映画「ライト/オフ」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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原題:
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あらすじ
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一人暮らしをしているレベッカが実家を出た原因、それは明かりを消すと何かが近づいてくる事を感じ取り家が嫌になった為だ。ある日、弟マーティンも“同じ事”を感じて姉の家に避難をする。
実家には精神を病んでいる母親ソフィーただ“1人(?)”。
レベッカ、マーティン、レベッカの彼氏ブレットは実家に行き、“ソレ”と対峙することを決意する。
3人は迫り来る“ナニカ”に対抗する為に、“ナニカ”が苦手な“明かり(=電灯、ロウソク等)”を家中に灯す。しかし、外の街路灯、蛍光灯、ロウソク、手回し式懐中電灯、そして暖炉でおこした“火”さえも、また消えていき…。
このホラー映画、元はとある短編の動画から着想を得た。それがSNS等で爆発的に広まり全世界で“1億5000万回”以上も再生されたという。では、その動画はどんなモノなのかご覧頂きたい、勇気があるなら。
短編『Lights Out』Vimeoより[閲覧注意]。
この短編動画は本作で長編映画監督デビューを飾ったデヴィッド・F・サンドバーグ自身によるモノ。
そして製作に名を連ねるのは「死霊館 エンフィールド事件」や「アナベル 死霊館の人形」、「ソウ」などのジェームズ・ワン。
ポテンシャルを持つ監督と、一流のプロデューサー、これだけでホラー映画ファンは身の毛がよだつであろう。
余談となるがVimeoの短編『Lights Out』に出演しているロッタ・ロステン(デヴィッド・F・サンドバーグの妻)は本作にも登場する。彼女の役名は“エスター”…エスターは旧約聖書にも“エステル”として登場する由緒正しい名前だが、この名前を聞いて思い出すのは映画「エスター」…。
本作の主演は、本作が公開される8月27日の丁度2週間前8月13日に公開される「きみがくれた物語」(配給:AMGエンタテインメント、原作:ニコラス・スパークス)(「きみがくれた物語」の公式サイトはコチラ)で主人公の女性を演じるテリーサ・パーマー。同作は優れたラブストーリーでスパークス原作映画でもあるのでご覧になる方も多いだろう。
同作では“強い女性”一転“…”な彼女が恐怖におののく本作。是非二作品とも劇場で観て、テリーサ・パーマー月間にしよう!
今年の8月はテリーサ・パーマーで決まり!!!
8月27日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋で公開が決定。
本作の公式サイトには、T's Theaterのこのページに掲載していない“興味深い画像”も溢れているので、公開までイメージを膨らませる事が出来るゾ!
“あなたは二度と電気を消せない…”。
配給:ワーナー・ブラザース映画
と、公開後、約1ヶ月となりましたが…そして劇場公開は終了したようです。ご覧になった方、如何でしたか?2016年12月はテリーサ・パーマーが出演する本作よりも前の製作年の映画「聖杯たちの騎士」が公開。日本ではテリーサ・フィーバーなんじゃないかな!?
ホラーファンには10月22日公開、主演はアカデミー賞俳優のニコラス・ケイジというホラー映画「ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄」もオススメしますよ!“子供がハロウィン当日に失踪!”、じゃあソノ原因は!?
そしてもう一つ12月1日に公開される「ブレア・ウィッチ」もよく出来ていてオススメだ。「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の“正統な流れを組む”続編、つまりドキュメンタリー映画風。是非☆
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ストーリー・ネタバレ
LAPD(ロサンゼルス市警察)の管轄下にあるこの地域。
ウェルズ・テキスタイルズ社を経営するポールはソレナリにこの業界では成功しており、自宅は中々の豪邸である。今日もまた、仕事に励むポールだが、時間はいつの間にか夜となっていて、女性従業員のエスターは帰りたそうだ。この真夜中の会社にポールの息子マーティンから電話が掛かってきた。
ママがオカシイ!心配!
実は、ポールの妻でありマーティンの母親であるソフィーは精神病を患っている。病名は“うつ病”であり、時折独り言を喋っているのだ。どうしてもやり残した仕事があるので、終わったら帰宅すると電話を切ったポール。
社内を見回っていたエスターが“奇妙な状況”に気付いた。部屋の電気を消すと人の姿の様なモノが現れる。電気をつけるとソレは消える。コワくなったエスターはポールにこう告げて帰宅しようとした。
誰かがいる、気をつけて!
