映画「いとしい人」あらすじ,ネタバレ,レビュー
原題:
邦題:
原題訳:
製作年:
製作国:
上映時間:
ジャンル:
監督:
主演:
あらすじ
この映画にはtoikun以外のレビューはまだありません。
幼い頃ユダヤ教家庭に引き取られたエイプリル。39歳となったエイプリルは同じ小学校教師のベンと結婚するが中々子供が出来ずベンの心は離れて彼は出て行ってしまった。だが生徒の一人親フランクと直ぐに恋におちるエイプリル。そして育ての親が死ぬと直ぐに実母バーニスが現れる。39歳は波瀾万丈…。
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]
説明:
ストーリー・ネタバレ
エイプリル・エプナーはユダヤ教の家庭に養子に出された女性だ。育ての母親トルーディはエイプリルと実子のフレディを分け隔てなく育ててきた…のかもしれないがエイプリルは弟フレディと自分を比べていた。そしてフレディは姉エイプリルには話していないが“実子なりの苦しみ”というのを抱えていた。
39歳になったエイプリルは小学校教師として働いているのだが、同じ学校で働くベンとゴールインした。幸せな日々は生涯続く…ワケでもなかった。子供が欲しいと願っていたベンだが10ヶ月経ってもエイプリルは妊娠しない。母トルーディには養子を迎えろと言われてしまう。
とある夜、エイプリルはベンを飛びっきり興奮させようとコートの下には下着だけ…という姿で帰宅したのだが、ベンから結婚生活を続けられないと告白されてしまう。だがコートの話になるとコートをはだけて見せたエイプリル、そのまま2人はセックスをした。しかしベンはエイプリルが妊娠しにくい年齢である事もありそのまま出て行ってしまった。
翌日。エイプリルが眠れずに泣き腫らした目で学校へやって来ると児童の父親フランクが話しかけてきた。エイプリルは彼が誘っていると感じた…。
ある日、育ての親トルーディが亡くなった。出て行ったベンは葬式に出ることはなかった。
登校したエイプリルに話しかける見知らぬ男アランがいた。アランは大事な人からだと手紙をエイプリルに渡した。ベッドで手紙を開くエイプリル。文末には“あなたの母親バーニスより”とあった。
エイプリルはレストランで実母バーニスと“再会”した。バーニスは有名なテレビ司会者だが帯番組が昼間である為にエイプリルは知らなかった。そして父親がかの有名な俳優スティーヴ・マックイーンだと告げたバーニス。信じられない…それはバーニスが実母かどうかも…ともかくバーニスの電話番号を聞いて別れたエイプリル。家に帰るとスティーヴ・マックイーン出演映画を異様な目で観るのだった。
エイプリルが受け持つクラスの保護者面談の日。生徒ジミーの父親フランクがやって来た。遅くなってしまいフランクが連れてきたルビーは寝てしまっていて静かに話すエイプリルとフランク。子供ジミーの学校の様子を話すエイプリルだがフランクは離婚後エイプリルを誘う行動に出ていたと話した。気のあった2人は食事に出かけた…テイクアウトしてベンチで食べるのだが。エイプリルはバーニスがアプローチしてきたことを話すと、フランクは毛髪鑑定を勧めるのだった。それぞれ家路についた後に電話をかけて話す程打ち解けたエイプリルとフランクがいた。
エイプリルはバーニスが働くテレビ局へやって来た。バーニスが俳優ティム・ロビンスやジャニーン・ガラファローをインタビューしているビデオを微笑ましく観るエイプリル。だが今日の目的はバーニスの髪の毛だ。エイプリルはバーニスの髪の毛を抜くとそれを医師をしている弟フレディに手渡し親子関係があるかないかの鑑定に出した。そしてその後にフランクから聞かされたのはバーニスとマックイーンが関係を持った日=エイプリルを宿した日が都合が合っていないという事。電話で親しくなろうとするバーニスを拒絶するエイプリルだが、バーニスはエイプリルと直接会ってエイプリルの父親のことについて話した。その“お話”は“綺麗”なものであった。まぁ直ぐにバーニスが実母であることが鑑定で分かるのだが。
