映画「失踪 妄想は究極の凶器」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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彼女と訪れた街のガススタンドで彼女が失踪して3年。道中ケンカもしたし彼女は逃げたのか?新しい彼女が出来ても忘れられない男は内緒で追い続ける。そんな彼の前に犯人からのコンタクトが…。現彼女も裏から協力して…。
ジェフ・ブリッジスvsキーファー・サザーランド。無名時代のサンドラ・ブロックが失踪してるよ~。
キーファーから逃げたぁ???
なおなお、本作のリメイク元は監督ジョルジュ・シュルイツァーのオランダ映画「ザ・バニシング-消失-」。アメリカ人はコレじゃあ納得しないから本作で結末を変えた…何て思ってみるのも面白い。なおティム・クラベーの原作では一章を使って描かれるイタリアだったかで新彼女とバドミントンをして過ごすシーンが映画では省かれていたり、犯人教師の他人を殺害する描写なども変更があるので、原作を見てみるのも面白い、薄い本ですし…。
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ストーリー・ネタバレ
アメリカ ワシントン州スカマニア郡にある活火山セント・へレンズ山。その山中に古びたロッジを持つ学校の先生バーニー。彼は山小屋で一人、布きれに薬品をかけてそれを吸い込み気絶…起き上がると嬉しそうにメモを取っていた…。そして乗ってきた車の側で“女性に声をかけて車に乗せて薬品を嗅がせる”というデモンストレーションをしていた…。
このセント・へレンズ山をシアトルから見に来たジェフ・ハリマンと彼の彼女ダイアン。乗ってきた車がガス欠でトンネル内でエンコしたことから2人はチョットしたケンカをしてしまう。怒ったジェフは1人車とダイアンを置いてガソリンを買いに出かけた。戻ってみると彼女は車には居なかったがジェフが探すとすぐに見つかった。不安になった彼女は車を出たのだ。ジェフはそのことを謝罪する。2人の仲は“雨降って地固まる”の様に見えた…。
ジェフとダイアンはガソリンが補充された車で近くのショッピングモール併設のガススタンドへやって来た。ジェフは車に残りダイアンが買い物に出かけた。しかし幾ら待っても彼女は戻ってこなかった。ジェフはスタンド内、ショッピングモールまでくまなく探すがダイアンは消えていた。夜になり警察に届けたジェフだが、やってきた警官は“ケンカ”の事から事件として扱わなかった。車に戻りダイアンのタバコの吸い殻に火を点し慣れないタバコを吸うジェフが居た…。
3年後。
“奇妙な男”バーニーと彼の妻は街の電柱に“ダイアン探し”の張り紙を見つける。張り紙は間を置かず更新されていた、ジェフにより…。
ジェフがレストランにやって来た。そこにウェイトレスとして務めていたリタは疲れ果てるジェフの顔に何かを感じたのか、ジェフの“彼女の失踪事件”に関心を持ったのかジェフとリタは親密になって同棲するようになった。
ジェフは小説家の卵になっていた。彼はプロモーターに会って作品を見せるがいい顔はされない。だがプロモーターからは“失踪事件”について書いてくれれば売れると言われるがジェフは拒否するのであった。
ある終末。ジェフは軍服を着て家を出た。“軍の入隊関係で月末の終末だけ出る”という風だった…。ジェフはテレビに出ていた。“失踪事件”に関して真相を知りたいと訴えたのだ。それを娘とみていたバーニーが居た…。
リタがジェフの不在中に彼のパソコンの中をふと見てみた。パスワードがかかっていたがアナグラムから解読して中を見てみると“ダイアンへの忘れられない思い”の記述もあった。悲しんだリタはジェフの居る“モーテル(?)”へやって来てジェフを責める。愛を告げるジェフは部屋に飾ってあるダイアンの写真などを貼ることを止めて、リタに告げた。“真相が知りたい。ケンカのせいで無言でオレの元を離れたのかもしれない。とにかく真相を…。”
リタはジェフを乗せて“例”のガススタンドへやって来た。妄想もあることを認識したジェフに強い思いで“前を向くか別れるか”を選択をせまる…。
“更新の無い張り紙”に気付いたバーニー。彼はジェフにコンタクトを取った。バーニーは何か知っているのか!?
