映画「愛しい人が眠るまで」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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何時も感じていた死んだ恋人の感覚。女は男が忘れられない。その彼が女の前に姿を現した。生前と同じように過ごすものの男がゴースト仲間を呼んだりして何かが違う。やがて女は出会った男に惹かれて…。
2016年1月14日に死去したアラン・リックマン追悼。「ダイ・ハード」で颯爽とtoikunの前に現れた名優、さらば…。
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ストーリー・ネタバレ
イギリス・エリンガム・ロードに住む女性ニーナ・ミッチェルは企業に勤め翻訳家をしている。イギリスへの移民に優しい彼女は恋人ジェイミーを病気で亡くしていた。ジェイミーを忘れられずに医師セラピストの元に通う日々。また周りの男性はニーナを心配して毎日家に来てくれる…。ニーナ、何時もジェイミーが傍らに居るかの様に感じていた。そのジェイミーが、ニーナとジェイミー2人で住んでいた家に現れた!それから2人は空白の日々を埋める様に…。
ジェイミーの趣味はチェロを弾くことだった。そしてニーナはピアノを弾くことを趣味としていた。2人は昔の様にセッションをした。そしてジェイミーはニーナの家で毎日過ごした。だが何かが昔とは違ったのだ。
死んだジェイミーと過ごす夢の様な日々、時の経つのも忘れ1週間も会社を無断欠勤をしたり…。
そんなニーナが英語を教える妊娠中の女性マウラと一緒にとあるカフェを訪ねた。そのカフェにはマウラの恋人ロベルトがいた。ロベルトはマウラのお腹の子供の父親ではない。だが愛を語るマウラ…そこで“事件”が起きた。カフェの経営者がこのロベルトにイチャモンをつけたのだ、金をチョロまかしていると!ロベルトもまたイギリスへの移民、ニーナは彼の言い分を経営者に伝えて、また経営者の態度に怒った…しかしソレに怒ったのは彼女たちだけではなかった。カフェに来ていた男性マーク・デミアンもその1人。マークは怒りを“手品”にかえて場を収めた。帰りにマークはニーナとマウラを車で送ろうとするがニーナは断った、“何か”を感じたのに…。
映画を見ることが好きなジェイミーは映画オタクのゴースト、フレディ、ピエール、ブルーノ、アイザックを家に連れてきた。ニーナにレンタルや録画を頼み夜な夜なビデオ鑑賞にふけるゴースト達、そしてジェイミーとニーナ。
翌日。ニーナは再び街でマークと出会った。マークは障害を抱える人達をフォローする仕事をしていて、その人達と一緒に出かけるところだったのだ。気にはなっているニーナとマーク。しかしお互い忙しい。バスに乗るニーナは片手を窓から出しその手に自分の電話番号を書くマークだった。その後、毎週の決まり事である医師との面談では幾分かニーナの表情は明るかった…。
ジェイミーのゴースト仲間との音楽リサイタルの翌日に会ったニーナとマーク。後ろめたさからなのかニーナは直ぐにこのデートを切り上げようとした。しかし押しの強いマークは強引にステップを踏んで自己紹介、彼の陽気さにニーナも自己紹介をした、死んだ恋人ゴーストと住んでいることなど言えなかったが…。路上のチェリストにジェイミーの姿を重ねるニーナの思いがどれだけ強かったか…。
夜になり帰宅したニーナはジェイミーと言い争いになった。“違う…”その言い争いもマウラの産婦人科からの連絡で終わった。ニーナが病院に行くとマウラがいきんでいた。生まれてきた女の子を抱いたニーナのジェイミーに対する思いは変わった。
結末・ラスト
帰宅したニーナは勝手に部屋の模様替えをしているジェイミーに激怒。一緒に居るゴースト達に出て行けと言ってしまう。2人きりになったニーナとジェイミー。本心を打ち明けられたのは何時以来だったのか。その後物思いにふける為に家を出たニーナ。ジェイミーを囲むゴースト達。ジェイミーの思いとは…。
ニーナはマークの職場にやって来ていた。やっと恋人が死んだことを告げることが出来たニーナ。夜道を車でデート…だがジェイミーの事が気になりこのデートも切り上げたニーナだった。
家に戻ると薔薇の花を残してジェイミーは消えていた。ニーナは再度マークに連絡をして家を出た。そんな彼女を影から見送るジェイミーの頰には涙が流れていた…。
レビュー・感想・解説・評価
