映画「高慢と偏見とゾンビ」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
この映画にはtoikun以外のレビューはまだありません。
18世紀のイギリス片田舎。ここに住むベネット家の5姉妹は蔓延るゾンビをカンフーなどでブチ倒す“才色兼備”。そんなベネット家の隣に資産家ビングリーと友人のゾンビファイターであるダーシー大佐が越してきた。ゾンビに対して顔色ひとつ変えずに冷酷に殺すダーシーをベネット家の次女リズは苦々しく思った。
美しい5姉妹に引き寄せられる男性陣ビングリー、ダーシー大佐、牧師のコリンズ、そしてダーシーと因縁のありそうなウィッカム…彼らは皆、美男…。
恋とゾンビ、そしてゾンビとの最終戦争は…?
ジェイン・オースティンの原作小説『高慢と偏見』の設定に、セス・グレアム=スミスがゾンビ要素をプラスして執筆した『高慢と偏見とゾンビ』(本書はジェイン・オースティン&セス・グレアム=スミスというWクレジット)(二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション版のAmazonへのリンクはコチラ)は200万部を超える大ヒットとなった。
そして本作が作られるキッカケとなったのは「ブラック・スワン」のアカデミー賞女優ナタリー・ポートマンがプロデューサーのアリソン・シェアマーに声を掛けたから…。(“PRODUCTION NOTE”はレビュー欄にもう少しだけ記述します。)
『高慢と偏見』のファンの皆さん、“ゾンビ映画”ファンの皆さん、不安ですか?
大丈夫ですよ!どちらのファンも満足できる作品!!!ただ『高慢と偏見』を知っていればより楽しめると思うので、小説なり映画なりでご覧になる事をオススメします。
特にゾンビ映画ファンの皆さんには馴染み深いと思われるエンドロール後の“描写”。本作では配役クレジットの後に“ソレ”があるので、席をお立ちにならずに“オタノシミ”下さい!
9月よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズ他全国順次ロードショー。秋の夜長にレイトショーで観るにはとても乙な映画。
7月21日現在、公式サイトにはまだ情報が乏しいが、何か新規の情報がアップされた際にはこのページに記載したいと思うので要チェック!
9月17日、公式サイトはとても賑やかになっています!公開劇場一覧も公式でチェックしてネ!
配給:
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ストーリー・ネタバレ
18世紀のイギリスの片田舎、ゾンビが普通(?)に生活をしている…。
脳を食べたゾンビはもっと脳を求める…
人間の脳を求めるゾンビで溢れかえるイギリス
そもそもゾンビが生まれたキッカケというのは謎のウイルスが蔓延した為であり、そのウイルスに関しては何も分かっていない。人間と襲いかかってくるゾンビとの戦いは“小さなモノ”から“大きなモノ”まで日々繰り広げられている。
この片田舎にベネット家が住んでいる。家長のミスター・ベネットと妻との間には、長女ジェーン、次女エリザベスなど、みな美人である5人の姉妹がいる。彼女たちは幼い頃に日本や中国などアジアに渡った経験があり、カンフーを得意としている。そして、そのカンフーを駆使して迫り来るゾンビ共に鉄槌を下す才色兼備のベネット5人姉妹。
ベネット家の隣に引っ越してきた2人の美男子。1人は資産家のビングリーであり、もう1人はビングリーの友人でゾンビハンターのダーシー大佐。ある時、ダーシーがカード賭博場を訪れると、懐から小瓶を取り出し、中に入っていた“死肉蝿”を解き放った。
死肉蠅はゾンビを見つけると“たかる”…
ダーシーは死肉蠅のたかったカードディーラーを眉ひとつ動かさずに殺した。ダーシーがゾンビハンターとして冷酷にゾンビを殺すには何かしらの理由があるようだ…。
そんな中、ベネット家でダンスパーティーが開かれる事になった。ビングリーとダーシーもやって来るが、注目の的はやはり資産家ビングリー。出席したご婦人達の話題は、“独身のビングリーが誰と恋仲になるのか?”だった。ビングリーはベネット家の長女ジェーンを見初めた。一方のダーシーは次女エリザベスに惚れたようだ。
しかしこのベネット家のダンス会場が突如ゾンビに襲われた!ダーシーはゾンビハンターとして次々と“冷酷に・高慢に”ゾンビを殺していく。そしてベネット家の5姉妹もまたガードルに隠したナイフなどの武器やカンフーでゾンビを倒していく。騒動が収まると、エリザベスのダーシーへの感情は最悪であった。“余りにも高慢で、冷酷”だったから…。
パーティ後。
長女ジェーンがビングリーの屋敷に招かれた。母親のミセス・ベネットはジェーンに資産家と結婚して欲しくて、空模様が怪しいのにジェーンを帆馬車ではなく馬に跨がせて屋敷に向かわせた。
雨が降ればジェーンは屋敷に泊めて貰えるから…
ビングリーの屋敷に向かうジェーンが草原でゾンビに襲われた。ゾンビを難なく倒すジェーンだが、眼前に赤子ゾンビを抱いた女ゾンビが現れて、冷酷になれないジェーンは傷を負ってしまった。
ゾンビに感染した!?