ポールはソレを聞いて一人で社内を見回る。人影が見え、エスターかと思い声を掛けるが、それは“長い黒髪で、爪も長く尖っている女性の様な人物”でありポールはあっという間に襲われる!
何とか難を逃れたポールは、“ソレ”が蛍光灯の真下には入ってこないことに気付くと、“光が弱点”ではないかと考え、倉庫に逃げ込み電気をつけて、バットで武装!!!
しかし突然倉庫の電気は消えてしまい、“ソレ”になすすべなく襲われたポールは帰らぬ人となってしまった…。
外層はレンガ造りの中々凝ったアパートで一人暮らしをしている女性レベッカ。彼女はバンドマンの彼氏ブレットとはもう8ヶ月の付き合いになるが、同棲はおろか、ブレットを一晩家に泊めることさえも許さない。そのハッキリした理由は分からないが、こう思っているのかも知れない。
誰にも頼らない!
そんなレベッカの継父が先の事件で亡くなったポールであった。レベッカの実家では彼女の母親ソフィーと、父親違いの弟マーティン(ポールの実子)が住んでいる。レベッカの実の父親は姿を消してしまい、ソフィーはポールと結婚して2人の間にマーティンが産まれたのだ。
深夜のソフィーとマーティンがいる実家。声が聞こえて目を覚ましたマーティンは、ベッドから起き出して母親ソフィーを探す。母親は独り言を喋っていた。
私たちの声で起きちゃった!?
“私たち”という言葉にピンと来たマーティン。そして何かの影を見るマーティンは自室に逃げ込み鍵を閉めるが、何かがドアノブをガチャガチャとする音は続いた…。
マーティンの通う学校。授業中に居眠りを繰り返すと言うことで、家庭に問題があると判断されたマーティン。行政当局は学校に児童福祉局のエマを派遣。学校に呼ばれたのはマーティンの姉レベッカと、彼氏のブレットだった。実家では余り眠りにつくことが出来ないマーティンは、姉にこう聞いた。
レベッカが出て行ったのも同じ理由?
(姉のことを常にファーストネームで呼ぶマーティン)
一晩泊めてくれる様に頼むマーティンだが、レベッカはソレを断る。しかしこの時、マーティンは“ある名前”を口にした。
ダイアナ…
家を捨て出て行ったレベッカは弟マーティンを思い、久しぶりに実家の母ソフィーを訪ねた。
うつ病の診断を受けているソフィーは勝手に薬を止めていた。またソフィーは出て行った娘レベッカに対しては“ある思い”がある様だ。レベッカは母親ソフィーに対してこう言った。
猶予をあげる
そして母ソフィーの反対を押し切り、荷物をバッグに詰めたマーティンを自分のアパートに連れて行ったレベッカだった。
レベッカのアパートにはマーティンとブレットがいる。ブレットはレベッカに聞いた。
これは母親への復讐なのか?
[ストーリーは導入のみ]
・レベッカの家でも突然電気が消え…
・親権者と言う事で息子マーティンを実家に連れ戻すソフィー
果たしてダイアナとは!?
・マーティンを守る為、レベッカとブレットは実家に行き、“ソレ”と対決することを決意!
・次々と消される電気、電気が消えれば“ヤツ”は“無敵”!
・果たして彼らの運命は!?
・そして物語に隠された最大の謎とは!?
81分間のノンストップホラーの後、アナタの瞳は涙で濡れる…
公式サイトで更に続報を待ってみよう!色々なSNSへのリンクもあるゾ!
レビュー・感想・解説・評価
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夏と言えばホラー映画で涼をとるのは映画ファンならずとも普通の感覚であろう。アメリカ製作ホラー本作の公開は8月27日と日本では残暑の期間ではあるが近年は残暑といえど酷暑、劇場に足を運べば間違いなく背筋が凍り“涼が得られ”、かつ考えさせられるホラーがワーナー・ブラザース映画から登場する。
あらすじ・イントロダクション欄に重複しない点を“PRODUCTION NOTE”も少しだけ絡めて紹介する。
ホラーと言えば、“暗闇”というイメージがあるが、本作もそれは変わらない。しかしオリジナリティが感じられる本作のメガホンをとったのは、本作が劇場用長編映画初監督作品となるデヴィッド・F・サンドバーグ。重複するが本作のキッカケとなった同名ショートフィルム『Lights Out』の監督もサンドバーグだ。次回作としてホラー映画「アナベル 死霊館の人形」の続編を撮っているというが、17年5月に公開予定という。本作を観るとどうしても期待してしまう!
