映画「ベイブ」(1995)あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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コンテストの賞品だった子豚がやってきたのは農場。飼われていた牧羊犬の様な真似事をすることになり牧羊犬大会に出場する…。
ほのぼの動物ファンタジーの第1作。
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説明:
ストーリー・ネタバレ
オーストラリア。
大規模養豚場で生まれた子豚ベイブ。この名前はあくまで通称、お母さんが兄弟みんなをベイブと呼んでいるのだから。そんな彼が祭りの会場にやって来た。“豚の体重当て”の景品として。当たればベイブがもらえるのだが…。この祭りに一人の老農夫アーサー・ホゲットが来ていてベイブに目が留まった。“16ポンド5オンス…いや、オシッコしたから2オンス…。”
アーサーは妻のエズメと二人暮らし…いや動物は沢山飼っている。牧羊犬のレックスとフライ、猫のダッチェス、アヒルのフェルディナンド…。そしてアーサーは沢山の羊を飼っていた。羊の中で一番年寄りで頭の良いのはメーと言う名の羊。そのアーサーの家にベイブがやって来た!これって運命?
ベイブの農場での暮らしが始まった!未だ幼いベイブは雌の牧羊犬フライを母のように感じ、フライもまたベイブを子供のように接し始めた。レックスは耳が遠いせいかチョット気難しいお父さん犬。
ベイブはアヒルのフェルディナンドに目覚まし時計を取ってきて欲しいと頼まれる。だってホゲット夫妻を起こすのはフェルディナンドの役目だったのだから。家への出入りを許されていない豚のベイブだったが家に忍び込む。そして見ていたフェルディナンドもまた入ってきて彼らは目覚まし時計を運び出す事が出来た。ペンキをコボしちゃって家の中はシッチャカメッチャカなってしまったけど。
帰ってきたアーサーは惨状に絶句!ホゲット家の“ペット長”であるレックスはフェルディナンドと絶交するようにベイブに言った。この日の夜、一家の話題はクリスマスに何を食べるかだった…。
季節が変わりフライの子供たちも貰われていった。そしてアヒルの一匹が食卓へ上るとフェルディナンドは農場から去って行った。ベイブもあまり深く考えずに農場から出て行ってしまったのだ。そんな彼が羊たちが牧羊されているところにやって来ると様子が変!盗人たちが羊たちを車の荷台に詰め込んでいたのだ。盗人たちの犬に追われながらも家に戻ってきたベイブ。彼に気付いたレックスとフライがアーサーに緊急事態を告げるとアーサーは車で牧羊所へやって来た。一足遅くて逃げられてしまうがアーサーはベイブを褒め称えるのであった。
娘や娘婿が来ている時にふとアーサーが外に目をやっているとベイブが鶏たちを羽の色で分けているのが見えた。何を思ったかアーサーはベイブを牧羊所へ連れてきてレックスとフライの“牧羊犬ぶり”を見せる。アーサーはベイブに牧羊犬…牧羊豚になる才能があるのではと思ったのだ。
ベイブはフライのアドバイスで言うことを聞かない羊に噛みついてしまう。羊のメーはベイブに優しく接するようにアドバイスをした。それからベイブは牧羊豚として真価を発揮し始めた。
でもね、ちょっとレックスがご機嫌ナナメ。アーサーが自分よりもベイブに関心を持ってしまったから。レックスがフライと喧嘩しているところにアーサーが割って入ると、はずみでレックスがアーサーを噛んでしまった。アーサーは猿轡をレックスにするけども何とか悪い方向にはいかなかった。
とある時、牧羊所に狼がやって来た!ベイブは必至で狼たちを追い立て狼は逃げ帰ってしまうが、その後ベイブが目にしたのは噛まれて瀕死のメーの姿だった。そこへアーサーがやって来るとベイブがメーを噛み殺したと思ってしまった。ベイブを家に連れ帰るとライフルに弾を詰め込んでベイブに向けるアーサー!この時エズメがやって来て近隣に狼が出たことを伝えた。ベイブは助かったのだった。
エズメが家を離れた日、アーサーは近く開かれる牧羊犬大会の出場用紙を書いていた。もちろんベイブの。娘夫婦から送られたファックスで用紙を送信したアーサーだった。
大会が開かれる日。今まで一番ペットとして優雅であった猫のダッチェスがベイブをハメた!“食べられちゃうゾ!”と意地悪を言ったのだ。ベイブは逃げ出してしまった!レックスとフライはベイブを捜し回りアーサーがベイブを見つけたが弱り切っている!必至でアーサーは看病(with ダンス)をするとベイブは復活!彼らは大会会場へ出かけていった。
ベイブは前にメーから教わった“優しく接すること”というアドバイス通りに羊たちに挨拶をするが誰もベイブに耳を傾けない。その様子を見ていたレックスとフライ。レックスは家に戻ると羊たちに相談した。そうすると羊たちはレックスにも優しく接するように言って暗号を教えてくれた。
Baa, ram ewe. To your breed, your fleece, your clan be true. Sheep be true. Baa, ram, ewe.(バー・ラム・ユー。群と仲間達に変わらぬ忠誠を!裏切る事なかれ!)
