映画「ニキータ」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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19才の少女がワル仲間とヤク欲しさから店を襲撃。結果無期懲役に。だが政府組織が彼女を救った、暗殺者として働くことを条件に。女を教育する組織。女は恋人も出来るが暗殺者であることを隠して…。
リュック・ベッソンが一躍有名になったアクション・スリラー。(「レオン」で有名になったという人もいる。)後にハリウッドで「アサシン 暗・殺・者」としてリメークされた名作。
ベッソンマジック、お楽しみアレ。
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ストーリー・ネタバレ
フランス。19才の少女ニキータは悪友の男達3人と共に男の親がやっている薬局に押し入った、ヤクが欲しいために…。
この事件、ニキータはラリって怯えていただけだったが結局の所警官を殺していたために裁判にかけられて無期懲役の判決が降りた。最低30年は刑に服するであろう、ニキータは裁判所で暴れたがどうにもならなかった。
そんなニキータに救いの手がさしのべられた。それは政府組織からだった。組織のボブはニキータに目を付けたのだ。ボブはニキータに、助けた代わりに暗殺者として育って力を貸す様に言う。これまた暴れるニキータであったがボブに足を撃たれてしまうのであった。
足が治った彼女には修行の日々が待ち受けていた。家庭環境か、周りの影響か、マナーというマナーがなっていなかったニキータ。組織のアマンドは時に厳しく、時に母親の様にそれらを教えた。そしてニキータは格闘術、銃の扱いなども学んでいった。
最初ボブの上官は、ニキータの様からボブに苦言を呈していたが、ボブは後が無いことをニキータに告げると彼女は修行を一生懸命頑張った。20才の誕生日にはボブからケーキを贈られ喜ぶニキータがいた。
組織から外に出られず終業をする日々、3年が経過していた。ふいにボブから外への食事を誘われるニキータ。喜ぶ彼女だったが喜びも束の間、レストランに着くとボブから“拳銃”という名のプレゼントを渡されたニキータ。改めて現実を知る彼女にボブから暗殺の指令が言い渡された。
彼女は従う他に無い。ターゲットを殺してボブの言うとおりに逃げようとすると行き止まり。彼女はターゲットのボディガードに狙われながらも何とか逃げ切り組織に戻った。
ボブはニキータに“行き止まりは知っていた。これは卒業試験だった。おめでとう。”と言った。ニキータはボブを殴り飛ばすのであった。その後、ニキータは外での暮らしを許されボブは少し寂しく思うのであった。
外では組織からの軍資金によって住居を決めた彼女。仮の職業として看護婦という身分が与えられた。そんなニキータがスーパーマーケットでの買い物でレジのバイトをしているマルコという男に出会った。程なくして2人は恋に落ち一緒に住み始めた。
ニキータは一緒に暮らしても自分の身分を明かすわけには行かない。マルコにはマギーという偽名を伝えていた。モチロン友達も呼べない、というかいないのである。身内も実の両親は“自分の葬式”に出てしまったので呼べない。マルコはそんなニキータに疑問を持ってぶつけたりしたが、彼女が怒るのでソレをしなくなった。
やがて任務が下された。それはルームサービスとして組織が用意した食事をターゲットに渡すもの。拍子抜けしたニキータ。ただ食事には…だったが。
ボブがニキータの“叔父”としてニキータとマルコの家にやって来た。マルコはニキータについてボブに訪ねる。ボブは嘘を伝えるのであった。そしてボブはプレゼントとして2人に航空券を渡した。それはモチロン…。
旅行先で楽しむニキータとマルコであったが2人がホテルに行くとニキータに直ぐさま指令が下された。ニキータはボブの告白のせいなのか、それとも自分の自由の無さを思ったせいか打ちひしがれながらもターゲットを撃ち殺すのであった。
旅行から帰ったニキータはボブと会うと、彼からまた指令が下された。今度の指令は少し大がかりだ。ソ連大使が機密をソビエト本国に送っているというのでその証拠を得ると言うこと。ニキータは仲間と共に準備する、マルコには看護婦の夜勤が続いていると嘘をついて。
