映画「シャフト」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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白人の金持ちのボンボンが黒人を殺害したが保釈され姿を消した。2年後戻ったところ再度捕まり裁判にかけられることになったがボンボンは麻薬王と手を組み目撃者を殺そうとする。事件に怒った刑事は職を辞して男を追う!
「パルプ・フィクション」のオスカーノミニー、サミュエル・L・ジャクソンを主演に添えたクライムアクション。リメーク元作品である「黒いジャガー」のリチャード・ラウンドトゥリーも姿を見せて往年のファンを喜ばせる!
今やそれぞれ光る俳優となったジェフリー・ライトとクリスチャン・ベイルの若き姿を見て、キミは今何を思う?
ともちんさんサンクス!
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ストーリー・ネタバレ
アメリカ、ニューヨーク。市警のはみ出し刑事ジョン・シャフトが、黒人市民がパイプで殴られたという事件の現場へとやってきた。近くの酒場へと入ると、加害者であるウォルターがいた。シャフトが問いつめるも、正当防衛を主張するばかり。しかも悪いことにウォルターは不動産王の息子であったのだ。つまりは圧力により裁判をしてもすぐに釈放されてしまうだろう。案の定、やり手の弁護士により保釈を得たウォルターは釈放早々、外国へと逃亡してしまった。白人男性による黒人男性の殺人、しかも加害者に有利という状況に社会は怒った。
事件から2年後。いつもの様に仕事を続けるシャフト達刑事の姿があった。だが人一倍差別を嫌うシャフトは、ウォルターが被害者を馬鹿にして、それを仕返しされてみんなに笑われたからパイプで殴ったという真相を知っているので、まだ事件を諦めきれなかった。そんな最中、ウォルターが帰国するというタレコミがあった。それを信じて空港に行ったシャフトは見事ウォルターの逮捕に成功する。だが、またもや親の力で保釈を得てしまったのだった。
状況に嫌気のさしたシャフトは、事件現場の酒場でバーテンダーをやっていて姿を消してしまった女性ダイアンを探してウォルターを叩きのめそうと、刑事をやめて探偵として事件を捜査することを決意する。一方、ウォルターの方も自分の身を考えて、彼女を捜し出して始末しようと考え、拘置状で知り合った麻薬王のピープルズにダイアン探しを依頼する。そのピープルズはシャフトの同僚でもある汚職警官ジャックら2人に、シャフトをつけてダイアンを見つけだすように言う。
シャフトは、同じように事件を憂うカルメン刑事と親友のラサーンと一緒にダイアン探しを続け、彼女の家族の住む場所は突き止めるが、事件が事件だけに協力したくない家族の対応もあってなかなか本人の居所をつかむことが出来ない。また、ウォルターもダイアンを探していること、そのためにピープルズとジャック達が動いていることも知る。
捜査を進めるシャフトは電話の盗聴からダイアンの住む場所を割り出し、彼女に近づくが逃げられてしまう。しかしこれで諦めるわけにはいかない。シャフトはダイアンが家族の家にいることを知って訪れ、逃げようとする彼女を何とか捕まえる。と、そこにピープルズと彼の部下達が襲撃を仕掛けてきた。何とか危機を乗り切ったシャフト達だったが、弟をやられたピープルズは怒りに燃える。
ラサーンのアパートに隠れるシャフト達。そこで、彼はどうにかダイアンに証言をするように説得する。彼女は、証言するのも怖いが、お金をもらってしまったと告白する。
そこにピープルズ達がまたもや襲撃に来た。しかも、ジャック達も事件にけりを付けようとシャフトを殺そうとやってきた。すさまじい銃撃戦の中、なんとかジャックら汚職警官、そしてピープルズ達一派を倒すことに成功する。
結末・ラスト
裁判再開の日。証言を決意したダイアンをつれて裁判所を訪れるシャフト。被害者の母親に、『証人もいるし今度こそ大丈夫』と励ます。そこへ高級車に乗ってウォルターが現れた。しかし彼の有罪を確信しているシャフトや多くのマスコミの前で、母親はウォルターを撃ち殺し復讐を遂げるのであった。
そしてシャフトは力のないもののために働き続けるのであった。
レビュー・感想・解説・評価
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15年ぶりにリレビュー。
Ernest Tidyman(アーネスト・タイディマン)の小説“SHAFT”を元にした1971年の映画「黒いジャガー」(原題名=Shaft)を現代に置き換えたアクション映画。
監督を務めるのは「ボーイズ'ン・ザ・フッド」でアカデミー監督賞・脚本賞にノミネートしたジョン・シングルトン。大ヒットカーアクションシリーズ「ワイルド・スピード」の第2作「ワイルドスピードX2」の監督も務める。
以下、キャストを…。
・刑事ジョン・シャフトを演じるのは「パルプ・フィクション」のオスカーノミニー、サミュエル・L・ジャクソン。再レビューも含めて最近見た作品は「キングスマン」のおバカ経営者、ドウェイン・ジョンソンと共に直ぐにご退場した「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」、大ヒットアクションシリーズの第3作「ダイ・ハード3」でのブルース・ウィリスの相棒など。
・歌手でもあるヴァネッサ・ウィリアムスが刑事の職を辞したシャフトに協力する刑事を演じる。「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」など。
・今では「007/カジノ・ロワイヤル」や「007/慰めの報酬」に出演するなど大物になったジェフリー・ライトが麻薬王…って言ったら言い過ぎかもだが…“な”役を演じる。「スーパー・チューズデー ~正義を売った日~」等も!