・10代後半にビデオショップで働いたことで、映画への情熱が更に高まり、1台目のビデオカメラを購入後に短編映画を撮り始める。
・ロッタ・ロステンはデヴィッド・F・サンドバーグの妻である。
など、もっと興味深い“ナゾ”が公式サイトや公式パンフレットに載るかもしれませんので、お楽しみに☆
製作の一人ジェームズ・ワンは第1作目の「ソウ」を監督し、後のシリーズでは製作総指揮などで参加したり、「死霊館」のメガホンをとるなど正にホラーの申し子。
同じく製作を務めるエリック・ハイセラーは本作の脚本も執筆している。
キャストを。
・主人公の家を飛び出た女性レベッカに扮するのはテリーサ・パーマー。「きみがくれた物語」のページに同作の“PRODUCTION NOTE”より記述したが、同作の原作ニコラス・スパークスの小説を映画化した作品に出演した俳優は皆スターダムにのし上がるという。テリーサ、これ以上“上”に行ったら…。前述したが2016年暮れには「聖杯たちの騎士」が公開。
・長男マーティン役に「アナベル 死霊館の人形」など経験豊かなヤングアクター、ガブリエル・ベイトマン。9人兄弟の末っ子だとの記述がある。他にテレビシリーズで活躍している。
・継父ポール役にはビリー・バーク。「ブラックサイト」というサイコスリラーでは刑事役として魅せた。他に「トワイライト」シリーズが“ズラリ”と有名。
・精神を病む母親ソフィーに扮するのはベテランのマリア・ベロ。アカデミー賞のノミネートこそないものの、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」と『The Cooler(原題)』でゴールデン・グローブ賞にノミネートしている。レビューしている映画としてオリバー・ストーン監督作品の「ワールド・トレード・センター」。そしてとても大好きなオールスター映画「カンパニー・メン」(「二ツ星の料理人」のジョン・ウェルズの劇場用長編映画初監督作品)など。
余談だがマリア出演作の『The Cooler(原題)』は日本未公開でソフトも出ていないが、大好きなアレック・ボールドウィンが初めてアカデミー賞にノミネートした作品なので、米国Amazonから取り寄せたtoikun。時間が出来たら観てみる…。
・彼氏ブレット役にはアレクサンダー・ディペルシア。本作では劇中にレベッカが“ライブに行くわ”という台詞があったのでバンドマンとした。「アイ・アム・レジェンド」、「最終突撃取材計画!」など。このブレットは男気溢れる素晴らしい役柄だと思った。
・そして序盤のポールの会社従業員エスターとして登場するのはもう一度述べるが監督デヴィッド・F・サンドバーグの奥さんロッタ・ロステン。スウェーデンに拠点を置き、女優・脚本家・プロデューサーとして活躍しているという。本作を観る前に是非短編『Lights Out』Vimeo[閲覧注意](上にジャンプ)をご覧下さい!
月並みな表現ではあるが、ホラー映画としては十分なクオリティ。少し涼しい環境だったのだが、それが“背筋が震える”と言う事とシンクロ(?)して恐怖心が増した。ホラー映画って、室温・湿度とかも感想の良し悪しのファクターになるねぇ。劇場だったらキット最高の環境を用意してくれているハズなので期待して足を運ぼう!
そして本作には大きな秘密が隠されている。それによりホラーだけではなく質の良いドラマにも昇華させる要素。
叫んで、考えて、楽しんで!
なお蛇足となるが、本作の原題はオープニングなど2度程全て小文字の『lights out』と表示されるが、エンドクレジットが流れきった時には、全て大文字の『LIGHTS OUT』という原題が流れる。
公開より約1ヶ月が経過して本作の続編もアナウンスがされた。ご覧になったホラーファンの皆さん、如何だっただろうか?続編は大分先になるようなので待つのは後にして、貴方の様なホラーファンには10月公開のハロウィン・ホラー「ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄」もオススメしたいゾ。日本でも流行っているハロウィンの知識もゲット出来る、モチロン怖いし。7才の息子がハロウィン当日に失踪、その裏に隠された歴史的怨念とは…!?乞うご期待!
2016/07/28
2016/07/29
2016/08/01
2016/09/24
2016/11/14
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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