映画「二ツ星の料理人」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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ロンドンへやって来た料理人アダム・ジョーンズ。
かつて働いていたパリのレストランで二ツ星を獲得する程の腕前だった彼が忽然と姿を消してしまったのだ。3年後、再起を図る為にかつての仲間や才能を認めた料理人を集めてロンドンでレストランを開いた。
3年のブランク…フライパンは過去の遺物…!?
目指すはズバリ、ミシュランガイドで三ツ星を獲得すること!
完璧主義のアダムは他の料理人にもそれを求め出来ないと大いに怒ってしまう。チームワークはバラバラ、イヤ、これはチームではない…。
表向きは良いアダムのレストランをミシュランガイドの調査員が訪れた。覆面調査員に気付いた給仕長がアダムに告げる。その時、彼は“特別”に“ベスト”を尽くそうとするのだが、その姿はまるで…。そして…。
この“出来事”がアダムを変える…。
全てに完璧を求めてきた男が、“やることをやるだけ”と思い仲間の力を信じた時、彼らは“オーケストラ”となり、紡ぎ出される“Yes, Chef!”の言葉は不思議な力を持ち始める…。
2016年6/11(土)より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリー、渋谷シネパレス他全国ロードショー。
配給:KADOKAWA
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ストーリー・ネタバレ
アメリカ・ルイジアナ州。
一人のコックが根気強く牡蠣の殻むきをしている。その姿は“似つかわしくない”。100万個の牡蠣を剥ききった時、彼の“ミソギ”がみそぎが済んだのだ。記念に100万個目の牡蠣を口に含むと、男はロンドンへと旅立った。ミシュランガイドで三ツ星を“獲る”ために…。
アメリカ人コック、アダム・ジョーンズ。彼はかつてパリのレストランで働いていた時にミシュランガイドで二ツ星を獲得する程の腕前だった。子供の頃から市場に飛び込み、師と仰ぐジャン・ルークのレストランで働き実力をつけた。厨房だけがアダムの居場所だったのだ…。若くして認められたアダムだが、今、この“成功”が早すぎたと本人も思っている。驕ってしまったアダムは酒・ドラッグに走ってしまい、師の店から姿を消してしまったのだ。
イギリス・ロンドン。リトル・トニー・ホテル。
このホテルのレストランは、アダムが師ジャンと働いていたレストランのオーナーの息子トニーが給仕長を務めている。パリの店は潰れてしまった…。アダムがわざわざトニーのホテルを選んだのには彼なりの試算があった…。
・リトル・トニー・ホテルのレストラン給仕長
・アダムに怒っている!
俳優:ダニエル・ブリュール
街に繰り出したアダムだったが男と目が合うと逃げ出してしまう。この男ミシェルはジャン・ルークの店で一緒に働いていたコック。独立したミシェルにアダムが怒り…。ミシェルは消えてしまったアダムに怒りを抱えていて、ロンドンまで来ていたのだ。アダムは何とかミシェルを宥め仲直りをすると“自分のレストラン”で働こうと誘うのだ。
・アダムがやらかした事に怒っている!
俳優:オマール・シー
アダムは他にもレストランを訪れてめぼしいコックを探す。
クレカが落ちないと知ったアダムは目を付けた若手料理人デヴィッドを強引に“店”に誘うと、これまた強引に彼のアパートに泊めて貰う。この業界でとても有名なアダムをもちろん知っていたデヴィッドだが、彼の作る料理は食べたことがない。“眠らない”アダムが朝食として作った料理を彼女皿と共に食べるデヴィッド…。
・有望な若手コック
・気が弱い
・彼女サラとアパートで同棲している
俳優:サム・キーリー
エレーヌという女性コックとコンタクトを取ったアダム。待ち合わせはファーストフード店のバーガーキング。一流料理人のアダムがハンバーガーを口にするがエレーヌは食べない。ファーストフード店の良い点と悪い点を語るアダムはエレーヌをヘッドハントしようとするが彼女は申し出を拒否するのだった。
・夫レオン・スウィーニーと別れている
・幼い娘リリーと二人暮らし
俳優:シエナ・ミラー
そしてアダムは仕掛けをする。かつて関係も持ったことのある高名なレストラン批評家シモーヌに会ったのだ。彼女を“仕向ける”アダム…。
リトル・トニー・ホテルのレストランにシモーヌがやって来た!
シモーヌの顔を見たトニーは青ざめてしまう。今のこのレストランには彼女を満足させられるような料理を出せる料理人はいないのだから。トニーの前に現れたアダムは言った、“オレに料理をさせたら助かる!”
トニーは仕方がなくアダムをシェフ(=料理長)として迎えると、アダムは見事…いや当然の腕を魅せてシモーヌを満足させるのであった…。
晴れてシェフ(=料理長)として働く店を見つけたアダム・ジョーンズは敵情視察として自らリースの店を訪ねた。リースはミシュランガイドで三ツ星を獲得していて、彼の店は内装から調理器具から何もかも最新のものであった。最新調理器具[分子ガストロノミーの低音調理法](コチラのGoogle画像検索の内、ビニールを被っている食材をイメージして下さい)についてアダムは“コンドームで温めたのか?”と言ってしまうが、アダムが3年間のブランクの内に調理法として確立していた、若手料理人からは“フライパンは過去の遺物”と言われる程に。
視察を終えたアダム。ドラッグと酒に再び溺れない為にも医師ロッシルドの元に通いながら、“タクト”を振る自分(シェフ)の元で働くシェフを捜し求める。
料理を軽んじたコック仲間を殴って傷害事件を起こして服役しているマックスが釈放されると聞いたアダムは刑務所まで出向いて自分の店に引き入れた。
・傷害事件を起こし服役中
・熱い男
俳優:リッカルド・スカマルチョ
またエレーヌを諦めきれないアダムは裏から手を回して、今、彼女が働いているレストランを首にすると、働かなければ娘と暮らしていけないエレーヌも引き入れることに成功。
こうして“Adam Jones' Langham(アダム・ジョーンズ・ランガム=アダム・ジョーンズのレストラン)”は開店し、厨房には“Yes, Chef!”の声が威勢良く響くのだが…。
[ストーリーは導入のみ]
レストランの“体は成した”アダム・ジョーンズ・ランガム。だけれどもシェフ(=料理長)アダムは全てにおいて完璧を求める男。
彼のこの性格によって…。そして、
…。
・30分、連れが遅れる
・ミネラルウォーターを頼む
・床にそっとフォークを置く
…これは本当の事なのでしょうか?