ビングリーの屋敷。
床に伏せるジェーン、そして妹エリザベスも容態を気にしてやって来た。医師は“ゾンビに感染したのではない”と言うものの、ダーシーは小瓶の“死肉蠅”をジェーンに向かって放った!エリザベスは“死肉蠅”を一匹残らず握りつぶし、敵意満々の顔をして握りつぶした“死肉蠅”をダーシーに渡した。語らいの後で、外にいるダーシー大佐を見つめるエリザベスの目に宿る感情は…!?
実家に帰宅するジェーンとエリザベス、彼女の乗る馬車から見えるのは大勢のゾンビ達…。いつ人間との戦争が起こってもおかしくはない。
ベネット家の美人5人姉妹に近づく男性はビングリーやダーシーだけではない。ましてやゾンビだけでもない。ハンサムな(?)牧師のコリンズは始めはジェーンに惹かれ、次は妹エリザベスに…。またダーシーとは因縁がありそうなジョージ・ウィッカムも彼女たちの前に現れて5女リディアに…。
[ストーリーは導入のみ]
・ベネット家の5人姉妹(特にジェーンとエリザベス)と、男性陣(ダーシー、ビングリー、コリンズ牧師、ジョージ・ウィッカム)のラブストーリーは!?
・迫り来るゾンビとの最終戦争、それはリアルな肉体アクションと“大スペクタクルシーン”の融合!
まだまだ公式サイト、素晴らしい画像と機能で溢れている!是非!ご覧になった後は、いずれ公式サイトにも記載されるであろう“PRODUCTION NOTE”から、少しだけレビュー欄に記載していますので、ご覧になって9月の公開をお待ち下さい!
以下、ギャラリーを少しだけドウゾ!
ギャラリーここまで。
レビュー・感想・解説・評価
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ジェイン・オースティンの名作文学をセス・グレアム=スミスがスパイスを加えて現代に蘇らせた小説『高慢と偏見とゾンビ』を映画化した本作。ジャンルはホラー、アクション、ラブロマンスと盛り沢山だが、それぞれのジャンルで疎かになっていないのが特筆すべきところだ。
そんな本作のメガホンをとるのは「17歳の処方箋」(監督・脚本)や「10日間で男を上手にフル方法」(脚本)などのバー・スティアーズであり脚本も担当している。toikunが本作の題名を見た時、“どんなB級ホラー?”と正直思ってしまったが、上記のどのジャンルでも魅せてくれる、確実な“A級”映画に仕上げてくれた。クエンティン・タランティーノ監督の「パルプ・フィクション」に出演もしている。
原作者を紹介する。ジェイン・オースティンは18世紀~19世紀の女流作家で小説『高慢と偏見』はローレンス・オリヴィエ主演の「高慢と偏見」(1940)、キーラ・ナイトレイ主演の「プライドと偏見」(2005)など何度も映像化されている。他にグウィネス・パルトロー主演の「Emma エマ」の原作となった小説『エマ』、toikunが“英国コスプレ系退屈映画”と事ある毎に口にしている「いつか晴れた日に」(1995)の原作『分別と多感』などで有名。アラン・リックマン追悼としてもう一度観てみるか…。
(本作とは1ミリも関係ないがリックマンの死を知ったとあるレンタル店で、青春のラブストーリー「愛しい人が眠るまで」をレンタルして追悼レビュー1弾とし、第2弾として彼初監督作品の「ウィンター・ゲスト」を観たtoikun…。)
『高慢と偏見』を蘇らせたセス・グレアム=スミスは本書で200万部を売り上げたという。映画脚本家としてはティム・バートン監督作品の「ダーク・シャドウ」や同監督の「ビートルジュース」のアナウンスされた続編の脚本にも名を連ねている。
製作にはアカデミー賞女優のナタリー・ポートマンがクレジットされているが、以下プロダクションノートより。
・ナタリー・ポートマンと昔からの付き合いという製作アリソン・シェアマーに、『高慢と偏見とゾンビ』を読んでと言ったのがナタリー。
満を持して主要キャストを紹介する。
・黒髪の次女エリザベスを演じたのは「シンデレラ」(2015)で主人公シンデレラを演じたリリー・ジェームズ。同作の監督でシェイクスピアオタクとして有名なケネス・ブラナーの舞台「ロミオとジュリエット」にも出演が決まっているというリリー。6月公開の「二ツ星の料理人」では主演ブラッドリー・クーパーが作った豪華すぎる料理を自宅アパートで舌鼓を打っていたのが印象的だった。
・劇中、何度か“大佐”と呼ばれるミスター・ダーシーを演じるのは「マレフィセント」や「ビザンチウム」のサム・ライリー。英国の注目すべき若手→中堅俳優の“高慢さ”に注目しよう!
