映画「きいてほしいの、あたしのこと ウィン・ディキシーのいた夏」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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牧師の父と転々と移り住む少女に母はいない。彼女がスーパーマーケットで野良犬を拾ってその店名ウィン・ディキシーと名付けて飼うことに。友達のいない少女が犬のお陰で街の大人と接しまた同年代の友達もできる。やがて老婆と少女はパーティを開くことに…。
だが当日はイキナリ雷を伴った雨が降り出した。雷嫌いの犬ウィン・ディキシーは…。
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ストーリー・ネタバレ
父パパ・ブローニは牧師さん。説教のためにいっつも引っ越しして長く一つの場所に留まったことがないんだ。そのパパ・ブローニの一人娘インディア・オパール・ブローニは今10歳。ママはオパールが3歳の時に出て行ってしまった。2人はアメリカ・フロリダ州の小さな街ナオミにやって来ていた…。
コンビニを教会に改装した“変な”ところでパパ・ブローニが説教をしている時にオパールが駆け込んできて神様に祈ったんだ。“友達が出来たらなぁ。”オパールは別に変なところはないんだ、パパ・ブローニはチョット変な牧師さんだけど。理由はワカンナイけど彼女には友達はいない。
そのオパールがパパ・ブローニに頼まれて街のスーパー“Win-Dixie”に行った時から彼女の人生は一変することになるんだ。スーパーにイキナリ大きな野良犬が入ってきてお店の中で暴れてしまってさぁ大変!犬はじゃれているつもりでも店長に“覆い被さり”店長はうめき声をあげた!そこでオパールは“ウィン・ディキシー”と叫んでその犬を大人しくさせたんだ。思いつくままに店名を犬の名前にして私の犬だと言って連れて行ったオパールでした。
ウィン・ディキシーを家に連れて帰ったオパールはパパ・ブローニに犬を飼おうと言い出すがパパ・ブローニは直ぐには承諾出来なかった。だって無料で住まわせてもらっているアパートの老オーナー、アルフレッドさんは飼っちゃダメって言っているんだもん。ワンワン大きな声で叫くウィン・ディキシーを見たアルフレッドさんは苦い顔をしてしまう。
パパ・ブローニの提案もあって街中至る所にウィン・ディキシーの飼い主募集の張り紙をするオパール達。でもねオパールはどうしてもウィン・ディキシーを飼いたくて貼った張り紙を剥がしてしまった。そしてオパールとウィン・ディキシーが街のペットショップへやって来た。首輪が欲しいと言うオパールだったがお金が無い。ちょっと無愛想な店員オティスに“お店手伝うから首輪頂戴!”ってお願いするけども…!?
家の中で飼っていたウィン・ディキシーだったけれどもアルフレッドさんの求めもあって保健所を呼んだパパ・ブローニ。オパールは泣き叫んで必死に抵抗!連れて行かれることはなくなったよ!…アルフレッドさんには家賃を払うことになったけどネ…。
それからオパールはウィン・ディキシーを通して街の様々な人に出会うことになるんだ。
まずは図書館で司書をしているおばあさんミス・フラニー・ブラック。夫子供を持つことがなかったという彼女に思わず“友達になって!”と言ってしまうオパール。ミス・フラニーの顔は笑顔で溢れたんだ。
ペットショップのオティスとも段々仲良くなるんだ。彼はギターを弾くのがとっても上手で鳥や豚、みーんなオティスがギターを弾き出すと聞き惚れるんだよ!街の子供デューベリー兄弟に“オティスは刑務所に入っていたんだよ!”って言われちゃうんだけどその事を口にしたオパールに対して、オティスは正直に打ち明けてくれたんだ。
そしてオパールは街外れに住む盲目の老女グロリア・ダンプとも仲良くなったんだ。デューベリー兄弟は恐がって近づかなかったんだけど、オパールが話してみるととても善い人だと分かったんだ!“ドリンキング・プロブレム”も抱えているって分かったしね。目の見えない彼女に変わってミス・フラニーの図書館で借りてきた「風と共に去りぬ」の本を読み聞かせるオパールがいた…。
大人だけじゃなくて同年代の友達も出来るオパール。本が大好きで図書館に通っていたアマンダと親しくなったんだよ!オパールはアマンダと一緒にミス・フラニーからキャンデーをもらって、それに興味を持ったデューベリー兄弟も近づいてきて…。そしてまた何時も指舐めをしていた年下少女スウィーティー・パイ・トーマスとも!
