映画「フィッシュマンの涙」あらすじ,ネタバレ,レビュー
(C)2015 CJ E&M, WOO SANG FILM
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あらすじ
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恋人もいてごく普通の青年が突然変異で魚人間になってしまった。5年間姿を消した彼に対し、本人も世間も思うこととは、『神』か『悪魔』か『食料』か?
5年の歳月を経て再び姿を現した魚人間パク・グを、地方大学出でのし上がりたい記者のサンウォンはドキュメンタリー取材と称して密着する。
行動を共にしながらも魚人間になってしまった恋人を愛せない女性ジン。ジンへの思いを断ち切れないパク・グ。
この突然変異には大きな野望が隠されており、彼ら3人にパク・グの父親、そして人権派弁護士を加わり…。
ワオ、何とシュールな!?2016年秋、日本では「ミュージアム」という映画で妻夫木聡が恐ろしいカエル男を演じたが、その直後に劇場に現れる魚男は心優しい男です。
映画の内容として、“韓国らしい”と言ってしまっては怒られるかもしれないけど、韓国人の作り手自身が自分たちを面白可笑しく茶化している描写がとても興味深い。
一級品のシュールレアリズムを味わえる良作品は12月17日(土)よりシネマート新宿、HTC渋谷ほか全国順次ロードショーです。
もし、魚人間が日本に現れたら、人々にはどんな感情が芽生えるのでしょうか?それを考えてみるのも楽しみの一つですよ~。
ブロードメディア・スタジオとの共同配給「エル・クラン」、シンカ単独配給の「人間の値打ち」なども非常に興味深かった。独特のテイストを持つシンカ配給作品をお見逃し無く☆
そう、公式サイトには『特製・缶ミラー』や『魚眼チョコレート』のプレゼントキャンペーンがあるし、公開劇場一覧情報、そしてFACEBOOKやTwitterなどのSNS情報も盛り沢山なのでお見逃し無く☆
配給:シンカ
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ストーリー・ネタバレ
韓国。突然変異によって誕生した魚人間…と言ってもその“突然変異”にはとある理由があるのだが。この“元・人間”パク・グは人間大の魚の顔を持ち、世間を混乱させた。マスコミは彼の正体を突き止めようと日夜張り込みや取材…それに嫌気がさしたのか、パク・グは姿を消した…。
5年後。パク・グはとある実験室にいた、丸で監禁されているように。人間の時のパク・グには恋人であるジンがいたが、今は施設にいても彼に冷たくするばかり。この“退屈な施設”に、地方大学出身のソ・サンウォンという男が勤めていた。所謂監視役である。だが彼には夢があった。一流大額の中の一人握りの人物しか韓国社会でのし上がることが出来ない現実を打ち破ろうと、魚人間であるパク・グの突然変異の秘密を暴いて、有名記者になろうとしたのだ。幸い、サンウォンが面接を受けたABSは記者がストライキ中であり、契約職員的な身分で雇われたサンウォンだった。
取材をするサンウォンはパク・グの家にやって来るが只でさえあの風貌であるために家にはいなかった。パク・グが出向いたのは5年前の恋人ジンの家だった。パク・グは実験に参加した時のことをこう語った製薬会社大手であるカンミ製薬を訪ねたパク・グは“薬を飲めば30万を支払う…”と言われて薬を飲んだ。それからパク・グの身体・風貌がおかしくなり魚人間となり、恐ろしくなり施設から脱走してきたのだった。そして行く宛てのないパク・グはジンの家に転がり込んできたのであった。
実はジンもそれ程には裕福ではない。そしてまた“人間が出来ていない”のである。+αとしてパク・グの風貌もあるのだが、ジンは何と家にパク・グが来ていることをカンミ製薬に電話をしてしまったのだ。
ジン:引き渡したら、幾らくれる?
記者のサンウォンがパク・グの身元を掴みジンの家を訪れた時にはもうパク・グはいなかった。ジンに話しを聞くサンウォン。ジンはアッケラカンなのか軽いのか話がまるでサンウォンには通じない。それを悟ったジンは、“魚人間に合わせてやるわよ”と変装してサンウォンと一緒にカンミ製薬へと忍び込んでいった…。
[ストーリーは導入のみ]
・パク・グは人間に戻れる?
・この陰謀に隠された秘密とは?
・本当に口にするのが憚られるのだが、韓国人たちが自分達を茶化した描写が本当に面白いし、多岐にわたる。
・記者と魚男の元恋人の掛け合いだが、この“関係”、日本の恋愛関係で言えば草食?…って恋愛にはならないですが…。
・と、様々なユーモラス描写がありますが、な~んか考えさせられるんですよね。
・文化の違いを感じるのも良し、真面目に観るのもよし、深く味わえる作品ですよ☆
レビュー・感想・解説・評価
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まだまだ韓国映画に疎いtoikunはイ・グァンス、イ・チョニ、パク・ボヨンと言ってもイマイチピンとこないのであるが、その演技を観てみると引き込まれる引き込まれる。隣国と言うことで近しいパターンを感じる事もあれば、“それなりの大きな違い”を肌で感じて興味深い。
監督は2013年の短編部門におけるカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した気鋭のクォン;オグァンと言う事で、見事と言うべきだろう。
違った話から本作への話題に入ろう。2016年、韓国映画としては素晴らしかったドキュメンタリー「あなた、その川を渡らないで」で一気に韓流に引き込まれて、次のエンタメ作品「華麗なるリベンジ」でスター性を見出すことが出来た。そして本作、エキセントリックな題材ではあるが、中心は真面目な要素が垣間見られて、今年の3作品で一気に韓流にハマった。
と、いっても一番最初に観たのは2000年くらいの韓国・北朝鮮のラインの軍人たちが仲良くなったが悲劇で終わった…という作品だったけど。
アチラの作品、“情勢”というのがあって、安易に評価が出来ないのだが、何時かは平和に…。
最後にバカみたいに突っ込むぞ~。オープニングの演出はディズニーかぁ!?(苦笑)チャンチャン。お楽しみを☆
2016/12/16
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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