映画「アラビアの女王 愛と宿命の日々」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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19世紀にイギリスの鉄鋼王の娘として生まれたガートルード・ベル。上流階級の生活が合わなかったガートルードはアラビアの地へ渡り、叶わぬ恋に二度破れながらも現地民に慕われ、20世紀の彼女は“砂漠の女王”と呼ばれるようになる…。
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ニコール・キッドマン主演の実在の人物ガートルード・ベル(=“イラク無冠の女王”や“砂漠の女王”と呼ばれた)を描いたコスプレもの=伝記映画。柔らかい男性の面が多々見えるガドガン(ジェームズ・フランコ)との前半のラブロマンス以降は、ダウティ=ワイリー(=ダミアン・ルイス)との恋があったにせよ“強い女性”という印象が強い作品。それはもしかしたら映画ファンがニコールに描く印象と近しいかもしれない。だがしかし、邦題の副題“愛と宿命の日々”が強い言葉だが、その印象とは違う。舞台を見ているという印象を描くのは良い意味。
もう一つ…もう一人の見どころはロバート・パティンソンが演じる“アラビアのロレンス”=T・E・ロレンス。本作でも女性ファンを虜にしそうだ。
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なお、手元の資料を見てみると史実とは違う点があるので、学校で習ったりして歴史を知っていたとしても楽しめる。
巨匠と呼ばれるヴェルナー・ヘルツォークがイメージした映像美も満足。公式サイトはコチラ。About(公式サイト)などではT's Theaterより少しだけ長くストーリーが綴ってあるし、多くの本編画像で彩られて居るぞ。
“大人の映画”=本作の公開は2017年1月21日(土)より。新宿シネマカリテ、丸の内TOEIほか全国順次公開。新宿シネマカリテ限定の入場者プレゼントについても公式サイトからドウゾ。
“ニコールが演じる他ないガートルード・ベル”をお楽しみアレ。
配給:ギャガ・プラス
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ストーリー・ネタバレ
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1868年。イギリスの鉄鋼王を父として生まれたガートルード・ロージアン・ベル。社交界デビューを果たし数々の上流の男性たちとダンスを踊るガートルード。男たちは自分の財力をガートルードに仄めかすが彼女はなびかない。ダンスが終わるとその表情は暗く“大いなる不満”を溜息という形で吐き出した。ガートルードにとって、上流階級の生活というのは退屈であり合わなかったのだ。神に外に出たいと祈る時があったりもしたのだから。ある時、ガートルードが父と母と一緒にいる時に、彼女の男勝りの性格が現れてこう望んだ。
ガートルード:インドでもアラビアでもいいから、何処かへ行かせて!
この一ヶ月後。父親は娘ガートルードをテヘランのイギリス大使館へと務めさせた。華やかなパーティ会場で紹介を受けたガートルード。その後、彼女は従姉妹のフローレンス、大使館の三等書記官のガドガンと一緒にいた。フローレンスは実はガドガンの事を思っていたのだが、その事はガドガンやガートルードも知らなかった。幾らフローレンスがガドガンにビリヤードの腕を見せるようにせがんでも彼がそうしなかったのは、フローレンスの思いの伝え方が下手だったのか、ガドガンが既にガートルードになにがしかの思いを…!?
ガドガンと二人になったガートルードは違和に書かれているペルシア語の文字について尋ねたりした。彼の知的な語りなどに惹かれたガートルード。母への手紙にはガドガンへの賞賛と共にこうしたためていた。
彼を好きよ…
ある時、ガートルードとガドガンは馬で出掛けるとガドガンが秘密にしている場所へとやって来た。そんな場所へ連れてくる程にガートルードを思うガドガン。だがフローレンスは二人の仲に気付き、ガートルードにこう言い放った。
フローレンス:1年2ヶ月、と11日間ヘンリー・ガドガンが好きなの!
