映画「ブラックサイト」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
この映画にはtoikun以外のレビューはまだありません。
違法サイトを見つけ犯罪の芽を摘むFBIの部署。女性捜査官が見つけたのは猫が酷い目に遭う姿を中継したサイト。やがてそのサイトの標的は人間となりアクセス数が増える程に被害者に危機が訪れるという状況。犯人に迫るFBIと警察を嘲笑うかのように女性捜査官に近づき標的とする犯人…。
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ストーリー・ネタバレ
FBIの部署の中で違法サイトを発見して行われている犯罪、そしてこれから行われるであろう犯罪の芽を摘み取るという部署のサイバー犯罪課がある。FBIポートランド支部のサイバー犯罪課に所属する女性FBI捜査官ジェニファー・マーシュは警察官の夫を失っており娘のアニーを自身の母親ステラと共に育てていた。娘のためを思って夜勤をこなすジェニファー…。
そんなジェニファーが同僚のグリフィン・ダウドと共にネットサーフィンをしていると“kill with me . com”というWebサイトを見つけた。そこには手足を縛られ衰弱する猫を映したライブ動画が流れていた。その時は他に異常性そして手掛かりもなかったために帰宅したジェニファー。だが飼っている愛猫を撫でているときに思い出したのかパソコンを起ち上げて映される猫の動画を見るのだった。
仕事場にやって来たジェニファー。当該の猫は死んでしまったのだがその首輪を見たネット住民が奇妙なことを警察に通報したのだ。その猫を飼っていた男性は失踪していると。つまり“猫動画の犯人”は失踪した男性の家に押し入って飼い猫を虐待、首輪を見せることによって失踪した男性と関連づけることによってアクセス数を増やした…。ジェニファーが運営サーバーを調べるもそれはロシアのモノであり該当サイトのIPアドレスは常に変化している。ドメインもネームサーバーもロシアなのだからFBIの管轄外である。上司のブルックスはこれ以上は害はないだろうと捜査を打ち切るように言った。
昼間家で家族と寛ぐジェニファーに電話が入った。血相を変えた彼女がパソコンを開いて例の“kill with me . com”を見ると今度は男性が縛られる姿が中継されていた。些細な傷だが血が止まらない男性と何かの薬品が投与されている様子。どうやら抗凝固薬のヘパリンらしい。被害者の身元もパイロットだと分かったが問題はアクセス数が増えるとそれに比例して投薬されるヘパリンの量が増える…。捜査を開始した警察のエリック・ボックスは男性の家を訪ねるがマスコミがごった返していた。
FBIのジェニファーがサーバーのログを調べるとIPアドレスは国内に限定されている、つまりアメリカ以外の国からはこのサイトは見ることが出来ない。刑事ボックスがFBI本部にやって来ると一緒に捜査することになるFBIと警察。だがアクセス数は跳ね上がり男性は失血死した。
仕事に向かおうとするレストン下院議員の車で失血死した男性の遺体が見つかった。犯人の挑発的な態度にFBIは警察と共に捜査することを大々的に発表した。FBI捜査官ジェニファーと刑事ボックスはタッグになり捜査をするが“下院議員はネット規制反対派”という話になった。
タレコミがありボックスがその“不審人物”であるアーサーという男の家に行った。アーサーから許可をもらい任意で家宅捜索をするボックスが家の地下で見つけたのは数台のノートパソコンなどのハイテク機器だった。だが他に疑わしいこともないので家を後にしたボックス。
“kill with me . com”を開設した“キルバーン”という男の名前が挙がる中で彼は糖尿病で死んだという事実が捜査当局にもたらされた。果たして現在の運営者=犯人とは?
模型が趣味であるデヴィッドという男がとある青年の家を訪ねた。青年は貴重な模型を譲るとデヴィッドに持ちかけていたのだ。だがこの青年はデヴィッドを監禁した…。
娘アニーのの誕生日会を開いていたジェニファーに電話が入るとパーティに来ていたボックスやグリフィンも捜査本部に召集された。
デヴィッドは動けないままに熱光源にさらされているライブ動画がアップされている。FBIのブルックスは責任者として“アクセスするな。殺人の共犯となってしまうぞ”と記者会見を開いて全米に問いかける!中継されるデヴィッドは必死に住所にあった“8”を口にすると捜査本部はソレを手掛かりにある家に突入!だがあったのはノートパソコンだけであった。犯人はこの家に居た…。そしてデヴィッドは…。
この家の持ち主を調べるボックス達だったが分かったのは主の韓国人は国に帰省中だったという事実。更に捜査を進める本部であったが帰宅したジェニファーが気付いたのは外から家が盗撮されているという事。先に気付いた娘アニーが外に出て行ってしまいジェニファーは娘を案じて直ぐに後を追った!アニーを家に戻した後にジェニファーが発見したカメラの付いていた車のトランクを開けると熱光源により重度の火傷を負って死んだデヴィッドの遺体があった。犯人はジェニファーを強迫している…?