・ストーリー欄ではワケ合って余り述べていないジョージ・ウィッカムという男性を演じるのは公開待機作が多く控えるジャック・ヒューストン。「アメリカン・ハッスル」などの才能豊かな俳優。
・ベネット家の長女ジェーンを演じるのは「TIME/タイム」、「ダーク・シャドウ」などのベラ・ヒースコート。ジェーンは“ゾンビ感染”を疑われるが、その真偽は劇場で!
・本作では一番のハンサムガイと感じたビングリーを演じるのは「ノア 約束の舟」や「ジュピター」(2015)などのダグラス・ブース。本作では武術の心得は無いビングリーだが、彼は生き残る事が出来るのか!?
・牧師コリンズを演じるのは「ターミネーター:新起動/ジェニシス」などのマット・スミス。本作ではハンサムだがコミカルな役柄でもある牧師。
・ベネット家の家長ミスター・ベネットを演じるのは名優と言って良いだろう、チャールズ・ダンス。「ラスト・アクション・ヒーロー」の“あのコンタクトレンズ”はスゴイ印象的だったな。他にアイルランドの歴史を知る上で欠かせない戦争映画「マイケル・コリンズ」など。なお、本作の公開日は9月30日と決定したが、その翌日の10月1日に公開される「世界一キライなあなたに」にもチャールズ・ダンスが出演して存在感を見せてくれるぞ!
・本ページのストーリー欄では全く触れなかったがアイパッチのキャサリン・ド・バーグ夫人を演じるのは「パージ」や「シャドウハンター」のレナ・ヘディ。ストーリーにどの様に絡んでくるかは劇場で!
本当に文学『高慢と偏見』ファンにもゾンビ映画ファンどちらにもお勧めできちゃうし、きっと満足できちゃう本作。“ゲテモノ見たさ…”なんて興味で観ると直ぐに裏切られちゃいますよ!
もうチョットだけ、本作に興味が持てるプロダクションノートを!
・製作アリソン・シェアマーが、ロサンゼルスで偶然バー・スティアーズと出くわした時、スティアーズが“興味を持っているプロジェクトがある”と語った。それが『高慢と偏見とゾンビ』だった!
(すごい偶然!!!)
・小説『高慢と偏見とゾンビ』を知らなかったサム・ライリーはこう語る“これって結局どうなるんだ?”
・サム・ライリーはこのアイディアでミスター・ダーシーを演じた。“ジェームズ・ボンドの不良版みたいに演じるつもりだ”
・コリンズ牧師を演じるマット・スミスに脚本が送られた後、“でも実際には、『何で“高慢と偏見”にゾンビが必要なんだ?』と思ったよ。”と語った。
公式サイトにはキットもっと興味深いプロダクションノートがアップされる事でしょう。
キャストも疑問に思っちゃった本作の展開と結末は是非TOHOシネマズ 六本木ヒルズ他、劇場で!
正式な公開日が決定したら記載するが“9月”だという事を頭に入れておいて下さいね。肝試しにもよい季節を本作でお楽しみに☆
2016/07/21
2016/07/30
2016/08/11
2016/09/17
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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