映画「ザ・バンク 堕ちた巨像」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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世界第5位の銀行が武器市場に介入という噂が。インターポールの男は米検事局と組み調べ始めるが次々と関係者が死亡。司法・行政は機能しない。追いつめられた男が取った行動とは!?
クライヴ・オーウェン演じる男が悩みに悩んで…この様な結末しかなかったのか?なんて考えても面白い、実在した銀行のスキャンダルにインスパイアされた作品。
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ストーリー・ネタバレ
ヨーロッパ・ドイツ、ベルリン。とある“情報提供者”を名乗る男と“それを受け取る男”が車中で密会していたが“受け取る男”が車から出て歩いていると突然その男が倒れた。その事を見守っていた男がいた。彼は倒れた男に急いで近づくが車と接触、倒れた…。
情報提供者の男は世界第5位の銀行IBBC(International Bank of Business and Credit)の男で、話しによると何と銀行が2億ドルもの現金をはたいてミサイル誘導装置を買うという…。
車と接触した男はインターポールのルイス・サリンジャー捜査官だった。倒れた男はサリンジャーの仲間。実はインターポールのサリンジャーのチームとアメリカ刑事局のエレノア・ホイットマンのチームはIBBCを“挙げる”ために動いていた。不法なことをして儲けていると当たりを付けていたのだ。だが仲間は“青酸中毒”により殺された様に思われた…。一方、情報提供者も遺体で発見された…。サリンジャーはエレノアと合流しこの事を調べ、何とIBBC頭取スカルセンに会いに言ったサリンジャー。だが会ってくれたのはスカルセンの弁護士ホワイトとドイツの憲兵隊の男だった。状況の矛盾を突くサリンジャーだったが、憲兵隊も相手に付いている、負けは明らか、はぐらかされるのであった。
イタリア・ミラノ。サリンジャーはエレノアと一緒にIBBCが誘導装置を買うと思われる企業カルビーニ・ディフェンス社の社長に会いに来ていた。次期イタリア首相の呼び声が高いカルビーニは忙しく演説があったがその前に話しを聞くサリンジャーとエレノア。そして何故IBBCが武器を手にして儲かるかを聞く。カルビーニには言った。“紛争を支配できれば借金を支配できる”と。カルビーニは実は情報提供者の男を気に入っており、その殺害に怒っていた。つまりそれはIBBCに対して。演説の時間となり、演説後また話すということになったが演説中にカルビーニは狙撃され殺された…。
狙撃者と思われる人物を追うサリンジャーとエレノア。エレノアは狙撃者の車に轢かれてしまう!サリンジャーが追いかける!だが狙撃者は消えていた。だが義足だという手がかりが得られる。無事だったエレノアと共にサリンジャーは色々と調べるが“何者か”からの圧力がありイタリア退去を言い渡される。だが空港の金属探知機からヒントを得て狙撃者の行方がニューヨークだと分かる。
アメリカ・ニューヨーク。仲間の警察と合流するサリンジャーとエレノア。仲間達の動きによりFBIの資料もゲット、義足を作った整形外科医のところにやってきた。医者は本当に覚えていないみたいだ。翌日、狙撃者がタクシーをつかって降りていたところにいる彼らが狙撃者=義足の男を見つける。
美術館に行くのをつけるサリンジャーと刑事達。男がIBBCの幹部ウェクスラーと合流した。男はサリンジャーの殺害を持ちかけられていた…ウェクスラーと離れた男がサリンジャー達を発見!とそこで激しい撃ち合いになる!その男“コンサルタント”はIBBCの男達に狙われたのだ。打ち返すコンサルタント。サリンジャーは彼の証言を得たいので助ける!だがNYPDの刑事一人と男は殺されるのであった…。もうエレノアの上司も手を引けという…。
サリンジャーは仲間がつけていたウェクスラーと会う。尋問だ。そとではエレノアが見る。ウェクスラーの東ドイツ時代の話をして仲間に引き入れようとする。頑固なウェクスラー。そしてウェクスラーは言ったのだ、“司法・行政に頼らない決着でなければ潰せない”。突然サリンジャーは外に出てエレノアに手を引けというのだった…。サリンジャーの考えとは!?
“とある男”が殺害されたカルビーニの息子達に会いIBBCの仕業だと告げた、その事によりIBBCとカルビーニ・ディフェンスの交渉は決裂、しかも交渉に参加していた弁護士ホワイトは…。
トルコ・イスタンブール。IBBC頭取スカルセン自身がカルビーニ・ディフェンスとは違う軍需産業の社長と交渉に来ていた。ウェクスラーも一緒。そしてサリンジャーもいた。
結末・ラスト
正規な最終手段、無線探知によってIBBCの違法性を見つけようとするがそうはいかなかった。その為サリンジャーは非正規な最終手段を取ろうとする。ウェクスラーは殺されていた…。そしてその状況、及びサリンジャーの顔を見たスカルセンは逃げる!追うサリンジャー!逃げ場の無いスカルセンに銃を突きつけるサリンジャー!これが彼の最終…。だが引き金は別の銃から轢かれた。引き金を引いた男はカルビーニの息子兄弟が雇った殺し屋。父殺しの報復だったのだ。それもこれもカルビーニ兄弟に伝えたのはサリンジャー。殺し屋はその場を去り、サリンジャーは一人残される。彼の胸に去来した思いとは…。
新聞は社長の死んだIBBCの隆盛を伝えていた…。しかしそれと同時にエレノアを含めた“正規な手段”のチームはIBBCへの包囲を着実に固めていた…。
レビュー・感想・解説・評価
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WikiPediaに因れば1980年代から1990年代初頭のBCCI(Bank of Credit and Commerce International)の実際のスキャンダルからインスパイアされたという今作(toikunはこれっぽっちも知らない)。監督を務めるは「ラン・ローラ・ラン」、「パフューム ある人殺しの物語」、「パリ、ジュテーム」(共同監督)など独特とも言える作品を撮るトム・ティクヴァ。
「インサイド・マン」、「トゥモロー・ワールド」、「クローサー」などが面白かったクライヴ・オーウェンがなんとも胸の張り裂けそうな男を演じる。そして検事を演じるのは「キング・コング」の彼女も今は昔、ナオミ・ワッツ。
他にウルリク・トムセンや「シャイン」のオスカーノミニー、アーミン・ミューラー=スタール(「ゲーム」では社長)など国際色豊かだ。
う~む、「ライジング・サン」も見る人によって解釈が異なる映画だと書いたが今作もそうだなぁ。特に最後の方でサリンジャーは“最後の最後までもがいたのか”ってコト。それが無線傍受ってコトも言えるし、でもその前にカルビーニ兄弟に伝えているから非常手段はもうとっていた、複雑だよね。
実際にあったスキャンダルなのだからそのスキャンダルでも銀行さんは同じ様なことをやったんだよなぁ、怖い…って思っちゃう。
作品の演出はどうだったのか。スカルセンが子供と戯れる姿が映される、これに何を見出したら良いのだろうか?人間性なんて見いだせないよ。
ナオミさんは添え物だったなぁ感が強い。あと、「ボーン・アイデンティティー」に出ていたオーウェン繋がりだけど確かボーンシリーズの「ボーン・スプレマシー」か「ボーン・アルティメイタム」でマット・デイモンがスペイン(!?)で敵を追いかけるシーンが屋根の上であり、重なった。
なお、「パフューム ある人殺しの物語」で主演を演じたベン・ウィショーが今作でも顔を見せている。
2015/10/11
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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