娘アニーを守るために別の家に匿ったジェニファー。捜査本部に戻った彼女がブルックスから聞かされたのは“NSA(国家安全保障局)のスーパーコンピュータはこの事件では使うことが出来ない”という事だった。イキナリ慌ただしくなる捜査本部、今度は捜査官であるグリフィンが拉致されてしまったのだ。今度は頭から下が水中に浸かっている。そして水中にはパイプが伸びておりアクセスが増えると硫酸が注がれる…。グリフィンは目の瞬きでモールス信号を送る!だが捜査本部がそれに感づいてメモできたのは“our Suicide(私たちの自殺)”。その後グリフィンは濃度が上がった硫酸で…。
疲れたジェニファーはボックスと共に家に居た。その彼女がグリフィンのモールス信号から読み取ったのは“Rush Hour Suicide(ラッシュアワー時の自殺)”だった。ジェニファーは“キルバーン”という男が集めていたグロ動画のコレクションからこの“ラッシュアワー時の自殺”動画を見つけた。大学の化学教授が橋から飛び降りて死んだ事件。
捜査本部でジェニファーは自分の調べた事実と推理を話す。パイロット、ハーバート・ミラーが操縦するヘリによって大学教授の自殺が撮影された。父の死が放映されたことにより心を病んでしまった息子オーウェン・ライリーは退院後に犯行に及んだ…。
FBI捜査官達がオーウェンの自宅に突入するが彼はおらず地下を調べるとグリフィンの遺体があった。オーウェン・ライリーが指名手配されたという報道がされた。逮捕は時間の問題とブルックスはジェニファーに一日だけ休暇を与えた。
だがこの事により事は悪い方へと進む!帰宅して荷物を揃えたジェニファーが再び車に乗ると何と車がハッキングされたのだ!オーウェンの思うがまま進む車は彼の意志により止まった。そしてナビからオーウェンがジェニファーに語ったのは“お前等が父の自殺動画を公開する奴らを野放しにしている”という憎しみの言葉。窓を破って公衆電話からボックスに状況を伝えたジェニファー。ボックスは直ぐにパトカーを向かわせる。だがジェニファーが車に戻ると後部座席に乗っていたオーウェンに伸されて捕まってしまった…。
結末・ラスト
“kill with me . com”で中継されるのはFBI捜査官が今まさに殺されるという瞬間。しかもその捜査官は女性。嫌でもアクセスは多くなる。そのアクセスが増える度に吊されるジェニファーの身体は下で動く粉砕機(芝刈り機?)目掛けて…。見守るしか出来ない捜査本部。ボックスはと言うとコレが行われ居るのがジェニファーの家の地下だと気づき急ぐ!
ジェニファーは何とか吊される状況から脱出すると見守るオーウェンに反撃!オーウェンも襲いかかる!ここでジェニファーは自分の銃に手を伸ばしてオーウェンを撃ち殺すのだった。ウェブサイトにより全米に中継されたこの動画に関して“kill with me . com”の掲示板では30443件ものスレッドが立ったという…。
やって来たボックスにより発見されたジェニファーは日常へと戻るのであった…。
レビュー・感想・解説・評価
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「真実の行方」や「悪魔を憐れむ歌」などのサイコスリラーを得意とするグレゴリー・ホブリットが描くこれぞ現代の“サイコスリラー”。
・女性FBI捜査官を演じるのは「運命の女」でアカデミー主演女優賞にノミネートしたダイアン・レイン。当時の若手スターが総出演したフランシス・フォード・コッポラ監督作品「アウトサイダー」をレビューしている。
・ジェニファーの同僚捜査官グリフィンを演じたのはトム・ハンクスと彼の前の奥さんサマンサ・ルイスの息子コリン・ハンクス。やることなすことパパそっくり!一卵性親子だよ!コリンはパパ主演の「すべてをあなたに」に出ていたんだね。分からなかった。ちなみにパパは今の奥さんリタ・ウィルソンと「めぐり逢えたら」とかで共演している。
・刑事ボックスを演じたビリー・バークはtoikunにとって初見となった。何分「トワイライト~初恋~」シリーズなんて見ていないしねぇ…。あぁ、イカンイカン。味のある良い役者だよね!2016年にはワーナー・ブラザース映画配給の「ライト/オフ」というホラー映画に出演するバーク。本作ではおぞましい事件を捜査する刑事だが、「ライト/オフ」では“おぞましく…”。