結末・ラスト
レックスは会場へ走って行った。会場のアーサーは大会役員から小言を言われていた。だって参加するのは豚なのだから。でも禁止事項ではないためベイブの出場は許された。
大会のトリを飾るのがベイブ。観客たちはアーサーとベイブを見ると大笑い。そこへレックスがやって来るとベイブに暗号“バー・ラム・ユー”を伝えた。ベイブが暗号を口にすると羊たちはベイブの言うことを聞いて彼の促すとおりに動いた。
観客は大歓声でベイブを称えた。審査員は全員100点満点を与えてベイブは優勝!テレビで見ていたエズメも嬉し泣き!
“That'll do, Pig.(良くやったぞ!)”とアーサーが声をかけると、嬉しそうにアーサーを見上げるベイブであった…。
レビュー・感想・解説・評価
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Dick King-Smith(ディック・キング=スミス)の小説“The Sheep-Pig”を元にした本作はアカデミー賞視覚効果賞を受賞し他作品賞など6部門にノミネートした動物ファンタジー!オーストラリア=アメリカ合作映画だ。
監督を務めるのは「ミス・ポター」等のオーストラリア人監督クリス・ヌーナン。彼は本作でアカデミー監督賞にノミネートを果たした。
以下、挙げるべきキャストです。
・主演の子豚ベイブの声をあてるのはクリスティーン・カヴァナー。「ラグラッツのパリ探検隊」、「ラグラッツ・ムービー」等でも声優として出演している。
・陽気なダンスを踊る老農夫アーサーを演じるのは名優ジェームズ・クロムウェル。彼は本作で初めてアカデミー賞にノミネート。助演男優賞と言う事で主演は前述ベイブです。本作の2年後に製作された「L.A.コンフィデンシャル」はアカデミー賞2部門受賞、他7部門ノミネートなど高い評価を受けたがクロムウェルは“黒幕”でした。ガイ・ピアースよりラッセル・クロウよりも背の高いクロムウェル(身長201cm)、目立ちました。他に「将軍の娘 エリザベス・キャンベル」では“アメリカ軍の将軍”でした。
・アーサーの妻エズメに扮するは英国人女優マグダ・ズバンスキー。「ハッピー フィート」、「ライラの冒険 黄金の羅針盤」など。
・雄の牧羊犬レックスの声をあてているのは後の「マトリックス」でエージェント・スミスを“ウザく”演じて世間を驚かせたオーストラリア人俳優ヒューゴ・ウィーヴィング。
・雌の牧羊犬フライにはミリアム・マーゴリーズ。「華麗なる恋の舞台で」では主人公ジュリア(=アネット・ベニング)の友人役として出演している。あぁ、太ったおばちゃん☆他ケネス・ブラナー監督・主演の「愛と死の間で」など。なお彼女は同性愛をカミングアウトしているが、T's Theaterでは2016年3月に公開された同性愛カップルの生きづらさを描いた「人生は小説よりも奇なり」をあらすじ付きで紹介している。監督は同性愛をカミングアウトしているアイラ・サックス(「あぁ、結婚生活」など)。
いかチョイ前の感想。
ほとんどいろんな動物達のシーンが多いけど、これがまた面白くていろんな動物達の掛け合いが良い。動物が豚は食べられるしかないって話してるところはちょっと悲しい気分になりましたが。光ったのはクロムウェルの陽気な踊りだ。こっちまでうれしくなっちゃう。
たかが動物達の映画という泣かれ!感動作ですよ。
1999/03/21
んー、ひっさしぶりー。本作と関係ない話しが多くなりますが。
先日、機会があって「L.A.コンフィデンシャル」をもう一度見たのだが同作の評価が上がったtoikun。クロムウェルも悪くて悪くて…。で、ちょっと彼の“助演”である本作を見たくなったのだ。
オーストラリア映画いいねぇ、ノホホンとしていて。あぁ「マッドマックス」は怖いけれども。
動物たちのやり取り、犬だけは本物の動きに感じてチョット残念には思ったtoikun。それは「きいてほしいの、あたしのこと ウィン・ディキシーのいた夏」のメイキングで殆ど全ての動物の動きが“リアル”だったから。
これって今作の続編「ベイブ 都会へ行く」ではどうなのでしょうか?ジェームズ・クロムウェルもマグダ・ズバンスキーも出ていると言うし近々レンタル店で手に取ってみるかな?
猫好きで2匹の猫を飼っているtoikunとしては猫がずる賢いというのはチョット悲しいですけどね…。toikunの飼っている猫が観たい方は一番上のチョットした、『The Man with the Golden Nyans』の項目で猫画像を紹介しているのでドウゾ!
話しの“逸れついで”に「マトリックス」ファンのアナタへ、最近見た「マトリックス」出演者の思い掛けない(?)出演作紹介☆
トリニティを演じたキャリー=アン・モスは「ディスタービア」(2007)というティーン向けスリラーにお母さん役として出演。同作はアメリカで3州連続で1位になっています。主演は「トランスフォーマー」のシャイア・ラブーフ。
主人公たちを裏切ったサイファーに扮していたジョー・パントリアーノは「卒業白書」なんて1983年のトム・クルーズ出演作でヒモ男を演じている!
本作を見たから「L.A.コンフィデンシャル」のクロムウェルが優しく見えるのか、「L.A.コンフィデンシャル」見たから本作のクロムウェルが怖く見えるのか。映画を観る順番によって全然違うのが面白いですよね!
ホンワカコメディ、永遠に!
ともちんさん、ありがとう☆
2016/04/03
2016/04/26
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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