エイプリルはフランクを誘ってバーニスのパーティへやって来た。エイプリルにとってフランクとの初デート。フランクと親しげに話しているとエイプリルの携帯電話が鳴った。それは出て行った夫ベンからでありあれから23日が経っていた。怒って電話を切ったエイプリルだが、電話が彼女の夫からであると気付いたフランクは怒った。だがしかしエイプリルは謝るとパーティを抜け出した2人はフランクの家で関係を持った。子供たちが寝ているこの家で。事が終わって寝ているエイプリルにバーニスが電話をかけて来たがかけ直すと言って切ったエイプリル。子供部屋で寝ていたフランクに挨拶をして家を出ようとしたエイプリルだが誘われるまま少しだけ抱き合った。しかしルビーが耳の異変を訴えた為に自分の生徒であるジミーに下着姿を見られたエイプリル。一緒に病院に行った後4人でベッドに入る。帰ろうとしてエイプリルが何時もとは違う胸の張りに気付いた。もしや妊娠…!?バーニスにからかわれたエイプリルだが検査薬で調べると妊娠が判明、相手はベンで彼が出て行った時に宿ったベイビーだった…。
ベンが居候する彼の実家へ足を運んだエイプリルはベンに妊娠を告げた。スゴイとは言うが複雑な心境を吐露するベン。彼に産婦人科での検査の立ち会いを求めたエイプリル。そしてフランクに会うと“お互い決断を!”と話すエイプリル。怒りなど様々な感情があるフランクだがおめでとうと妊娠を祝った。別れないと決めたエイプリルとフランク。
病院での検査に立ち会ったのはフランクとベンだった。エコー画像で動く赤ちゃんを見るエイプリルは本当に嬉しそうだ。それは男たち2人も。検査後に車の中で関係を持ってしまったエイプリルとベン…彼らの関係はどうなるのであろうか…。
二股をかけてしまった事を悔いてアドバイスを貰おうとテレビ局のバーニスを訪ねたエイプリル。ここでエイプリルが観てしまったのはバーニスの過去のビデオであり、その中でバーニスは“子供と過ごした1年は人生最悪の年だった。人生を台無しにしてしまった。”とまで話していた。それを聞いたエイプリルは直ぐさまその場を去って弟フレディの家にやって来た。バーニスが訪ねてきて話をする2人。わかり合うことは出来たのだろうか…。
エイプリルはベンと夫婦生活を再び送ろうと電話をした。だがフランクと会うと彼とも一緒にいたいと言うエイプリル…しかし車の中からベンの帽子が見つかって激怒するフランク。フランクはエイプリルだけでなくお腹の子供にまで消えろと言ってしまった。
2回目の検診には弟フレディ、夫ベン、夫の彼女が一緒に来ていた。ベンはヨリを戻すことは考えていなかったのだ。更に悪いことにエイプリルのお腹の子供の心音は聞こえることなく、流産が判明してしまった…。
金曜日に弟フレディを家に招いたエイプリル。外の車にはバーニスが居て仲直りしたげにコチラを見ている。養子であることの辛さを告げるエイプリルだが、逆にバーニスから実子であることの辛さを語らされる。“気遣いで疲れる。”フレディはエイプリルにアドバイスをした。“バーニスから何か欲しくても買えない物を貰ったらどうか?”
結末・ラスト
バーニスの楽屋を訪ねたエイプリルはバーニスに人工受精の金を払うように求めた。“協力して力づけてくれなければ一生口を聞かない。”
計画と下調べをして病院を訪れたエイプリルとバーニス。ナーバスになるエイプリルを怒って、励まして、そして一緒に祈るバーニスだった。
その後、アレ程の別れをしたフランクの家を訪ねたエイプリル。お互いに謝罪と未来の姿を語るのだった…。
数年後。
フランクの家には家事のお手伝いをするバーニスの姿があった。何故か?エイプリルは人工受精によって宿った子供を無事出産しジミーとルビーも含め3人の母親として忙しく、幸せに暮らしているのだから…。
レビュー・感想・解説・評価
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]リンクについて
~~~(矢印と破下線のリンク)は、T's Theaterでレビューしている映画作品や紹介している俳優等、全て内部リンクです。
こんなキャラだから共感を求めているワケではないのだろうけれども嫌な女。ゴメンなさい、途中まで10点満点をあげるつもりでいたのに…。
Elinor Lipman(エレノア・リプマン)の小説『Then she found me(見つかっちゃった)』(Amazonに飛びます)を原作としたロマンティックコメディ。
メガホンをとるのは「恋愛小説家」でアカデミー主演女優賞を受賞したヘレン・ハント。本作はヘレンにとっての劇場用長編映画初監督作品となる。ヘレンがオスカー助演賞にノミネートした「セッションズ」も観なきゃなぁ。toikun、彼女がアル中の母親を演じた「ペイ・フォワード 可能の王国」がスゴク好きで悲しい結末と分かっていてそこで涙するのだ。人によってはお涙頂戴で受け容れられないかもしれないが是非観てみて下さい。
脚本に名を連ねるのはヘレンも含めて3人!ってか、なんで本作の脚本クレジットでヘレンは2回出てくるのさ?