・金持ちのボンボンを演じたクリスチャン・ベイルがここまでスゴイ人になるとは…と15年前には想像だにしていなかった!「ザ・ファイター」でオスカーを得た後も「アメリカン・ハッスル」、「マネー・ショート 華麗なる大逆転」でオスカーにノミネート。「マネー・ショート 華麗なる大逆転」、受賞なるかしらん!?
・「シックス・センス」のお母さん役でアカデミー賞にノミネートしたトニ・コレットが目撃者を演じる。キャメロン・ディアス共演の「イン・ハー・シューズ」ではキャメロン演じる妹に…でした、良い役だった!
・70年代、続編やTVシリーズも作られた「黒いジャガー」のShaftを演じたリチャード・ラウンドトリーも主人公の叔父役で出演している。
・弁護士役のジョセフ・ソマーは「冷たい月を抱く女」、「ノーバディーズ・フール」など。
・悪徳刑事の一人を演じるダン・ヘダヤは「誘う女」で息子マット・ディロンを殺されて怒りデヴィッド・クローネンバーグにニコール・キッドマンの殺害依頼してました!「ジョー、満月の島へ行く」ではトム・ハンクス始め社員に当たり散らし…。
・これまた悪徳刑事の一人を演じるルーベン・サンチャゴ=ハドソンは「ディアボロス/悪魔の扉」でキアヌ・リーブスをアル・パチーノの法律事務所にリクルートしてた。
冒頭から女性のヌードと、なかなか刺激的な始まりだったが、内容もなかなか刺激的で“中盤~”ドンパチに溢れている。序盤から銃を撃ちまくりそうな人物像だけれどもねぇ。
音楽にノリがよく、シャフトの服装もあってファッショナブルな感想を持つ。その音楽、ほぼ途切れることなく映画全編を彩っている。クレジットに“Theme from "Shaft" Composed and Performed by Isaac Hayes”ってクレジットも出てくるがアイザック・ヘイズは「黒いジャガー」の音楽を担当。未見であるがきっと同作もこの音楽で彩られていたのであろう。
ジャクソンが演じるシャフトはとてもスマートで、反省しない加害者を殴り倒すなど颯爽としており、とても魅力的だ。悪役のクリスチャン・ベイルやジェフリー・ライトも憎まれ役としては申し分ないと思う。今ライトの重い役柄を知って彼の今作の様なおバカボスを見ると、“合わないなぁ”と違和感を感じたが…。
100分弱という短い時間で仕上がっているせいもあり、間延びのないスピード感のある映画に仕上がった。ただ、ラストの展開は辛いかも。裁判でウォルターに制裁を加えたかった。そうなると刺激性を保つにはいささかよろしくなるのであろうが、より素晴らしくなったのではないか。
黒人に対する差別に厳しいと“思われる”シャフトが差別発言をした白人同僚を一喝、それを応援してくれた黒人同僚も一喝、苦笑い、何かジャクソンらしいと感じたが「黒いジャガー」でもそうだったのかな?
15年前にジェフリー・ライトを“麻薬王”って書いたんだけど、こう評する人は居るのかなぁ?他に居るといいなぁ。映画を見た後に久しぶりに読み返してみて“麻薬王”はない!只のチンピラレベルだろう!?…昔のtoikunは面倒くさがりだったらしい…。
さて、toikunがもしこの被害者の親であったら、多分まず間違いなく同じ行動をするだろう。toikunが怖い人って思われちゃうけど、もし子供を奪われたらねぇ、ソレだけじゃなくて司法や被害者への侮辱。嫌だ嫌だ、あ、toikunには子供はいませんよー。で彼女さんは居るので、彼女さんがもし…toikunは勿論相手を殴り倒す!
・レイフ・ファインズ監督主演作「英雄の証明」では音が復讐を考えた理由は侮辱されてローマ国を追い出されたから。で、復讐!
・「ブレイブ ワン」ではジョディ・フォスターが恋人を亡くし司法の判断にも絶望し拳銃を持って復讐!
・「完全なる報復」では家族を失い絶望したジェラルド・バトラーが司法・行政・立法に復讐!
後ろ2作「ブレイブ ワン」、「完全なる報復」はドロドロで気持ち悪いものになったが「英雄の証明」は悲劇だった。シェイクスピア悲劇の映画化だから。
最後の復讐というシーン、最近レビューした作品で“復讐”のまとめをしてみました。
2001/06/06
2016/01/21
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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