ただ街の警察官はチョットうざったいけどね…。
そんなオパールがグロリアと一緒にいる時にふと思ったんだ。彼女の家でパーティを開こうと。キッカケはミス・フラニーの言葉“みんな傷ついている”って言葉。“どうすれば傷つかなくなって喜びを知ることが出来るのか?”その答えがパーティだと考えたオパールは気乗りしないグロリアを説得して自分たちの知り合いに招待状を送った!
オパールはグロリアと共に準備をした!招待状も手渡しした!
さぁ、パーティの夜だ!
グロリアの家にはミス・フラニー、アルフレッドさん、オティスwithオウムとピクルス!、アマンダそしてスウィーティー・パイがやって来た!でもね、招待状を渡したデューベリー兄弟、そしてパパ・ブローニは来なかったんだ。何故だろう?
お祈りも終わってご飯を食べようとした矢先、雷と共に大雨が降ってきた!家に入る人間達。オパールが気付くとウィン・ディキシーがいない!ウィン・ディキシーは雷がとーっても嫌いだったんだ。だから驚いてどっかに行っちゃった!そこへデューベリー兄弟が遅れてやって来た。挨拶をしないでアプセットしているオパールにグロリアは一喝!それは丸でママみたい!?オパールは兄弟に挨拶をして雨の中を家へと戻る。
結末・ラスト
家にはパーティに来ないパパ・ブローニがいた。説教を聞かせる牧師は話し下手で人がチョット苦手…。そんなパパ・ブローニを連れ立ってウィン・ディキシー探しに街を駆け巡るオパール!だが結局見つからなかった。その過程でママが居なくなった状況も話してお互い納得しあって抱きしめ合うブローニ親娘。オパールはパパをパーティへ誘った…。
グロリア家。みな仲の良い家族みたい!オティスのギターに合わせて皆で歌を!その時にウィン・ディキシーが戻ってきた!これで役者は揃った!みんなで賛美歌を熱唱する小さな街ナオミの人々だった…。
ウィン・ディキシー、君がいたからオパールに友達が出来た。君がいたから皆が知り合いになって集まれたんだよ…。
レビュー・感想・解説・評価
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2016年のバレンタインデーにこんなに素晴らしい映画にめぐり逢えるとは…。
Kate DiCamillo(ケイト・ディカミロ)の同名児童文学を映画化した今作。
監督を務めるのは「スモーク」、「地上より何処かで」等の香港生まれのウェイン・ワン。今作のその仕上がりの良さに監督ワンの手腕を知ることが出来る。
・トップクレジットのジェフ・ダニエルズがパパ・ブローニを演じる。不器用な役どころ…ってか街の人みんな何かしら不器用ですが。今作と同じ動物もの「グース」でもアンナ・パキンの不器用…ってか変なパパさんだった。他に大ヒットアクション映画「スピード」でキアヌ・リーブスの相棒役だったり。他に名作「愛と追憶の日々」や「サムシング・ワイルド」など。
追記となるが本作で奥さんに逃げられちゃったという設定だが、前述「愛と追憶の日々」では奥さんが一度子供を連れて出て行っちゃったんだよな、彼の浮気で。それを考えるとオモシロイ設定かな☆
・And Introducing…付きのクレジットであったアナソフィア・ロブが主演の女の子オパールを見事に演じる。今作と同年製作のジョニー・デップ主演作「チャーリーとチョコレート工場」で初見だったtoikun。ちょっと覚えていないなぁ…。プッシュしていこ!