ジェフの前に現れたバーニーは、ダイアンが持っていたキーホルダーを見せた。全てを悟ったジェフはバーニーを殴り倒す。バーニーは付いてくるように言った。ジェフは警察には通報しなかったし殺さなかった、真相が分からなくなるため…。ジェフは真相が知りたいが為にバーニーの車に乗った。
車で話すジェフとバーニー。バーニーの異常性を知るジェフ。またリタは“バーニーという男”がジェフと会ったことを知り、バーニーに怪しさを感じて1人調べ始める。
ダイアンはバーニーの“一時の親切心”から彼を信用して連れさらわれたのだ。バーニーはジェフに言った、“ダイアンのことを追体験したければ麻痺効果のあるこのコーヒーを飲め”。アプセットしたジェフはコーヒーを飲んだ…。ジェフが目覚めると棺の中だった。ダイアンのプレゼントされたライターで見てみても逃げ場所は無い。暴れると隙間からは土がこぼれ落ちてきた…。
結末・ラスト
バーニーの居るロッジにやって来たリタ。彼女はバーニーの娘から教えられたのだ。対峙するリタとバーニー。電話のクロロホルムなどから一時は劣性になるリタだが、“お前の娘を誘拐した。取引だ。ジェフの居場所を教えろ。”と言った。そして彼女はジェフが埋められている場所に来て掘り起こして棺をあける。バーニーの魔の手が迫る!目覚めたジェフがリタを救い、怒りからバーニーを殺すのであった…。ジェフが埋められていた場所の近くには“一里塚”の様なものがあった。それはきっとダイアン…。
出版社のプロモーターに会ったジェフとリタ。再び失踪事件のことをネタにしようと言われるが拒否する2人。店員が持ってきたコーヒーは流石に飲めない2人が居た。
そしてジェフは呪縛から解き放たれてリタと共に暮らしていくのだった…。
レビュー・感想・解説・評価
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Tim Krabbe(ティム・クラベー)の小説“THE GOLDEN EGG”を「クライムタイム」等の故ジョルジュ・シュルイツァーが監督して作品化した今作。監督自身の過去作「ザ・バニシング-消失-」のリメーク作品である。
主演のキモイ男を演じるのは現時点で「ラスト・ショー」、「サンダーボルト」、「スターマン/愛・宇宙はるかに」、「ザ・コンテンダー」、「クレイジー・ハート」、「トゥルー・グリット」のオスカーノミネートの経験があり「クレイジー・ハート」でオスカー主演賞を受賞しているジェフ・ブリッジス。スピーチの勇ましい姿は未だに忘れられない。そして別に過去に囚われている訳ではないと思うが忘れられない男は若いファンには「24」で有名なキーファー・サザーランドが扮する。toikun的にお久しぶりのナンシー・トラヴィスがサザーランドを助ける強い役である。
そして当時は無名だったサンドラ・ブロックが“失踪(≠疾走)した女”を演じる。彼女については下に追記をする。
ブリッジス主演の「隣人は静かに笑う」、サザーランド出演の「フォーン・ブース」をご覧になったことがあるだろうか?もしご覧になったことがあるなら今作はまた違った趣になったであろう。toikunは初見が1995年くらいなので今作が最初。両作を見ると俳優という何でも演じられる素晴らしさが分かる。今作が“良作”とは思わなかったが…。
長い髪を耳にかけるブリッジスの姿にはまぁ狂気は覚えるってかキモイ。失踪と妄想の両方を表そうとして失敗したかな?リメーク前作品を見てみたい。
何度となくT's Theaterで記述しているがキーファー・サザーランドはtoikunが大好きな俳優で、しかもすごい特徴がある。有名になる前の女優さんと共演しまくりなのだ。ジュリア・ロバーツとは「フラットライナーズ」で、メグ・ライアンとは「プロミストランド/青春の絆」で、そして今作のサンドラと。
「デモリションマン」の貝殻は不思議だし「スピード」で大ブレークだしね、改めてスゴイや、サザーランド!
とまあ順番は逆になったがオリジナルの「ザ・バニシング-消失-」を鑑賞・レビューした。いずれ比較ページを作ろうとは思うがほぼ全てストーリーが一緒。ブリッジスのキモ怖さはオリジナルにはない特殊な演出、そして結末は違っている。見比べたアナタ、どう思われましたか?ドチラの展開に納得・共感が出来たかで性格判断が出来そうですよね!
2015/09/23
2016/01/24
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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