任務の日。ソ連大使が愛人の女の所にやって来ているところをニキータが訪れた。彼女と仲間は大使を眠らせた。だが状況が変わった。組織は掃除人のヴィクトルを送った。ヴィクトルは大使の護衛達を殺し、その死体と大使の顔を薬品で…。余りの状況の不正常さから仲間はヴィクトルに拳銃を向けて撃ってしまう。軽症だったがヴィクトルは撃ち殺した。
結末・ラスト
結局、ニキータが大使に化けてヴィクトルが運転手として彼女をソ連大使館に送った。大使館で大使が集めていた機密情報を金庫から探る、そのところでソ連側が大使では無いことに気付いた。外で待つヴィクトルの所へ逃げるニキータ。ヴィクトルは多勢に対して反撃するが致命傷を負う。それでも大使館の外に出られた。死んだヴィクトルを見てもの悲しさを知るニキータ。
家に戻ったニキータはマルコと話した。マルコはニキータが何をしているのか知っていた。一緒に逃げようというマルコ。迷惑はかけられないニキータはソレを遮り出て行った。
翌日ボブが家を訪ねた。マルコはボブに対してニキータをもう解放する様に言いニキータが手に入れた機密情報の証拠を渡した。“お互いに寂しくなるな”、そういったボブの心境はただの強がりだったのかもしれない…。
レビュー・感想・解説・評価
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今やフランスの御大となったリュック・ベッソンが監督したとても悲しいアクションスリラー。この映画は日本でも有名でありベッソンの名が知れ渡った作品でもある。ただ後の「レオン」の方が有名であり人によっては評価が高いのでベッソンがどちらで有名になったかは議論の余地がある。
主人公の少女を演じるのはアンヌ・パリロー。彼女も今作と共に有名になりレオナルド・ディカプリオが主演した「仮面の男」等の作品にも出演する様になる。アンヌが最初はラリって粗暴な少女から特訓を受けて見事な女性に変わる様を魅せ、それも今作の見せ場でもある。
恋人役は「ベティ・ブルー」や後の「王妃マルゴ」などのジャン=ユーグ・アングラード。そして組織の男を演じるのはフランスの名優とも言ってよいチェッキー・カリョ。尚、今作での彼のクレジットはTchéky Karyoではない。キャスト欄には映画にあらわれた文字を使っている。
そして「死刑台のエレベーター」を持ち出すには古すぎるが懐かしくいい作品だったので持ち出そう…のジャンヌ・モローが組織の女性を演じている。劇中の解釈としてジャンヌが演じる女性も又組織によって救われた人物と言うことが出来る。
また「レオン」での演技が光って「ミッション:インポッシブル」でハリウッドでも魅せてくれたジャン・レノが掃除人という興味しろい役を演じている。ある意味コメディだ。(「ミッション:インポッシブル」でもネズミ怖い怖いってやってるし…。)
今作のリメークがハリウッドでアンヌの役どころを名門フォンダ家のブリジット・フォンダが演じて「アサシン 暗・殺・者」として作られている。レビューをどうぞ。
今作、本当に面白いんです。ニキータが女性に変わる様、恋をする様、彼女に対するボブの思い、人々の目を覆いたくなる様な思い。全てに目を行き届かせることなど一度映画を見ただけでは出来ない。何度も見て、色々な人物を思いやり、そして深く理解することが出来る。難しく書いちゃったけど、スルメみたく噛めば噛む程味が出る作品と言うこと。転じて見れば見る程味が出る。
何れ今作と「アサシン 暗・殺・者」の比較ページでも作ろうと思う。両作品とも面白いが設定の違いは大して無いのだがね。見比べるのも面白い。
とても面白い今作なのだが端々に目をやってみる。ソ連大使館の警備をする人が大使館外まで銃を持って出てきているけど、これって治外法権的にいいの?蛇足でした。。。
2015/10/06
…と前回の記述に所々追加はしてしまったけど、改めてコチラに追加。アンディ・ガルシアなど魅惑的なキャストで魅せた「デンバーに死す時」だがフェアルザ・バルクが演じた少女(?)の形振りが今作のアンヌ=ニキータに似ていた。救うものがあったなら違う風になったなどと考えた。ニキータが政府機関に本当に救われたかどうかは結末を見てもそう思えないのだけど。
2015/10/29
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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