・ジェニファーのママさんを演じたメアリー・ベス・ハートは「天使のくれた時間」というホンワカ映画でニコラス・ケイジがパラレルワールドに行く前の会社の助手をしていた。「オータム・イン・ニューヨーク」なんて色彩豊かなラブ・ストーリー映画では内科医として登場。
・ジェニファーの娘さんを演じたパーラ・ヘイニー=ジャーディンは先日レビューした「ダーク・ウォーター」という日本映画「仄暗い水の底から」のリメイク映画ではとても怖い2役だった。ジャンル?ホラー☆
・そ・し・て、今作をtoikunが鑑賞した理由となったジョセフ・クロスが犯人を演じている。鑑賞理由は最後に述べますね☆
さて。
R-15指定だという今作だがそれ程残酷なシーンはあったかなぁ?コリン・ハンクス演じる捜査官が硫酸で皮膚が剥がれる…ってのはあったけど映像描写で目を覆うってのはなかったな、toikunは。何度も言うようだけど「ハンニバル」でアンソニー・ホプキンスさん=ハンニバル・レクターがレイ・リオッタの脳味噌を生きたまま…はアレでしたけどね。
WikiPediaにありますが“他人の不幸は蜜の味”=“シャーデンフロイデ(←知らんがな)”…toikunはそう感じなくて、ただの興味からの傍観者って感じたな。
“未必の故意”って法律用語があってたま~に日本の裁判報道などで聞かれるけども、もしこんなことがあったとして実際に罪に問えるのかね?ユーザーが多すぎて無理だけど見せしめにはやりそうだよね?
情報系の学科を出てコンピュータ関係の会社に就職したtoikunですが、IPが無茶苦茶変わるとかコンピュータ用語は難しくて頭が痛くなりました。“ブラックサイト”って98年からインターネットを始めたtoikunがイメージできるのは“当時の流行”な背景が真っ黒なウェブサイト。ご多分に漏れずT's Theaterも1999年当時は真っ黒背景…。グロいのが嫌いなtoikunはグロサイトはソッ閉じだったので被害はなかったけれども、日本人女性の○画像を探していたときにウイルス感染してダイヤルアップ接続がダイヤルQ2に電話しちゃって…ってのがあった。あぁ情けない。それからNTTに言ってダイヤルQ2に繋がらなくしたけど900円くらい損したよ…。ちなみにあと一回ウイルスには感染したんだけどメールに添付されていたEXEファイルをクリックしちゃったからで、花火画像が再生されてた(汗)
なんか映画から離れちゃったけどtoikunのアメリカのパソコンイメージってのはヤバイってのがあるので、まさしくソレが感じられる今作はリアリティがあった。まぁ普通のサイコスリラーですわ。
でー、ジョセフ・クロスの話しだよ☆「ハサミを持って突っ走る」という製作ブラッド・ピット…な半分コメディ映画があるんだけども、実在のライターのオーガステン・バロウズを演じていたのがクロスだったんだ。とっても良い映画だったからクロスに惚れたtoikun。初めて見たのは「絶対×絶命」というスリラーでアンディ・ガルシアの子供役だったけど1999年の時には気付かなかった。で、先日リレビューしたら偶然にも気付いちゃったんだよね。運命感じちゃったtoikunは何でも良いからジョセフ・クロスの作品を…って思ってレンタルした。そしたら彼がこんなに素晴らしくサイコな犯人を演じていたんだからラブ・サイケデリコも驚きだよね(苦笑)「父親たちの星条旗」、「ミルク」、「リンカーン」も未見だしクロスに関していっぱい見たいのはあるけど、次は「ジャック・フロスト パパは雪だるま」にしようか「ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して」にしようか…と「ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して」を観ましたよ!クロスは目立ってなかったけどトム・ハンクスの若かりし頃って感じで良い印象を持った。
2016年、T's Theaterは男優ではジョセフ・クロスをプッシュしていきます☆
映画作品としてはごく普通のサイコスリラー。ただそれが現代の要素=パソコンってだけ。でもこのジャンル好きは楽しめる作品!
2016/03/04
2016/05/20
2016/08/10
2016/10/09
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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