサマーを出迎えたのは何とマギーの20年前の初恋相手であるルカだった。マギーとルカは別れ方に少しだけ思い違いがあり、それぞれ今まで抱えてきた。でも久しぶりの再会という事でマギーの心はときめき、娘サマーの前ではしゃぐ。10代の娘にとっては母親のソンナ姿はウザイだけ…。今、サマーの頭を駆け巡っている事とは“母との休暇など切り上げてアメリカに帰って刑務所の彼氏と会いたい!”という事…。
だがマギーの“心のざわめき”も、ルカが招待してくれた屋外の食卓で直ぐに収まる事になる、それはルカが若くてとても美しい女性ヴァレンティーナを紹介したからだ。“少しプレイボーイ気質のあったルカの事だ、ヴァレンティーナはルカの彼女か妻なのだろう”と思ったのであろう、マギーは。
気分の上下が激しくて心が落ち着かないマギーだが、更に混乱する自体となる。それはルカの母親カルメンが戻って来たことに起因する。カルメンは“どうしてもローマへ行きたい!”と考えて息子ルカに内緒でヒッチハイクしようとしたがドライバーに連れ戻されたのだ。
カルメンは少し記憶が衰えている…ハッキリ言うとチョット呆けているのだ。マギーはカルメンとは20年前に面識があって“嫌な印象”を持っていたが、カルメンは全く覚えていないのだ。
マギー、サマー、ルカ、カルメンで囲む食卓。この時にルカが仕事にしている陶芸のアトリエにマギーを案内した。近況をお互いに話し合った後、ルカはマギーに近づく…準備の出来ていないマギーは後ずさりするがアクシデントがあり結局抱きしめられてしまった。
と、この時、ルカの真っ赤な愛車アルファロメオのエンジン音が聞こえた!アトリエから飛び出すルカとマギーだが、アルファロメオは行ってしまう!運転席にはサマーが座りカルメンを乗せて走り去った!
どうしてもローマに行きたいカルメン
アメリカに戻って彼氏と面会をしたいサマー
2人の利害が一致!
カルメンが車のキーをサマーに渡した…
走り出したサマーとカルメンだが、サマーはローマなどには用がない。ニューヨークへの飛行機に乗る為に空港を目指そうとするが、カルメンがそうはさせずにローマへ向かう事になった。
[ストーリーは導入のみ]
カルメンがローマに行こうとする理由は?
2人を追うマギーとルカにロマンスはあるのか?
サマーとカルメンを捕まえる為に、ルカは知り合いのテレビ局員ジュリアに連絡をする。彼女によってサマーとカルメンの逃避行はこの様にイタリア全土に報道される事になる。
老女を誘拐して逃走中の女サマー!
この物語の結末はローマに通じているのでしょうか?
この映画は中高年のラブストーリー
・年齢が上がる毎に感じるときめきは強くなるハズ。
・じゃあ、若い人はターゲットではない?
・いえいえ、思春期・反抗期のティーンは祖父母がいる方も多いハズ、自身を投影して物語に引き込まれます!
・そしてウザイ母親との関係を考えるキッカケになるか…も!?
映画を観終わった後にこう思いますよ!
La vita è bella!(人生って素晴らしい!)
上のチラシ画像の一番下にある新宿シネマカリテ、シネ・リーブル梅田、中川コロナシネマワールドで開かれるカリコレ2016(公式ページ)で公開。
映画公式サイトも要チェック☆
レビュー・感想・解説・評価
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T's Theaterのカリコレ2016特集の第3弾は大人のラブストーリーwithコメディックエッセンス!
本作の監督を務めるのは「パトリックは1.5歳」等のスウェーデン出身監督のエラ・レムハーゲン。下品さのほぼない上質な笑いとラブストーリーを絶妙にブレンドして本作で提供してくれた。
キャストを。
・テレビドラマシリーズ、そして映画化された「セックス・アンド・ザ・シティ」で有名なサラ・ジェシカ・パーカーがトップクレジットされており、母親マギーを演じている。先日続けざまにリレビューした90年代の作品「スリー・リバーズ」(ブルース・ウィリス主演)、「マーズ・アタック!」(ティム・バートン監督作品)ではまだまだ脇役さんだった。それらから約20年経ち、比較すると素敵に年を重ねたと感じた。
・娘サマーに扮するのは「アイアンクラッド ブラッド・ウォー」のロージー・デイ。公式サイトによれば映画誌の“明日のスター”に選ばれたそう。んー、先行き楽しみ!
・本編では少しナンパ男に描かれるが本性は一途!そんな男性ルカを演じるのはイタリア人俳優のラウル・ボヴァ。「ザ・ボディガード」や「トスカーナの休日」など。イタリア人だから情熱はアイデンティティー?あ、それスペイン人?(苦笑)
・少し呆けた母親を演じるのは6カ国語を操れるという名女優のクラウディア・カルディナーレ。「8 1/2」、「山猫」など。toikunはクラウディア演じるカルメンこそメインのキャストだと感じたし、きっと多くの方もそう思うはず。カルメンの正体に注目!
・一体このテレビ局員はルカの何なのでしょう?ジャーナリストのジュリアを演じるのは「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」などのパズ・ベガ。とても艶やかなスペイン人女優だ。
・そして、 rel="nofollow"公式サイトには触れられておらず、このページのストーリー欄でも記述をしなかったのだが、この人を挙げておく。マルチェリーノという男性が登場する。彼については内緒!で、演じるのはシェル・シャピロ。本作の主題歌と言って良いのかな?楽曲“All Roads Lead to Rome”をエンドクレジット時に披露している。俳優兼歌手だ。
さて。
本作、観ていくと分かる設定などがとても多く、それを知るとホッコリも出来るので色々と隠している。とても粋な設定なので、劇場で!
toikunはお婆ちゃん子、お爺ちゃん子だったのだが、カルメンとサマーに自分と少し呆けが入った後の祖母を重ねて懐かしかった。思い出させてくれてありがとう!
と、感想はこれだけにして、この言葉で締めくくるよ!
“スマートフォンなんて投げ捨てろ!”
と、締めくくっておりませんが…。現在のところ劇場ではカリコレ2016(公式ページ)が開かれる3つの映画館のみの公開で、地域的に限定されているのが悲しい本作。少し遠出をしても観る価値がある作品なので、映画公式サイトを観てお待ち下さい!
2016/07/05
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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