映画「疑惑のチャンピオン」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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自転車プロロードレース界の覇者ランス・アームストロング。最高峰ツール・ド・フランスで7連覇を果たしたランスの競技人生はドーピングによるものであった。
競技人生で頭角を現す前に精巣癌を患ったランスだが、この前よりイタリア人医師のミケーレ・フェラーリに通常の検査では発覚しない究極のドーピングというものを教えられる。
エリスロポエチン(略称エポ)という薬物を使った赤血球を増加させる方法、血液ドーピングを呼ばれるあらかじめ用意した自分の血液を輸血して赤血球を増加させる方法…。
ランスが頭角を現すとスポーツ記者デイヴィッド・ウォルシュは彼に疑問を持った。それは最初は小さなモノであったのかもしれない。だが、他を寄せ付けないツール・ド・フランス7連覇という偉業をランスが果たした時にはデイヴィッドのランスを見る目は…。
イギリスのサンデー・タイムズ紙記者デイヴィッド・ウォルシュのノンフィクションを基にしたドラマ。
精巣癌を患う前から医師ミケーレに接触をしたランスが描かれるがこれを貴方はどう見るか?実績を重ねるランスが同時に病気患者の為にボランティア活動を行う様も描かれる。これは本心か、償いか、それとも…?
「グリフターズ/詐欺師たち」と「クィーン」で2度アカデミー監督賞にノミネートしているスティーヴン・フリアーズ監督の最新作。脚本は「トレインスポッティング」のジョン・ホッジ。
“疑惑のチャンピオン”ランス・アームストロングに「ローン・サバイバー」のベン・フォスター、記者に「ヴィンセントが教えてくれたこと」のクリス・オダウド。他に「ザ・ビーチ」のギヨーム・カネ、「クレイマー、クレイマー」と「レインマン」のダスティン・ホフマン。
ツール・ド・フランスの開幕する日=7月2日(土)より丸の内ピカデリー&新宿ピカデリーほか全国公開。
公式サイトの写真・説明、またWikiPediaのランス・アームストロングの項目をご覧になって、待ちましょう!
配給:ロングライド
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ストーリー・ネタバレ
ツール・ド・フランス。勾配のきつい坂を行く自転車ロードレーサー、ランス・アームストロングの息が上がる。この映画はツール・ド・フランスを7連覇し“ツール・ド・ランス”と一部のファンにも呼ばれる事になるアメリカ人ランス・アームストロングの物語…。
1993年。21歳とレース最年少で出場したランスは“自転車に乗りたいだけさ”と純粋に語っていた。
1994年。ランスとチームメイトの会話で、ドーピングと“エポ”と呼ばれる薬物の名が挙がる。“エポ”とはエリスロポエチンの略称で赤血球を増やす事が出来る。赤血球は酸素を運ぶので、その赤血球が増えれば必然と筋肉へ運ばれる酸素量が増える。ランスは“黒い疑惑”のあるイタリア人医師ミケーレ・フェラーリを訪ね“The Program”という言葉を口にした。“計画”とは…!?ミケーレからは“パワーと筋肉の比率が悪い!”と言われるが…。
1995年スイス。ランスはチームメイトと共に薬局へと行くと“エポ”を手にする。レースでランスは勝利するものの“ワンデーレーサー(長期間に渡るレースでは勝てない)”と呼ばれてしまう。祝勝会後にシャワーを浴びていたランスは吐血し病院へ。医師からは精巣ガン(精巣腫瘍)でステージ3と宣告される。癌は脳にまで転移していて手術をしたものの、医師からは“癌が勝つかお前が勝つか分からない…”と言われてしまう。チームメイトのフランキーとフランキーの彼女ベッツィーが見舞いに来てくれた時、医師の回診で医師の口から“ドーピングについて…”と言う言葉が出る。それを聞いた…は…。
退院後、ランスは直ぐに自転車に乗るが一般人女性に負けてしまう状況。入院生活で痩せこけた肉体で訪ねたのはイタリアにあるミケーレ・フェラーリの家であった…。
[ストーリーは導入のみ]
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資料によれば本作の企画はスティーヴン・フリアーズがランス・アームストロングの元チームメイト、タイラー・ハミルトンの著作『シークレット・レース ツール・ド・フランスの知られざる内幕』の書評を目ににした事からスタートしたという。そしてフリアーズは『Seven Deadly Sins: My Pursuit of Lance Armstrong』を出版したデイヴィッド・ウォルシュと対面した…。
そんな真実を元にしたスポーツドラマを「グリフターズ/詐欺師たち」と「クィーン」でアカデミー監督賞に2度ノミネートしているスティーヴン・フリアーズが映画化した。脚本は先日続編が決定した「トレインスポッティング」や「ザ・ビーチ」の脚本を務めたジョン・ホッジが担当、実際に関係者の本は読んでいないがとてもリアルだと感じた。
キャストを。
・主人公のランス・アームストロングを演じたのは「3時10分、決断のとき」や「ローン・サバイバー」のベン・フォスター。ランス・アームストロング本人と顔を見比べると本当に似ているし、“ムキムキの筋肉”と“痩せた筋肉”を劇中で見せてくれるが役作りがすごい…。
・記者デイヴィッド・ウォルシュに扮するは「ヴィンセントが教えてくれたこと」のクリス・オダウド。本年のアカデミー作品賞受賞作品「スポットライト 世紀のスクープ」と同じようにリアルなジャーナリスト。
・医師ミケーレ・フェラーリを演じたのは「ザ・ビーチ」などのフランス人俳優ギヨーム・カネ。カネの現在の写真と劇中のミケーレ・フェラーリを比べると、フェラーリの方が幾分か髪の毛が後退している。実在のフェラーリもそうであるし眼鏡もかけている。
・ストーリー欄では現状は記述していないが、本作では重要な役どころ、もしかしたら“もう一人の主人公”と言っていい程の役、若手チームメイトのフロイド・ランディスを演じたのはジェシー・プレモンス。「ブリッジ・オブ・スパイ」、「ブラック・スキャンダル」など。フロイドの“苦悩”の描かれ方を観て欲しい。
・他にスポンサー会社の代表役に「クレイマー、クレイマー」と「レインマン」で2度のアカデミー主演男優賞に輝いている名優ダスティン・ホフマン。それ程シーンは多くはないがオスカー俳優の演技にも注目を!
原題の“The Program”にハマっていく主人公ランスやジャーナリストのデイヴィッド・ウォルシュが抱く疑問と苦悩はモチロン注目なのだが若手ロードレーサーのフロイドも大きく描かれるので注目を!ランスとフロイドの対比は…。
ミステリーやサスペンスなどのジャンルを好む人向けに序盤に一つ良い伏線が張られているので、後半に唸ってみよう!
公開前につきストーリーに触れる感想を記述できなくてすみません…なのだが、映画を観る上で知っていると面白い“PRODUCTION NOTE”を…。
日本公開は7月2日(土)より。ツール・ド・フランスの開幕日というからオモシロイ!公式サイトを観て待とう!
2016/05/02
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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