劇場公開日は2016年6/11(土)。公式サイトのトップページでは、タイトルの『二ツ星の料理人』を表す“二ツ星のイラスト”がありますが、映画は間違いなく“三ツ星”です!
公式サイトで“生きのよい”情報を仕入れて、当ページで公式サイトに記載のなかったオマケ情報をご覧になって、#二ツ星の料理人とTwitterで呟いてみて、行儀よく待ってみましょう!
ギャラリーの下にはチョットしたレビューあり☆
レビュー・感想・解説・評価
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「カンパニー・メン」(豪華キャスト(スティーヴン・スピルバーグの娘サーシャ・スピルバーグも!)だし、とても好き!)、「8月の家族たち」に続くジョン・ウェルズの劇場用長編映画監督作品の第3作目。
キャストを!
・主人公アダム・ジョーンズを演じるのは「世界にひとつのプレイブック」、「アメリカン・ハッスル」、「アメリカン・スナイパー」で3年連続アカデミー演技賞にノミネート(うち「アメリカン・スナイパー」では製作も兼ねたので作品賞にもノミネート)したブラッドリー・クーパー。
こんなに格好良い料理人、男でも惚れるかも…。ブラッドリー・クーパー、身体が映っているのに直ぐには顔を見せない演出、憎い!
・本作のヒロイン、シングルマザーのエレーヌに扮するは「アメリカン・スナイパー」でクーパー演じる軍人の妻を演じたシエナ・ミラー。同作のDVDにメイキング・ドキュメンタリー「戦場からスクリーンへ:英雄と呼ばれた男の軌跡」が付属していたのだが、シエナがいかに「アメリカン・スナイパー」の役を掴んだかが描かれているので、レンタルしてみよう!。
・最初に登場する時はヤクザか何か?…という料理人ミシェルを演じるのは「最強のふたり」で知られるオマール・シー。ハリウッドデビュー作は「X-MEN:フューチャー&パスト」で、その後「ジュラシック・ワールド」…大注目の俳優だ!
・主人公からも頼られる(モチロンか?)給仕長に「グッバイ、レーニン!」のダニエル・ブリュール。Oh、大ヒットアクション映画の第3作「ボーン・アルティメイタム」で“弟さん”だったねぇ。本年9月公開の真実を基にした“語り継ぐべき映画”「コロニア」ではエマ・ワトソンの恋人のジャーナリスト役で登場している。
・コック→服役→コック…とても面白い経歴のコックを演じたのはリッカルド・スカマルチョ。ウディ・アレン監督作「ローマでアモーレ」では面白い泥棒さん☆
・主人公に見出された時は気弱なコックだったがその成長は…な若手コックのデヴィッドにサム・キーリー。2011年の『VARIETY誌』で“期待のアイルランド出身俳優”に選ばれたというから楽しみだ。本作、ブラッドリー・クーパーよりスポットライトの当たるシーンも!ある意味、“視点”は彼の…!?
・三ツ星を持つ男リースに扮するは「私の婚活恋愛術」等のマシュー・リス。主人公=二ツ星だがライバル視…と言う事は…。
・主人公が通う診療所の医師にエマ・トンプソン。「ハワーズ・エンド」でオスカー主演女優賞、「いつか晴れた日に」でアカデミー脚色賞を受賞している。母フィリダ・ロウとは「ウィンター・ゲスト」(親子役)と「から騒ぎ」(監督はエマの元夫ケネス・ブラナー)で共演している。
・レストラン評論家として「パルプ・フィクション」のオスカーノミニー、ユマ・サーマンが出演している。「ガタカ」、「アベンジャーズ」(1998)など。「キル・ビル Vol.1」の怖いお姉様に評論される…トニー(=ダニエル・ブリュール)の青ざめた顔と言ったら…面白いですよ!
・主人公の師の娘として「リリーのすべて」でアカデミー助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィキャンデル。「コードネーム U.N.C.L.E.」など。本作と日本公開日が同じである「エクス・マキナ」では女性型ロボットとして登場するアリシアはロボットだけど可愛い☆なおストーリー欄には記述はしなかったが彼女がどの様に物語に絡んでくるのか…要注目!
さて。
本作を観る際にとあるサイトさんで“後半がヤクザ映画”と書いてあって少し引いてしまったところもあったのだが、みなさん、ご心配なく。“要素”はあるが“ソンな映画”にはなっていないので。
ストーリー展開がどうなるのか?公式サイトのINTRODUCTIONにヒントが…。
本作の主人公アダム・ジョーンズのモデルはゴードン・ラムゼイ。コチラのWikiPediaに記載があるが、性格は同じ!
そして本作のチーフコンサルタントを務めたマーカス・ウェアリングはラムゼイの元で修行したという。コチラのアメリカWikiPediaに記載がある。
最後にチラシの裏画像を載せておくのでイメージを膨らませて良作品を待ってみよう!
2016/04/26
2016/05/09
2016/05/27
2016/08/02
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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