キャストを。
・どっちつかず、二兎を追う者は一兎をも得ず…でも最後はハッピーエンドな女性を演じたのは監督のヘレン・ハント。
・フランクという変なパパさんを演じたのは後の「シングルマン」でアカデミー主演男優賞にノミネートして翌年の「英国王のスピーチ」で同賞を受賞する事になるイギリス人俳優コリン・ファース。2014年製作でやっと昨年日本でも公開されて大ヒットした「キングスマン」の英国紳士は格好良かった!
・すごい自分勝手な実母に扮するベット・ミドラーは「フォー・ザ・ボーイズ」と「ローズ」のオスカーノミニー。どちらも先日レビューした「ゲット・ショーティ」と「明日の私に着がえたら」ではカメオ的にチョイ役出演していた。
・エイプリルという女性の夫役にマシュー・ブロデリック。古い作品となるが「ファミリービジネス」では泥棒一家の3代目だったブロデリック、祖父はショーン・コネリーで父親ダスティン・ホフマンというスゴイ一家だった。
・弟フレディー、チョットしか出てこないけど良い役!演じるのはテレビシリーズ『LAW&ORDER ロー&オーダー』のベン・シェンクマン。「マーシャル・ロー」に出ていたんだねぇ、機会があったら確認してみる!
さて。
序盤、ポコポコした音楽でどこかトーマス・ニューマンが音楽担当かな?って感じちゃってヘレン出演のお気に入り「ペイ・フォワード 可能の王国」大好きなtoikunは嬉しくなっちゃった。まぁデヴィッド・マンスフィールドだったけど本当にニューマンライクで良かった。で、良い雰囲気のコメディだと思ったけど、インプレッション変わっちゃったなぁ。
ユダヤ教を持ってきたのはオープニングとラストのユダヤジョーク、そして人工受精の為に病院を訪れた時のお祈りもソウだよね?その為だけかな?作品名を挙げることは思い出せないから無理だけど、最初と最後のジョークの様な描き方は他の映画でもあるよねぇ。良いよねぇ。
主人公以外はどのキャラにも性格は同アレ好感を持てるし演技はモチロン申し分なし。2度の病院での待合室のシーンの対比なんてよく観る描写だけれどVERY GOOD!だよね。
なら何故嫌な気持ちが払拭できなかったのかなぁ?それはエイプリルという女性の性格と行動…。こんな姉ちゃんじゃあなければ満点だったのに!
…蛇足するよ!ストーリー欄にも記述をしたけれどティム・ロビンス(「ショーシャンクの空に」、「デッドマン・ウォーキング」(監督)、「宇宙戦争」)がカメオ出演!ジャニーン・ガラファロー(「コップランド」)もだけれど2人ともエンドクレジットに名前があります!他に同じく「コップランド」などのイーディ・ファルコが本人役としてクレジットがあったけど調べても分からなかったよう。
で、ロビンスは懐かしい「ボブ★ロバーツ/陰謀が生んだ英雄」が初監督作品なんだけれど同作にヘレン・ハントが出演しているんだよね。良いよねぇ、友情☆近々レビューするのでお楽しみに!
2016/06/14
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
ホームページ
コメント:
(コメントをどうぞ。)
T's Theaterへのお問い合わせフォームはコチラ(別ページで開きます)