映画「スイス・アーミー・マン」あらすじ,ネタバレ,レビュー
©2016 Ironworks Productions, LLC.
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あらすじ
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十徳ナイフ(スイス・アーミー・ナイフ)の様に役に立つ死体、これを演じる俳優は誰であろう「ハリー・ポッターと賢者の石」などのハリポタシリーズのダニエル・ラドクリフだ!上記ジャンル欄にはファンタジーも記載したが、これは男と男の友情の物語だ。(ちょっと下品だけどね(苦笑))
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オープニングから感動の嵐で“もう終わり?”なんて思ってしまうが、感動は全編を通して奏でられる。エンドクレジットから楽曲のPerformed byを見ると、ダニエル・ラドクリフとポール・ダノ自身が歌っていることが分かる。その美声にも注目だ!
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公式サイトは大音響で迎えてくれるので注意が必要だが(もちろん音は消せる)、特典付きのムビチケ情報や、本作が公開される劇場情報一覧が掲載されているので要チェックだ。
なお、下記画像は試写会場で撮ったダニエル・ラドクリフの人形であり、死体なのに上昇志向である(笑)
©2016 Ironworks Productions, LLC. Photo by toikun@T's Theater
その他にも公式サイトには本編画像がこれでもかと溢れているので、映画館に行く前に是非鑑賞して頂きたい。
公開は9月22日(金)よりTOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー!挑戦的な役柄を好むダニエル・ラドクリフ、あなたはどう感じるであろうか?
配給:ポニーキャニオン
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ストーリー・ネタバレ
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大海原、絶海の孤島。かつて人類が漂着したのであろう、そこには食べ物の空き缶があった。この島に“運悪く”漂着したのはまだ若い青年ハンク・トンプソンだ。無人島に漂着して息絶えるとは想像だにしていなかったハンク。それもそのはず、人妻でありながら美しい女性サラ・ジョンソンに恋をしていたのだから。“恋”…と言っても声をかけられるはずもなく、スマートフォンで盗撮して満足をするという、この世代の男の子にはありがちなことであった。
そんなハンク・トンプソンが不意に海に入ってしまい、遭難してしまったのだ。そして、辿り着いた島は人っ子一人いない孤島。正しくは、エロ本や朽ちかけの生活道具があり、以前にも人間が訪れた形跡があった。その先人の残したカンヅメの空き缶には“HELP ME!”と書かれていた。推測するに、その先人は息絶えたのであろう…。それを見てハンクはこう口ずさんだ。
ハンク:遭難した。死にたくない。
そう思いはするものの絶望感が生き延びる気力を勝ってしまい、絶望の果てに首をくくって自殺しようとするハンク…。
苦しさの余り瞬きをしていると夢か現か、ハンクの前の波打ち際に一人の男性が打ち寄せられていた。ハンクはギチギチに縛った首の縄を何とかほどくと、波打ち際の男に近づき心臓マッサージを始める。すると、奇妙な音が聞こえるではないか?…それは…オナラ…。
死体に心臓マッサージをしてオナラまでさせる…ハンクは思わずこう思った。
ハンク:オレはバカだ。。。
だが次の瞬間ハンクは思い掛けない瞬間を目にする。それは打ち上げられた=メニーのオナラに推進力がある事。ハンクは考えた。
ハンク:メニーの死体に乗って、彼の推進力で絶海の孤島を脱出しよう!
奇想天外な思いつきにより、メニーに縄を縛り、メニーのオナラを推進力として大海原を駆け巡るハンクの姿があった…このままハンクは故郷へと帰れるのであろうか?
だがしかし、打ち上げられた島はまたもや無人島だった…
この無人島には、先の無人島よりも人間がいた形跡がある。もしかしたらその先には人間が住んでいる可能性もある。だが、例え人間の集落があったとしても、そこに辿り着くまでには断崖絶壁が待ち受けている…。
この状況下、ハンクは“おかしく”なったのかもしれない。死体であるメニーに話しかけたりしたのだ。そして、あろうことか、ハンクが歌を歌うとメニーも歌を歌う…。一瞬ビックリしてメニーを殴り飛ばしてしまうハンクだが、ここにはメニーしかない。たとえしたい出あろうとも心の友だと思ったハンクは、一人で島の脱出を試みるのではなく、メニーを背負って、共に故郷を目指すことになった。
メニーには、スイス・アーミー・ナイフ(十徳ナイフ)の様な素晴らしい機能が備わっているしね。例えば、先にも挙げた、オナラによる推進力、メニーの歯で髭を剃れる、メニーが身体に蓄えた水を吐き出されるとシャワーの様に真水になる…。
さぁ、青年ハンク・トンプソンはメニーと共に故郷へと無事に帰れるのであろうか?また、女性に奥手だったハンクが密かに思いを寄せる女性サラ・ジョンソンとはうまくいくのであろうか?
ハンクは死体でありながら役に立つメニーを背負いながら無人島の脱出を図る…とそこで人が居た形跡とみられる物品が…。
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[ストーリーは導入のみ]
・実は2人が辿り着いたこの島は…。
・ハンクのスマートフォンに写るサラの写真、それは盗撮したもの…
・身体は動かせないが次第に巧みになっていくメニーの言葉、そして手足さえも…。
・ズバリ、下品だ!そんな描写を笑い合える友人と観に行こう!?
・そして劇中がなんども“エンディング”と思える程の描写、ポール・ダノやダニエル・ラドクリフの歌に感動しっぱなし!
・最後の最後のエンディング、これしか考えられなかった!
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レビュー・感想・解説・評価
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前述したが、挑戦的な役柄に好んでチャレンジすると言われるダニエル・ラドクリフが本作で選んだのは何と死体役である。個人的にはショーレースに引っ張りだこにしたいものなのだが…。
監督を務めるのはお互いにファーストネームが“Daniel”と呼ばれることから“Daniels”と形容されるダニエル・クワンとダニエル・シャイナート。作曲のアンディー・ハルとロバート・マクダウェルと共に全編を音楽で満たし感動を引き出してくれた。
前後をするがキャストを。
・オープニングクレジットではポール・ダノが最初に出たのだが、“大人の事情”で、ハリポタのダニエル・ラドクリフが何度も言うようだが死体役。ただの死体役ではなく下ネタも織り交ぜた死体役なので良くチャレンジしたと思う。出演作は他に劇場用長編映画デビュー作品「テイラー・オブ・パナマ」など。
・本作のダブルメインキャストに「ナイト&デイ」のポール・ダノ。極限の状態下になり死体を背負って共にするというのは些か滑稽ではあるが、後述ラブストーリーとしては面白い。
・もう一人のメインキャストとしてポール・ダノ演じるハンクが、もう奥手で奥手で盗撮してスマホのホーム画面に表示しているってのが「ダイ・ハード4.0」でブルース・ウィリスの娘役で存在感を示したメアリー・エリザベス・ウィンステッド。ネタバレとなるが学生風のポール・ダノが人妻のメアリー・エリザベス・ウィンステッドに恋をするのが面白い。
いやぁなんと面白可笑しいコメディを見てしまったのだ。上映時間前のプレスシートをパラパラめくった限り、男と男の友情物語が中心と思っていたのだが、確かにそれは中心なのだがここまで下ネタが交じるとは…。会場は有無を言わせず大ウケだった。
この点に関して、恋人になりたての男女が観るのにはちょっと厳しいかもとアドバイスをしておこう。
それにしても、各評論誌は満点の配点と共に最高の賛美を送っているが、ダニエル・ラドクリフ、たっくさんの賞をあげたいと思った。
2017/09/02
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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