映画「パニック・フライト」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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ホテル従業員の女性。休暇中の機上で議員の部屋をかえるように脅される。さもなくば父親が殺される。言うことを聞かざるをえないものの、地上に降り立った後に女は反撃を開始する…。
後年の「あぁ、結婚生活」でクリス・クーパーとピアース・ブロスナンを魅了するレイチェル・マクアダムス主演のスカイ・パニック…スリラー。
2015年に惜しくも旅立ったウェス・クレイヴン監督作品。
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ストーリー・ネタバレ
アメリカ・マイアミにある高級ホテル、ラックス・アトランティック・ホテルの従業員リサ・ライザート。彼女は若いながらもどんな理不尽にも負けず自分を殺しお客様の為に尽くすとても信頼される従業員だ。そんなリサは、91歳で死んだ母方の祖母の葬儀に出席して飛行機でマイアミに帰るところだった。
折しもホテルではやり手の議員チャールズ・キーフが滞在すると言うことで大騒ぎ、リサの同僚シンシアも天手古舞いで“休暇中”のリサに電話してしまう様な状況。
飛行機は悪天候の末に遅れるという状況下、リサはジャクソン・リップナーという同じマイアミが目的地の男性と出会う。粋なジョークなどにより少しジャクソンが気になったリサ、待ち時間の間食事をしたりした。
リサが乗るマイアミ行きフレッシュ・エアー1019便の搭乗が開始された。偶然(…)にもリサとジャクソンはエコノミークラスの隣同士であった。離陸後もイロイロと話す2人だったが…。
殺しをしているなどブラックなジョークを言うジャクソンに対して少し嫌な感情が芽生えた時、ジャクソンはJ.R.というイニシャルの入った財布を取り出した。それを見たリサは驚いた。何せ彼女の父親であるジョー・ライザートの財布であったのだから。ジャクソンは続けてこう脅した、“ホテルに滞在する予定のチャールズ・キーフの部屋を3825号室から4080号室にかえろ!さもなくば父親を殺すぞ!”。そうジャクソンの狙いというのはキーフの殺害であった。その為に数週間リサのことを下調べして、父親の財布を盗んだ。今、ジャクソンの仲間がジョーのことを監視していて、チャールズ・キーフを殺そうとしている…。
同乗者のおばあちゃんに知らせるとか色々な策を巡らそうとするリサであったがそんなモノはジャクソンはお見通しである。ジャクソンの言うとおりにホテルに電話したリサは、シンシアに部屋をかえるように言った。
4080号室ではキーフの入室前にボディガードが徹底的なセキュリティチェックをしていた。ホテルの前に広がるマイアミビーチに浮かぶヨットさえも…チェックの結果は何も出なかったが…。
機上。キーフの部屋をかえてもジャクソンから父親の安全の約束は果たされていなかった。それは暗殺が済んだ後ということ…。実はリサは女性としてとても悲しい過去があり、彼女の胸にはその時のナイフの傷が深く残っていた。その為に“もう負けたくない”と履いている靴下にボールペンを隠していたのだ、護身用として…。1019便がマイアミ国際空港に着陸するとリサはボールペンをジャクソンの喉元目掛け突き刺した!そして我先にと外に出た!声帯を指された為に余り声を出せないジャクソン。モチロン声を出せていたとしても他人に言えばバレてしまう為に出来ない。リサを追うジャクソン!
空港はリサのことを追う警察等で大騒ぎだった。そんな中でリサはシンシアに電話して緊急を告げる。火災報知器を作動させたシンシアはキーフの部屋に行き退去を促した!その瞬間、ホテルの4080号室にロケットランチャーの弾が被弾した…間一髪無事だった皆だった…。
だがリサは父親ジョーの身が心配だ。他人の車を“拝借”してジョーの家に向かう!そして張り込んでいた男に車で体当たり!家の中でジョーは無事であった。
しかしそこに何とジャクソンがやって来た!倒れるジョー。掠れる声でジャクソンはリサにその怒りをぶつけて襲いかかる!改修中の家でのリサv.s.ジャクソン!ジャクソンの魔の手が迫る!だがジャクソンは倒れた、ジョーの手に握られたサイレンサー付きの拳銃によって…。リサの“悪夢”はこれで終わったのであった…。
結末・ラスト
大騒ぎのホテルに戻ったリサ。アプセットするシンシアと共に居るところをキーフに感謝される。
そしてまた常連の意地悪い客も文句を言いに来たのだが…
“And after you finish, you can go ahead and just shove it up your ass...”
