映画「ガントレット」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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アメリカ、アリゾナ州フェニックスの刑事ベン・ショックリーは囚人移送を命じられた。ごく平凡な任務と思われた。囚人の名はマレー。ベンの上司のブレークロック長官は彼女を平凡な公判の平凡な証人と言っていた。しかし、ベンが彼女を連れ出すと早速狙われる。一度危機を脱出しても何度も危機が襲う。果たして黒幕の正体は?また逮捕状の出たベンのとる最後の手段は?
監督・主演のクリント・イーストウッドとヒロインを演じるソンドラ・ロックは当時恋人同士であった。
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ストーリー・ネタバレ
アメリカ。アリゾナ州フェニックスの刑事ベン・ショックリーはうだつの上がらない刑事。同僚のジョゼフソンは出世街道まっしぐらなのに彼と来たら…。中年のベンには妻子もいない。そして勤務中に飲酒する癖も…。
そんなベンがフェニックスの警察全体を纏める権力者ブレークロック長官に呼ばれた。ブレークロックはベンに密命を与えた。それはラスベガスで拘置されている“ガス・マレー”をフェニックスまで護送してくる事。マレーはとある公判に証人として呼ばれているという。“自分が有能だから…”と勘違いしたベンはジョゼフソンに任務について教えてラスベガスへ飛んだ。
ラスベガス。拘置所にやって来たベンが見つけた“ガス・マレー”という人物は女性であった。彼女は売春の前科がある。見た目学生風だが口は悪い。マレーを護送の為に連れ出そうとするベンだったが、彼女が奇妙な事を言い出した。“狙われている…”と。一先ずその場を後にしてノミ屋に行ったベン。ノミ屋のボードには“マレー・ノーショウ(マレーはやって来ない)”と名付けられた馬が賭けの対象に挙がっていた。勝てば数十倍となる…。
ベンは拘置所に戻りマレーの話しを聞く。彼女は“そんな馬はいない”と自分の身の危険をアピールした。ベンはマレーを連れて警官が運転する護送車で飛行場へ向かった。
途中で手配したレンタカーに乗り換えようとしたベンだったが、警官が近づいた際に車が爆発してしまう。ベンは改めてマレーが危険な目に遭っている事を知る。
乗っていた護送車を走らせるが車が追ってくる。ベンから拳銃を与えられてマレーの活躍によって敵を倒す事が出来るが彼女はベンにも拳銃を向ける。説得して彼女が普段売春をしている家にやって来た。
この家でベンはフェニックスのブレークロック長官に電話をして、警官を寄越すように頼んだ。だがしかし、この家を取り囲んだのは武装したラスベガスの警官達。出てこないベンに向け集中砲火を浴びせる!
ベンはこの危機の中、外に出るとで先に逃げ出していたマレーを見つけて彼女から話しを聞く。どうやらギャングも関わっているらしい。
逃げ出した2人がガススタンドのパトカーを見つけると、運転席の警官に銃を突きつけて乗り込んだ。パトカーで警官から話しを聞くベンだったがどうもオカシイ。それに彼に逮捕状が出ているという。ハメられたのか?
車を停め再びブレークロック長官に連絡を取るベンだったが、マレーから“怪しいのでは?”と言われて合流先を前にして車を降りたベンとマレー。州境の合流先で隠れていたベンとマレーが目撃したのは彼らが乗っていたパトカーが銃撃されるシーンであった…。
バイカーのバイクを奪って逃げるベンとマレー。だが今度はヘリコプターが現れてライフルで銃撃してきた。ベンは頭を使って高圧線にヘリを巻き込み敵を倒すが、今度は乗った列車で先のバイカーに襲われてしまう。
危機を乗り切ったベンとマレー。ベンは先にフェニックスのジョゼフソンに電話で連絡をしていた。真に怒ったベンは再度ジョゼフソン電話をすると、“市庁舎にいるブレークロックのところに乗り込む”と言ってその道順をメモさせた。そしてベンはそのメモをブレークロックに渡すように頼んだ。
反目していたベンとマレー。だがホテルで休んでいる時にベンは彼女に逃げて良いと言ったのだ。守ってくれた事、そして花をプレゼントされた事もありベンに靡いたマレー。自身の5000ドルの貯金を“マレー・ノーショウ”が勝つ事に賭けると、自身もベンと一緒に敵の本拠に突っ込む決心をした。
大型バスを奪ったベンとマレー。8mmの鉄板などを使って出来る限りバスを銃弾から強くすると2人はバスに乗り込みフェニックスの市庁舎に向けて出発した!ベンはマレーから、ブレークロックの悪事を聞き怒りに燃える!