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イントロダクションにも書きましたがアラン・リックマン追悼。
「イングリッシュ・ペイシェント」でアカデミー監督賞に輝いたアンソニー・ミンゲラがメガホンをとった純愛ラブストーリー。ミンゲラは「イングリッシュ・ペイシェント」ではアカデミー脚色賞にもノミネート、「リプリー」でも同賞ノミネート、製作をした「愛を読むひと」ではオスカー作品賞にノミネートしている。
以下、例によってキャストを…主要2人だけだが…。
・主役の翻訳家女性を演じるのはジュリエット・スティーヴンソン。「Emma エマ」や「ベッカムに恋して」などイギリス映画を代表する女優。アネット・ベニングがアカデミー賞にノミネートして高い評価を得た「華麗なる恋の舞台で」では今作より14年も後の作品だが変わらない笑顔で盛り上げている。
・女性の死んだ恋人を演じるのはtoikun大好きアラン・リックマン。映画デビュー作の「ダイ・ハード」でtoikunを魅了した。若いファンはハリー・ポッターシリーズの先生役で知っている事だろう。レビュー作は「乙女座殺人事件」、「マイケル・コリンズ」、「ドグマ」、「ハリー・ポッターと賢者の石」、「パフューム ある人殺しの物語」、「アリス・イン・ワンダーランド」、そして「大統領の執事の涙」。この中で「マイケル・コリンズ」と「大統領の執事の涙」は史実、そして大変素晴らしい作品である。レンタルショップに寄った際は是非手に取ってみて欲しい。
うん、久しぶり。初めて見たのは深夜だったか昼間だったかに放映された時。ビデオに録画したのだが引っ越しに伴い処分してしまっていた…大量のビデオテープを。toikunは標準モードで録画する人だったので恐ろしくビデオテープを持っていた…それは置いておこう。
常々レビューしたいなと考えていて2015年にその思いが増し、「華麗なる恋の舞台で」と「大統領の執事の涙」を見た時に思いが強くなった。「華麗なる恋の舞台で」はジュリエットが出演していたから。それで2016年1月にパッケージを手に取ったとき側にあった“掲示”でリックマンの死を知ったのだ。非常に悲しかった。今年のアカデミー賞でのメモリアル、きっとリックマンの写真が現れたとき大きな拍手が起こるだろう。
…拙いtoikunの映画の感想を…。
すごい純愛ラブストーリーを貫きまくっていると感じる作品。それにチョットしたコメディックな要素を付加する事によりニーナという女性の死んだ恋人への思いをこれでもかと“重く”描く。映画として見る者に希望を与えなくちゃいけないのでキチンと描くべき“新たな恋”をソレこそ展開が予想できるほどに順当に描く。別段意外性はない。だがソレを求めようとも思わない。
この恋人がピアノとチェロでセッション、そして2人でピアノを弾くシーンなどは「ゴースト/ニューヨークの幻」で廻っている轆轤を一緒に手を当てるパトリック・スウェイジとデミ・ムーアみたい。この「ゴースト/ニューヨークの幻」に関しては「ダイ・ハード3」で記述したがtoikunは今作のリメーク作品だと思っていた。製作が同年である事だしどうだかはワカランが調べてみよう、そして同作もレビューしてみよう、デミムーはそれ程好きでは無いが…。
話は逸れたけれども“愛”ってのが感じられるって事。それは映画に対する愛もね!
で、この死んだ恋人は何故目の前に現れたのでしょうか?悲しんでいる恋人を見捨てる事が出来なかったから?で、現れて、一緒に楽しく生活を送るフリをして、女性を“幸せの道”へエスコートした?どうなんでしょうねぇ。最後の恋人を見送るシーンでの涙、あれはキット“幸せになれよ”だろうけども。
フィーチャーされるネズミがジェイミーだった…って考えればロマンチックであり微笑ましいでしょう…。
最後にアラン・リックマンありがとう!貴方の「ダイ・ハード」のハンス・グルーバー役はtoikunの人生を映画へと導いてくれた1人でした…バイバイ!
(メモ:今作の原題は本編では『TRULY MADLY DEEPLY』と表示、ソフトでは『TRULY, MADLY, DEEPLY』と記載されている。)
2016/01/22
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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