・盲目の女性を演じたシシリー・タイソンは「サウンダー」のオスカーノミニー。「バーニング・クロス」ていう人気クライムシリーズ「アレックス・クロス」シリーズに出演していた。
・老司書を演じたエヴァ・マリー・セイントは「波止場」でアカデミー助演賞を受賞している。
・ペットショップ店員を演じたデイヴ・マシューズは本業ミュージシャン。どうりでギターが上手いハズです!
・他に指しゃぶり女の子を演じたのはダコタ・ファニングの妹…と言っては可哀想だよね…のエル・ファニング。「バベル」ではブラッド・ピットとケイト・ブランシェットの娘役だった彼女。以降、活躍はご存じの通り。2016年にはリウッドの赤狩りを扱った映画「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」に実在の主人公ダルトン・トランボの娘役として登場し、魅せてくれた。
さて。
今作のチョイスには理由があって、それは「グース」のジェフ・ダニエルズの同じ動物ものだったから。そしてバレンタインデーだからハートをウォーミングしたくなったから。うん、大正解!
ホーント、ホンワカになります。起承転結がハッキリとしていて、ソレがほぼ期待通りとなっている。toikunは原作児童文学は見たことがないけれども、ストーリーの予想は付きました。でもソレが“読めた”からツマンナカッタってワケでは全く無いですよ!
ちょっとストーリー欄ではウィン・ディキシーの事を余り書いていなかった感じですが、彼が名バイプレーヤー…。
さて、チョット蛇足でDVDに付属していた“撮影の舞台裏”や“毛だらけのダイヤモンド~ウィン・ディキシーのすべて~”からの付加情報を…。
・犬の犬種はピカルディー・シェパード
・雑種に見えて原作の表紙の犬に似ている犬種が良くてフランスから連れてきた
・実はウィン・ディキシーはLyco(ライコ)とScott(スコット)という2匹の犬が演じていた!
・原作の女の子にイメージが似ていると言うことでアナソフィア・ロブが主人公に抜擢された
・ペットショップでは実際に本物の動物たちを使って“歌のシーン”を撮っていた!(これ、必見です!動いちゃうから撮影が難しかったんだって!toikunは他の動物たちは機械か何かだと思ってたよ!)
・ウィン・ディキシーとオパールの目が合う…というシーンは、実は犬はトレーナーのマーク・フォーブスが持つレバーを見ていた!
…など。なおNGシーンも付いています。
2匹の犬がウィン・ディキシーを演じていたと知ると興がそがれるかも知れませんが、知っていて良い情報だと思われましたので記述しました。
あんま感想述べなかったけどもホンワカ。それでもMuch moreを求めてしまうと警察官(ハーランド・ウィリアムズ)もあんだけ憎々しく(?)描いたんだからラストのパーティに呼んであげればベストだったかな?どっからどこまで原作にあるシーンなのかは知りませんがね…別に違くてもいいじゃん!?
トラブルはあったけれども“予定調和”(…!?)。大きな起伏ってないけれども家族で楽しんでみませんか?toikunは一人で鑑賞しましたけれどもソレデモ面白かったですがね!
取り敢えず最後に。劇中で“Preacher's wife...”って言葉が使われていました。これは牧師であるパパ・ブローニの出て行った奥さんの事なんだけど、「天使の贈り物」って言う映画の原題が“The Preacher's Wife”と言うんだけど…何で原題なんかを知っているのかっていうと、toikunは大抵見た映画の題名は原題も覚えちゃうから。(英語なんて喋れないくせに…ネ。)ホント昔に見てまだレビューはしていないんだけれどもピンと来たんだ。若くして亡くなった歌姫ホイットニー・ヒューストン出演作品。最近大ヒット映画「ボディガード」を見たし、彼女の追悼テレビ映画「ホイットニー・ヒューストン オールウェイズ・ラヴ・ユー ~歌姫よ永遠に~」も見たし、次は「天使の贈りもの」でも見てみようかな…?
2016/02/14
2016/06/07
2016/07/27
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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