一方、ジョゼフソンから連絡を受けたのは検事補のフェイダースピール。捉えられているギャングスターの一件を扱っている。だが彼はブレークロックの子飼い。ブレークロックにベンの意志を伝えると彼らはフェニックス中の警官を使って…。
フェニックスに入ったベンとマレーの乗るバス。通りを封鎖する警官に道を開けられ進む2人がジョゼフソンの姿を見つけた。話しを聞きバスを降りる2人だったが彼らはライフルによって狙撃され、ジョゼフソンは凶弾に倒れた…。
結末・ラスト
親友を殺されたベンは更に怒り再びバスに乗った。市庁舎に向かうバスは2列になる警官達の間を行くと凄まじい銃撃を受ける。鉄板で強くしているとは言え貫通する銃弾もある!だが2人は市庁舎にやって来た!
取り囲む警官達は降りてきたベンに向けた拳銃を締まった。そしてそこにブレークロックとフェイダースピールがやって来た。殺せと叫くブレークロックとベンとの対決!ブレークロックに撃たれてベンは倒れるが怒ったマレーがブレークロックを倒した。
致命傷を免れたベンを連れてこの場を後にするマレー。2人を見守る警官達がいた…。
レビュー・感想・解説・評価
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Oh,18年ぶり…。
クリント・イーストウッド監督・主演のアクション・スリラー。原題の『The Gantlet』は刑罰の一つだが、その様が本作では“バスが2列に分かれた警官達の間を行って撃たれる”というシーンであり、その事から原題を付けている。
・主演の刑事ベンに名優・名監督のクリント・イーストウッド。「許されざる者」でアカデミー作品賞・監督賞、「ミリオンダラー・ベイビー」でも同じく作品賞・監督賞を受賞している。本作より古いイーストウッドの映画としてエロティックな「白い肌の異常な夜」をレビューしている。他にイーストウッドは監督のみだが「アメリカン・スナイパー」、toikunの大好きなおじいちゃん映画「スペース カウボーイ」など書いてます。
・売春という前科があるヒロインに扮するは当時イーストウッドの恋人であったソンドラ・ロック。数々の作品でイーストウッドと共演している。変な蛇足だが初めて彼女を見た時…というか名前を見て“サンドラ・ブロックに似てる…”とバカみたいな感想を持ったtoikunだった。
・ベンの友人の刑事に扮するは故パット・ヒングル。アカデミー賞4部門にノミネートした「グリフターズ/詐欺師たち」ではアンジェリカ・ヒューストンを脅す裏社会のボスだった。他、「シャフト」、「バットマン・フォーエヴァー」にも。
以下、前の感想。
いわゆるハードボイルドアクションというのかな。
イーストウッドのいいこといいこと。しかし何でも「ダーティハリー」に重なっちゃうな。下手とかいう人もいるらしいけど、toikunはとても巧い人だと思う。この映画、ラストが圧巻。これだけで何でも許せてしまう。辞書で調べたら「gauntlet」の語源は、昔の刑罰であり、その刑罰とは、鞭や棒を持った二列に並んだ人たちの間を罪人を走らせてたたくという刑罰であったという。これを知ってもう大納得。これでまた一つお勉強になりましたな。まさに名シーンの一つですね。
1998/08/07
今回。
うん、1977年製作って知っているから“時代だな…”って感じちゃう。色々な刑事ドラマで“仲間は撃たない”なんて見られるけども本作は撃ちまくり。それもモロ映画的。バスはパンクしないし…でポカーンと呆れちゃうのもあります。
壮大な銃撃戦…てかイーストウッドは発泡していないから何て言うのかな…に目を向け過ぎちゃってディーテイルの作りは弱い。スケールで乗り切っている。
列車のシーンでソンドラ・ロックが女性のサマンサ・ドーンにも襲われる…ってシーンは「白い肌の異常な夜」でのお~んなじシーンを思い出しちゃって苦笑いだった。こんな変なエロ要らないだろう?
久しぶりに映画で英語。
“DA”と“PD”というアルファベットが出てきます。
“PD”=Police Department=警察署。これは91年くらいからやっていた某シミュレーションゲームで警察署を建てるとPDって建物が建つので知っていた。
“DA”って去年2015年に知って幾度か記述したかな?なんだけど、“DA”=district attorney=地方検事。これスリラーとかアクションとか結構出てきて辞書で調べました。こんな略語、知らなきゃわかんねーよ…。
で、「パニック・フライト」でラーニングした“shove it up your ass”って罵倒する言葉(同作では決め台詞…)。「ザ・クリミナル 合衆国の陰謀」と「7月4日に生まれて」で聞き取れて、本作でも聞き取る事が出来た!デ・モ・ネ、字幕を英語にして確認したのは内緒だよ?ホントにセリフから聞き取れたんだからね!
ハリー・キャラハンの名台詞、“Go ahead. Make my day.(やれるもんならやってみな!)”を本作を見ても思いだしたtoikunでした☆
2016/04/02
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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