更に202通も手紙を書いたが噂になるのを嫌って送れなかったとも言ったフローレンス。自分よりも上背の低いフローレンスを優しく抱きしめたガートルードだったが、彼女自身のヘンリー・ガドガンへの思いとは…。
ガートルードは父にもガドガンの事を手紙に書いた。そしてガドガンとの仲は深いものとなり、“ヘンリー”、“ガートルード”とお互いを呼ぶようになる…。
[ストーリーは導入のみ]
・父親に結婚を反対されるガートルード、そしてガドガンは…。
・トルコのイギリス領事館へとやって来たガートルードは妻のある副領事リチャード・ダウティ=ワイリーと…。
・“アラビアのロレンス”ことトーマス・エドワード・ジョーンズと出会い、そして彼女もまた凜と…。
・圧倒的な風景美、そしてニコール・キッドマンという“貴婦人”の“美”!
・見どころというか“聴きどころ”は現地の楽器を弾く場面も本編にあるが悠久を感じる音楽だ!
・ガートルードという女性が思う人、そしてT・E・ロレンス…魅力的な男性キャストにて演じられる!
幾つでも解釈が出来たり、ワザとストーリーを組んだり、監督ヴェルナー・ヘルツォークのガートルード・ベルへの思いを是非映画で感じ取って下さい!
レビュー・感想・解説・評価
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2016年に観たニコール・キッドマン出演作品は、彼女は助演だったなぁ…“だから楽しみ☆”そんなつもりで本作を鑑賞したtoikun。やはりニコールのように目立つ人は主演が良いのでは…なんて。
巨匠と呼ばれるヴェルナー・ヘルツォークが描く歴史ロマン。ヘルツォーク監督は『Encounters at the End of the World(原題)』でアカデミードキュメンタリー賞にノミネートしている。
キャストを。
・本編では一度だけだったかな“ガートルード・ロージアン・ベル”とフルネーム?が出たが、この女性を正に適役と演じるのが「めぐりあう時間たち」のアカデミー賞女優ニコール・キッドマン。2016年に日本公開の「シークレット・アイズ」、「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」よりも本作は前の製作年だ。
・公式サイトにはガドガンという男性のその後が描かれているが、優男に見えたガドガンを演じるのはジェームズ・フランコ。「127時間」のオスカーノミニー。「スパイダーマン」のその後、「スパイダーマン2」で敵になったなぁ。日本劇場未公開のサスペクツ・ダイアリー すり替えられた記憶は中々良かったのではないか。本作、ファンとしては彼の使い方はある意味では勿体ないかな?
・有名なアラビアのロレンスという人物を演じたのはイギリスの若き才能ロバート・パティンソン。有名なのは「トワイライト」シリーズだ。2016年は「シークレット・オブ・モンスター」でまさかの二役を演じていてラストにビックリしたtoikun、良い映画ですよ!
・ガートルードの二つのラブロマンスのもう一つの相手ダウティ=ワイリーを演じたダミアン・ルイス、本作の男性有名どころで一番“現地に合っていた”か?
・ガートルードの母親役で登場するのはベテランのジェニー・アガター。本作ではスポットライトは当たらなかったが…。
さて。
toikun、知らなかったなぁ、こんな女性がいたなんて。映画の作り手だったら絶対に映画にしちゃいたい人物だよねぇ。それがニコール・キッドマン、うん、合ってる!背の高さという“史実”も分からないが、本作で観客の顔がほころぶシーンは殆どないが、従姉妹役のホリー・アールと抱きしめ合うシーンは“唯一”と挙げてみよう。
映像美に目を見張るし、それに合う砂嵐の音だし。少し興味が出たので新宿シネマカリテで貰えるというグッズ?目当てに行って学んでみようかと思ったりしているtoikunがいる。
なお、伝記映画には多々ある時間の入れ替わり、本作は字幕が出ても少し分かりづらかったのでご注意を。
2017/01/20
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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