映画「トレインスポッティング」あらすじ,ネタバレ,レビュー
原題:
邦題:
原題訳:
製作年:
製作国:
上映時間:
ジャンル:
監督:
主演:
あらすじ
この映画にはtoikun以外のレビューはまだありません。
スコットランドの無軌道な若者達。セックスとドラッグとエイズ。注射器の打ち回しによるエイズ感染で死んだり薬を止めようと努力するが誘惑に勝てずにやがて服役することになったり。親友である彼らの男達の今後は…?仲間を見捨てることなく?
公開当時日本でとても話題になった作品で多くのファンを持つ。ユアン・マクレガーのインパクトのあるポスターには日本中が驚いた。
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]
ストーリー・ネタバレ
スコットランド。レントンは働きもしないでドラッグ中毒。仲間のベグビー、スパッド、シック・ボーイ、トミーといつもつるんでいた。トミーとベグビーは薬はやらないが、トミーは喧嘩っ早い男。”薬は悪い”とレントン達に諭しながらも自分はケンカをしまくる。レントンたちはと言うとドラッグを買う金がないので日常的に犯罪を犯す始末。また息子を亡くしたことで薬に手を出したトミーは注射器の回しうちでエイズに感染、やがて死んでしまう。レントンはあれだけ薬をやってもエイズに感染しなかったことを運が良いと思う。
薬をやめようと努力するレントンだったが、やはり誘惑には勝てなくて続かない。そのうちレントンとスパッドは捕まって有罪判決。スパッドは服役することになるが、レントンはリハビリ中と言うことで温情判決を受け再び薬をやめようとする。だが巧くいかず再び薬に手を出し倒れてしまう。今度ばかりはと、レントンの両親は彼を更生させようと鬼になる。様々な幻覚症状に襲われながら、彼は薬を絶っていく。
薬からすっかり抜けきったレントンは仲間からも離れて不動産業者という定職に就いた。働く喜びを満喫する彼だったが、悪友達はレントンを放っておかなかった。強盗で警察に追われているベグビーがレントンのアパートに潜り込んだのだ。そして外出できないことを良いことに、体よくレントンを使いっ走りにするベグビー。また、ポン引きをやりたいなどとシック・ボーイまで転がり込んでくる始末。
結末・ラスト
そんなシック・ボーイが大量の麻薬を持ってきた。これを”業者”に捌きたいというのだ。反対するレントンだが、出所したばかりで金のないスパッドや、金の欲しいベグビーに押し切られて一緒に業者のところに行くことになる。絶っていた薬も、手に入れた薬が上物かを調べるために打ってしまうレントン。そして業者のところに行き、足元を見られたものの大金を手に入れて大喜びの4人だった。
だが、レントンの心だけは晴れなかった。このままこの悪友たちと付き合っていって変われるのか?ベグビーとシック・ボーイは必ず裏切るだろう。スパッドは良い奴だがヤク中だ。考えた末にレントンはみんなが寝ている間に金を持ち逃げ。スパッドには少しの金を残した。そして新たなる人生の第一歩を踏み出していくレントンだった。
レビュー・感想・解説・評価
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]リンクについて
~~~(矢印と破下線のリンク)は、T's Theaterでレビューしている映画作品や紹介している俳優等、全て内部リンクです。
スコットランドの無軌道な若者のドラッグとセックスを描くドラマ。「シャロウ・グレイブ」のダニー・ボイル監督がアーヴィン・ウェルシュの小説を映画化した今作。T's Theaterではボイル監督の後年の作品「ザ・ビーチ」もレビューしている。レオナルド・ディカプリオを主演に持ってきたエンタメ系…と言っては語弊がある程、“怖さ&無邪気さ”が巧く描かれているスリラー。夏になったら皆さん、ご覧アレ。
この映画で有名になった主演のユアン・マクレガーがレントンを演じる。レビューはしていないが「ゴーストライター」でピアース・ブロスナンの文字通り“ゴーストライター”を演じていた。レビューしていない理由?だって難しかったんだもの…。
他にベグビーにロバート・カーライル、スパッドにユエン・ブレムナー、シック・ボーイにジョニー・リー・ミラー、トミーにケヴィン・マクキッドが扮する。
この映画、けっこうなクライムものだがノリが良くできている。それに魅力のある若手の出演者達がのびのびと演じている。日本でも大ヒットしたことがうなずける映画だと思った。また、マクレガーだけでなくカーライルも有名になり「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」の敵役にまでなった。ドラッグを注射で打つシーンが多く出てきて、それだけならば悪性の映画になってしまっただろうが、ドラッグにともなうエイズの危険性、禁断症状のことが描かれているので、多少は打ち消し合った形になった。このことの影響という点では表現の自由の許される範囲であると思う。
自由な若者達に惹かれる、しかし本当の自由とは違うし、その自由を手に入れるための代償といのもある。それを考えさせる良い映画である。
とまぁ本日又見てチョット補足。2014年分の日記の項目で書いたと思うがダニー・ボイル監督はロンドンオリンピックの演出まで手がけた。その中でケネス・ブラナーが朗読していたしジェームズ・”007”・ボンド役のダニエル・クレイグが女王陛下と共演していた。後で何かで女王もノリノリで“自ら出演したい”って言った程だもん。ユーモアあるね皆さん。
しかし当時の今作の熱狂性はすごかったなぁ。とにかくマクレガーのポスターがインパクトあったもん。今でも熱狂的なファンがいますしね☆
蛇足だが“スコットランド”と言えば題名にスコットランドと付くフォレスト・ウィテカーがアカデミー賞を受賞した「ラストキング・オブ・スコットランド」をレビューしている。
マクレガー演じるレントンが洋式便器に顔を突っ込んで…はちょっとキモくなる描写もありますが…Have Fun。
…「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」に“元気なイギリス映画界”って書いたけどその“陽気な描写”もあってそう記述したのであろう。今さらながら今作を思い、「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」をもう一度見て見ようと感じたtoikunである。
ソ・レ・ト、ディカ君に関して記述したが、アイドルだった彼の意欲作「太陽と月に背いて」をレビューした。“不純な動機”で手にとってもいい、きっと作品の良さに惹かれるから…。
2000/03/22
2015/10/01
2016/02/01
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
ホームページ
コメント:
(コメントをどうぞ。)
T's Theaterへのお問い合わせフォームはコチラ(別ページで開きます)