…リサは今までの彼らに対する鬱憤を晴らしシンシアと共に一杯引っ掛けるのであった…。
“ベイ・ブリーズはやめようね!”
レビュー・感想・解説・評価
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Carl Ellswors(カール・エルスワース)とDan Foos(ダン・フース)の原案を元に「エルム街の悪夢」、「スクリーム」、「スクリーム2」、「スクリーム3」、「スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション」の「スクリーム」シリーズ等のウェス・クレイヴンが監督した所謂スカイパニック・アクション…ってアクションでは無いなぁ、スリラーかぁ…といったものにカテゴライズされる今作。なお、クレイヴンは今年2015年8月30日に76歳で旅立った。
リサというとても可愛らしい女性を演じるのは「スポットライト 世紀のスクープ」のオスカーノミニー、レイチェル・マクアダムス。「あぁ、結婚生活」では“未亡人”としてクリス・クーパーとピアース・ブロスナンを手玉に取った(…チョット表現が違うが意味はソンナ感じ…)。彼女の他の作品としてロバート・ダウニー・Jrとジュード・ロウの「シャーロック・ホームズ」、「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」、そして新作アニメ「リトルプリンス 星の王子さまと私」など。なお、T's Theaterではレイチェルの出演する2016年6月公開予定の映画「サウスポー」を紹介している。彼女は途中退場してしまうのだが強い印象を残し作品としても素晴らしいボクシングドラマに仕上がっている。是非、劇場でご覧下さい。
以下、何時ものように箇条書きで…。
・「コールドマウンテン」や「ダークナイト」、「ダークナイト ライジング」の「バットマン」シリーズ等のキリアン・マーフィー。アイリッシュであるマーフィーがアイルランドの歴史を追った作品「麦の穂をゆらす風」も。なお、参考として「マイケル・コリンズ」という作品もレビューしている。
・「ボーン・アイデンティティー」、「ボーン・スプレマシー」でマット・デイモン=ジェイソン・ボーンを追いつめたり、「RED/レッド」と「REDリターンズ」での愛すべき老KGBを演じているブライアン・コックス。現代版のシェイクスピアもの「英雄の証明」では黒のロングコートでマフィアに見える議員さん。あと「ロング・キス・グッドナイト」っていう作品ではCIAの殺し屋を育ててた!
・顔面蒼白(…意味はソンナ感じ…)のリサの同僚シンシアを演じるのは今作が劇場用長編映画デビュー作品となったジェイマ・メイズ。他に「父親たちの星条旗」、「鉄板英雄伝説」、「ブルース&ロイドのボクらもゲットスマート」、「モール★コップ」など。
…スミマセン、後感想とレビューは追記します。
80~90年代のカホリがとてもプンプンする今作。それはもしかしたらtoikunが先日「乱気流/タービュランス」を見たせいなのかも知れないが…それでも今作を見た方の中にはそう思われる方もいらっしゃると…。
それはある種の密室劇とも言える機内でのそれも非常に限られた空間での出来事であり撮影・演出共に飛行機が空を飛んでいると思うことが出来ないチープさ、そして名も無い乗客・アテンダントとの絡み…そのチープ=低予算的な造りがそう見せた…そう言える。
そうそうスピード感を出そうと考えたのか短い時間に詰め込んでしまいすぎて、状況を理解する前に物語が進んでしまった…その割りには前述の“チープさ”に目を覆う始末。
そーんなtoikunのバッド評価だが良い面も80~90年代の“カホリ”がする。それはラストで嫌な常連客が出てきた時にリサ演じるレイチェルが言い返しちゃうこと。常連客が出てきた時点でtoikunの頭の中は“はやくぅ、はやくぅ!”って期待するモード、言い返した時点で“YES!”でしたわ。序盤でこのお客さん達が出てきたことに対して布石と感じなかった自分自身、まだまだ映画を見足りないですわぁ…。
チョット見返す気力が無かったのだが、お父さん=ブライアン・コックスが持っていたサイレンサー付きの拳銃は敵さんから奪ったモノか、それともお父さんのモノ?いやぁ後の作品であるが前述「RED/レッド」、「REDリターンズ」ってのが頭の中にこびり付いているのでねぇ。お父さん=元KGB…だったら?って、アメリカ政府が許さない!?
最期にウェス・クレイヴンのご冥福をお祈りいたします。来年のアカデミー賞での“追悼”、貴方の写真が出てきた時はきっと私は泣くでしょう…。ありがとう!
先ほどのアカデミー賞授賞式追悼メモリアルではウェス・クレイヴンは一番最初でしたね…。ありがとう…。
2015/11/27
2016/03/26
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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