映画「KIDS/キッズ」(1995)あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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アメリカのとある都市の下町で生きる子供たち。多感な年頃の彼らのセックスとドラッグ。一度の男性との関係でHIVウィルスに感染してしまう少女。友達の付き添いで病院に行ったのに自分が感染していた…。眠る少女を欲望のままに見る少年…。
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説明:
ストーリー・ネタバレ
アメリカの下町。
お年頃の男の子テリーは女の子の事ばかり考えていて、しかも“経験のない女の子”と関係を持ちたがってとうとうその夢を達成した。友人のキャスパーとその事について“雄弁”に語るテリー。
テリーとキャスパーは外見はそうでもないが結構な悪ガキ。コンビニ店に二人で行くと万引きをしてしまう始末。そして友人フィリップの家を訪れる2人。そこでタムロしている男の子の友人達と一緒にマリファナを吸引して過ごすのだ。
テリーの住むこの街の女の子ルビーとジェニー。テリーやキャスパーと友人でもある彼女たちは女の子の友達の家で雑談をしている。話題は男の子ともう関係を持ったのだの“テクニック”がどうだの赤裸々な…いやこの年代では普通の事なのかもしれない。男性経験がそれなりにあるルビーが病気の事、HIVウィルス感染の事を心配になってジェニーと一緒に病院へ検査へ行く事にした。
病院。それぞれ別々に医師と会話をしてそれぞれの経験人数を話す。ジェニーはテリー1人しか関係を持った事がないと言った。採血をして一週間後に再び病院を訪れたルビーとジェニー。ルビーは何の病気にも感染していなく安堵するのだがジェニーがHIVウィルスに感染していて将来AIDSを発症するかもしれない事が分かった。気をつける事などのパンフレットをもらうジェニー…。
テリーとキャスパーはテリーの家にやって来た。金が無いテリーはバイトをすれば良いのだがソレもせずに家にある両親の金をポケットに入れた。キャスパーはというと母乳を赤ん坊にあげているテリーのママに欲情してしまう始末…。
金を手に入れたテリーとキャスパーは街に繰り出すと売人にコンタクトを取って“上物”をゲット…。その頃ジェニーはHIV感染の事をテリーに告げる為に彼の家を訪れるが丁度出てしまっていた。
公演にやってきて大勢の友人達と会話をするテリーとキャスパー。そして手に入れた“上物”を友人と分け合って…。ここにタムロしているのは男の子だけでなく女の子もいる。アメリカという国の特徴なのか出自は様々。そんな彼らに喧嘩を売った男の子がいた、いや喧嘩を売ったというか肩がぶつかっただけの些細な事…。彼らは集団となって男の子を取り囲み痛めつけると最後はテリーが倒れる男の子の顔につばを吐きかける…。
その後テリーとキャスパーは友人ベニーの妹ダルシーや他の友人達を誘って総勢7人で夕方の街を歩く。実はダルシーは男性経験がなくソレを目当てにテリーは…。そして当てもなく一人で街をブラつくジェニーの思う事とは…。
夜になりプールに忍び込んだテリー達7人。水着になってプールで遊ぶのだがテリーはダルシーを口説くがダルシーは家族が病気になった事もあって関係を持つ事に消極的であった。
そしてプールでハシャギ疲れた子供たちは友人の家に行くとそこは無法地帯…。ビールなどの酒、クスリ、至る所でのセックス…。
テリーを捜し求めていたジェニーもまたクラブでの多人数での交わりを目撃すると自分の病気の事が頭を離れずにブルーな気持ちになるのであった。
結末・ラスト
テリー達がいる家。小学生の年代の子供たちまでタバコや…。テリーはダルシーとキスをするところまでは達成出来たので後は“ヤル”事だけ。不安な気持ちのダルシーを宥めてコトに及んだ…。そしてテリーを捜し求めてこの家にやって来ていたジェニーはそれを目撃した…。
深夜になり喧噪もどこかへ…みな寝静まっていたのだがキャスパーが目を覚まして酒を飲むとソファーで眠っているジェニーを見つけた。キャスパーは眠っているジェニーの服を脱がせてコトに及ぶ…目を覚ましたジェニーが“やめて”と叫ぶまでは時間がかかったのであった…。
朝になってジェニーからHIVウィルス感染の事実を聞かされたキャスパーは“嘘だろ…”と目を丸くするのであった…。
レビュー・感想・解説・評価
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偶には刺激的な作品をお贈りしたいと…。
「BULLY ブリー」のラリー・クラーク初監督作品にして衝撃的な問題作品…。ストーリー欄には“続いているストーリー”の様に記述はしたが本編はテリーのパートとジェニーのパートが頻繁に入れ替わっている。そしてカメラワークは多分にドキュメンタリー映画の様相。
製作総指揮のクレジットに「誘う女」やリメイク版「サイコ」の監督ガス・ヴァン・サントのクレジットがある。
キャストを。
・女性史上主義のテリー少年に扮するは「BULLY ブリー」のレオ・フィッツパトリック。おバカさがイイねぇ!
・「ネクスト friday」のジャスティン・ピアースが直毛気味の男の子を演じるが故人となってしまった。
・HIV感染する少女ジェニーに「ボーイズ・ドント・クライ」のオスカーノミニー、クロエ・セヴィニー。本作はクロエの出世作だそうだ。
・ジェニーを誘って病院に検査に行ったルビーにロザリオ・ドーソン。「シン・シティ」など。なおロザリオは大きなクレジットでは現れなかったので一応カメオ枠に掲載している。
WikiPediaで調べてみるとレオ・フィッツパトリックもクロエ・セヴィニーもロザリオ・ドーソンも本作が初めての映画出演作品だそうだ。きっと他のストリートチルドレンを演じた子供たちもそうなのであろう。飛び抜けたキャリアがある子役達だったら違ったモノになっちゃっただろうなリアル感が出なくて?
toikunは本作を観る前に各個人レビュアーさんのホームページを見てみたんだけど絶賛は多かった印象で期待したのだが普通の評点となった。気に入らない人ゴメンなさい…。
ドキュメンタリータッチという事でそれに向けた演技があるのだろうがtoikunが求める何て言うか演技がなくて、それこそ“ドキュメンタリータッチ的に逸品”過ぎたのでこれが演技を感じられなかった理由かも。あぁ言いたい事を巧く言えるようになりたいもんだぁ。
本編にはアメリカってのは出てこなかったんだけどtoikunがアメリカとしたのはアジア系の英語が不得手の人たちが店を営んだり…という設定もあったので。プロ評論家さんも絶賛なのだからキットコレが現実…当時の現実だったんだろうねぇ。悲観的になっちゃうよ。HIVとエイズ、今は発症を送らせる良い薬が出ているそうだが完治はまだ無理みたい。思い出したのが「フィラデルフィア」という映画でトム・ハンクスとアントニオ・バンデラスが“パートナー”で浮気でHIV感染エイズ発症っていう作品なんだけど主要なテーマではないけど“浮気”を考えさせられる。それによって感染するのだから。本作では浮気と言うよりお互い遊びみたいな身体の関係だが“感染者との性交の様”が描かれていて怖く感じた。
最後のキャスパー少年が目を丸くするシーン、ああなる人がもう居なくなればなぁって思うよ。安易な関係を持つ事のない様にお気を付け下さい。
あんま感想になってないんだけど特別な事はしていない映画なのにこんなにも沢山の人が感動しているので観て欲しいです!
2016/05/09
2016/05/13
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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